奇蹟再現領域 エンピレオ 死せる神の落とし子   作:座右の銘は天衣無縫

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最近fgoのRTAものが増えてきたから一番最初に発想を出したのは俺なんやで、と大して意味のない主張をしてみた。
証拠は自分の活動報告の投稿日時。

あと、イベクエのメインクエストを後からプレイできるようになったのはマジでありがたい。



第8話

 

契約対象

種族 人 真名 アレックス・クルス

種族 龍 真名 ◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎

 

仲介

種族 ◼︎◼︎ 真名 ◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎

種族 ◼︎◼︎◼︎ 真名 ◼︎◼︎◼︎◼︎・◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎・◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎

 

契約期間

異聞帯間の戦争の終了、及び中東異聞帯の外敵を完全に排除し終えるまで

 

契約内容

・◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎よりアレックス・クルスへの権能の一時的譲与、この権能は契約期間終了後に◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎へと返却する

・アレックス・クルスの死後、その体、精神、魂の全ての所持権を◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎が得る

・契約期間中にアレックス・クルスが死亡した場合、◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎は契約期間の終了まで異聞帯の存続、繁栄に全力で協力する

・契約期間中に◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎が死亡した場合、アレックス・クルスは契約期間終了後にその役割を引き継ぐ

・契約期間中にーーーーーーーー

 

違反内容

以下の内容に違反した場合、違反者は即座に死亡し、契約は一方的に破棄される。

・互いに相手を間接的、直接的問わず、意図的に害し、死亡させる事を禁ずる

・◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎は契約期間中にクリプター八人全員に対して害する事を禁ずる

 

 

 

「双方、異論は?」

 

「無い。」

 

『同じく。』

 

「では、ここに我が真名を以てこの契約を締結する。

契約内容を履行せよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を見た。

起きてから考えたのはその夢がただの悪夢か、北欧異聞帯以降、その効力を失ったと思っていた魔眼の見せた未来なのか、だった。

 

そう、私の魔眼は魔術回路から強制切断した影響か、その未来視の力を失って、今はただの虹彩異色、所謂オッドアイでしかない。

 

その魔眼が最後に未来を見せたのが、今の夢の内容だとすれば?

正直、ゾッとする。

魔眼だった左目をまぶた越しに抑える。

感じたのは熱、つまり魔眼が発動していたという事だ。

 

途端に血の気が失せたのが分かる。

 

(ダメよ、そんなの、あんな未来だけは何をしてでも回避しないと!)

 

そんな事を考えながらも体は恐怖に震える。

悪夢が記憶に残るが如く、その未来は彼女、オフェリアの脳裏に残り続ける。

その未来は、アレックス・クルスが血溜まりに倒れ伏すその瞬間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相手から俺へと力が流れ込んでくる。

普通の人間なら、その力に耐え切れずに風船が割れるが如く、体が弾け、精神は壊れ、魂は塗り潰されて死ぬだろうが、この異聞帯に来てから準備を進めていた俺は何とか耐え切れている。

 

体は空気中、水中、食事に使われている食料にすら含まれている神秘を使って文字通り改造し、精神は聖杯を使って壊れた側から修復させ、魂は転生したという経験があるからこそ多少は染まっても塗り潰される事はない。

 

契約により、待っているのは死後の拘束。

だが、結局のところ今世も前世の死後だ。

なら、所詮は延長線でしかない。

 

っ、転生のせいか元々少し人らしくない思考はあったが、ここまででは無かった。

早くも影響が出始めたらしい。

ただの人間でも、ただの怪物でもダメだ。

今の精神状態を維持できなければ、身体も魂もゆっくりとだが、塗り潰されていく。

 

『これで終わりだ。』

 

「……契約の履行を確認した。

双方、決して契約を違える事のない様に。」

 

そう言って仲介役はその場から消えた。

 

「さて、と。 権能の使い方を覚えて慣らさないとな。」

 

『………………』

 

「なんだよ。」

 

『いや、本当にいい拾い物をしたと思ってな。

さて、私は一眠りするとしよう。」

 

そう言ってソイツは嗤いながら目を瞑った。

出来ればコイツが動く様な事態にならなければ良いんだが、な。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走る、走る。

とにかく今は彼に会って問い質したい。

そもそも彼は少しでも負けの目を減らす為にメリットが無ければ前線には出てこない。

それにも関わらず、私の見た未来では周りにサーヴァントは居なかった。

倒されたという可能性もあるが、その可能性があるならキャスターを後方に置いて、前衛のサーヴァントがやられそうになった瞬間、キャスターに転移させて逃げる。

 

つまり、あの未来が起こるには彼が絶対に引けない状況だったか、自分の死すら利用する為に前線に出てきたかのどちらかしかない。

 

そして彼が居たのは浜辺、つまり地中海か死海か紅海のどれか。

どれも此処へと引けないくらい追い込まれているとしたら明らかに可笑しい場所のみ。

だったら、彼はあの時、自分の死すらも利用する為に出てきた以外に考えられない。

 

走ってきた勢いのまま、彼の部屋の扉を押し開ける。

 

「アレックス!!」

 

中で寛いでいたノアと天使が驚いている、悪いとは思うが今はそれどころじゃない。

部屋の中を見渡せば、椅子に座りながら何かを書いている。

 

「おおう、どうしたオフェリア。

ん、なに、急に俺に会いたくなったとか?

いいぞー、ほら、俺の胸に飛び込んで、ぐえっ。」

 

戯けた様子でそんな事を言いながら立ち上がって、両手を広げながら近づいてくるアレックスの襟を掴んでベッドに向かって押す。

 

アレックスはよろけながら後ろに下がっていたが、ベッドに足をぶつけてベッドの上に倒れた。

その上に乗っかって、再度襟を掴んで、彼の上半身を引き寄せる。

 

「「おおっ!」」

 

「お、オフェリアさん?

