アブノーマルな転生者ー魔法先生とともにー(仮) 作:ゼロツー・トライバル
今回は主人公にそうしてもらいました。
ではどーぞー
「ん…」
朝目覚めるとアスナとこのかはいなかった。
…アスナはバイトだろうけど、なぜこのかがいないのだろうか?
休日、ということで出かけてるのかもしれない。
「ん~!…ふぅ」
一つ大きな伸びをして、私は起き上がる。
…彼を起こすとしよう。
私は彼の寝ているベッドに向かう。
彼はアスナと寝ているようだから2段ベッドの上にいるだろう。
私は下からひょっこりと顔を出しネギに声をかけた。
「…先生。休日といえど規則正しく起きましょう?」
「…うーん…おはようございます如月さん…」
目をこすり、欠伸をしながら目を覚ますネギ。
不覚にも少しだけ、かわいいなと思ってしまった。
「あ、そうだ如月さん。ちょっと、買い物に付き合っていただけませんか?」
理由を聞くとアスナの誕生日が明日ということらしく、どんなものがいいか二人で選ぼうということらしい。
「もちろん、ご一緒します」
「ありがとうございます!」
着替えてお供するとしようかな。
~釘宮side~
「やっほー!いい天気ー!」
「んーホント!」
私は今原宿に来ている。
修学旅行で着る服を買いに来た。
しかしこの二人は…
「ほにゃらば早速カラオケいくよー!九時間耐久~♪」
「よ~っし!歌っちゃうよー!いくらでも!」
「こらこら違うでしょ。てかいい天気とかいっといてカラオケかい」
先に喋ったのは椎名 桜子。
後に喋ったのが柿崎 美砂。
私を含め三人はチアリーディング部だ。
…この二人は用意をしに来たのに遊ぶ気満々である。
「今日は明後日からの修学旅行の自由行動日に着る服探しに来たんでしょ?予算少ないんだからいつもみたくテキトーに遊んでると…」
と、私は注意を促す。
こう注意をしておかないと二人は遊び呆けてしまうからだ。
だがふと二人を見るとクレープ屋の前にいた。
「ゴーヤクレープ一丁!」
「あ、私もー!」
「お、ゴーヤ行くのかい?姉ちゃん達。苦いよ~!」
「話聞けーッ!そこのバカ二人!!」
こうである。
遊ぶのはいいが…目的は忘れてもらっては困る。
「もー怒った!私も食べる!」
「はいはい食べなさいどんどん太りなさ…うっわにがっ!!」
半ば怒りながらクレープを買う。
やっぱり誘惑には負けてしまった。
だって美味しそうなんだもん。
そしてクレープを食べながら、この服かわいい、などとみながら歩く。
「やー楽しいね!私たち普段麻帆良から外にでないからねー!」
「…ん?」
「どしたの柿崎?」
急に柿崎が止まり、一点を見ている。
柿崎が見ている先をよく見るとそこには…
「…ですね」
「…だね」
ネギ君と最近転入してきた如月 両奈がいた。
なぜこんな都会に二人で?
「あれってネギ君と両奈ちゃんだよね?」
「ホントだ…こんなところでなにしてんだろ?」
そこにいた新聞を読んでいるおじさんの後ろに隠れてネギくん達の動向を見る。
耳を凝らして会話も聞いて見る…
「あ、これとかどうかな?」
「あー!いいですねかわいいですよ!」
一着の服を持つ。
それを両奈は自分の体に合わせるように持った。
「こんな感じだけど…」
「はい!似合いますよ如月さん」
「あーもう違うって」
「「「…………」」」
(こ…これって…もしかしてデートじゃないの…!?)
私はそう思った。
多分二人も一緒だ。
でもよく考えてみれば…
「…でもネギ君十歳だよ?姉弟感覚で買い物に来ただけじゃ…」
「それでわざわざ原宿まで来る?」
「ただの十歳じゃないよネギ君は」
確かに…と、そう思った。
まさか本当に…?
