ブラックブレットの世界を使って。 作:とくめいん
やばい超嬉しい。
どうしよう。
注:この作者はMではないです。
普通のコメの方が何倍も何倍も何億倍も好きです!!!
いままで(機会がなくて)言うことがありませんでしたが、コメントをくださった皆さんありがとうございます。
お気に入りも何故か数が倍になっていたし、、、
皆様ありがとうございます!!!(2回目)
この作品もあと少しでアニメパート終了です。
もう少しお付き合い頂けると幸いです。
では、どうぞ。
ナステャと出会ってから3日。
ガストレアは何の動きも示さなかった。
「僕がいたから来なかったんだよ!だから誉めて♪」
という俺の脳内で造り上げた能天気なナステャは無視して、この場所【回帰の炎】で足を止める。
自衛隊や民警の生き残り、総勢5520のうち、怪我や精神ダメージによって戦えるのは5100ほどとなった。
指揮系統は依然として自衛隊側にあったが、戦術的支援は全て自衛隊が行うそうだ。
目の前でガストレアに味方が殺されたのが随分と心にきたらしい。彼らの戦意は0に等しかった。
それとは対照的に民警の士気は異様に高かった。
死者を除き民警は誰一人として戦場を離れなかった。
指示は団長を通して細部まで行き届き、増援がないと言われてなお戦う闘気は削がれない。
むしろ戦う意志は強固になっていた。
一刻ほど前、森に轟いた悲痛な叫び声は、ここら一帯を覆い尽くしてガストレアを蜂起させた。
その声を聞いてから俺達はこの数瞬の間に作戦を練り、民警の連中は自衛隊と合同で先陣を切り、敵のラスボスめがけて突っ込み、雑魚は左右から挟撃するというこの【対ガストレア第三陣形】通称【クワガタ作戦】を遂行することになった。
戦力に余裕がないのでここで決めたいと団長は言った。
だが、余裕がないのはガストレアも同じだ。俺とナステャによって千体以上は消えたからだ。
ここら辺が最終決戦だろうと、僕らは予想していた。
さて、もうすぐでここに来るのだろうガストレアの鼓動を森から感じながら周りを見渡す。
俺の任務は残党の『殲滅』。
出番は最終局面までない。
じっくりと戦いを見ることができるこの位置は、いつになっても慣れないものだなと思った。
ナステャとタッグを組む前に彼女はここを出ていった。
彼女いわく、「飽きちゃったから僕の居場所に帰るねッ♪」だそうだ。
いつも通りマイペースで、それでいてどこまでも人間な彼女は十五少年漂流記で出てくる元となったニュージーランドのとある島に向かった。
マゼラン海峡のハノーバー島じゃないのかって?俺も初めて知ったよ。ニュージーランドにモデルの島があったなんてな。
何故そこに向かったのかは知らない方がいいとおもう。
そんな彼女より目の前の方がよっぽど大事だ。
気配が変わり、銃弾の飛び交う戦場の香りが鼻孔をくすぐる。
始まる。
ーーーーーーーーーー
「おい!アルマジロ!そっちに行ったぞ!」
「任せろ!いくぞッ、パリィ!」
「もっちろん!」
戦場を駆ける一つのアジュバントに元気な声が響く。
周囲には複数の炎とガストレアの死骸が散乱していた。
「陣形が崩れてきているから心音はそっちへ指示だして!」
リーダーらしい男はそう叫んで、強化スケルトンのアーマーを使った一撃を、目の前のガストレアに撃ち込んだ。
酸性の液体だろうか。なにかを空気中に撒き散らしてガストレアに浴びせた。
ガストレアはどんどんと溶けていった。
「わかりました、きりんさん下がってください、『水原、紅露ペア』前へ。陣形を維持しつつ下がります。タイミングは合わせてッ!」
「もうちょっとやらせろよ!」
「悪態つくの止めましょうよ。一緒に下がろ?」
「おう、っじゃあ水原!任せる!」
「もちろん。火垂ッ!」
「はい、鬼八さん。援護します!」
「よしっ、アルマジロッ!そっちの援護いくぞ!」
「キリン!きてくれ、カマキリタイプだが難しい!!」
「おうッ!紫、いくぞ!」
「左右に展開、陣形b(ブラボー)を維持しつつ後退、後方アジュバントと10分後に切り替わる!!」
「「「「「「了解(です)(だよ)!!」」」」」」
「リーダー!右のアジュバント崩壊してます!どうしましょう!!」
「助けるぞ!敵の罠のケースに注意して右に移動だッ!」
「紫とパリィ!頼む!」
「任せてッ!」「頑張ります!」
「キリンとアルマジロは周りに注意。水原はそのまま屠ってくれ。心音。もうちょっと前線へ行くよ。新しく作った薬品を試してみたい。」
「はい。いきましょうか。」
リーダーと呼ばれた男は、指示を的確に出していく。
ここにいる誰かの放つ火薬の音が甲高く森に木霊して空に溶けていく。
彼らのアジュバントの半径100メートルの中に動いているガストレアがいなくなったころだろうか。彼らは後続と変わり休憩を取りに、東京エリアの方へ戻っていった。
「千寿さんたちがいないと完成しないんだよな。アイツらどうしてるんだろうな。」
「分かるぞキリン、俺もそう思う。捕まったってどうしてだよ。大方、千寿ちゃんになんかしたんだとおもうね!」ハハハハ
「いやいや、逆ですよアルマジロくん、ここは夏世っちのせいなのは間違いないとしたら、襲うのは夏世っちですね!わかりましたか?ワトソンくん。」フフン!
