Fate/GRAND Zi-Order   作:アナザーコゴエンベエ

44 / 245
王は“どこ”を蹂躙制覇しようというのか0060

 

 

 

ガリア奪還を成し遂げ、ローマ首都へと凱旋した正統ローマ軍。

すぐさまに軍の再編、というわけではない。

ローマ市民たちは勝利者たる皇帝ネロを讃え、そして祝勝の祭事が執り行われていた。

 

戦時中とはいえ、いや戦時中だからこそ。

国民や兵士のガス抜きにもなるそこを疎かには出来ない、ということだろうか。

その執政を外野から眺めているしかないカルデア組。

彼らは、功労者として宴に最低限は顔を出しつつ、確かめるように現状の確認に終始していた。

 

『ふむふむ。それでライドウォッチを食べたキメラが通常種とは違う、別のキメラになったと』

 

通常種と違うキメラって何だ、と思いつつ鷹揚に肯くダ・ヴィンチちゃん。

ネロ帝より貸し与えられた、彼女の屋敷のオルガマリーのための部屋だ。

今回は映像つきの通信で会話をしている。

 

それはそれとして、まあキメラと言う名は合成魔獣全般そうと呼ばれるものだ。

どんな混ざりものであったとしても、別におかしくないとは言える。

ただ、今回の場合は魔術の産物である合成魔獣ではなく、純粋な幻獣のキメラだったはずだが。

 

「うん。元に戻ったキメラはステンノに言われて、地中海の島に帰ったらしいよ」

 

そう言って新たに手に入れたライドウォッチを見るソウゴ。

ステンノに従う幻獣は、その役目を終えて住処に帰ってしまったらしい。

 

「意外といい子だったね」

 

「フォッ…」

 

しみじみと呟く立香。

元に戻ったキメラはさほど気性も荒くなく、ステンノにはよく従うペットであった。

彼女も帰る前に獅子の毛並を堪能させてもらった。

立香の肩の上で、フォウが鼻で笑うように一つ鳴く。

 

同じようにその毛並を堪能し、無理に笑うネロの姿がまた辛そうでもあったが。

 

『まあ、そのキメラが良い子か悪い子かは置いておいて。

 つまりそのライドウォッチが何か、という話だ。仮面ライダーキメラとか?』

 

「押せば名前呼ぶんじゃないの?」

 

ウォッチとはそういうものなんじゃないか、という立香の言葉。

言われて、ウォッチのリューズを押し込もうとしてみせるソウゴ。

だが、それでウォッチがウィザードのように名を告げることはなかった。

 

『……使えないのかい?』

 

「うーん……武器につけたりすれば使えるのかな」

 

恐らくエネルギーはちゃんと内蔵されているのだ。

それを引き出すことが出来るかは、ちょっと分からないが。

 

『それで、それは君の言う二十人の中に入らない仮面ライダーだ、と』

 

「うん。多分ウィザードウォッチから分離しただけで、違う奴なんだと思う」

 

そう言われて考え込むダ・ヴィンチちゃん。

彼女もまた、()()()()()()()()()()()()()()この顔が混じっている憶えはなかった。

代表的な存在が二十人であり、その他にも存在するということだろう。

だとすれば、その獅子のような仮面ライダーはウィザードの歴史の中の存在であるということか。

 

『なるほどね。ふーむ……』

 

今のところ―――ジオウは時計、歴史を司る能力を有している。

それがジオウのものか、あるいは常磐ソウゴのものであるのかは置いといて。

そして、ドライブはアナザーの能力を見る限り自動車、タイヤであろうか。

タイヤは空を飛ばしたりするものではないと思うが。まあ、それはそれとして。

ウィザードは宝石あるいは指輪。そして―――あえてここは魔法と呼ぼう。

だとすれば、仮面ライダーキメラ(仮)の能力もまた、魔法に類するものなのだろうか。

 

少なくともウィザードは竜種。

キメラ(仮)はキメラという幻想種の力を有しているのだろうし。

 

あるいはウォズならば答えを知っているのかもしれないが……

まあ、どうせ答える気もないだろう彼を頼ってもしょうがないだろう。

 

「……それが分離してウィザードのウォッチが使えなくなった、というわけではないんでしょう?

