アブノーマルな転生者ー魔法先生とともにー(仮)   作:ゼロツー・トライバル

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第二話 ー使用、そしてひそかにバレるー

「…ん…」

 

目を覚ました自分は、上体を起こして周りを見渡した。

二人とももう既に起きている。

 

「あ、おはよう両奈ちゃん。具合どう?」

「…ぜんぜん大丈夫」

「ならよかったー!今日からクラスメイトだね!よろしく!」

「…うん」

 

まき絵が自分の手を握ってブンブンと上下に振る。ちょっと痛い。

どうやら制服も届いたみたいで部屋の端にたたんである。

朝ご飯はパンを貰い、取り敢えず着替えることにしたが…

 

「両奈ちゃん、下着は?」

「……あ」

 

…持ってなかった。しかしノー下着では流石に行けない。

仕方が無い、包帯で代用するか…要するにサラシみたいなものか。

 

「じゃあ、行こか?」

「あー!待って待って私まだ用意出来てないよー!!」

 

まだ、着替えている途中みたいだった。

それを亜子との雑談しながら待ち、用意をすると自分含め三人は部屋から出た。

しばらく歩いて電車に乗り込んだ。

 

「…いつもこうなの?」

「うん、そうなんや。…ギューギューやろ?」

「…うん、少し暑い…」

 

周りには女子ばかりだ。女性専用車両なのだろうか。

そして…麻帆良学園女子中等部のある駅に着いた。

着いた途端、大量の生徒が走って行く。

 

「ほら、行くよ!」

 

まき絵に引っ張られ、なんとか電車から出て自分も走り始めた。

道にはバイクでパンを売る人や、スケボーで登校している人もいる。

…なんだか、圧巻である。

しばらく走り、自分は職員室に行かなければならないので二人と分かれた。

職員室で手続き(?)をして今は教室に向かっている。ネギくんと共に。

道中はただの世間話だ。

そして。教室についた。

 

「僕が入ってくださいっていった、来てくださいね。」

「…はい。」

 

ネギくんが教室にはいり、しばらくすると途端に教室が騒がしくなった。

転校生がくる、のことで騒いでいるんだろう。

そしてついに、入ってくださいのコールが出された。

さて、どんな反応が帰って来るかな…

自分はドアを開き、教卓の前まで歩こうとした。

すると、大量の罠があった。

まず最初に、黒板消しが落ちてくるトラップ。

落ちて来た時に、自分の手で叩き飛ばした。

少し歩くと紐がしかけられており、こけかけたけど体を空中で一回転させて着地した。

そして後ろからペタっとくっつく矢が飛んで来たけど片手でキャッチ。

バケツも上から来たけどもう片方の手でキャッチした。

その一連をみて、教室の人はおぉー、とどよめきあった。

教卓のところに立ち、自分は自己紹介的なことを言った。

 

「…如月 両奈です。誕生日は…8月13日。…入る部活はまだ決めてません。…よろしくお願いします。」

「おーっと質問いいかなー!転校生の両奈ちゃん!私は朝倉和美!それでは質問の方を…」

「朝倉さん、それは休み時間に…」

 

先生の静止も聞かず、爆裂的な質問が飛び交う。

時間もかなりかかったしすっごい疲れた。

ちなみに、この後の授業は簡単も簡単で、ずーっと聞いていただけであった。

そして、放課後…

部屋は取り敢えず完全に決まるまでは誰のところでもいいみたいだ。

それよりも、魔法の練習しないと。

…何でか記憶に魔法の使い方があるんだよ。

不思議だし、本当か確かめたいからそうするんだ。

…でも相手がいないとやりにくいしなぁ…

ネギくん…じゃなくてネギ先生に頼もうかな?

あ、でもばれたくないしな…仕方が無い、一人でしよう。

いい場所がないかだけネギ先生に聞くか

 

「…失礼します…ネギ先生いますか?」

「あ、如月さん!どうしたんですか?」

「…ちょっと教えて欲しいことがあって…いい?」

「?いいですけど…」

 

疑問符を頭に浮かべながらも教えてくれた。

なんか、ネギ先生の肩にモルモットっていうか、オコジョが乗ってるけど…なかなか可愛いね。

ネギ先生に聞いたところ、広い場所は世界樹の丘、とのこと。

…話を聞いている間、やたらにオコジョがにおってきたりとかしてきたけど、気にしない。

そこへ向かう途中で幾つか服や下着を買っておいた。

ないと不便だからね。

おかげで寮に帰るという手間が増えちゃったよ…

ちなみに、荷物は取り敢えず管理人の人に預けている。

それはさておき、世界樹の丘あたりについた。

 

(…ここか…なかなか広いな)

 

少しだけ、やってみようかな。

まずは、誰かにであってばれないように、そうだな。

さっきかった覆面でもするか。

布を首から鼻の上あたりまで軽く巻く。

…これだとただのマフラーかな…?

