アブノーマルな転生者ー魔法先生とともにー(仮)   作:ゼロツー・トライバル

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皆様、お久しぶりです!
遅くなり、申し訳ないっす!
では、みてください。


第六話 ー修学旅行、いざ京都へー

 

朝。ネギ達の部屋に時計の音だけが響いている。

その中、ネギ・スプリングフィールドはそわそわしたような顔で、目覚まし時計を見つめていた。

目覚まし時計がジリリ、と叫ぼうとした瞬間、ネギは

 

「おはよーございまーす!」

 

といいつつアラームを止める。

ベッドから飛び降り、いつも着ているスーツに手を通して、カバンを背負う。

この間なんと数十秒。

なんだなんだ、と両奈達が起きる。

…といっても両奈はもともと起きていたが。

 

「今日は待ちに待った修学旅行の日ですよー!!」

 

わーい、と言わんばかりの無邪気な笑顔で言う。

やはり、先生だと言っても十歳の子供なのだ。

 

「アスナさんこのかさん両奈さん!おはよーございます!今日から修学旅行ですよちゃんと起きてくださいね!遅刻しちゃダメですよ!」

「あはは、ネギ君張り切ってるなぁ」

 

部屋の中をパタパタ走りながら言った。

このかもアスナも起きる。

アスナはそうそうに制服に着替えた。

このかはのんびり起き上がって、パジャマの上からエプロンを着る。

 

「実は教員は早めに行かなきゃならないんですー」

「ご一緒するよ、ネギ君」

「私たちはまだ余裕あるじゃない…二度寝してたのに」

「ほな朝ごはんにおむすびでも作ったげるなー」

 

このかがおむすびを作ってネギと、両奈に渡す。

ありがとうと言って受け取るとこのかはええよええよ、と笑顔で言った。

 

「しおり持った?」

「ハイ!」

「保険証も着替えも大丈夫?」

「ハイ!一昨日から用意してあります!」

 

こう見ているとただの親子である。

アスナが親、ネギが子供…

いや、この場合は姉弟の方が適切かな。

ネギの服を整えるアスナのとなりでそう考えつつ両奈は靴を履く。

ネギも靴を履いて、部屋から出る。

 

「ではお先に行って来まーす!」

「はいはい頑張ってね先生」

「同じく、行って来ます」

「いってらっしゃーい!んじゃアスナうちらも準備しよか」

 

ネギがスキップのような軽やかな足取りで駅に向かう。

今回の修学旅行の行き先は京都。

イギリス出身のネギ先生には嬉しい場所なのか、とても喜んでいる。

…なにか、他のこともありそうだが。

 

「うわーでも本当に楽しみだなぁ」

「そうだねー。日本の古都である京都と奈良に五日間もいけるもんね。」

「そうですよ!修学旅行ってなんて素晴らしいんだー!」

 

やはり子供だな、と考えながら両奈はネギについていく。

そういえば…この子は魔法使いとしてどのくらいの人間なんだろうか?

そう思いながらネギの方を見ると、肩に乗ってるオコジョが目に入る。

可愛いな、と思ってネギ先生に許可を得てから手に乗せてみる。

もふもふしている…

 

「…可愛いね、こいつ。ほら、喋ってみな」

「あは!あはは!喋るわけありませんよ!そ、そうだ!両奈さんは京都や奈良には詳しいんですか?」

 

ただ気になっただけか、話をすり替えるためか。

おそらく後者だが…日本の古都について、を聞いてきた。

 

「え?ああ…記憶がないから、あまり知らないかな。」

「そう、でしたね。すいません」

「あー気にしないで。消えたのは不可抗力だし」

 

記憶が戻るといいですね、とネギ先生が言う。

両奈は笑顔でそうだね、ありがとと言うと少しだけ、ネギ先生が嬉しそうな顔をした気がした。

なんだかんだ話しつつ歩いていると、目的の駅に着いた。

大宮駅、と書いている

 

「おはよーございまーす!!」

 

わーみんな早ーい!と、感嘆の声を上げる。

楽しみすぎて待ちきれなく、始発で来たという。

実のところ、自分としてもかなり楽しみである。

私もそちらに行こうとすると、目線に気がついた。

桜咲刹那。

刀を携え、こちらを見つめている。

…なにか、私を疑っているような目だ。

なにか、私はこの学園に来て変なことをしただろうか。

そう考え、真っ先に思いついたのは…

 

(世界樹の丘での魔法がいけなかったか…!?)

