ブラックブレットの世界を使って。   作:とくめいん

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すいませんこっちはエマージェンシーの古い方でした。
2作目とまったく違ったないようでした


本当に申し訳ないです。


物語を改稿します。後半。




エマージェンシー

私は自分の目を疑った。

 

50年余り生きてきたが、初めて見た光景が、私の目に映り込んできた。

 

そっちにいくなという制止を無視してソコに向かった男が、空気の振動と共に真っぷたつになった。

 

剣の刀身は見えず、所有者すら分からないが、音と、跳ねる土によりソレが戦闘しているのだと分かる。

一瞬身体が見えて、そして眼前から消える。

隣のイニシエーター、壬生朝霞に声をかけたが、彼女は縦に首を振り、声を出す。

 

ーーーーーイニシエーターと互角以上の力で人間が戦っている。そう告げたのだ。

 

イニシエーターの目で追いきれるのは一千五百分の一秒程度までとされている。

人間の動体視力は常人なら百分の一秒を越えれないそうだ。見て判断して脳が命令を下し、神経を伝って身体を動かすまでのタイムラグはおよそ0,2秒。剣道の有段者で0,1秒位と言われている。

 

そして、全ての動物は自分の動体視力を越える動きは出来ない。そうでなければ全ての動物は動けないからだ。

 

それをいやというほど思い知らされて、知っていたからこそ、私は目の前の出来事は理解できなかった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

取り調べを終えて何故かIP序列が上がったが、興味がないとばかりに俺は街に足を向ける。

 

勿論夏世と会って話をするためだ。

 

ここから匿われているであろう場所まで電車を経由して、大型ショッピングモールがあって有名な場所で電車を降りる。

 

ショッピングモールを通ってソコに向かおうと思った。

足早に通っていく。

 

途中、変な連中が2人の『呪われた子供たち』に暴行を働こうとしていた。ナイフ、警棒などを今取り出していた。そのまま暴言を吐いている。

 

無視しようと思って駆け抜けようとして、ソコにいる人間に見覚えがありすぎることに気付く。

 

千寿夏世

 

僕の探し求めていた相棒が、そこにいた。

 

「こんな目の赤いガキを庇うお前も目が赤いんだろ?死ねやッ!」

 

夏世はもう一人を庇って、前に出て手を広げていた。

因子を発動させず、そのまま前に立ちはだかり、壁になっているその姿は気高かった。

 

因子を発動させなくても夏世なら余裕で暴漢を殲滅出来るだろう。そう思って傍観に徹する。が。

 

 

ナイフが夏世の肩を貫き、胸、腹まで一本の赤い線が服に浮かび、赤い線が弾ける。服が赤くなっていき、夏世は前屈みになり、そして地面に伏した。

 

 

タオレルノヲミルマデボクハウゴケナカッタ。

 

赤い鮮血を見て怖くなったのだろう、変な連中は悲鳴を上げて我先にと外に逃げていった。

 

「ねえ、しっかりしてください!夏世さん!!!!」

 

「だ、誰か救急車!!!」

 

「お願いします!救急車を呼んでください!」

 

思わず駆け寄って彼女から夏世を奪い取るようにして抱く。

 

「夏世ッ!なんでこんなことをしたッ?」

 

目が覚めたのか、彼女は混濁した目を向けてくる。

夏世は驚いた顔をしたあと、不細工な笑みを浮かべてこう言った。

 

「痛くないので大丈夫ですよ。ただ、ちょっと眠いです。」

 

通常のナイフでは余りガストレア因子をもつ『呪われた子供たち』にはまったくといっていいほど効かない。

一瞬で再生し、もとに戻る。

 

今、夏世は再生を試みていたが、その速度はあまりに遅い。

 

夏世は再生力が低い方ではあったがこれは異常だ。

 

バラニウムのナイフなら話は別だが。

 

「夏世ッ!しっかりしろよ!すぐ救急車が来るから!」

 

 

声を何度も何度もかけて、彼女を抱き抱えていた。

 

救急車が来るまでの8分が1時間にも2時間にも感じられた。

 

夏世が救急車に入れられて、運ばれるようになってようやく世界の色が戻った。

ソコでようやく自分は何も見えていなかったのだと気づいた。

 

救急車に同乗し、夏世が庇っていた子供も一緒に載せて、救急車は、けたたましいサイレンと共に病院へ向かった。

 

聞き取りを終え、夏世が治療を受けている間の記憶はあった。

 

 

 

 

それ以降は記憶がない。

 

 

 

ただ、夏世にやったことを彼らにも受けて貰おうと思ったことと、血で濡れたフローリングを歩いていたことは何故か鮮明に覚えていた。

 

 

 




次、夏世サイドスタート


ぶっちゃけ迷走してる感が半端ない。
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