このクソッタレな世界にケツイを!   作:ロッキード

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上手くCharaらしく、なお可愛いらしく書けるものか…。
それが難しい。


第2話 変な奴ら

話しかけてきた男は名乗る。

「俺は佐藤和真。カズマでいい。君は?」

「私はChara。好きに呼べばいい。」

「なぁ、唐突で悪いんだが…、仲間になってくれないか?1人だろ?」

ん?本当に唐突だな。某少年漫画の麦わら帽子みたいなことを言い出したぞ。

カズマとやらは、小さくガッツポーズして「1度やって見たかった」とでも言いたげな顔だ。

正直そのドヤ顔みたいな表情が心の底からムカつく。

まぁ、カズマの言う通り1人だ。

たしか何人かで組むのが普通らしい。

といっても私は1人でも困らないし、

誰かとはあまり組みたくない。

「返答は…Noと言いたいんだが…」

そこまで言いかけるとカズマが急に必死になって言う。

「頼む!うちには継続的に戦えるような奴が1人も居ないんだ!上級職ばかりなのに、戦える奴が全く居ない!頼む!」

ここまで必死になられると逆にキモイ。

これは仲間になるまで鬱陶しく付き纏うタイプだな。

「わ、分かったよ…。とりあえずお仲間のとこに案内してくれないか?」

嫌だったら、そっと帰ればいい。

嫌なところに長居する理由はないし、

食事にも寝泊まりにも困らない。

「ほ、本当か!よーし!じゃあ案内しよう!」

すげー張り切ってんな。

 

連れてかれたのは大きな家。

館とか豪邸とかイメージ的にはそんな言い方が正しいんじゃないかな。

中に入り、カズマはみんなを呼び寄せる。

まず最初に来たのは眼帯を付けた魔法使い。

そして騎士っぽいやつ。

そして最後に……。

「なんなのカズマー。話があるって…」

「仲間を連れてきたんだ。心強い奴をだ!」

「へー、どんなや…つ……。」

そいつは私を見てフリーズする。

それは恐怖からか、それとも驚きからか。

私も驚いた。

まさか、こんなに早く「女神アクア」に会えるなんてな。

「おー、誰かと思えば、「アクア様」じゃないか。」

そんなふうにいつものようにニッコリと笑ってみせる。

「カズマぁぁぁぁ!こいつはダメよ!ダメェェ!」

カズマはどういうことかと聞いてきたので、説明をした。

ここに至るまでの苦労と、アクアの失態を。

カズマは同情するように肩をポンと叩き言う。

「そっかー、お前もそんなのかー。うんうん。」

どうやらカズマも苦労してる模様。

「カズマカズマ!この人目が赤いようですが、紅魔族ですか?」

眼帯の少女がそんなふうに聞く。

「違うな。その紅魔族とやらではない。」

次に騎士のようなものが聞く。

「ちなみに実力はどれくらいだ?ジョブは?」

「一応アサシン。レベルは10ってとこだ。」

苦労の賜物だな。腹は立つが。

「とりあえず皆自己紹介するか。俺はしたけどな。」

とりあえず自分から始める。

「私はCharaだ。好きなものはチョコレートとナイフ。嫌いなものはニンゲンだ。」

そして次に眼帯の少女。

「我が名はめぐみん!紅魔族随一の魔法の使い手にして爆裂魔法を操る者……!」

決まったとでも言いたげな顔をしつつも、カッコつけたような顔をする。

あぁ…そういうタイプの奴か。

「ところでその眼帯はなんだ?本気を出すとそこが光ったりとかするのか?」

槍は持ってないけどな。

「あ、いえ、これは飾りです。でもその着眼点は悪くないです!あなたとはいい友達になれそうですね、ふふふ…」

飾りかよ。

少しだけ期待した私が馬鹿だった。

あの世界(Undertale)を基準にするべきでは無いな。

次に騎士っぽい奴だ。

「私はダクネスだ。クルセイダーをやっている。」

あぁ、今度はマトモそうだ。

「ところでCharaといったか、君は私の求めていた人間な気がするんだ!」

ハァハァとして、口角が上がっている。

若干ヨダレがたれそうな感じだ。

しかも顔が近い。

「寄るな、キモイ」

とりあえず鼻あたりを強めにパンチし、遠ざけておく。

するとダクネスは納得したように言う。

「その意気だ!」

何がだよ。

ここまでずっとカズマは渋い顔というか、哀れみの顔というか、悲しそうな顔というか、なんとも言えない顔をしている。

そして最後に女神。

「知ってると思うけど一応やるわ。

私はアクア。女神アクア。アークプリーストよ。」

 

ここまでの印象としては、カズマの悩みが少しだけ分かった気がする。

私を必死で仲間にしたがる訳だ。

いつものようにステータスとスキルを見てみる。

いつの間にかスキルまで見れるようになってたのは驚きだ。

少なくともカズマは弱いが役に立つ。

めぐみんは使い所によるな。1発で終わるから、使い所を考えないとダメなやつ。

使えなくはないからまだ良いだろう。

ダクネスは盾だ。

だが、相手にされないようだから本当に役に立たない気がする。

まぁ、場合によるな。

強大な何かの足止めと盾くらいは行けるだろう。

アクアは…はっきり言ってクズかもしれない。

アークプリーストとしてはまだ使える。

でも宴会芸スキルを取ってるやつなんか頼りにしたくない。

 

…カズマが哀れになってきたので入ることにした。

「はぁ…、いいぞ、入ってやる。なんかカズマが可哀想になってきたし。」

そう言うとカズマが喜ぶ。

「ありがとう!本当にありがとう!これで少しは楽になる!」

 

こうして波乱万丈な日常は幕を開ける。

正直今の気持ちとしてはその幕を閉じたい気分だ。




カズマのストレスが少し少なくなると良いなって。
Charaも大概な気がするけど、このメンツと並べると常識枠になる不思議。
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