外伝・異世界転生で世界を救った神の異世界リライフ 作:Möbius Klein
僕の名前は久神アヤト、僕は地球出身の昭和生まれの日本人だった。異世界転生というファンタジー経験をしてしまい現在剣と魔法のファンタジーの世界で破壊と欲望の神という神様をやっている。
ファンタジー世界を満喫中の僕だがこれからそこに至るまでに関わった話をしようと思う。
世界には幾重にも異次元や異世界というものが存在する、それこそ無限と言ってもいい程に。そしてこれらの世界は突然生まれ、世界を存続させる為に神の魂を持った存在を必ず1人召喚するのだ。
神は生物と受肉すれば生身の肉体になるし生きて死ぬ事も出来るが、死ねば元の精神体に戻るだけで生死によって消滅する事はない不滅の存在だ。基本時間干渉を受け入れず老化もせず、無限に成長して膨張し続ける小宇宙と言ってもいいだろう。
同じ能力を持った神は1柱も存在せず、万能の力を持つ者もいれば唯一の力しか持たない神もいる、この辺は千差万別だ。
神々は自らを不老不死の絶対的な存在として扱い神殺しを最大の禁忌、罪とした。世界の秩序として存在する次元の壁により互いの世界への干渉、行き来は基本的に不可能だが時折空間に裂け目が出来る。異世界転移と異世界転生、世界誕生時の神召喚、これらも自然現象の1つにあたる。この世界全体で起こる自然現象を利用する神もいれば、悪用する神もいるのだ。
基本1世界1神なのだが性別はその魂の記憶に依存しているだけで単独で子が作れる個体も存在する。そういった神が子を作ると神の能力が一部引き継がれ神の能力がその分失われる。これが元で各世界は八百万の神もいれば、単独の神もいる様相になってしまう訳である。中には召喚された世界に同化して眠りに落ちた状態の神も存在している。
僕の父様は創造という絶対の力を持つ唯一神だ。数十億年前にこの世界に神として召喚された。現在の名は創造神ユニコーン=グランドトレジャー、3000年前に最も精神体と相性が良かった一角獣ユニコーンに受肉して生身の肉体を得たが純潔が失われると生身の肉体が死んでしまう両性体となった。
僕は3000年前、まだ父様が受肉する前の半身とこの世界で失われた9割の命と引き換えに父様が神の魂を持つ僕を偶然召喚し、神の器を創造して僕は生まれた。正確には親子ではなく半身であり、父様に創られた神にあたるが半身と引き換えにして僕を生んだ親には違いない。だから僕にとって父様は父親でも母親でもあるのだ。
父様は自分の世界が次元の裂け目を利用して訪れた異世界の神によって滅ぼされる直前、絶望の中血の涙を流し絶叫した時に無意識のまま創造の力を発動させた。自らの意思を超え暴走した創造の力から僕を生み出したのだ。僕がこの世界に出現した時は、混乱と畏れが父様の感情を支配していた。
不思議なものである。元世界で突然死んで気付けば異世界。その異世界は既に滅びかけていて目の前にいる存在は血の涙を流しパニック中。それなのに僕の心は冷静だった。自分という存在を生まれながらにその全てを瞬時に理解する、それが神なのだ。
望まれない子供、絶望する生みの親…僕はここにいるべきじゃない。だが、異世界の神、それはオマエも同様だ。この世界にオマエはいらない。
僕は破壊と欲望の神の力を発動させ、異世界の神を殺した。死なない不老不死の不滅の存在を破壊して消滅させたのだ。
ここに神々の中で唯一神殺しの力を持った神、そして『神殺し』という神々が最大の禁忌とした罪を背負った神が誕生した。理不尽なる暴虐と神々に言わしめた神を超越せし者、破壊と欲望の神フェンリル…それが僕にあたる。
もう泣かないで欲しい…貴方は何も悪くない。僕が勝手に生まれただけだ。貴方の中の罪悪は僕が背負うべき物。僕は貴方を傷つけないし貴方を守る…貴方の中で永遠に。
