モンスターハンター ~烈火の咆哮~   作:天城時雨

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何をやっているんだ俺は。
高校忙しいつってたろ!
角持つ少年書かんといかんじゃろ!

………と、まぁ書いちゃったもんは仕方ないと許してください。
これ、あくまで角持つ少年の練習がてらと思って書いたんで普段と少し違う文があるやも知れません。

まぁとりあえず読んでいただけると幸いです。
では、本編どぞ。


プロローグ

「ぜぁぁぁあああああ!」

『グルァァァァアア!』

 

厳かな森に似つかわしくない咆哮が轟く。片や全身に緑の鎧を纏い、人の背丈ほどもある大剣を振り回す中肉中背の男。片や黒い鱗と甲殻に見を包む鋭い嘴を持った鳥のような怪物。この森で今二つの生命がぶつかり合っていた。

 

──否、二つではない。

 

「アクトォ!ビリー!そっち行ったぞ!」

「分かっている。僕が食い止めよう。ビリーはこのまま弾を撃ち続けてくれ」

「了解!」

 

鈍い灰色の厳つい鎧を担ぎ、これまた鈍い灰色の槍と大きな盾を構えた大柄な男。その背後で先端にトサカのような装飾の施された見紛うボウガンを構えた朱色の軽装の男。

 

「私も行くよ!」

「頼んだアリサ」

 

そして木の上から細身の二振りの剣で斬りかかる白い戦闘衣を見に纏った女。

四人と一匹が今、互いの命をかけて戦っていた。

 

『グリィィァァ!?』

「よっしゃ、倒れ込んだぞ!畳み掛けろ!」

 

 

 

 

 

………古代より、ヒトとモンスターは存在していた。様々な生態を持ち、圧倒的な力を誇るモンスターに対し、ヒトはあまりに無力であった。しかし、ヒトは長い年月をかけモンスターを凌駕した。

武器を造り、知恵を磨き、仲間を集めモンスターに立ち向かった。だが皆が皆モンスターに立ち向かえる訳ではない。

天武の才を持つ者、非才ながらもその肉体と知恵を磨き上げた者。モンスターに立ち向かうべく武器を取った彼らを人々は敬意と憧れを持ってこう呼んだ。

 

『モンスターハンター』と。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

 

 

「リ、リオレウスの狩猟成功です!すごい……まだハンターになって半年くらいしか経ってないのに」

 

──ミナガルデ

西シュレイド地方の南部に位置するこの街は切り立った崖の中腹に位置し、人々は僅かな平地や洞窟を使って生活している。周辺には多くのモンスターの生息域が存在し、狩人達にしては最適の環境である。舞台はここミナガルデの酒場、ハンターズギルドにて………。

 

「やるじゃねぇか坊主に嬢ちゃん達!俺ぁオメェ達はやる奴と思ってたんだ」

「すごいじゃない!ハンターになって半年でリオレウスを狩っちゃうなんて」

 

酒場に集ったハンター達から次々に歓声を浴びるのは一人の少年と三人の少女だった。それもそのはず。リオレウスといえば『空の王者』の名を欲しいままにする強力なモンスターだ。これをかけだしと言っていいハンター達が狩猟したとなればこの様子も当然と言えるだろう。

 

「いやいや、これは皆で勝ち取った勝利ですよ。リディア、シリス、フィナ。彼女らが一人でも欠けていれば俺達はリオレウスを狩れなかった。彼女たちは俺のかけがえのない仲間です」

 

ハンター達の歓声にそうかえすのはエクスリス。何度も言うようにハンターになって僅か半年でリオレウスを狩猟したパーティー『逆苦の上楼(さかくのじょうろう)』のリーダーである。彼の言葉に照れるように三人の少女は頬を染める。誰から見ても三人がエクスリスに好意を持っているのは丸わかりだった。

 

「ダァーッ、惚けはいいんだよ!そら、座れ座れ。今日は俺達の奢りだ、食って飲んで騒げ!」

 

