マリオンのフラグが立ち行かない。
クロエも見付からないと焦る日々。
メイとだけ順調なのが救い。
その裏で、刻々と迫る影をジョンは知らない。
ジョンは、15歳。
今年の報告をしておくよ。
■ジョンの履歴
ジオニック社員の登録。
戦災擁護団体の設立。
連邦士官学校の二年生。
MS操縦技術の履修中。
■ジョンの日誌9
マリオンの親族に期待し過ぎた反動が酷い。
穢い大人が世界には満ち溢れているらしい。
あくまでも彼が代行なのになあ、子供への裁定権とかは委譲していない。
勝手をしたらどうなるか解るくらいの聡明さが元から無かった模様。
マリオンの救済が遠退くとはなあ。
世界からの歴史介入の修正力も否定出来ないけど。
マリオンの親族も自称だったかもしれない点には、迂闊な判断だったね。
クロエも見付からない。
捜索範囲を拡げて草を走らせている。
ソーラーパネル付の超々小型ドローンを散布した。
見た目は、カナブン。
甲殻類は硬いのだ。
そこいらに居るから、怪しまれない。
■メイ日誌8
現時点で、12歳。
メイとの交流は七年めになる。
メイから技術的アドバイザーとして招聘されて、三年め。
ジオニック社員として極秘理に在籍してる。
面割れしてるのはメイだけなので、メイの防諜性能を信頼したい。
ザク改装計画が発動。
様は、コンテナラックと一体化したバックパックの開発をしているのだ。
どこぞのストライカーな装備の転用である。
現行技術で出来るのに、専用機よろしくの特化機体とか、無駄が多い。
ジオンの技術力でしてなかったのは、ジオン本国の技術者が頭足りてないせいだろう。
機体の汎用性より、装備の汎用性の方が安上がりだというのに。
ジオンの武器製造会社の利権争いを優先させた?
開発費の横領とかが前提だったのかな?
現場での複数装備を携帯する苦労を早急に緩和するべきだろう。
元から武器庫があるのと、いろいろ改修してつくるのでは仕様外の負担は捨て置けない。
連邦(ジョン)にフィードバックさせる前提の仕込みだから、メイにはその一翼を担ってもらう。
外装強化計画も用意してるけど、これは副次案件。
放置したら、一年戦争中盤とかに開発だから、着手は遅いのだ。
■マリオン日誌8
現時点で、13歳。
連邦とジオンの抗争が酷いね。
宣戦布告してないだけで、戦争の前哨戦の真っ最中。
戦災被災者になったマリオンが、戦災擁護団体から消えていたよ。
子供と舐めた処罰は、彼等の死体で清算して貰おう。
今はまだ手が出せないが、必ず後悔させてやる。
ジオンが拉致った可能性もあるが、彼女の不在を報告しなかったので責任転嫁は赦さない。
■クロエ日誌8
現時点で、12歳。
クロエも居ない。
邪魔な子供を処分した流れなのかな。
マリオンが居ない時点で、芋づる式を覚悟していたけど。
こうも穢い大人を発露させるとか嬉しい限りだ。
彼等の顛末は人体実験送りにしてやるとも。
彼女らが体験した以上の苦痛を刻んでやる。
彼女らの罪なき慟哭を。
必ず、必ずや彼等に罰することを誓う。
■ミアン日誌8
現時点で、9歳。
父親が壮健であり、ムサイの中で生活していると思われる。
ジオン本国に居るかもだけどね。
士官学校の在籍中は、確認すら面倒なのだ。
優先事項が低くてゴメン。
■フラウ日誌9 <UC0077>
現時点で、13歳。
フラウとは、疎遠の仲。
獰猛な『肉食系捕食者フラウ』から逃亡して二年め。
無事に離縁出来て安心しているところだ。
フラウとの攻防は、生死を懸けて挑んでいたよ。
地味に、時間浪費で痛い案件だったからね。
そのお蔭か、作戦立案実行の迅速さは磨かれたよ。
『生死に勝る修行はない』のを実感した日々だった。
飛び級をめざすべく単位の取得を早めてる。
成績優秀者には、士官確約の他に何かしらの特典があるっぽい。
地位向上に連なるなら、頑張ろうと思う。
ハヤトよ。
謂われなきフラウのストレス解消に役立ってくれたまえ。
■キッカ日誌8
現時点では、5歳。
保育園に通ってます。
カツとレツと出逢い、人心掌握を得て、派閥が出来る程に成長。
ラクスさまのようになるのにはドン引き。
原作剥離が酷いけど。
彼女がめざす先は何処なのか、興味が湧いてたりする。