「ワトソン?」
ふと思い付いたかのように呟かれるワード。
そこに反応したのは意外にもこのなかで最も年下の紫だった。
「え?シャーロック・ホームズ知らないの?助手のワトソン。」
「知らねーや。教養ないから。」
学校は潰れ、親は居ず、学費もない。食事を考えればそんなことに時間を使いたくないと考える。
キリンこと志藤昌己は、そんな社会に適合できなかった被害者の一人。
今年20だがガストレアによって作られた地獄を彼は歩んだのだった。
10年前、彼の目の前で親を失ってからいままで、彼は身体を売ることで彼自身と彼の姉をささえ続けたのだった。
美男子ともいえる造形を持ち産まれた彼は、童貞も処女も見知らぬ人間に捧げて自分の姉を守り通したが、それは決して日の目を浴びることはないであろう記憶であった。
そんな彼の過去を知るものはもう誰もいない。
「そんなんだから捕まったりするんだ。そう思わないか?キリン。」
「アルマジロがよく言うよ。その顔で。」ハハッ
「リーダー!?俺は前科ないですよ!!!」
「、、、、、、、、、、、、え?」
「リーダー!真顔!表情失ってますよ!?」
「フフッ、冗談ですよね?、、、、」
「アハハッ、え?、、、」
「アルマジロ、さすがに嘘はよくないぞ、、、」
「「「、、、、、え?マジ?」」」
「信じてないのかよ。。。」
「楽しそう。仲がいいアジュバント。そう思いませんか、鬼八さん。」
赤い目をした女の子の中で最も背が高く大人びている少女は隣にいるプロモーターに声をかける。
彼女は両手に持っていたベレッタm92を両方ホルスターに、男はなにかをポケットに収めた。
「うん、そうだな。何でそんなに仲がいいのか不思議だよ。火垂。」
「東京に帰ってきて良かった。東京が消えてたら困ってしまいます。」
「だから頑張るのさ。火垂。」
彼らを遠目から見ると、兄妹のようだったと人は言った。
「お話の最中すみません。お茶です。ペットボトルですが宜しければどうぞ。」
「おー!心音ちゃん気が利くね~!ありがとう!」
「キリンのぶんはないです。自分で持ってきてください。」
「、、、、、、心音ちゃんに嫌われてる。だと!?」
「気づいてなかったの?キリン。バカ?」
「紫、言って良いことと悪いことがこの世には存在する。それは言ってはダメなやつだ。」
「えッ。ごめんなさい。知らなくて。」
「これから気を付けてくれればいいよ」
「今度から遠回しにディスります!」
「「「ヴェ?」」」
ディスってたのは否定しないこの言葉に驚愕しない者は居なかったとか。
キリンの相方も相当の過去を持っていたのだが、それは別の話。
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作戦名、【対ガストレア第三陣形】は結果だけで言うと失敗した。
戦力はこちらもあちらもあまり大差がないほどまで減らせた。
ガストレアも数万の大群は数千まで減り、戦闘の優位もこちらが終始握っていた。
だが、二つの事実が、二つの悲報が、戦場に立つ全ての人に敗北の二文字を告げる。
それは、
【我堂団長の死亡】
そして
倒した筈の
ステージⅤガストレア【ピクシス】の襲来
だった。
ちょっと更新期間開きます。多分。
ではまた