リアルが思ったより忙しい...
「今...何時だ....」
目が覚めてすぐに時計を確認する。7時20分...いつもより...起きる時間が遅い?
僕は今まで必ずと言っていいほど6時30分に起きていたはずだ、それなのに今日は7時20分。
この時間に起きたのはいつぶりだろうか...
「はぁ...日曜日だからって寝すぎだな」
いつもどうり布団に膨らみがある。まぁ...いつもどうりご飯出来たら起こそう。
そしてご飯を作る...あれ?卵が上手く割れない...ウインナーが焦げた?!
何故か上手くいかない料理を頑張り、いつもより多くの時間を使って朝ごはん完成させた。
「できた...おーい、姉さーん!」
返事無し...あれ、いつもなら眠そうな声でも返事してくれたのにな..
ここで1つ不自然な点を見つける。
「と言うかだよ...おかしくないか?姉さんは今家にいないし...」
えっ?ちょっと待って。じゃあ僕の隣にいたのって...
考えろ考えろ....思い出すんだ。
昨日泊まってた人は日菜さんだろ....
「.....あっ、日菜さんか」
良かった...良かった?良くないよ!
「ウッソだろ...どうしてかなぁ?」
「あぁ..あの〜、日菜さん?起きてます....か?」
布団で顔を隠しているため肩を揺する...
全然起きない....もう少し強く揺する事にしよう
「あの!日菜さん!起きてくだ....!」
すると急に布団の中に引きずり込まれる。
「ちょっ....ちょっと!日菜さん...離して!」
それはダメだろ....ちょっと本当に待ってーーー!
「抱きつかないで...って力強いなぁ!」
結局このまま日菜さんに抱きしめられたので仕方なく僕は二度寝を始める事にした。
と思ったら..
.•*¨*•.¸¸♬ •*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
「うるさっ!えっ?!何これ何これ....って日菜さんのアラームか...」
「ふぁ〜ぁあ。おはよう式くん?」
「....なんのつもりですか?」
何故...僕を式と呼ぶ...傷口を抉るつもりか?
「いやいや喧嘩とかは売ってないよ!本当だからね?!あたしはただ...」
「....ただ?」
「2人の時ぐらい...式って呼ばれてもバチは当たらないよ」
僕の....名前を呼ばれない苦しみを..少しでも和らげてくれているのか?
「....なんか照れますね。はぁ...じゃあなんで僕の布団の中に?」
だってそっちから誘ってきたから...
「へっ...なんていいました?」
声が小さすぎてなんて言ったのか聞き取れなかった。
「ふん!もう知らないから!」
「えぇ...拗ねないでくださいよ」
本当に高校生か?どっからどう考えても中学生の怒り方だろ....
「このチビっ!シスコン!」
「グハッ.....」
そこは言わないでくださいよ...
「あれ、牛乳飲んでるの?もしかして....」
「気にしないでください....僕は飲みたくて飲んでるんで」
はぁ...身長伸びないかなぁ、女子と同じくらいの身長って...
「これからどうする?ゲームでもする?」
「えっ...居座る気ですか?」
「うん?あぁ〜式くんは買い物がいいかぁ〜!」
「話聞いてますか?昨日の件で疲れたんですけど....って言うか本当に式って呼ぶんですね?!」
「うん!大丈夫大丈夫ミスはしないからさぁ〜!ほら買い物行くよ〜」
「本当に大丈夫なんですよね!?後、日菜さんと一緒にいるの見られたら面倒でしょ....って話聞いてますか!」
そのまま僕は連れ去られるようにショッピングモールに連行された。
頼むから知り合いはだれもいないでくれ..
「ねぇ、迅」
「おぉ〜奇遇だね〜迅くん〜」
「...どちら様でしょうか?」
怨むぞ...日菜さん。
「...じゃあさようなら、学校でも話しかけないでね」
「バイトのシフトも変わってあげな〜い」
「ジョークです、ジョークですよ!...それで?どうしたんです?」
脅しは止めてよ...その脅しはどっちも卑怯だし。
「まぁ...たまたま話してる声が聞こえて気になったんだけど....なんで日菜さんからは迅って呼ばれてないの?」
「そうそう〜なんで”シキ”って呼ばれてるのか知りたいなぁ〜」
「.......」
終わった〜まさか2日で7人に広まるとは...世も末だな。
嫌っ!諦めるな、丸山迅。ここは....
