鴎SS短編集   作:(ノ*°▽°)ノルーっ!

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今回は鴎と羽依里がプラネタリウムを観に行くお話です!

楽しんでいただければと思います!


鴎と星空の世界

とある日のことである。

 

『羽依里!羽依里!』

 

『どうした鴎?』

 

『これ観に行きたい!』

 

私は持っていた1枚のチラシを羽依里に見せる。

 

『ふむふむ、天体ショー?』

 

『そうそう、綺麗なんだって!』

 

『…なら行く…は?ここから遠いぞコレ。』

 

『本土から電車に乗ればいいんじゃないかな?』

 

『いや、そういう問題じゃなくてだな。』

『とても日帰りでいける距離じゃない。』

 

『ならお母さんに外泊許可とっておくね!』

 

『…もう行く前提なのな。』

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

『…と言う訳でお母さんからも羽依里が一緒ならいいよって言ってくれたよ!』

 

『信用されまくってるけど大丈夫か俺?』

『まぁ許可降りたなら行くしかないな。』

 

『うん!準備しておくね!』

 

『(あんなに嬉しそうな顔見たら行かないわけにはいかないよな。)』

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

出発当日。

 

『羽依里ー!おはよう!』

 

『おはよう。朝から元気だな。』

 

『だって!旅行だよ!初めてだよ!冒険だよ!』

 

『わかったから落ち着け!』

 

『は〜い!』

 

宇都港駅から電車に乗っていきます。

 

『私電車初めてかも…。』

 

『そういえば乗ったことないって言ってたな。』

『今日は特急列車に乗って行くぞ。』

 

ここから会場までは特急列車にのって約四時間。

初めて遠いところまで出かけます。

 

『わぁ〜!』

『羽依里、すごいね!』

 

『はしゃぎ過ぎだぞ。』

 

『景色がビューンって飛んでいくんだよ!』

 

『聞いちゃいない。』

『…まぁ迷惑かけてるわけじゃないしいいか。』

『電車降りたら駅の近くか。そんなに歩かなくて済みそうだな。』

『…昼すぎには目的駅に着きそうだな。』

 

『羽依里!チョコ食べる?』

 

『こ、これは。駄菓子屋で一番高いブルジョワなチョコ…!』

 

『やっぱりおやつは必要でしょ?』

 

『それには同意だがもう少し安いやつでも良かったんじゃ…。』

 

『まだまだあるからねー!』

 

『ブ…ブルジョワなチョコが5つだと…。』

 

『あ、飲み物も買っておいたよ!』

 

『お、おう。』

 

羽依里と乗る初めての列車。

興奮しすぎてずっとはしゃいでしまいました!

何度か羽依里に止められたけど…。

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

あっという間に会場の最寄り駅に到着。

約四時間はとても短く感じました。

 

『さてと。一日数回上映してるみたいだから次は…3時のやつだな。』

 

『まだ時間あるね。どこかでお昼ご飯食べよっか!』

 

『そうするかな。』

『って…ん?どこ行った鴎?』

『おーい鴎ー?』

 

『羽依里!』

 

『どこ行ってたんだよ。』

 

『駅員さんにオススメのお店があるか聞いてきた!』

 

『早いな。でどこかあったのか?』

 

『この辺にしかないハンバーグの美味しいお店があるって!そこ行こ♪』

 

『お嬢様の行くところならどこへでも。』

 

『茶化さないでよ。』

 

『ごめん。ちょっとやってみたかった。』

 

『行こっ。』

 

手を繋いで歩く。

最近はつなぎ慣れてしまった感もあるけど…。

初めての土地で緊張はしていた。

 

『んーここかな?』

 

『…レストランそうかい。そうかい?』

 

『羽依里…寒いよ…。』

 

『すまん。』

 

『爽快のそうかいだよ!』

『ここのハンバーグが美味しいんだって!』

 

『よし入るか。』

 

お昼の時間は過ぎていたが店内は多くのお客さんで賑わっていた。

私も羽依里もオススメのハンバーグを食べてお腹いっぱいになりました。

 

『美味しかったねー。また行こうね!』

 

『ああ、また来る機会があればな。』

『さて、会場はと…』

『ここから近いな。』

 

会場まで手を繋いで歩いて行く。

 

『スーツケース重くないか?』

 

『ううん、大丈夫だよ!』

 

『疲れたら持つぞ。俺の荷物も入れてもらってるし。』

 

『ありがと!疲れたら言うね!』

 

そんな会話をしていたらあっという間についた。

 

『うわー。大きなデパートだねぇ。何階建てだろう。』

 

『会場はここの屋上にあるみたいだな。』

 

『後でお店とか見てみようね!』

 

『そうだな。』

 

屋上へと向かう。

 

『おお、屋上にこんなところが…!』

 

『すごいな。』

 

『プラネタリウムはいかがでしょう。どんな時も消える事の無い、無窮のきらめき。満天の星々が、みなさまをお待ちしています。』

 

『…ん?このフレーズなんか聞き覚えのあるな…。』

『…。』

『あっ、おみくじだ!』

 

『そういえば羽依里おみくじでそんなこと言われてたね!』

 

『あの神社ここと何か関係あるのだろうか…。』

 

『あ、羽依里、この人ロボットだよ!』

 

『なんだって。』

 

