ジョブ・ジョンの野望   作:休眠シート

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アムロとフラウの相互作用に気付いたジョン。
それは、気付いてはいけない謎であった。
今生の被害者は、アムロでなくジョンである。

効率的な打開策を逡巡していくのだった。


★UC0071 ジョンはフラウの存在を苦境する

ジョンは、9歳だよ。

今年の報告をするね。

 

 

 

■ジョン日誌3

子供のお小遣いは本当に端金だね。

一年貯めても部品を買うのさえキツい。

 

ジャンク廃材から組み込むか迷う。

ジャンク廃材も廃材屋さんからは資材だからね。

こっそり盗むのはリスクが高い。

捕まらなければどうとでもないけど。

心証が悪くなり、親の監視が強化。

 

アムロと違って、一般家庭なのが厳しい環境だね。

ジョンの家族は、ジョンの不審を知らない。

『知ってはいけない、知られちゃいけ~ない』という状況だよ。

 

突破口はメイとの親密化だと思う。

何かしらの設計図を差し出せば、資金が潤うだろうなあ。

でも、それはジオン強化フラグ。

 

 

 

 

■メイ日誌2

現時点で、6歳。

メイは博識さんである。

ミスリードを的確にツツいてくれる。

そのため、かなり白熱してくる。

 

彼女が嫁になれば、不味い領域で自白させられそう。

それくらいのリスクがあるが、見返りも大きい。

忌憚無き技術者との考証が毎日繰り広げられる。

かなり充実した人生になること請け合いだろうね。

下手したら、ジョンがジオンに拉致られる可能性大。

 

可能なら、カーウィン卿も救助したいね。

親御さんが居た方が、メイも落ち着く。

先々を見据えると優秀な技術者は必要だし。

 

 

 

 

■マリオン日誌2

現時点で、7歳。

マリオンを救いに、フラナガン機関との個人抗争。

現実的じゃない。

士官学校時代の成績と夜遊び次第だろうね。

 

カイさんと早目に懇意にしないと実現しそうにない。

カイさんをより凶悪な青春時代を送って貰えれば。

という、工作の果て。

彼がシンジケート作れる程に悪ければね。

密航はツテがないと厳しいのだよ。

子供の渡航は普通に目立つから、やっちゃいけない。

ザク系統の操縦技術なら、大丈夫だよ。

前世ジョンの記憶にあったから問題無いよ。

 

 

 

 

■クロエ日誌2

現時点で、6歳。

彼女の情報が無い。

EXAMあってのHADESだからね。

その基点がないと、出てこれないっぽい。

 

 

 

 

■ミアン日誌2

現時点で、3歳。

ブラードの娘。

この頃に逢えても、彼女の記憶に残るか怪しい。

 

 

 

 

■フラウ日誌3 <UC0071>

現時点で、7歳。

フラウとは、幼馴染の仲。

 

ここに来て、ようやくアムロとの邂逅はした。

アムロも仲間の輪に入れてみた。

アムロと幼馴染フラグは必要なかったけど。

アムロの幸せのためだね。

 

決して、フラウの防波堤にするつもりではないよ。

うん。

 

アムロのため、アムロのため、アムロのため。

 

 

アムロには構いはしてるが、その頻度が低い。

アムロの立ち位置に、ジョンがいるせいである。

 

原作にない粘り強さを構築してくれたのは感謝だよ。

でも、アムロへの関心が低いのは戴けないな。

 

幼少時の体験が人格に多大な影響を及ぼす。

異性との距離も然別。

共に居る時間ではなくて。

個々に繋がりを感じた密度が優先されるのだ。

その上で、同じ時間が共有されると焦がれるもの。

 

今生のアムロは、フラウの負担が無いので丸い。

尖った坊やな部分が、なりを潜めてる。

あの人格形成は、フラウの賜物だったのか。

 

などと、独りごちてる場合ではないよ。

フラウの軌道修正していかないと、よくないことが起きそう。

大々的に、味方が多い場所でメイと公認にならなければ。

 

ハヤトとは、ただのクラスメイトというモブ扱い。

其処だけは『予定通り』とは言えるけど。

今となっては、割りとどうでもよくなってきてる。

 

 

 

 

■キッカ日誌2

彼女は、産まれてさえしてない。

日誌を作る意義は、保険的な考証の一端かな。

当時のジョンが何を考えてたかの証左だよ。

何も考えてないけど。


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