そのまま人の輪の中に飲み込まれていく四人。物語は彼らを中心に動き出す。彼こそがこの時代の主人公。優れた力と知恵と運を持った主人公である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ああ、あいつこそ主人公って奴なんだろうな」

 

そして少し離れた席からそう呟くのがこの俺マガツ。あの英雄様より一年ばかり早くハンターになった18のしがない凡骨ハンターだ。未だリオレウスすら狩猟経験のない俺からすればあの英雄様は羨ましいとしか言いようがない。

 

「全く、どうしてこんなに差ができちまうのかねぇ」

 

なんて、誰に問うまでもなくわかりきっている。才能、努力、装備、仲間、オトモ………。あいつと比べて俺には何一つありゃしない。

そんな思考を誤魔化すようにエールの入ったジョッキに手を伸ばし──

 

「ありゃ、空じゃねぇか」

 

こいつぁ下手こいた。さすがにこの空気のなかエールを頼むってのも気が引ける。さりとて今は宵も半ば。やがて日がくれる。夜の狩りは俺にゃまだ早いってんで狩りに行くのも無し。となれば。

 

「おとなしく帰って寝るか」

 

それしか無かろうよ。そう決めて席を立つ。テーブルには代金ぴったし。悪いね、生憎とチップを払える余裕は無いのさ。

 

「おや、あんちゃんもう行くのかい?せっかくの祝いの席だってのに」

「いや、まだ居たいのはやまやまなんだがねぇ。ちと酔いが回って来ちまって。俺ぁお暇させてもらうよ」

 

同じテーブルを囲んでいたおっちゃんに適当に答えて酒場を出る。夜の帳はすでに下りかけており、夕日の朱はもうぼんやりとしか見えない。

宿泊先のゲストハウスまで薄暗くなった道を歩く。

 

「リオレウス狩猟………ねぇ」

 

別段酔っていた訳ではないが崖の中腹に位置しているからだろうか、妙に冷え込むもんで頭がよりいっそう冷めて来る。そうなれば余計なこと考えてしまうのが人間の脳ってやつなんだろう。

 

俺は基本的にソロだ。しかしソロでの狩猟はあまりに危険である。ミスをカバーする仲間もいなければモンスターの注意を引いてくれるオトモもいない。つまるところ、たった一つのミスで呆気なく命を落としてしまう危険を孕んでいるわけだ。

とは言え俺もはなからソロでやってきた訳じゃない。三ヶ月ほど前まではオトモはいなかったが同じ村出身、というより幼なじみとタッグを組んでいた。軽装の弓使い。太刀を使う俺のバックアップを担ってくれていた。名前は──

 

「イデッ!」

 

と、やっぱり考え事しながら歩くのは良くねぇな。ゲストハウスの入口で思いっきり頭打っちまった。頭をさすりながら自分の借りている部屋まで向かう。

 

「まっ、俺は俺のペースでやればいいさ。リオレウスだっていずれ狩れるようになればいい。パーティーだっていつか組めるだろ」

 

そう言って部屋に取り付けられたベッドに倒れ込む。

このゲストハウスは多少……というには少しボロ過ぎる分、宿泊代は安くすむ。

安っぽいボロボロのベッドが悲鳴を上げるが構わない。今日は少し、いや結構嫌なことがあった。こういう日、酒も狩りも出来ねえ時はとっとと寝るのが吉。

 

全く…………

 

 

 

 

「惚れた女が別の男に好意抱いてんの見るほど嫌なことがあるかっての」




まぁ作者3GからなんでほぼWiki頼りなんですよね………。
ああやめて、石投げないで(>_<)
まぁ角、王と並んでこっちもぼちぼち更新出来たらなぁと思います。

あと、逆苦の上楼の由来、分かります?ヒントはルビです。

さて、
このような駄文を手にとっていただきありがとうございます。

誤字報告、アドバイスお待ちしてます。

では、またいつか。
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