いや、落ち着いて考えよう…
「いや、待って落ち着いて。この場合手を出したのはネギ君じゃなくて両奈さんなんじゃ…?」
そう言うと桜子と柿崎はうーん、と考え、悶々としながら憶測で話を始めた。
「そうだよね。二人は今同じ部屋にいるわけだし。アスナは早くに寝るしこのかもそこまで遅いわけじゃないし…」もんもん
「教室に来る時よく二人で話しながら来るし…!」もんもん
「実はネギ君を可愛いなーと思ってたけどいつしか本気の恋心に…とか!?」もんもん
普通に考えるとない、が。
ただの十歳ではないことを考えるとあながちないとも言い切れない。
「と、とにかく当局に連絡しなくちゃ!」
「ととっ当局って!?職員室!?」
「バカ!んなとこ連絡したら即クビ&退学でしょ!?」
柿崎はスチャ、と素早く携帯を出し、何処かに連絡を入れた。
もちろん職員室ではないだろうが。
本人に聞いたところ、アスナのところらしい。
はーい…ん、何?柿崎?…何よせっかくの休日なのにー、と、間の抜けた声が聞こえた。
「休日の昼間っから寝てんじゃないわよ!大変!とにかく大変なのよ!コレ見て!」
そしてアスナの元にメールを送る。
写真メールだ。
送ったのは【衝撃スクープ!at原宿】と書かれており、ネギと両奈さんがツーショットで写っていた写真。
※盗撮(?)しました
「どう!?これって秘密のデートとかじゃないの!?」
「ちょっとこの二人どうなってんのよアスナなら何か知ってるんじゃないの!?」
「アスナーネギ君とられたねー♡」
どんな反応をするだろうか、と考えていた。
あわてるか、焦るか。
そうは考えていたが…
んなバカなことあるわけないでしょうが…寝る、と言われて、切られてしまった。
「あーっ!ちょっと二度寝しないでよアスナーッ!も、もしもし!?アスナ!?」
「あんもー信じてないのかなーアスナ」
アスナは信じなかった。
あーダメか、と思いつつふと二人を見ると移動するところであった。
「二人が動き始めた!後をつけなきゃ…!」
そういって動こうとした。
その時、両奈さんは?を浮かべてこちらを向いた。
咄嗟に隠れたから気付かれはしなかったけど。
「危なー…」
「以外と鋭いね…両奈さん」
そして、その動向に気づいたネギ君は両奈に話しかける。
それに三人は耳を傾けた。
「どうかしたんですか?両奈さん」
「あ…いや、なにか変な気配がした気がしただけだよ。」
「そうですか。…あ、そういえば…すみません如月さん。せっかくの休日なのに…明後日からの修学旅行の準備もしたいでしょう…?」
「ううん私は嬉しかったよ。こんなことネギ君の方から言い出してくれるなんてさ。」
「き、如月さん…」
「はは、両奈がいいかな。なんか苗字だと距離あるみたいだし。」
「…はい!」
…会話はこの通りだ。
最後、返事をする時ネギはとても嬉しそうな顔をしていた。
(((お……おいおいおいーっ♡)))
「ひゃーんいい雰囲気ー!いいなー!」
「できてる!絶対できてるよあの二人!」
「キャー禁断すぎるーっ!」
工事現場のフェンスに隠れて見ていたからおじさんに邪魔だと言われたが、そんなことはどうでもよかった。
とにかく、ネギくんと両奈さんがこんなことになってるだなんて…!
そう思い、またアスナに電話をかける。
はーい なんだまた柿崎か。何の用?と普通に返してきた。
どうやら目覚めている様だ。
「すごいーっ!すごいよアスナ!あの二人いまにも学校やめて結婚とかしそうな勢いーっ!!」
そういうと、はあ?今日は一緒に買い物いくとか聞いてるけど?と帰ってきた。
どうやらアスナは2人があんな雰囲気になってるとは知らないみたいだ。
「それが違うのよ!デートよデート!秘密のラブラブデート的な!!と、とにかく後をつけて写真送るから!待ってて!」
そういって電話を切る。
あちょっといいってば柿崎!なんて聞こえた気がしたけど柿崎は無視していた。
写真は2人で一つのジュースを飲んでいるところだ。
心なしかストローが繋がっている様に見える。
「燃えてきたわよ。いよいよ私たちの出番ね」
「よし、私達チアリーディング部の方針も決まったし!」
2人の恋を応援するのよ!チアリーダーの名にかけて!
…そうテンションが上がった時、柿崎の携帯が鳴り響く。
柿崎が電話にでた瞬間。
ちょーっと待ったーッ!!
と委員長の声が聞こえた。
かなり大きな声だ。
「いきなり何よ委員長!」
そういうと…
〔3-Aクラス委員長として命じます!先生と生徒の不順異性交遊は絶対厳禁!断固阻止ですわ!!
三人とも!あの2人が必要以上に近づかない様に見張っててください!!〕
と、告げられた。
しかし、私達はチアリーディング部。
応援が私達の役目だ。
邪魔はちょっと…と遠回しに言ってみた。
すると、私の携帯が鳴った。
「くぎみー。携帯なってるよ」
「だから…あ、メールか。…ッ…」
そこには委員長の怒った顔の写真があった。
正直、怖い。
それを柿崎に見せると…
「はふっ…り、了解しました!委員長様!!」
そういって、早々と切った。
「もーしかたないなー…じゃあ、正体がばれない様に格好を変えて…」
チアリーダーの名にかけて!いいんちょの私利私欲を応援よ!
といった感じで変装した。
私だけ…男っていうか…学ランだったけど…うん。
そこからはふたりのお邪魔ばかりしていた。
2人が何かを買おうとするたびに私達が横取りして行く。
途中で桜子が楽しくなって来た、といっていた。
そして…夕方までそれは続き、我々も疲れてきた頃。
「ふう…」
「ん、ネギ君疲れたか?…そうだな、ちょっと静かなところを探して休もうか…?」
そういって、移動し始めた。
静かなところはまずい…気がする。
いいんちょ早く来てー!