そして僕は父様の中で眠りについた。僕は既に一度死んだ存在なのだ、転生してこんな存在になってしまったが神が不滅の存在ならば僕は消える事も出来ない。僕の新しい人生はまだ始まってはいない、このままずっと眠り続ければいいのだ。
ああ…貴方の中はとても心地がいい。優しく降り注ぐ暖かい神の恵みに包まれて僕は父様の中で幸せそうな笑みを浮かべ意識を閉ざし深い眠りに落ちたのだった。
「うああああああ…っ!!!!」
俺の中でフェンリルが深い眠りに落ちた時、漸くフェンリルと繋がり俺は全てを理解した。絶望の中で創造したあの子供は神名である破壊と欲望の神に相応しい恐るべき力を持っていた…それは俺が畏れに足が竦む程の物だった。創造の力しか持たない俺が創り出し半身を捥いで産み落とした最初で最後の子供、戦闘特化の破壊と欲望の化身。
だが…その中身は普通の子供のモノだった。神に生死はないが感情はある。数十億年も生きてきて忘れかけていた人間の時の感情がどんどんと俺の中に甦ってくる。
「あっあああ…っ俺は、なんという事を!フェンリルっ、フェンリル…すまないっ俺が悪かった。許してくれ、この愚かな父をっ」
突然この世界に訪れたフェンリルにはこの世界の事などどうでもよかった。ただ泣いている俺の為に神を殺したのだ、そして怯える俺の為に姿を消した。俺の中に閉じ籠り存在を潜めるように気配を殺し、今もなお俺の心の奥の片隅で幸福な夢を見続けている。
長い時の中で失った筈の涙が俺の頰を濡らす。それは絶望による血の涙ではなく我が子が愛おしくて堪らない熱い涙だった。今の俺は既に半身を失い存在出来るのがやっとの状態にある。
そして心の中にポッカリと空いた暗い穴から感じるのは恐ろしい程の寂寥感だ。今の自分を孤独に感じ、ただ寂しい。寒い、哀しい、切ない…ああ、色々な感情が湧き上がってくる。これは数十億年も存在し続ける間に忘れ失われた感情だ。フェンリルは俺の中でこんな俺を責める事もせず俺を守る為にただ眠り続けている。
「フェンリル…還ってきてくれ。この世界は余りに寂し過ぎる…もうオマエ無しではこの孤独に耐えていけない…生きていけないっオマエのいない世界などオレは要らない、もう要らないんだ…あああああっ!!」
取り残された荒廃する世界の中、どうやって自分は数十億年もの間生き続けてこられたのか今の俺には分からなかった。何という孤独、半身を失うとはこうも孤独を得るという事なのか。
「…オマエがせっかくオレの血の涙を止めてくれたのに涙が止まらないっフェンリル…フェンリルううう…っううっ」
俺は自分の身を抱きしめていつまでも泣き続けた。そしてその後に襲いくるのは無力感だ、創造の力しか持たない無力の己自身を嘆く。もしこの俺に力があったなら我が子に神殺しなどさせはしなかっただろう。俺の為だけに生まれ世界最大の禁忌を犯した罪深く優しい子…ただただ愛おしい、そして恋しい。
これ程までの思いはかつて人間だった時にも抱いた事のない感情だ。何故俺は畏れてしまったんだ、あの時抱きしめてやればそれだけで俺の世界は至福の中で完結出来たのに。そしてこの無力感の後に来るのは底知れぬ後悔の念だ。ああ…時が戻せるものならば俺はこの世界を終わらせてでもやるだろう。フェンリル…愛しい子、どうすればオマエを俺のこの腕の中に抱えられるのだろう。
それからどれ程の時が流れたのかは分からない。春が来て、夏が来て、秋が来て、冬が来て…何度も繰り返しのテープのように時が流れても俺の時間はフェンリルを失ったあの時から止まったままだ。やがて思考の果てに子を失った孤独と哀しみに耐え切れなくなった俺はついに発狂した。
「はっははっはははははは…っもう一度だ、もう一度世界を創り出してやる。俺に出来る事はそれしかない…オレの望みが叶うのならば何度だって世界を創り上げてやる、そしてっ必ずオマエをこの手にしてみせる、その時はもう二度とオマエを離さない…っ永遠に!!オレの傍らがオマエの居場所だ、オマエが何度世界を壊しても、神を殺しても、罪を犯しても…今度はオレが守ってやる、オマエの心をっ…そしてまた世界を創ってやる、何度でも何を引き換えにしたとしてもだ!」