 

これだった。

確かめる方法はある。

まずは一人分身を出現させる。

本体はあの時の服装をして、桜咲刹那に接触。

そして分身には制服を来させ、クラスの人に紛れる。

そうすれば、きっとわかるはずだ。

それを決行するため、まずはトイレへ。

個室で、まずは分身。

 

「よし…」

 

片方をみんなのところへ向かわせたところで、あのときの服装をする。

一応、ばれないように仮面を被り、目の色を変え、声もノイズが走るような声にした。

そして、その格好のまま駅へ。

すると桜咲刹那は警戒の色を浮かべ、こちらに来た。

 

「…少し、こちらへ。」

「……何故。」

「貴女に話したいことが」

「了解した…」

 

真剣な顔つきで、話す。

斬られるだろうか…いや、それは流石にないか。

でも一応、警戒しながら着いてゆく。

そして、生徒の誰にもみえず、普通程度の声なら聞こえないところへ来た。

 

「単刀直入に聞きます。貴女は、魔法使いですね?」

 

真顔で、そう言われた。

やはり、あの世界樹の丘での魔法がいけなかったようだ。

 

「…何故、そう思う」

「見ましたよ。世界樹の丘での魔法を。顔を隠していたようですが…私にはわかります」

「見ていたか」

「それについて、質問がある。それで…」

 

そこまで言うと、先生の集合合図が出た。

流石にこのまま集合合図を無視して話しておくことも出来ない。

 

「電車の中で話そう」

「…了解した」

 

そういって、入ってゆく。

一応、仮面を被った私は一般客を装って入った。

 

その頃、もう一方の私は班順に新幹線に入って行く。

ちなみに私は、五班だ。

神楽坂 明日奈、近衛 このか、綾瀬 夕映、早乙女 ハルナ。

そして宮崎 のどかだ。

そこの班に私が混じり、電車に入る。

その時、ネギ先生がつぶやく。

 

「今ので五班…あれ?一班足りないぞ?」

「ネギ先生…」

 

桜咲刹那は言った。

エヴァンジェリン他二名が休んだ為、六班が2人しかいないと。

ネギ先生は、その2人を他の班に割り当てた。

桜咲刹那は、我々の班だ。

 

「あ…せっちゃん。一緒の班やなぁ」

 

そう、近衛このかが話しかけた。

しかし桜咲刹那は頭を少し下げ、そして立ち去った。

もちろん向かう場所は仮面の私の元へだ。

生徒に見えないところにたつ私を見つける。

こっちだ、と言って歩き始めれば、それに刹那はついてきた。

 

「…ここでいいか。」

「ここなら誰にも聞かれないな」

 

皆が座っている車両より一つほど後部の車両とそのまた後ろの車両。

その間の空間で話すことになった。

桜咲刹那の顔には警戒の色がうかがえる。

 

「…まず、お前は何者だ」

「…名は…ゼロ・オルニティアと名乗っておこう。…ただの魔法使いだ」

 

もちろん、名前は今適当に考えた。

そういうと、さらに質問が続く。

 

「ネギ先生を狙った理由はなんだ」

「特にない。あいつがこちらにかかってきたから迎え撃っただけだ」

「じゃあ、他に狙う人間はいるか」

 

そう言ったとき、ふと思った。

こいつは確か、だ。

ネギ先生の名簿を見たとき、こいつの写真の下には京都と書いてあった。

そして、近衛このかは京都弁だ。

なにか、関係があるかもしれない。

少し、鎌をかけて見ることにした。

 

「…近衛このかを狙っている」

「!!!…貴様!!」

 

そう言って、いつでも刀を抜けるように刀に手を添える。

顔にも怒気が含まれ、威圧してきているのがわかる。

 

「…冗談だ」

「ふん、どうだか」

 

そのとき一匹のツバメが、封書のようなものを咥えてこちらに飛んで来た。

刹那はそれに気付くと、容赦無くツバメを両断した。

私はそれに驚くことも無い。

それが生物ではなく、式神であることがわかっていたからだ。

 

「…これはネギ先生の…」

 

刹那は式神が咥えていた封書を手に取る。

その時、むこうからネギ先生が走ってきた。

ネギ先生、落し物ですよ。と言いながら封書を渡した。

ちなみに、自分はネギ先生が走ってきた時に分身状態を解除したので、この先はどうなったかはわからない。

 

 

ー元の自分ー

「えー?そのカード使ったらええんとちゃうん…?」

「ちょっと待って!真剣勝負なんだから…!」

「さ、どうするの?まき絵」

 

まき絵相手にカードバトルをしていた。

ちなみに、お菓子を掛けている。

カードバトルの種類は、遊戯王だ。

 

