「どうだった?」
「どうだった?って、ボクに確認させるのはどうかと思うよ。そもそも、自分で蒔いた種なら、自分で面倒見てよ!!」
「植物って、種植えて、水をまいたら育つじゃない?何でもかんでもやってあげたら面白くないじゃん?」
「ないじゃん?で最後を任せるのはどうかと思うなぁ。ボクは!!」
夜空よりも地上のほうが爛々と輝く夜。
ぐるぐると回ったらどっちが空かわからなくなりそうだった。
ビルの屋上から夜空を見上げる。
真っ暗な空に変な形をしたお月さまが一つ。これでは……
「あまり面白くないね。」
「そりゃね。普通はもっと暗い場所で見るものだし。もっとムーディーな……ハッ!!」
勢い任せにボクは何を言おうと――
「ところでさぁ。」
「聞いてない!!」
何事もなかったかのように彼女は続けた。
「いつもなら怒るのに、今日は怒らないの?」
「怒られるの待ってるの?というか、怒ったって聞いてないし!!怒ったってまたやるでしょ?」
「わかってるじゃん。」
きれいに笑った。
ハレーションした姿にはっきりと写った笑顔に、ボクはドキッとした。
「だからって、許さないからね!!ボクは怒ってるんだぞ!!」
「はいはい、ごめんね。」
といって、優しく撫でた。
子供扱いしやがって!!
と思いながらも、ボクは抵抗できなかった。
あとがきのあとがき
5月から始まった「シェアストーリー」で、言い出した人間。ということもありあーだこーだといろいろプロットを書きましたが、主に使ったのは先月中に書き上げたものでした。
思いつきで書き始めたものの、作品の「核」となる部分を一切考えていなかったんですよね。いや、今も書き終えて何も考えていないんですけど……
できるだけ、漫画やアニメでの超展開。を抑えた(つもり)。リアリティのある問答(のつもり)です。
日常の一片をピックアップして書く。というスタイルのせいで、特になにもない話で終わってしまいました。
裏話を話すとすると、もともとは夕は男。香穂子は女という形で書いていました。
いや、もっと具体的に言うと、女の子に見える男の娘の夕と180センチ台の女の子の話というカップリング。更には数年後、再開した二人、夕がイケメン男子になってる。みたいなのも考えていました。
ボツシーンも多く、夕と香穂子が喧嘩をする。というシーンも考えていました。どんな感じかというと……
様子のおかしい夕を問い詰める篠崎。
その原因が自分にあると知らないと起こり始め、たくさんの言葉をぶつける。
しかし、篠崎にはその言葉を受け止められずにいた。
「そうなんでしょ!!」と怒鳴る夕に対しわけのわからない篠崎は突っぱねるように返し、ケンカ別れをする。
というものでした。
書く余裕なかったですね……
それでも、はじめての完結作品です。
とても荒く、不細工な作品ですが、読んでくださりありがとうございました。
次回作のことを妄想しつつ、足りない知恵をつけれるようにがんばります。
最後に
どんなときも笑顔でありますように、それを配れるのが「物語」だと私は信じて……