随分と激しいアプローチですね?」

 

この期に及んでそんなふざけた事を言うアレックスを睨みつけながら、話始める。

 

「正直に言って。

あなた、何か隠し事してない?」

 

「おっと、これは所謂修羅場って奴かな。」

 

「良いですね良いですよ!

私、こういうの大好物です!」

 

外野が煩いので、アレックスから視線を外さないまま指摘する。

 

「そこ、黙るかこの部屋から出てくかしなさい。」

 

「「じゃあ、黙って見てます。」」

 

黙った外野を思考から追い出しつつ、もう一度尋ねる。

 

「で、どうなの?」

 

「隠し事? そりゃ、あるよ。」

 

心臓が跳ね上がる。

震えそうになる声を抑えながら問い詰める。

 

「何を、隠してるの?」

 

「そりゃー、くだらない事から機密情報まで色々?

何を聞きたい?」

 

「この先、この異聞帯の存続において、貴方が死ぬ予定はある?」

 

そう直接尋ねた瞬間、彼の表情からふざけた様子が消えた。

 

「…………未来視の魔眼か。

俺が想定していた中では最悪の場合、俺が一度は死ぬ可能性があった。

だが、オフェリアという観測者が出来たなら、オフェリアが別の未来を見ない限りは、俺は死ぬんだろうさ。」

 

その言葉を聞いて、手から力が抜ける。

だって、そんなのまるで、彼が死ぬのは……

 

「自分のせい、か?」

 

ベッドの上に横たわっていた彼が私の背中に腕を回して、私を抱き寄せる。

 

「バカ言うな。

そもそも、そんな未来になる可能性のある作戦を作ったのは俺だ。

それにその場合、条件付きだけど生き返れる様にはしてある。」

 

「……その条件っていうのはどっち?

生き返った後に何らかの制約が付くのか、何らかの条件をクリアしなければ生き返れないのか。」

 

彼がよく好む手口だ。

嘘は付かずに、隠すか誤解させる様な言い方をする。

 

「後者だ。」

 

「……どんな条件?」

 

「それは教えられないな。

魔術を使った契約が過剰に外部に漏れればどうなるか知ってるだろ?」

 

少なくとも良い結果になった事はない。

大抵の場合はその契約を利用され、ロクな目には会わない。

ケルトのゲッシュがその典型的な例だろう。

あれは誓いであると同時に魔術的な契約でもある。

『何かをする、もしくはしない代わりに強さを得る』という自分自身との契約だ。

 

「まあ、俺の予想が外れてなければほぼ100%条件はクリアできるけどな。」

 

100%クリア出来そうな条件?

 

「……前々から思ってたけど、貴方の契約って悪魔的よね。」

 

「そんなん、勘違いしたり、知らなかった奴等が悪い。

契約する以上は自分が何か見落としていないかとか、契約に抜け穴は無いかとかは絶対に考えるべき事だ。

情報弱者は例え、戦力的に強くても負けるんだよ。」

 

悪い笑顔でそんな事を曰う。

 

「…本当に卑怯ね、貴方は。

良いわ、信じてあげる。」

 

「そうか、そりゃありがた「ただし!」」

 

そう言って彼を押し倒す。

 

「とびっきりの呪いをあげるわ。

知ってるかもしれないけど、私はあなたの事が好き。

勿論、親友としてではなく異性として。

貴方が死んだら私も死ぬわ。

だから、私の為にも絶対に生きて帰って来なさい。」

 

「…………マジか。

ここでそれ言うか。

何やったか分かってるだろうけど、ここは神代の世界だぞ?

絶対、今の言霊として呪詛化しただろ。」

 

唖然としながら、説明してくるアレックスに思わず笑みが溢れる。

 

「ええ、勿論よ。

それが私の覚悟だから。」

 

「……まいったな、コヤンスカヤに変な影響でも受けたか?」

 

「何かしら?」

 

「いえ、何でも。

まあ、キャスター呼んで呪いを外せない事もないが、流石に女々し過ぎるからやめとこ。

お前にそこまでさせた責任はしっかり取る。」

 

ここまで行って、安堵したのかふと気が付いた。

もしかして、勢いに任せてえらい事言ったりやったりしたんじゃないかしら。

 

そこまで考えて、横を見ればベッドの真横からニヨニヨと笑いながらこっちを凝視する二つの人影。

 

「「あ、お気になさらず。」」

 

「……無理に決まってるでしょう!?」

 

私はその場から逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オフェリアの愛が思ったよりも重かった件について。」

 

オフェリアが部屋から飛び出し、戻ってこない事を確認してから、そう呟いた。

 

「だが、お前はそれを受け止めるのだろう?」

 

「勿論。

さて、待たせて申し訳ない。」

 

「構わんとも。

面白い物を見せて貰った、今のを含め、この世界線は中々に劇的だ。

完全に滅びる事もないから安心して観れる。」

 

「なら、見物料を要求させてもらおうかな。

一人だけ贅沢にも映画でも観てるような気分らしいしな。

どうだ、少しばかり配役として出てみないか?」

 

「……よろしい、たまにしか応えられん教え子からの要求じゃからな。」

 

その返答を聞いて思わず笑みが溢れた。

今後の展開に関して、カルデアの異聞帯突入順番

  • 突入させずに最後まで取っておく
  • 今後の原作不明なので一旦突入させ、撤退
  • 突入させて完全に解決
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