さらに先ほど買った服に着替えていたので、これでぱっと見た感じは如月両奈とはばれないだろう。

そして、ついに魔法を唱えて見た。

 

「ファイア…!」

 

手を前にだし、手のひらに意識を集中させると小さな、それでも拳くらいの大きさの火の玉を出せた。

それを空に飛ばし、次の魔法を。

 

「神風!」

 

今度は両腕から猛烈な突風を放つ。

砂や落ちた葉が巻き上がる。

じゃあ、次は…

 

「カマイタチ!」

 

腕を振るうと、風の刃が飛ぶ。

空に放つと、舞っているこのはを切る。

うん、魔法は本当みたいだ。

というか、まさか自分が本当に使えるとは思ってなかった…

 

「そこで何やってるんですか!?」

 

ん…ネギ先生の声だな?

…まさか本当に来るとは…まさか魔法使ってるのばれたか?

ネギ先生はこちらを睨んでいる。

 

「兄貴!魔法を使ってた上にあんな覆面もつけてる!敵にちげぇねぇぜ!」

「本当!?カモくん!」

 

…ネギ先生の肩に乗ってる…オコジョと会話してる…ぱっと見た感じ腹話術のようだ…

おっと、そんなことを考えている場合でもないようだ。

ネギ先生が杖を構えた。戦闘するつもりのようだ。

魔法の実演もしたいし、ちょうどいいかな。

ネギ先生が、圧倒的に強くなければいいけど…

 

「兄貴!捕獲して話を聞き出すぞ!」

「わかった!ラス・テル・マ・スキル・マギステル…」

 

あちらは呪文の詠唱を唱えるみたいだし、こちらはどんな魔法を使おうか考えて置くことにする。

 

「風の精霊17人(セブテンデキム・スピリトゥス・アエリアーレス) 縛鎖となりて(ウィンクルム・ファクティ) 敵を捕まえろ(イニミクム・カプテント) 魔法の射手(サギタ・マギカ)・戒めの風矢(アエール・カプトゥーラエ)!!」

「シェルガード!」

 

ネギ先生は複数の筋のレーザーを繰り出した。自分に向かって飛んでくる。

自分はそれをシェルガードという特殊な壁を出して塞いだ。

覆面もちゃんとはしてないし、距離があるとは言えバレる可能性も高い。

…ここは逃げるしかないな…そう思い、もう一つの魔法を発動する。

 

「重力(グラビティ)…」

 

ネギ先生に大きな重力を与える。

潰すまではいかず、這い蹲らせる程度だ。

しばらくで解除するし大丈夫だろうと思い、ここで立ち去った。

後ろからオコジョが待ちやがれ!と叫んでいるが、知らない。

さて、なにか食べて寮に帰ろうかな。

あ…声変えるの忘れてた…ばれちゃったかなぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(さて、今日はどの部屋に突入しようかな。)

 

案内されるのではなく、部屋番号を適当に選ぶか適当な部屋を見つけてはいるかして寝床を借りるとしよう。

んー…じゃあこの、643号室に行くか

…この辺かなー?お、あったあった。

インターホンを鳴らすと、中からは…

 

「はいーどちら様…て如月さん?今日はこちらに来たんですね、どうぞ入ってください!」

「…あ、うん、ありがとうございます…」

 

まずい。交戦したばかりなのに当本人の部屋とは…

ばれちまうかな…まぁ、ばれたら記憶弾(メモリーボム)でなんとかすることにしよう。

ま、まぁ、な、なんとかなるよな。

 

「あ、今日来た…如月さん、だよね?よろしくー」

「よろしく。」

「夜ご飯はどうすんの?両奈ちゃん」

「食べて来たからいいです。」

「もー硬いなぁ普通でええのにー」

 

遠慮しておいて良かった…もう三人とも食べていたみたいだ。

そして…就寝時間。

ネギ先生はアスナと共に二段ベッドの上に入った。

このかさんは二段ベッドの下だ。

自分はお邪魔している身なのでソファで座って寝ることにした。

 

「ふぅ…」

 

なんだかすごい人生になりそうだな、ここにいると。

ただの直感だけど、ね。

 




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