 なら、もうそれはいいでしょう。役に立つ、と言うなら使えばいいだけよ」

 

ダ・ヴィンチちゃんが主体となっていたこの場。

それをオルガマリーがそんな風に言いながら、流れを変更しようとする。

苦笑しながらダ・ヴィンチちゃんはその意見を通した。

 

『では、女神ステンノから得た情報も含めて、我々の最終目標を確認しようか。

 連合ローマ首都にあるという聖杯の回収。

 及び、その地にいるというレフ・ライノールの捕縛。もしくは撃破だ』

 

彼女が口にしたその言葉に、小さく目を伏せるオルガマリー。

 

「そういえばステンノは?」

 

「ローマの人間を見て回りたい、って言ってたよ。

 一応、ジャンヌにお願いしてあるから大丈夫だと思うけど」

 

こちらが得た情報源の姿を探すソウゴに、立香が教えてくれる。

 

『カエサルの様子を見て、ステンノからの話を聞く限りの話だが。

 根本的に、相手サーヴァントは従わざるを得ないからやっているだけ。

 連合の首魁さえも、人理焼却に積極的に加担したいと思っているような相手じゃないらしい。

 まあ大抵の英霊はそうだろうと思うけどね』

 

「でも、レフ・ライノールさえ止めれば他のサーヴァントとも戦う必要もない……

 とはならないよね」

 

立香の問いに、ダ・ヴィンチちゃんも首を縦に振る。

 

『レフが簡単に前に出てくるとは思えない。

 結局のところ、彼の従えるサーヴァントを突破していく必要はあるだろう。

 女神ステンノが把握しているサーヴァントは他にいなかったが……

 戦力が誰もいない、なんてことはないだろう』

 

「まあ、そうなっちゃうよね」

 

ふぅ、と小さく溜め息を落とす立香。

アナザーライダーも今度いつ仕掛けてくるかは分からない。

だからこそ、彼女だって折れていられない。

気合を入れなおして、その場の細かい話を煮詰める会議に参加する。

 

と言っても、大体は所長とダ・ヴィンチちゃんの話を聞いているだけなのだったが。

 

 

 

 

連合皇帝カエサルを打倒し、正統皇帝ネロの手に取り戻したガリア。

祝勝の気配も冷めやらぬその都市の中。

人目にはつかぬだろう路地の中で、この街を統治する軍の総督。

 

女王ブーディカが、地面に這いつくばらされていた。

 

周囲にはローマ兵たちが何人か、気絶させられている。

だが死んでいるものはいないようだ。

 

「くっ………!?」

 

剣を杖替わりに、何とか立ち上がろうとする彼女。

その頭上から少年の声が彼女へと向けられた。

 

「悪いね。戦勝の宴に邪魔をするようなタイミングで」

 

黒い肌。ただの馬ではありえない、巨大な馬身。

圧倒的な風格を有する英霊馬。

しかしそれに騎乗する線の細い少年が、その名馬以上の威風をもってそこに君臨していた。

 

「スパルタクスが脱落していて助かったかな。

 彼がいたら流石に僕一人で貴女を攫う、というわけにはいかなかっただろうし」

 

ガリア決着からほぼ間を置かず、彼は()()の許可を得て連合首都から走り出した。

通常ならあり得ない速度での、ガリアへの強襲。

だが、彼の宝具たる名馬ブケファラスはそれを易々と踏破した。

 

それが出来たのも、ガリアにいるサーヴァントがブーディカのみ。

彼を見かけたら問答無用で戦闘行動に入るだろう、スパルタクスがいなかったおかげだ。

そうでなければ、彼の軍師も単独行動の許可は出さなかっただろう。

 

「あたしを、攫う?」

 

「そう。どうだろう、女王ブーディカ。僕と一緒に着いてくる気はないかい?」

 

困惑するようなブーディカの声。

そんな彼女に、微笑みながら言葉を向け続ける。

 

「見ての通り僕は今、連合皇帝側だ。セールスポイントとしては……そうだな。

 僕に攫われれば、守るためにも滅ぼすためにも戦わなくてよくなる、とか?

 あと、そうだね。僕は君の身柄を利用して皇帝ネロに一手仕掛けてみたいと思ってる。

 僕がネロを攻撃するための武器になってみないかい?」

 

ぴくり、とブーディカの肩が揺れる。

余り褒められたことではないな、と思いながら彼は苦笑した。

 

「ネロ、を……」

 

彼女の俯いた顔に、様々な感情が浮かんでは消える。

その複雑に絡まり合った感情が、爆発するその瞬間――――

 

―――直上から、赤い鎧の怪人。アナザーライダーが彼女の前に出現した。

地面を粉砕しながら着地したそれが、赤髪の少年王へと顔を向ける。

 

「っ………!」

 

「ん、来たみたいだね。なるほど、先生の言ってた通りの仕組み……なのかな?

