超時空要塞マクロス ガールズ&ヴァルキリー そのニ 作:ノザ鬼
溢れる笑顔で、
「凄いでしょ!」
二人の顔を交互に見るカケル。
また、目を固く食い縛り、
「リゾート惑星モンティカ…。」
しみじみと口に出すリクノ。
頬の緩みは、
「別名アナザーアース…。」
魅惑されたとヒョウカ。
鼻息荒く、
「そうなんですよ!」
力強く、
「星全体が、まるでリゾート艦!」
興奮し、
「行ってみたかったんですよ。」
夢見心地なカケル。
直後。
カケルの背中が、
『ゾクリ!』
予知した。
冷ややかな、
「カケルさん。」
目線のヒョウカ。
その言葉に体を固くし、
「はぃ…。」
小声のカケル。
氷の微笑。
見る度に、そう思うカケルとリクノの二人。
そのままの微笑で、
「リゾート艦みたいと言うのは…。」
メガネの奥の瞳が見えなくなり、
「間違いです。」
否定し、
「正確には、リゾート艦がリゾート惑星を模して造られてます。」
訂正するヒョウカ。
思わず、
「あっ…。」
出た言葉に自分の間違いを認めた意味を込めるカケル。
それは、
「確か…。」
話題を変える切り出し、
「この惑星(ほし)って…。」
いつの間にか自分のタブレット端末を取り出し、
「テラホーミング無しだったよな。」
操作しているリクノ。
答える、
「ええ。」
ヒョウカ。
カケルの、
〘ホッ。〙
心の声。
組んだ両腕から、
「発見した時から…。」
右腕を立て人差し指で、
「そのままのはずです。」
頬に当てるヒョウカ。
「やっぱり…。」
更に思い出し、
「プロトカルチャーのリゾート惑星だったとか言われてたよな。」
タブレット端末の画面に食い入るリクノ。
タブレット端末を取り出し、
「そうです。」
操作、
「ありました。」
確認し、
「間違いないです。」
画面を目で、
「えっと…。」
読み、
「惑星(ほし)の命名時に、地球の有名リゾート地から付けた…。ともありますね。」
口にするヒョウカ。
タブレット端末を両手でもて遊び、
「そこなんだよな…。」
疑問を口にするリクノ。
リクノの台詞に、
「えっ?」
短く疑問を口にするカケル。
視線をリクノに、
「なるほど…。」
移すヒョウカ。
こちらも視線を、
「そうなだよな…。」
ヒョウカに移すリクノ。
頭の上に、
『?』
浮かべ、
「リゾート惑星が何か問題なんですか?」
口にするカケル。
タブレット端末から視線をカケルに移し、
「リゾート惑星ってのがね…。」
含みのある言い回しのリクノ。
カケルの視線の端に、
『チラリ。』
映るヒョウカは、顎を右手を当て固まっている。
リクノの言葉に、
「えっと…。」
更に混迷し、
「リゾート惑星が問題なんですか?」
聞き返すカケル。
両手でタブレット端末を顔の高さの上げ、
「うーん。」
角度を変えながら、
「なんで、わざわざリゾート惑星でやるのか?」
画面を見詰めるリクノ。
両の眉を上げ、
「言われれば…。」
同じく自分のタブレット端末の画面に視線を向けたカケル。
三人が其々のタブレット端末の画面を食い入る。