「こっ、これにはゲームが関係してきて...」
「「ゲーム?」」
はぁ.....本当にどうしよう。見切り発車って怖いなぁ
「巴さん!妹のあこさん元気ですか?!」
「へっ?あぁ元気だよ」
なんで僕はあこさんの名前を出したんだ...?!これ絶対失敗だろ...
「あのですね...式って言うのはですねぇ...」
式...シキ?四季...指揮!...ダメだ。全然浮かばない...ゲームでシキって言葉を使うのって...あっ。
「僕ってゲームの世界で式神を使うんですよ!」
無理やりすぎるな...これ。
後ろから日菜さんの笑い声が聞こえてくる。誰のせいでこうなったと思ってんだよ.....
「コードネームみたいな感じで...名前を呼びあって」
もうやだ...恥ずかしい。
でも....これ以上多くの人に知られる訳にはいかない。多くの人に知られると言うことは姉さんに気づかれる可能性が増える。
「あたしゲームとかしないから分からないけど...そうなの?」
「そうなんですよ、あまり人前で呼ばれるのは恥ずかしいんですけど....まぁ、日菜さんは普通に読んできますけど...」
「へぇ〜じゃあ、モカちゃんも呼ぼうかなぁ〜」
「いやっ、それはなるべく止めて欲しいですね!」
「日菜さんは良いのに?」
「いやっ....確かにそうなんだけど...」
「「どうなの?」」
くそぅ..誤魔化しかたを間違えたぁ〜!これで拒否したら後に話題を掘り下げられると面倒臭い...
「分かった...分かったよ。ただし、姉さんの前では絶対に言わない事、姉さんにこの話題すら出さない事...これを約束してくれ」
「まぁ〜何となく気持ちは分かるからそれは約束するよ〜」
まぁ...あの状態からは及第点じゃあないだろうか。
「うん、じゃあ僕達はこれで...また明日、蘭」
「うん、また明日」
僕はその場から逃げるように離れていく。
「さて...日菜さん?」
「あははは、今日はもう帰る?」
逃げようとしてるな?そう簡単に逃す訳...
「そろそろ彩ちゃんも帰ってくるもんね!」
「.........はい」
そうだ、姉さんもそろそろ帰ってくる。早く帰らなきゃ...
「いやぁー今日は楽しかったね!」
「僕にとっては怒涛の2日間でしたけどね...」
日菜さんはまだ僕についてくるみたいだ。
明日は学校だから泊まるって事はないだろうけど...
「ありがとう...ございます....」
「えっ?」
「なんか日菜さんにお世話になった2日間だなぁって思って...」
一様...感謝はしている。このまま皆に自分の名前を知られずに心が壊れてしまう可能性だってあったからだ。
「ど..どういたしまして。」
「それで...気づきました...」
「やっぱり僕はもう一度姉さんに式って呼んで欲しい」
「諦めていたけど、日菜さんに式って呼んでもらえた時。姉さんにも呼んで欲しいって思ったんだ...」
「そっか...じゃあ頑張らなきゃね」
「はい」
「これからどうしましょう...何か切っ掛けがあればいいんですけど...」
姉さんに思い出してもらうには何か切っ掛けが必要だ。
「とりあえず...髪の毛の色染めてるんだよね?」
「え?あぁ、まぁそうですね。まさか......」
「明日仕事ないし....式くんのクラスに迎えに行くね!」
「えっ、本気で...」
「あっ、家こっちだから!じゃあね〜!」
嵐が去っていった..話は最後まで聞いてくれよ....
「本当に良かったんだろうか....」
もし....姉さんに嫌われたらどうするんだろうか?
「あはは、その時は辛いけど姉さんとは離れ離れに暮らすしかないか」
僕は上手くやってやる。いや、絶対に上手くやらないと...
「とりあえず....疲れたから姉さんが帰ってきたら寝よう...」
そう考えながら僕は家に帰る。
今日はほんとうに早く寝よう....
その後、帰ってきた姉さんに体調の心配をされて直ぐに寝れなかった...
「迅くん!具合大丈夫なの?!あぁ〜ごめんね、辛い時に近くに入れないで....」
なんかもう....さらっと言えば気づかないんじゃないかなぁ?
はい、次は早く書けるよう頑張ります。