アブノーマルな転生者ー魔法先生とともにー(仮) 作:ゼロツー・トライバル
みていた皆様、申し訳ありません。
それでは、どうぞ
「…おはよう」
「あ、両奈ちゃんおはよー」
「…アスナは?」
「バイトでもういったでー朝早いからなぁ」
朝起きて、このかと日常会話をする。
ネギ先生とも話した。お早うございます、調子はどうですか?と言われただけだった。
しかし、オコジョは…
「…こいつ…できるな」
とだけ、ボソッと言っていたが、軽く無視しておいた。
この時、特に意味はないが心の隅にはこの言葉はおいておくことにした。
さて、今日も学校かな、と思ったが今日は日曜日のようだ。
買い物行くか、主に武器屋とか。
魔法使いや魔物と戦うなら武器くらい欲しい。
どこかにあるか、と考えているが思いつかない。
(…桜咲さんなら知ってるかな?)
桜咲 刹那…いつも長刀持っている。
もしかしたら武器屋を知っているかもしれない。
可能性があるならと、自分は桜咲 刹那を探し始めた。
「…いた…桜咲さん?」
武器のことを話してみた。
だが、相手はわからない、とのこと。
どうやらこの武器は家から持ってきたみたいだ。
やはり、魔法だけで戦うしかないのかもしれない。
(…見つけたら買う感じでいいか…)
と、そう考え付き、今日は武器を諦めた。
少し、出かけることにした。
ぶらぶらするだけなのだが。
地上だと時間がかかるから、空を行くことにした。
って言っても、屋根を飛び回るくらいである。
とある家の屋根に登り、そこらへんを跳ぶ。
風が気持ちいい…そう考えながらとんでいるとふと異様な空気を向こうの山の森で感じた。
自分は疑問に感じながらもそちらに向かう。
(…何があるんだろうか…もしかして、敵かもしれない。)
それなら、自分の力を試す機会にもなる。
当然そのリスクは…死ぬことだ。
それにだけはならないように、気をつけなければ。
どんな攻撃が飛んできても避けられるように、警戒しながらそこへ向かう。
近づくに連れて気配は大きくなり、予想は確信に変わった。
(なにか…いるな…)
そして、気配の近くに着地する。
気配は前にあるが、なにせよ森だ。木が邪魔であまり見えない。
見えないところから一撃が飛んできて即死…というのはシャレにならない。
警戒していると、近くから大きな音が聞こえる。
足音か、なんなのか。よくはわからない。
耳に意識を集中させ、よく聞いて見る。
(これは…人なのか…?)
人間のものである足音が近くにある。
しかし、人間にしては足音の間の感覚が長い。
それにすり足気味である。
自分はその正体が人なのか、否であるのか、それを確認するためにその気配の元に向かった。
木を背にそーっと気配のする方向を見た。
そこには、傷だらけの男がいた。
自分は急いでその人間の元に向かう。
「…大丈夫…!?」
「…人か…ここは危険だ…逃げろ…」
その男に回復魔法をかけ、周りを見た。
大きな音が向こうから聞こえる。
自分が見たその姿は、異様だった。
頭が三つある上、尻尾は蛇で、二足歩行をしている。
いわゆるキマイラというやつだろう。
戦おうと思えば戦えるのかもしれない。
でも今の自分にはこの人を助ける、という選択肢しかなかった。
その人と肩を組み、逃げようとした。
だが、やはり人のスピードでは魔物には勝てない。
このまま逃げていてもジリ貧だ。
「私はおいて…逃げろ!」
「くっ…」
[グォォォォ!]
キマイラは走って来る。
このまま突撃されたらたまったものではない。
その男を引っ張り、なんとか体当たりを避けた。
キマイラは突進ではだめだということを悟ったのか、右側の首…鷹のような頭から大量の水を吐き出した。
勢いも強く、ダメージに相当する。
「わっ!」
「…大丈夫か!?」
男は心配してくれた。
自分は障壁をはっていたため、ダメージには至らなかったが、服がびしょびしょだ。
そして、そこに追い打ちをかける様に攻撃を加えて来る。
左側の腕に炎を溜め、出来た火球をこちらに投げる。
その火球の速さはとても速い。
それを男が、火球を生み出して飛んできた火球にぶつける。
すると相殺され、黒い煙を発した。
[シャァァァア!]
