超時空要塞マクロス ガールズ&ヴァルキリー そのニ   作:ノザ鬼

1 / 20
 ついに、決まった初対戦!

 その会場は、リゾート惑星。


 語られる四人目の部員。


 何故か…。

 超時空要塞マクロス ガールズ&ヴァルキリー そのニ

 です(笑)
 


部室にて

 

 扉の開く、

『ドン!』

 音が部室に響く。

 

 察知。

 

 いつもとは違うと、扉の開く音で感じる二人。

 

 椅子に座ったまま、

『ギィィィィ。』

 体重を背もたれに預け、

「何かあったか?」

 首を巡らせ聞くリクノ。

 

 その側に立っていたヒョウカは、

「何か…。」

 首だけ巡らせ、

「ありましたか?」

 視線も送り問う。

 

 先程の音よりも、

「決まりました!」

 鼻息荒く答えるカケル。

 

 困る、

「ん?」

 リクノ。

 

 困惑する、

「えっ?」

 ヒョウカ。

 

 顔の前で右の拳を握る力と、

「だから!」

 同じ強さで、

「決まったんですよ!」

 もう一度繰り返すカケル。

 

 言葉の選択に、

「いや…。」

 困るリクノ。

 

 ゆっくりと、

「カケルさん。」

 諭す、

「主語が抜けてます。」

 口調のヒョウカ。

 

 ヒョウカのその言葉に、

「あっ…。」

 気が付くカケル。

 

 間を取り、

「で…。」

 優しく、

「何が決まったんだ?」

 聞くリクノ。

 

 質問の代わりに、

『ニコリ。』

 笑顔を向けるヒョウカ。

 

 

 上下。

 

 カケルの握られた右手が、

「そ、そうなんですよ!」

 起こした高速運動。

 

 自然に、リクノとヒョウカの目線が追う。

 

 両手の平を広げ、

「落ち着けって。」

 カケルに向け、軽く前後させるリクノ。

 

 両手の指を伸ばし、

「落ち着いて下さい。」

 カケルに向け、軽く上下させるヒョウカ。

 

 二人の動きは、相手の感情を静める時のお約束の動き。

 

 一秒。

 

 二秒。

 

 三秒。

 

 それは二人の動作が自分に、

[落ち着け!]

 そう言っているのに気が付くまで要した時間。

 

 停止。

 

 高速で上下していた手が動かなくなる。

 

 そして…。

 

 気が付いた事により、照れる気持ちがカケルの頬を桜色に染める。

 

 そして、体も止まる。

 

 

『・』

 

『・・』

 

『・・・』

 

 それは静寂が奏でた音。

 

 ばつが悪いカケル。

 

 それに優しく無反応で返したリクノとヒョウカ。

 

 

 頃合い。

 

 もう一度、切り出す、

「で、何が決まったんだ?」

 リクノ。

 

 続き、

「そうです。何が決まりましたの?」

 ヒョウカも気になっていたようだ。

 

 

 頭からトゲトゲの、

『はっ!』

 フキダシで我に返るカケル。

 

 気を取り直し、

「あのですね。」

 切り出し、

「対戦が決まったんですよ!」

 嬉しそうに主語を付けたカケル。

 

 一気にテンションが、

「おーっ!」

 上がるリクノ。

 

 驚きと共に、

「まぁ!」

 喜びの声を上げたヒョウカ。

 

 二人の嬉しそうな声に、自然と笑顔になるカケル。

 

 今度は、

「ついに、対戦かぁ。」

 右の拳を握り、顔で喜びを噛み締めるリクノ。

 特に、目は固く食いしばられていた。

 

 右と左の手の平を合わせて握り、

「来ましたね…。」

 顔の前に持ってくるヒョウカ。

「この時が…。」

 そして、軽く上目遣いになる姿は祈りのポーズ。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。