こうして狂った神が統治する世界が始まりを告げた。
生身の身体を得る為に一角獣ユニコーンに受肉したこの世界の神が、創造神ユニコーン=グランドトレジャーとして世界の表舞台に姿を現わす事となったのである。
それから世界再生の為にその力を世界に注ぎ続けて3000年もの月日が流れた。力を注ぎ続けてこのまま枯れ果てようとしていたそんな創造神の前に奇跡が起こる。
破壊と欲望の神フェンリルが再び創造神の中で意識を覚醒させたのだ、創造神を守るただその為だけに…。
「ああ…フェンリル、待っていたよ愛しい子。この3000年、毎日オマエに話しかけていた。さあ、おいで…もう二度と離さない、永遠に一緒だ。オマエの幸せだけを考えて生きてきた、ここはオマエの為だけに創った世界…オマエはその為だけに生まれてくるんだ」
フェンリルの名に見合う狼獣…3000年かけて創造神が創り上げた破壊と欲望の神の器に受肉しフェンリルは生身の肉体を得てこの世界で産声を上げた。
こうして創造神の祝福を一身に受けて破壊と欲望の神フェンリルはこの世に再び舞い戻ったのだ。狂った神の思考の果てに生まれたその子供は創造神の希望の宝、ホープトレジャーというミドルネームを付けられる事になる。
この世界は破壊と欲望の神によって救われ、破壊と欲望の神の為に存在を許された世界…創造神が我が子の為に心血を注ぎ込んで創り上げた世界なのだ。
「お、来たか…ホープ!さあ、こっちに来い」
「父様あー…っ!」
月日は流れ、ホープはグランドトレジャーの寵愛を受け今も健やかに成長している。最早世界公認の親馬鹿とファザコンとなっている有様だ。ホープがこの世界に生きていく為にグランドトレジャーはホープの世界へのお披露目の場に世界御前会議を選んだ。グランドトレジャーが世界御前会議の開催を宣言するとホープを傍らに優しく話しかける。
「さあ…愛しい子、全世界に存在する全ての者達に我が半身たるオマエからも声をかけてやってくれ」
「こんにちは…ボクは破壊と欲望の神フェンリル=ホープトレジャー、でも僕は皆さんがこれまでの世界中継でご存知のように破壊と欲望よりも、3時のおやつと父様が大好きな神です。御前会議の開催と成功を祈り、愛しい父様と共に僕からも全世界に生きる、生きとし生けるもの達全てに祝福を贈ります」
そう言ってホープが右手を天に翳すと、全世界に今もなお降り注ぎ続けている創造神の神の恵みを一時的に視覚化させた。天上から舞い降りてくる星の煌めきに全世界の人々が同時に神の奇跡を目の当たりにした事で物凄い歓声が上がりこの後破壊と欲望の神フェンリル=ホープトレジャーへの最拝礼が執り行われた。
『エターナルホープトレジャー…っ!!!!』
永遠なる希望の宝…そうここには全世界の生きとし生けるものとは別に創造神の願いも込められている。
マインホープ、マイントレジャー…我が宝、我が希望。そうオレだけの希望の宝。心の中で繰り返しては何度も創造神はその言葉を胸に刻み込む。
オマエの居場所はオレの傍らのみ、それ以外は認めない。
グランドトレジャーとホープは元は一心同体の身。互いの意識や感覚、記憶までも共有して言葉を必要としない心の中での会話、テレパスも可能である。その為お互いに考えている事が丸分かりなのだ。
「ボクの居場所は父様の側だけ…ボクは父様だけの希望。この世界を破壊しても、神を殺しても、罪を犯しても…もう父様を孤独にしたりはしない、ボクは永遠に父様と一緒にいる」
「いい子だ、ホープ…そうともオレ達は2人で1人、決して忘れるな。いつでもオマエを想っているよ…愛しい子」
「父様、大好き…っ」