 傍から見ても分からないや」

 

それの登場に唇を噛み締めるブーディカ。

 

少年王は特に表情も変えず、微笑みながら剣を抜く。

ゼウスの子としての祝福。神の雷が彼の体に迸る。

ブケファラスもまた、それに合わせて荒く鼻息を噴き出した。

 

「ま、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

 

そう言って紅顔の美少年が、凄絶な戦士の顔へと切り替わり――――

 

ガチリ、と周囲一帯を停止させる時空の支配に見舞われた。

突撃姿勢になっていた馬上の少年の後ろから、一人の男が歩いてくる。

彼はそのまま少年には目も向けず、アナザーライダーまで歩み寄った。

 

「勝手なことを。貴様の出番にはまだ早い」

 

そう言って男はアナザードライブの肩を掴み、二人揃って光に包まれる。

次の瞬間にはどちらの姿も消え、時空は正しい流れを取り戻していた。

 

突如現れ、消失した相手たち。

動けるようになった少年は、小さく感心するようにその場で唸った。

そして消えた二人と違い、取り残されたブーディカを一瞥する。

 

「―――そういうわけか。そっちが最終目的、というわけだね。

 いいのかい、女王ブーディカ。このままでは君は……」

 

立ち上がることもせず、ただ乱れた感情に振り回されている彼女を見る。

少年王の問いかけに、彼女は血を吐くように返答した。

 

「――――分かってる、分かってるんだ。そんなこと……

 けど―――! 止められない……!」

 

その返答を受け、彼は一度目を瞑る。

再び目を開いた時には、彼の顔からは大神の色は消え失せていた。

 

「………まあ、だというなら仕方ない。じゃあ、僕に協力してくれればいい。

 皇帝ネロを試し。星見の魔術師たちを試し。そして負けるだろう戦場でね。

 僕の前に君を置いて行った、ということはあの連中もそれが望みなんだろうし」

 

再び顔に微笑みを浮かべ、彼は馬上より地面に降り立った。

 

「ネロ、を……マシュを……?」

 

砕けそうな心を、必死で抑え付ける。

既に彼女の心はぐちゃぐちゃだ。

ネロは許せない。ローマも滅ぼしてしまいたい。

 

でも、彼女の国には未来がある。その未来に消えて欲しいはずがない。

マシュは愛すべき未来の子だ。あの男に従わされている者だって。

―――いいや、従わされているのではない。

ブーディカを守ってくれているのだ。その身を堕とされて、なお。

 

「―――女王ブーディカ。せっかくなら信じてみなよ。

 君が復讐を果たしたいと願うなら、復讐の炎にその身を窶してもいいのだと。

 きっと。君が愛する未来の子たちが、その暴虐を止めてくれるだろう、と」

 

「――――――でも、あたしが……! そんなことになったら……! もう……」

 

泣きそうな顔で胸を抑え付けるブーディカ。

それを困ったような顔で見つめる少年が、頭を掻いてみせる。

 

「やれやれ。連合ローマの皇帝たちは、この異常の中で未来の皇帝へと託してみせるんだ。

 ブリタニアの勝利の女王(ブーディカ)。君も覚悟を決める時だろう?

 君から見ればやがて訪れる未来の騎士。

 それを宿した無垢な少女に、君が抱いた悪しと思う感情さえ託してあげるべきじゃないかな?」

 

「この、感情さえも……?」

 

震えるブーディカ。

煮詰まった憎悪をマシュに、と言われ彼女の顔が歪む。

だが、少年王は彼女への言葉を止めるような事はしなかった。

 

「それを無垢な少女に預けるには、重いだろうと感じるのは当然だ。

 けど、君は既にそれ以上のもの。彼女への愛をとっくに託してあげたのだろう?

 なら、きっと大丈夫さ。愛も、憎悪も、間違いなく君の想いだ。

 だから信じてあげると良い。その娘は、君の想いを正しく受け止めてくれる人間なのだと」

 

ブーディカの表情が一際大きく歪み、顔を伏せた。

そこで少年王の隣に、遠隔視のための使い魔が到着する。

 

彼の軍師が各地に飛ばしている使い魔だ。

ローマ各地の戦場の情報収集は、ほぼこれで賄われている。

彼の軍師は自身の魔術がこれほどの精度を発揮することに、酷く渋い顔をしていた。

 

神仙に近い視点を持つ霊基のおかげで、本来大した事のない彼の魔術は大分性能が上がっている。

自身に関係ないところで優秀な能力を得てしまった……

なんて悪態を吐く軍師の姿を思い浮かべて、少年王は使い魔に向けて小さく笑う。

 

「まあ、これで彼女たちの憂いも恐らく晴れるだろう?