ーその頃電車ー
「まったく両奈さんは!ネギ先生に手を出すだなんて許せませんわ!」
「いやいやだから両奈に限ってそれは無いって…」
すると、肩に乗っていたオコジョがこそこそと喋り、アスナに話しかける。
「姐さん…もしかしたらカード目当てで兄貴を連れ出したのかもしれないぜ…?」ひそひそ
(それでネギに無理矢理キスするってこと?…そんな人には見えないけど…でもネギとよくいるしな…実は魔法関係で…って考えると案外あり得ることなのかも…?)
電車に揺られてこちらに向かっていた…
ーーーーーーー
「いやーでも今日は東京も見れましたし楽しかったです!」
「はは、それは良かった。…っと。ネギ君大丈夫?フラフラじゃんか。…座って休みなよ。」
「は、はいー」
2人は座って、一息ついた。
距離は別段近いわけではなかったが。
少しコクコクとネギ君が眠そうにしていた。
それをみた両奈さんはやれやれ、といいつつ、ナチュラルに膝枕をしてあげていた。
ネギ君は気持ち良さそうに眠っている。
「あーネギ君に膝枕!?う、羨ましい…!」ひそひそ
「美砂は彼氏いるでしょ?彼氏にすればいいじゃない」ひそひそ
「いやいや膝に少年を乗せるというロマンが…」ひそひそ
「…二人とも静かに バレるよ」ひそひそ
そう桜子が言ったので、私達は黙る。
黙ると両奈さんの独り言が聞こえた。
「ふふ…十歳にしては凛々しいししっかりしてると思ったけど、やっぱり寝顔は子供だな…。」
そういって、はにかみつつネギ君を撫でた。
年の差は少しあれど…これは完全にいい雰囲気になってしまっている。
「ん、そういえば…確かキスすればカードが出るんだったような…試すかな…」
ぽん、と手を叩きつつ何かをつぶやく。
少し遠くにいたが私達には普通に聞こえた。
それだけここが静かなのである。
そしてそのつぶやきの後、彼女は本当に行動に出た。
じーっと、ネギ君の顔を見つめている。
「えっなっキス!?」
「え!?するの!?」
「いやいやまさかぁ…てか、カードって…?」
ネギ君の顔に両奈さんは顔を近づけて行く。
あれは完全にキスだ。
「ちょっ…あー両奈さん!!」
がさっと音を立てて隠れていた茂みからでてしまった。
それだけ焦ったというか、驚いたというか。
そんなところだ。
「ふ…なんてね。子供とはいえ流石に寝ている時に唇を奪うのはよそうかな。…ん?そんなところでどうしたの?三人共。」
「あっ!いやーえーっと…」
「別にみてたとかじゃなくってーそのー」
「見かけたから声をかけたのよ!あは!あははは!」
「おーそっか、奇遇だね」
キスをやめたところで、出てきた私たちに気付いた。
焦ってとってつけたような理由をいったのだったが信じてくれたようだ。
そこでやっと向こうからアスナといいんちょが来た。
「待ちなさーい!先生と生徒で…って膝枕!?わ、私がしたいですわー!!」
「いやそこかよ」
妙なことをいったいいんちょに両奈さんは鋭いツッコミを入れた。
「…ってみんながいるってことはばれちゃったか…」
「ん…んー…あれ、皆さん?」
「ばれちゃったって両奈…まさか本当に…?」
アスナがそんなバカな、みたいな顔をしている。
みんなも固唾を飲んで聞く。
そして目の前にいる2人はアスナに何かを差し出しながら、言った。
「一日早いけど…誕生日、おめでとうございます。アスナさん」
「私からも、誕生日おめでとう。アスナ」
2人は箱をアスナに渡した。
どうやら私達三人の考えは見当違いだったようだ。
「あ、あー!アスナ私達からもあるよ!はいペアルック!このか達と着てみてねー」
「これダンベル!鍛えてねー!」
私達はネギ君達が買おうとし、奪ったものを渡す。
乗り切るにはそれしかなさそうだった。
「みんな…ありがとう」
半ば半泣きになりながらアスナは私達に礼を言った。
そして私達はいやーよかったよかった…と呟きながらそーっと立ち去ろうとする。
「お待ちなさい三人とも」
いいんちょに声をかけられ、私達は足を止める。
そしてギギギギ、と首をいいんちょの方に向け…
「あっはは…勘違いだったみたい…」
という。
もちろん、怒られた。
それもかなり。
それでもまぁ、危ない(?)ことは無いみたいで、安心はしたかな。
ー釘宮side outー
ー??sideー
「あー…ごめんね両奈。なんか勘違いして…」
「ん?なにが?」
「あーいやわかんないならいいのよ。」
本人は全くわかってなかったみたいだ。
それが、救いだったかもしれないね。
質問、誤字脱字、R18の件等コメントへお願いいたします。
それでは、また。