それはまるで呪いのように2柱の神を繋ぎ留めている。破壊と欲望の神は創造神以外に決して愛を語らない、貪るだけだ。愛された者の心は破壊され狂気に侵される、そう…今のグランドトレジャーのように。そして破壊と欲望の神を愛する者には呪いがかけられる、グランドトレジャーがホープに与えた召使いであるケルベロス三姉妹のように身も心も壊されて虜になり破壊と欲望の神無くして生きてはいけなくなるのだ。
2人は1つの身体を2つに分けて生まれた、故に互いの持たないモノで出来ている。グランドトレジャーの持つ慈愛の心はグランドトレジャーを想うホープが贈ったもの、ホープが持つ希望は絶望から生まれたホープの為にグランドトレジャーがホープに贈ったものだ。
この世界はこの神々の慈愛によって生かされ、希望によって滅ぶ。創造と破壊の力を持った双璧の神による世界なのだ。
「…ホープ、もうやめないかソレ見るの」
「ええー…っやだよお、父様とボクの大事な馴れ初めじゃない!見るよ、何回でも何億回でもっああ…素敵、父様大好きだあ!」
神は体内に意識空間を持っている、それこそ無限に。この空間は時間の干渉を受けない為時が流れない。ここは2人が共有している意識空間にあたる。
神は基本時間干渉を受けない為、時間は無限にあるのだ。生身の身体を成長させる為だけに肉体への時間干渉をあえて一時的に有効化している。グランドトレジャーの今の身体はその成長最盛期で時を止めた姿である。
「恥ずかしいんだよ…オレだけ、羞恥プレイか。ホラ…ホープ、また新しいゲーム作ってやるから見るならオレのいない時に見ろよ」
「父様より背が高くなってから考えまーす…っ!」
ホープが笑ってそう言うとグランドトレジャーはこのヤロウ、とホープを羽交い締めにする。
「きゃははは…ギブギブ、父様あ。今日はもうこの辺にしとくからさあ…許して?」
「…ホントだな、絶対だぞ?ホープ、明日は覚えてろ。タップリ模擬戦でお返ししてやるからな!」
2人揃って見ていたのは『グランドトレジャー狂気の親馬鹿記録』と呼ばれるグランドトレジャーの回想記憶である。ホープがこの世界に戻ってから意識空間の隅に保管しておいたものだが、ホープが受肉したばかりの赤子の頃ずっと眠り続けている間にここ3000年の記憶を探していたら偶然見つけてしまったのである。
「マジやめてくれ…あの頃のオレ、恥ずかしさで死ねる。熱血バカだった」
「そんな事ないよお…ボク、幸せだよ?それもみーんな父様のおかげ。毎日数えきれない位大好きって言っても全然足りない…父様の3000年には敵わない、頑張らないと追いつかないよ!!」
ホープが顔を俯かせたグランドトレジャーの顔を下から見上げている。これは頭撫でての姿である。
可愛いかったら何でも許されると思うなよ…許してしまうけどな。内心そんな事を考えながらグランドトレジャーはホープの頭を撫でる。だがそんな気持ちさえホープには筒抜けなのだ。
この日はホープが10才の誕生日を迎えた。ホープの誕生日はこの世界では公式に祝日とされているがグランドトレジャーの誕生日は存在しない。世界歴にあたるユグドラシル歴元年、1月1日。グランドトレジャーが世界再生の為に創り上げた存在がひと通りの完成を見た時を世界の生年月日とした。その日はグランドトレジャー降臨の年として扱われ、グランドトレジャーの誕生日の代わりに降臨の日としてこの世界では1月1日を祝日にしている。
だからホープだけは自分の誕生日をグランドトレジャーの誕生日の代わりにしている。グランドトレジャーはもう1人の自分だからだ。
「父様あ…誕生日おめでとう!これからも永遠によろしくね」
「おめでとう、愛しい子…取り敢えずこれからも頑張って育てよ。いくらでも創ってやる、この世界を喰らい尽くしても…だ」
相思相愛の2柱なのだが交わる事は出来ない。純潔の身体にしか受肉出来ない両性体になるグランドトレジャーは純潔を失えば肉体を失い、精神で交われば分かたれた2人は一体化してしまう。それはもうお互いに許容出来ない。この先1人で永遠を生きて行く等と考えるだけでも気が触れてしまう。
