ジョブ・ジョンの野望   作:休眠シート

17 / 27
メイのルートは、メイが亡命するフラグ。
特殊部隊配属は、連邦ルート?
その後の展開を目論むから、独立ルート?

アライメントは常に揺れている。
嫁との新天地が固定ルートの幕開けか。


★UC0078/05 ジョンは特務部隊に配属される

ジョンは、16歳。

宇宙歴78年5月の報告をしておく。

 

 

 

 

■ジョンの履歴

ジオニック社員の登録。

戦災擁護団体の設立。

連邦士官学校の三年生。

第13独立連隊特務小隊に配属。

 

 

 

 

■ジョンの日誌10

成績優秀者は、在学中に特務部隊の配属を拝命。

防諜機関の配属という出世をしている。

ホワイトベース艦長であるパオロ・カシアスでさえ知らない特務である。

 

原作の正規パイロットもダミーなのだそうだ。

試作機のデータ研鑽の蓄積に対して。

正規行動しか出来ないパイロットを使う訳がないと。

臨機応変に対応出きる精鋭に一任させるのがいい。

ただの殻付き新兵は不要である。

特務部隊を宛がわせ、生存率を高め。

優先させるのは人命ではなく、データ的経験値。

味方の不慮も利用する冷静さが不可欠。

味方をも欺く、冷徹さと冷酷さが最上らしい。

 

派手なカラーリングのガンダムは、囮であり。

実働部隊のガンダムは、どんよりと冴えない。

目立ちにくいカラーリングをしてはいる。

試作機が三体だけとかは有り得ないからなあ。

データ実証試験機のガンダムはもっと数が多いのだろう。

 

そして母艦たるホワイトベースにも違いがある。

原作には無い『第三格納庫』が隠されていた。

腹底にハッチを増設してるとか、忍者屋敷の様だね。

ジョン以外の他クルーが誰なのかは不明。

有事まで、徹底して知らせないつもりらしい。

 

 

 

 

■メイ日誌9

現時点で、13歳。

メイとの交流は八年めになる。

メイから技術的アドバイザーとして招聘されて、四年め。

ジオニック社員として極秘理に在籍中。

 

ザク改装計画が発動中。

コンテナラックと一体化したバックパックを開発した。

正式名称は『パワード・パック』になった。

残念だが飛行能力は無い。

コスト度外視とか、現時点では無用の産物だろう。

今のジオンに必要なのは、コスト最優先で無駄を省くこと。

 

ジオン軍人に思うところはないから、造る装備に手抜きとかはしないよ。

この成果はジョンに還元されるのだし。

 

増設させるくらいなら、最初から余裕綽々な武器庫を提供しておけば良い。

推進材増設もパックの拡張機能であれば、容易い増設になる。

パックから連動で、装備在庫を同時展開しての全面射撃も可能だ。

それを実行するには、パック連動を可能とする新製品を製造しなくてはらないが、早目の統合整備計画だと思えばいいだろう。

 

それとは別に、問題点が残ってたりもする。

宇宙適性は高いが、地上では荷重コストがかかる。

武器重量分だけ重くなるのだ。

その辺をジオンが理解してるか怪しいね。

 

近接兵器が強いのは確かだが、それに勝る機動力があってこその前提だろう。

射程が長い武器が勝つのは自明の理である。

 

メイもそれは痛感していたから、ジオン技術者の拘りの方向性が間違っている。

 

 

 

 

■マリオン日誌9

現時点で、14歳。

連邦とジオンの抗争中。

戦災擁護団体から消えていたマリオンは、ジオン傘下の孤児院という名前の施設に拉致られていた。

洗脳でもしてるのか?

 

穢い大人が売却したとジョンは踏んでいる。

被災者は山盛り。

戦災擁護団体とは言え、物資潤沢とは言いがたい。

特定の個人が浪費したいなら、余分な人材を排除するのが短絡的思考と云える。

 

フラナガン機関設立も近いので余裕はあまり無い。

開戦勃発したら物資強奪と称して、フラナガン機関を強襲する予定だ。

 

 

 

 

■クロエ日誌9

現時点で、13歳。

クロエは、オーガスタ研究所に拉致られる段取りとは言いがたい。

邪魔な子供を処分した流れなのは間違いないが、売却先が不明。

 

穢い大人の世界は救いようがないな。

救う気は元から無いが。

勘違いした大人への制裁手段の構想が、日々酷くなって行くのを止められない。

 

 

 

 

■ミアン日誌9

現時点で、10歳。

父親が壮健であり、ジオン本国に居るはず。

ブラード艦隊は、シグと完熟演習してる頃合いか。

 

 

 

 

■フラウ日誌10 <UC0078/05>

現時点で、13歳。

フラウとは、疎遠の仲。

 

獰猛な『肉食系捕食者フラウ』から逃亡して三年め。

無事に離縁出来て安心しているところだ。

フラウとの攻防は、地味に時間浪費で痛い案件だったからね。

そのお蔭か、作戦立案実行の迅速さは磨かれたよ。

 

『生死に勝る修行はない』のを実感した日々だった。

 

 

飛び級をめざすべく単位の取得を早めてる。

成績優秀者には、士官確約の他に何かしらの特典があるっぽい。

地位向上に連なるなら、頑張ろうと思う。

 

ハヤトよ。

謂われなきフラウのストレス解消に役立ってくれたまえ。

 

 

 

 

■キッカ日誌9

現時点では、6歳。

保育園を卒業。

カツとレツとの出逢いを経て、人心掌握を磨き、派閥が出来ても研鑽を欠かせない姿勢が怖い。

 

其処までするとなると、彼女も転生者なのかもしれないな。

 

キッカの生存は確約されてるけど、お話からフェードアウトはされたくないのだろう。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。