 相手の計画に乗せられてるだけ、っていうのは気に食わないし……うん。

 さて――――僕たちも戦場の蹂躙を始めようか」

 

軍師に王からの勅命が下る。

物言わぬ使い魔から、同意を示す熱量を感じて少年王は微笑みを深くした。

 

 

 

 

「ブーディカさんが!?」

 

「………うむ。今し方、伝令が入った。

 ガリアに黒い巨大な馬を駆る少年が現れ、ブーディカを連れ去った、と」

 

ネロに呼び出され、オルガマリーたちが顔を出してみればそれだった。

勝利に浮いていたガリアの防衛を駆け抜け、総督であるブーディカを誘拐。

当然、サーヴァントであるブーディカにそんなことができるのは……

 

「連合ローマのサーヴァント。相手はライダー、ということかしら」

 

「……………」

 

ネロが、沈痛な面持ちで椅子に深く体を沈めた。

その様子に清姫が一瞬だけ反応し、しかしすぐに視線を逸らした。

 

清姫が反応したことに、オルタが僅かに目を細くする。

虚偽やそういう話なら、彼女は吼え猛っている。つまり、そういう話ではない。

ネロ・クラウディウスの精神状態がもう限界なのだろう。

清姫というサーヴァントは狂人の割に、そういうところには敏いから。

 

立香は目を揺らすマシュの肩を抱きに行く。

また会おう、と言って別れた相手が敵の手に落ちた。

彼女には大きな心労だろう。

 

「―――ちなみに、ランサーはどう思う?」

 

小声で後ろに控えるランサーに問うソウゴ。

わざわざ小声で問われたからには、彼は本音であっさりと答えて見せた。

 

「攫ったってことは使いたいんだろ。皇帝ネロへの精神攻撃ってヤツだ」

 

「だよねぇ。あとは……」

 

肩を竦めるランサーに、思った通りの返答でソウゴが溜息を吐いた。

一応、ランサーは自分の言葉を補足する。

 

「ブーディカを攫えば、同時にアナザーライダーの問題がついてくる。

 相手が勝手に自爆する可能性もなくはねえが」

 

「………俺は、それも含めての話な気がするな」

 

目を細くして、小さな声でそう呟く。

カエサルは連合はアナザーのことは知らない、と言っていたそうだが。

このタイミング。どうにも、きな臭いというか。

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「……坊主が呼んだらあのウォズってのは来ないか?」

 

「俺がウォッチを拾ってもこなかったんだからこないよ。

 多分、今は出てきたくないんだ。今、俺の前に出たらスウォルツにしてやられると思ってる。

 そう考えると……きっと、連合の首都に入る前にアナザードライブとは決着つくのかな」

 

ソウゴは声の調子を変えずにしかし、明らかに言葉に含む感情を変えた。

ランサーが片目を瞑り、彼の様子にやれやれと肩を竦める。

 

―――あるいはこれが、あのウォズの言う“魔王”として極まっていく過程なのかもしれない。

そう思いながらも、しかし彼はソウゴを止めようとはしなかった。

 

「………マスター。いいかしら?」

 

「アヴェンジャー?」

 

ソウゴとランサーが声を潜めて話している間。

オルタもまた、オルガマリーに小声で言葉をかけていた。

そのようなことをしてくるとは思わず、思わず怪訝そうな表情を浮かべるオルガマリー。

 

「………いい加減限界よ、あの皇帝。ただの精神失調だけならまだいいわ。

 でもアイツ、今はローマの加護とやらでローマが祖とする神霊に引きずられてる。

 精神が崩れれば、そのまま肉体まで別物になって崩壊するわよ」

 

カエサルとの戦いで見せた、ネロの体の変調。

それは強くなっておしまい、などという都合の良い力ではない。

生命体としての枠組みから大きく外れる、魂への干渉だ。

 

高次の魂としての予兆を見せるネロは、その精神こそが健康状態に直結する。

今のような精神状態では、すぐに衰弱してしまうだろう。

 

「――――とはいえ、止めて聞く皇帝でもないでしょう。

 とにかくまず、ブーディカの救出を念頭において……」

 

分かっている。

そう言い返そうとした彼女の肩を、オルタの手が掴む。

彼女の眼差しには遊びも、嗤笑も、どこにもない。

 

「私は救出じゃなくて打倒になる、って言ってんのよ。

 ―――言ったでしょ。アナザードライブはブーディカ。

 戦場に連れて行けば、それを知るわよ。アイツは。あれ、()()()()()()?」

 

「――――――っ」

 

ここにきて、再び彼女に判断が委ねられる。

サーヴァントを信じるか、否か。

彼女がどんな答えを出しても、皇帝ネロの行動は変えられないだろう。

連合ローマの目的はネロで。アナザードライブの目的もネロで。

この特異点はネロ・クラウディウスが中心の舞台だ。

彼女を外に締め出すことはできないだろう。

 

だが、自分たちのとるべき行動はきっと大きく変わってくる。

だから、彼女は――――

 

 

 




 
ウェイクべゼルは動かないライドオンスターターは押せない。
そんなサウンドライドウォッチくん。おじさん直して!
 

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。