グランドトレジャーは再び創造の力が暴走しホープを創り替えてしまう事を恐れ、ホープはグランドトレジャーを破壊してしまうのを何よりも恐れている。破壊と欲望の神の力はそれ程までに神々をも恐れさせる力であった。
だから2人は相思相愛の親子ごっこを続ける…そう永遠に。
昔、父様に創ってもらった転生前のゲームをしてたらこんな事があった。かの有名なドラコーンクエストだ。2人交代でゲームのコントローラーを握って3日がかりでラスボスの前に辿り着いた所で父様がポチっと世界の半分を貰ってしまった。レベル1まで戻ってレベルはいくらやっても上がらなくなっていた。
なんでふっかつの呪文をメモしなかったかと言うと、父様が超天才なら一発クリアで問題ないとか豪語したからだ…ううっ
「なんだあ…このクソゲーは!?頭がクラゲになりそうだっ」
「ちょ…ちょっとお、父様あ。落ち着いて、だからさあ…なんでそこで世界の半分貰っちゃうかなあ、もう。罠でしょ…普通にい」
エンディングを見ずに絶望に打ちひしがれた父様がゲームのコントローラーを投げ捨てながら叫んだのが今のセリフだ。結局、ボクがラスボス手前まで徹夜でもう一度やり直して明後日の父様の誕生日にセーブデータを渡した事がある。
今年はその時の反省を踏まえ僕がゲームを作り、父様と2人で僕のオリジナル人生ゲームをして過ごす事にした。創造の力を持つ父様に比べて僕にはコンピュータゲームなんて複雑な物は作れないから錬金で頑張って作ったアナログのゲームだ。
結果、父様の惨敗…ああ、コレなら大丈夫だと思ったのにい。なんでそんな借金に塗れて子沢山になっちゃうの、そして誕生日に凹ませてどうするんだ僕。これでもゲームの途中に何となく僕もアドバイスや助言を出したりもしたんだ。
「父様あ、子育て大変なら養子縁組して出しちゃいなよー…」
「馬鹿野郎っオレが子育てが出来ないダメ親とか言うな…っ!」
…な、会話でアドバイスを開始した。そして…
「土地売って借金は返したらどうかなあ…僕、今なら倍額で買うけど?」
「倍額かあ…だが倍額でも借金は残るぞ。子供が来年大学に入るなら入学資金がいるからな、利子だけ払っておく事にする。生活費を稼ぐのにマグロ漁に出るぞ」
…な、やり取りもした。
なんか父様はゲームの勝ち負けより子育てに走ってしまったのだ。嬉しいけど僕はこのゲームでは親に借金したお金で石油プラントゲットしました。コレ、リアルにすると生々し過ぎる…勝ったけど何かを失って負けた気分になった。
子供の学費の為にマグロ漁に出る創造神に泣けた。もう僕の負けでいい、と僕が言ってゲームは終わりになった。
日常生活ではお互いに忙しい身だけれど2人共に寝ている時が同じならふいにこんな風に過ごせる日もあったりする。父様とはゲームをしたり、色々な話をしたりして気づくとそのまま2人でゴロ寝をしたり。この意識空間に時の流れがないから気づくとこの中で何年も過ごしてしまう事もある。元の世界で言う精神と時のルームという奴で、長い夢を見ているような感じだ。
毎朝僕はケルベロス三姉妹のベルに同じ時間に起こして貰っているが、身体を横にして肉体の疲れをとっているだけなのだ。だからこそ毎日がとても新鮮で余計に楽しいのかも知れない。僕と父様にはこの世界の現実はまるで夢のように感じられてしまう。
されど全て愛しき日々。
僕は父様と2人この世界でこれからも生きていく。父様の創ったこの小さな箱庭で僕達は幸せに暮らしていくんだ、ずっと…一緒に。
1つの物語を書いていても話がドンドン膨らんで枝葉が伸びて収集がつかない感じになっています。登場人物も増えたらその分また増えるしでかなりパニック状態です。
やはり勢い任せの一発書きだとこの辺辛いトコですね。見直しがシンドイDeath。修正中々手が回ってませんがもう少し話優先で進めさせて下さい、現在消化不良で頭の中で話がモヤモヤしているのです泣