拙いところは多々あるとは思いますが読んでくださったらとてもうれしいです。
空は暗雲に包まれ地上に雷光が走る。
地上を走る光は一人の人物に向かっていく。
それに直撃してもなお無傷で立っている者がいた。
その者の前には数十人もの屈強な男たちがいた。
手をその大勢の人だかりに向けて一言
「散れ」
すると、まばゆい光がその空間を一瞬にして空白にする。
光が収まった後そこには大勢の人間が倒れ伏しそのすべてが気を失っていた。
だが、一人の男が血を流しかろうじてまだ意識をつないでいる。
「なんだ…貴様は?」
「俺か?…俺は
直江大和だ。」
―――――川神市
この街には、武の神と称されるほどの人物がいた。
その実力はすでに人間をやめているといってもいいほどのものだ。聞くところによるとそのものは星をも砕けるという。
そんな人物に決闘を申し込みにやってくるものは少なくない。
「私は神の使いソバン!武の神を偽っている貴様を打倒しにきた!」
「今日は、神の使いが相手か、ほんとにいろんなやつがやってくるなぁ」
今日もここでは武神と挑戦者の戦闘が行われようとしている。
先に名乗ったのが神の使いソバン、幼いころに神の天啓を受けあらゆる紛争地帯に赴き神の御業というものを振るいその地域から紛争をなくしてきた猛者だ。
対する、武神は美しい長身の女性。
「何はともあれ、対戦よろしくお願いします!」
「これが神の御業だーーー!」
最初は、少し呆れていた様子の彼女であったがすぐに意識を目の前の戦闘に向ける。
彼女が開始のあいさつをするとともにソバンは両腕を空に向け叫びだした。
「おおっ!なんだいまの空からビームが降ってきたぞ」
叫んだ瞬間彼女のいるところに極太の光が下りてきた。
それにいち早く気付いた彼女はすぐに後ろに回避した。
「いまのをかわすとは、さすが武神・川神百代といったところか。だが次でしまいだ!さらば
神を騙るものよ」
「おいおい、次はこっちのターンだろっと!川神流奥義・無双正拳突き!」
ソバンが次の攻撃の動作に入ろうとした瞬間、武神は彼の懐に一瞬で潜り込み強力な無数の突きを繰り出した。
「なにっ!がはっ…!」
一瞬の出来事に何も対応ができずもろにその一撃を食らったソバン。
「神よ…私をお許しください…」
その言葉とともに膝から崩れ落ちる自称神の使いソバン。
「うわぁ~やべぇモモ先輩ついに殺しちゃったんじゃねえのか?」
「いやいや、ガクト死に際のセリフぽいだけで死んでないとおもうけどなぁ」
やや顔を青くさせながら言った青年は島津 岳人。周りにはガクトと呼ばれることが多い。そしてスケベで筋肉バカである。
そのガクトに対し、苦笑しながら答える少し気弱そうな男は師岡 卓也。
漫画やゲームにアニメ、そのことについては詳しいいわゆるオタクである。
その二人の会話聞き取った武神はコンマ何秒かでガクトの前に現れ邪悪な笑みを浮かべながら、
「人を勝手に殺人者にしようとするやつはどこのどいつだろうなぁ」
「いやぁ、誰っすかねぇ?」
「お前だぁーーー!」
とぼけたところを締め落とそうとされるガクト。
じゃれあいのように見えるが彼女の力は常人のそれではないものだ。
「ぐあぁアア!!入ってる入ってるって!」
「姉さん、その辺にしておいてあげなよガクトの顔人に見せられないものになってるよ」
「だけどな弟ぉ、姉さん悲しいんだぞ~こんな美少女なのに殺人者呼ばわりされるなんて」
ガクトが落とされるのを止めたのが直江 大和 この物語の主人公である。
何よりも人脈を大事にして頭も切れクラスのみんなには軍師と呼ばれている。
ちなみに大和は川神百代とは本当の姉弟ではない。
幼いころかわした契約により大和は百代の舎弟となっているのだ。
「ピンチな友人に対し優しく手を差し伸べる優しい大和、素敵!結婚して!」
「お友達で」
「今日も今日とてつれないな~」
いきなりとんでもないことをいいだした彼女は、椎名 京。
彼女は椎名流弓術の継承者であり弓の腕は一級品である。
他人に対しては無口だが友人の前では陽気で少しクールな少女だ。
大和には小さいころにいじめられていたところを助けられ、その頃から現在までベタ惚れ中で
大和のことは誰よりも大好きである。
「それよりさっきの人の攻撃おどろいたわねー私びっくりしちゃったわ!」
「そうだなワン子、さすがの私も予想してなかったぞ」
驚いた表情で話す彼女は 川神 一子。
彼女も武道を習っており百代の義理の妹でもある。
「だが神の使いを名乗って割にはあっけなかったな」
『ヘイ!ヘーイ!クリ吉それは相手が悪すぎるってもんだぜ!』
「そうですね松風。あの方も相当な手練れなのでしょうが相手が悪すぎました。」
割とズバッと百代の対戦相手の感想を言った彼女は、クリスティアーネ・フリードリヒ。
ドイツから川神にやってきた留学生。
騎士道精神のもと正義を重んじ、礼儀の正しい女の子だ。
後に続いて感想を述べたのが松風と黛 由紀江。
黛由紀江は、剣聖の名を持つ父を持ち、常に刀を持っている少女だ。
今まで友達ができたことがなくコミュニケーション能力は極めて低い。
松風は由紀江が腹話術で自分の話相手にした馬のストラップだ。
周りには付喪神が宿っているといっているがばれている。
「風と共に俺参上!あれなんか面白いことやってたのか?」
「キャップ一足遅かったね。今特殊な技を使う相手が姉さんと戦っていたんだ」
「なにぃ!ずるいぞ!お前達俺にも教えろよな!」
「教えるって言ったってキャップ昨日まで海外にいたからね。今日戻ってくるって連絡もなかったし」
颯爽と登場したこの男は、風間 翔一。
いままで紹介してきたメンバー、風間ファミリーのリーダーである。
自由をモットーに生き、突発的に海外に出ることもしばしば。
将来は父と同じ冒険家。ちなみにものすごい豪運を持っている。
「さあ、キャップも来たことだし早く学校に行くとしますか」
大和の声でだべりながら楽しく先ほどの戦闘などもう忘れているかのように学校に向かう一行。
これが武神達風間ファミリーの日常である。
「やっぱり見えるよなぁ、俺おかしいのかなぁ」
「ん?なんだ弟何か言ったか?」
「あぁ、いや何でもないよ姉さん」
「そうか?あー今回は少し期待したんだけどなーどっかにあっと驚く私と同じくらい強いやついないかなぁ~」
「そう簡単に姉さんと互角の人がいても困るんだけどね」
人間の常識を凌駕した実力を持つものは壁を越えたものやマスタークラスと呼ばれる。
壁を越えたものに共通している点は、気というエネルギー扱えるということだ。
よって、壁を超えたもの達は相手の気を見れば実力がある程度わかってしまう。
だから、誰も気が付かない。
眠れる獅子はすぐ近くにいるということを…
短いですが、お許しください。
次からは、もう少し長く書いてみます。