『はい!ロボットです。当館解説員のほしのゆめみと申します!』

『あと5分程で投影が開始となりますのでそろそろ席にお座りになってお待ちください。』

 

『羽依里、そろそろ始まるって!』

 

『なら座ろうか。どこでもいいのか?』

 

『はい!当館は全席自由席となっております。』

 

会場内に入ると投影機らしき大きな機械が中央に据え置かれている。

 

『本日はデパート屋上プラネタリウム館へようこそお越しくださいました。』

『私は当館解説員のほしのゆめみと申します。』

『投影を始めます前に簡単な注意事項をお伝えします。投影中の私語は他のお客様のご迷惑となりますのでお控えください。また投影中の飲食及び喫煙はお控えくださいますようおねがいします。』

『それでは最後に皆さまを星の世界へお誘いする大切なパートナーを紹介します!盛大な拍手でお迎えください!』

 

パチパチと会場内から拍手が巻き起こる。

 

『おおー。パチパチ』

 

『イエナさんです!』

 

『おおおー!』

 

『実は〜、イエナさんというのは〜、このおーっきな機械の名前なんですねぇ!』

 

『おおおおー!』

 

『鴎反応しすぎ!』

 

『だって羽依里!びっくりじゃん!』

 

『(静かに〜。)』

 

『(はーい!)』

 

 

『一番星が見えてきました。宵の明星、金星です。』

 

『おおおー!星空に吸い込まれそうだね!』

 

『(鴎静かに〜。)』

 

『(おっと、ついついテヘッ。)』

 

『こちらは白鳥座の一等星デネブです。近くにあるベガ、アルタイルと合わせて夏の大三角と呼ばれています。』

 

『ほほうー。それはすごいですな!』

 

『はぁ…だめだこりゃ。』

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

『またのご来館をお待ちしております。』

 

『羽依里!すごかったね!』

 

『ああ、キレイだったな。』

『星空を見上げることなんてなかなかないもんな…。』

 

『天の川をミルキーウェイって言うの初めて知ったよ!』

 

『鴎興奮しすぎ!』

 

『だってすごかったんだもん!』

『また観に来ようね!』

 

『ああ、また今度な。』

 

『羽依里!これ買ってもいいかな?』

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

『鴎ずいぶんと買ったな…。』

 

『パンフレットにキーホルダー、天体ビデオに惑星チョコレート!』

『まぁお母さんへのお土産もあるしね!』

 

『そうだな。』

 

プラネタリウムを観終わってからデパート内を散策して歩きました。

島や、港にはないお店ばかりで見るところは盛りだくさんでした。

 

『ねぇ羽依里、これからどうするの?』

 

『ホテルにチェックインしに行くぞー。』

 

『今日のお宿ですな!』

 

『鴎のテンションがいつもより高い…。』

 

『旅行テンションです!』

 

『チャーハンですみたいに言わないで…。』

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

『お部屋はこちらになります。ごゆっくりお過ごしください。』

 

『ありがとうございまーす!』

『おおー広いねぇ!』

 

『ここは展望浴場もあるみたいだな。』

 

『すごいですな!』

 

『鴎行ってきたらどうだ?』

 

『羽依里こそ行ってきなよ。私はまだ後でいいかな。』

 

『んじゃちょっと行ってくるか。』

 

 

『ちょっとお母さんに電話かけておこうかな。』

 

『…あ、もしもしお母さん。今ホテルについたところ。うんうん。そうそう、それでね…。』

 

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 

 

『羽依里!ここ屋上に出られるみたい!行ってみよ?』

 

『へぇ。珍しいな。ならいこうか!』

 

屋上へと移動する。

 

『うわぁ…。』

『星がたくさん見えるね。』

 

『あ、ああ、すごいな。』

 

『お昼のプラネタリウム見てるみたい。』

 

『本物だぞ。』

 

『さすがに天の川は見えないね。』

 

『もっと暗いとこじゃないとな。』

 

『そういえば今日は流星群がみえるってゆめみちゃんが言ってたよ!』

 

『そうなのか、流れ星が見えるのか。』

 

『流れるかなぁ…。』

『あ、流れ星ってお願い事するんだっけ?』

 

『流れるのはほんの一瞬だぞ?』

 

『無理そうだね。』

 

『流れ星に願わなくても鴎の願いは俺が叶えるさ。』

 

『羽依里…。』

『ありがとう。』

 

 

『あ、今流れた!』

 

『ホントだ!』

 

『キレイだね〜。』

『あ、また!』

 

『結構見えるもんなんだな。』

 

『うん!』

 

 

羽依里と見上げた夜空はとても綺麗でした。

どこまでも続く星空。時折通る流れ星。

私たちの心にたくさんの星が刻まれました。

たまにはこういうのもいいよね。

 

『羽依里、また一緒に見に行こうね!』

 

『ああ、見に来ような。』

 

 

 

 

おしまい。




ご拝読ありがとうございます(ノ*°▽°)ノルーっ!

初のコラボ(?)作品でした!

この話はplanetarianのアニメを見た時に思いついていたので作りたかったお話です!

SummerVoyage本編をご覧になっている方はわかるかもしれませんが神社でのおみくじネタの時にこのお話は実は出来ていました!
文字数的には少ないかもしれませんが想いは詰まってますからね(笑)

最後まで読んでいただきありがとうございました(´▽`*)
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