頑張りまーす!
荘園の新たなハンター
〜荘園〜
「ヘアァ…新しいハンターさん大丈夫ですかね…」
「名前は知らんけど……楽しみやなぁ♪」
窓に張り付き、来る予定の新しいハンターの心配をしているのはハンターのリッパーと芸者だった。その時窓の外ではバケツをひっくり返したような大雨が降っていた。朝起きて連絡が入ってから優に3時間は超えるがまだ新しいハンターが来る様子はなかった。
「はぁっ…はぁっ…水飲むか…」
そこには黒いズタズタなコートを羽織った男が岩に座って休憩していた。彼の名はヴァルガ・クァーツ。彼の顔には白い肌の狂人が笑っているような表情の仮面が付けられていた。
「この荘園ってのはこの先か…蜘蛛みたいなやつが迎えに来るって書いてあるよなぁ…楽できるといいが…」
ちなみに彼が仮面をつけている理由は顔の火傷である。過去に顔をバーナーで焼かれた過去があり、それ以来仮面をつけ続けている。
「…………」
しばらく経って蜘蛛の様なハンター。結魂者が現れ、ヴァルガが上に乗ると結魂者は荘園に向けて歩き出した。
〜荘園〜
ヴァルガが荘園に着くと二人の人影があった。その二人は先程ヴァルガの事を心配していた芸者とリッパーだった。
「はじめまして!リッパーと申します!」
「うちは芸者の美智子や、よろしゅう♪」
「ヴァルガ・クァーツ。」
三人は少し話をしながら洋館へ歩いて行った。
「ん、珍しいやつが来ているな…」
「ヴァルガってゆうんやって。贔屓にしたってえな。」
「そうか、私はハスター。よろしく。」
ヴァルガは道中のハンターたちに挨拶をすませると食堂にたどり着いた。
「今からなんか作りますけどなにがたべたいですか?」
「…………軽いものでいい…」
「軽いものですか…火が通ってるものなら大体作れますけど…」
リッパーがそういうとヴェルガは水を飲み息を少し吐く。
「頼む。」
「わかりました。」
「美智子…そこの火…どうにかしてもらえるか…?」
ヴァルガはぐったりとした様子で呟いた。
「ちょっ!?あんさん大丈夫け!?」
「火…は…どうしてもダメなんだ…」
「ちと待っててえな!行燈のやつ持ってくるさかい!!!」
「ヴァルガさん…少し動かしますよ…」
芸者が行燈の周りのやつを取りに行っている間にリッパーはヴァルガを寝かせようとするが完全に体調を崩したのか動かすことができなかった。
「参りましたねぇ…」
「………任せろ。」
特異体質を使ったのか突然現れたハスターは触手を周りに生やしてヴァルガを寝かせた。
「やっぱりな…さっきから壁の照明に反応していたから火にトラウマがあったんだろう。すこし休め…」
「すまん…」
ハスターが食堂を出ると入れ替わりで芸者が入って来た。
「持ってきたで!今かけたるからまっててぇな!」
芸者が行燈をかけるとヴァルガの体調は少しずつ回復していった。