「くっ!」
キマイラの蛇が叫びをあげると、雷撃が飛んでくる。
それは避けれたのだが…避けた所にキマイラの腕が振るわれた。
自分に避ける暇はなく、モロに当たってしまった。
「あッ…ぐッ…」
とっさに障壁をはっていたとは言え、直撃は流石に痛い。
そして自分を仕留めたと考えたのか、キマイラは男に攻撃を加えようとする。
軋む体を起こし、傷だらけの男の元に向かう。
そして、傷だらけの男の前に立つ。
[グォオオオ!]
「ふっ!」
魔法を使って地面を隆起させ、敵の攻撃を防いだ。
しかし、よく考えても勝てる見込みはなさそうだ。
実践経験は無し…魔法も沢山は覚えてない。
なんとか、逃げるしかない。
「…なにか目くらましみたいなの、ある!?」
「あぁ…一つだけある!」
その男に回復魔法を施しておいていたので、ある程度動ける様にはなっていた。
その男はなにかジュース缶のような形のものを取り出した。
「目を閉じろ!」
そういうとジュース缶のような形のもののピンの様なものを外し、投げた。
するとそれは大きな音と強大な光を放つ。
キマイラはそれをくらい、目をくらませた。
それに怯んでいる間に自分たちは逃げた。
自分はあまり早くは動けないので、その男の方を借りながらだったが、山を下って街についた。
「礼を言う。ありがとう」
「…いえ…当然の事ですので」
「私はフィリス。あとで連絡先を渡しておこう。またなにかあった時は呼んでくれ。」
「…ど、どうも…」
彼は自分と肩を組んでいたけど…
「君は怪我人だ。あまり動かすのは行けない。」
そういって自分を負ぶって学校の保健室まで行ってくれるようだ。
彼は顔を隠しており、どんな顔かはわからない。
でも直感でこの人は大丈夫だと、そう感じた。
「あ…学校はここです」
「ならもう少しだな。」
会話は至って普通であった。
どんな学校なのか、どんな友達がいるのか、どんな暮らしをしているのか、どんなことが好きなのか。
…恋をしたことは、あるかとか。
ここにきて間もないし、記憶もない。
自分は満足に答えられなかったが、その男は笑って聞いてくれた。
「…保健室…ここです」
「ついたか。…失礼する」
その男は保健室の先生にいろいろ聞かれたが自分がこの人は大丈夫ですと伝えると、あっさり信じてくれた。
包帯を巻いたりしてくれて、連絡先を貰った。
フィリスはまた会おう、とだけ言って去って行った。
それのしばらくあと…
(…今日はどうしようかな…)
自分は部屋のことを考えていた。
いつまでも誰かの家にお邪魔する、なんてことは出来ない。
学園長や先生に話をつけて個室をもらうべきかもしれない。
明日そうすることにして、今日は寮の屋上で寝ることにした。
その前に、お風呂にいかなくては。
傷も魔法で塞いでおいたし、大丈夫だろう。
(…浴場にいこう)
寮の所々にある寮の内装を表した地図のようなものを見て、大浴場と書かれた場所にいく。
ここは女子寮だから、男の入る場所は見当たらない。
中にはいると、よくある感じの脱衣所だ。
「あー如月さんだー!傷は大丈夫なの?」
「あ、うん。大丈夫だよ。」
クラスの人が体を心配してくれた。
この優しさが何と無く嬉しい。
そのあとは浴場に入り、まずは体と頭を洗った。
そして、湯につかる。
「…ふぅ…」
今日の疲れが吹っ飛ぶようだ…。
隣ではクラスメイトの人たちがわいわいと騒いでいる。
それをみて面白い人たちだな、と思った。
楽しい学園生活にはなりそうだ。
しばらくしてクラスメイトに別れを告げ、もう一度制服に着替えて屋上に向かう。
屋上につくと、もう日が落ちかけていた。
(明日は学校か…)
そんなことを考えながら、落ちていく日を見つめる。
日が落ちた頃には自分は眠りについていた…
質問、誤字脱字やR18の件、それと要望等あればコメントお願いします