「むぅ~!両奈!正々堂々攻撃で勝負しなよ!デッキ削りなんてずるいよー!」

「ふふん、デッキ削りも戦略のうちだよ!」

 

まき絵は悪魔デッキであり、私はポット系統などのカードを駆使して相手のデッキを削るデッキだ。

私のデッキが22枚に対し、まき絵のデッキはあと12枚だ。

 

「げ、幻魔王ラビエルで裏を攻撃!」

「ふふふ、いいのかなぁー?」

「い、いいもん!」

 

幻魔王ラビエルとは高攻撃力、高防御力を持ち、高レベルモンスターに必要である生贄を生産できる便利なモンスターだ。

他を説明すれば長い故、割愛する。

 

「残念、ニードルワームだよ」

「うぅわぁあ……」

 

ニードルワームとは、相手のデッキを五枚捨てさせることが出来るカードだ。

しかし、裏側から表になった場合のみしか使用出来ない。

これでまき絵のデッキはあと7枚だ。

 

「ま、また5枚減った…」

「ふふ、まだ私の場には3枚も裏側カードがあるんだよー?はい、私のターンね。」

「や、やばい…!」

 

まき絵はかなり焦っている。

かけているものはお菓子を掛けているだけなんだけど。

 

「闇の護封剣の効果も切れたもんねぇ…?」

「わわ、このままだとお菓子が取られちゃう!」

 

闇の護封剣とは、発動時に相手のフィールドのモンスターを全て裏側にして一定期間表示形式を変更出来ない、というものだ。

 

「3枚とも、表へ。一枚目、アブソーブポット。裏側の魔法、トラップカードを全て除去。」

「あわわわ…」

 

言ったとおり、裏側から表になったとき、フィールドの裏側になっている魔法カード、トラップカードを破壊するカードだ。

相手の守りを破壊できるが…自分のガードも壊れてしまう。

 

「二枚目、三枚目…ニードルワーム。デッキを、10枚墓地へ。」

「あ…デッキ切れた…負けたー!」

 

まき絵のデッキがなくなり、私が勝った。

まき絵はしぶしぶ掛けていたお菓子である、じゃが○こを私にくれた。

ちなみに、隣でもお菓子を掛けた遊戯王をしていた。

戦っているのは…亜子と裕奈だ。

 

「貫ガエルで直接攻撃!よっしゃ勝った!」

「くっ!貫ガエルが地味に効いたか…!恐るべしカエル地獄!」

 

貫ガエルは低レベル低能力だが、相手の場に関係なく相手に直接攻撃できるカードだ。

くそぅ、とそう言いながら裕奈がお菓子を袋から取り出そうとした、その時。

 

「ゲコゲコッ」

「おぉ!?」

 

そのお菓子の袋からカエルが現れた。

他のところからもわらわら、と。

先生の水筒、生徒のカバン…大量だ。

みんな、ワーキャーと騒いでいる。

 

「?…楓?どうしたの?」

「い、いや…拙者、カエルは苦手でござして…」

 

この長瀬楓という長身で忍である人がカエルが苦手とは…とてつもなく意外である。

それはさておき、カエル回収作業に入る。

持った瞬間ヌルッとした感覚にぞわっとしたが、我慢して回収。

古菲の持つ袋に入れて行った。

2人で数えるに、108匹いた。

 

「回収おわたヨ!」

「し、しずな先生が気絶してるー!」

「い、いいんちょさんは皆の点呼!保険委員はしずな先生を!」

「ほ、保険委員も気絶してるよー!」

 

…大パニックだった。

しかし、カエルが全て回収されると程なく静かになっていった。

しかし、また皆がお菓子を食べながら話すため結局騒がしいままだ。

自分は皆と少しずつ話していた。

そして、しばらくして。

 

「もうすぐ京都に着きますよー!降りる準備をしてくださーい!」

 

と、ネギ先生が言う。

皆が一斉に荷物を持ち、京都が楽しみだのどうのと口々に言う。

そして…

 

「ついたー!京都ー!」

 

ついに、京都にたどり着いた。

私は記憶のかけらを見つけることが出来るのか…。

真帆良ではそう考えていたが、どうも自分の気持ちがそんなことを考える気分でもなかった。

記憶はゆっくり探せばいいし、今は遊ぼうか。

そんな感じで楽観的に考えつつ、私は新幹線を降りた。




はい、今日はここまでです。
質問、誤字報告お願いします。
現代入り(?)のキャラも募集してます。
ない場合は自分の好きなのになりますが…笑
とりあえず、また、会いましょう
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