BanG Dream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
(なんで走りながらあらすじ紹介しなきゃいけないんだよ!?・・・・・・仮面ライダージードで、天才物理学者の桐生蒼空は、スタークが盗んだ『ギガファイナライザー』を奪還したが再び盗まれた。)
「はぁ・・・、はぁ・・・!」
(その犯人は、今追いかけているあの男だった・・・。さぁ、どうなる第15話!?)
「はぁ・・・、はぁ・・・!」
追いかけている男は、壁にもたれ座り込んでしまった。俺は止まったのを確認して、足を止めた。
「はぁ・・・、はぁ・・・、年だな・・・!」
「はぁ・・・、はぁ・・・、なんで、アンタが・・・?」
「・・・・・・俺には大きな目的があってな・・・。だから見逃してくれない?」
「する訳ないだろ・・・!」
「だよな!」
手を合わせてお願いされてもダメだ!
「残り2本、ボトルを回収しなきゃいけないし。」
「っ!・・・・・・ここに来たのも計算の内ってか?」
「人目につかない方が、戦いやすいだろ?」
確かに、夜の橋の下なんて人目につかない場所としては絶好の場所だ。
しかも、隠していた2本のボトルの事まで気付いていたとはな・・・・・・。
『コブラ!』
コブラのボトル!?・・・・・・やはり・・・。
「蒸血。」
『ミストマッチ!』
ボトルをセットした黒い銃から煙を出し、散々見てきた赤い姿へと、姿を変えた。
『コブラ・・・!コ、コブラ・・・!』
そして、変身完了を意味するかのように、角部分からささやかな花火が上がった。
『ファイヤー!』
「俺がブラッドスタークだ。・・・・・・
声を自由に変えられるのか・・・。
〈解。ブラッドスタークの機能の1つです。〉
「・・・っ!」
俺は残されたボトル・・・・・・その中のベストマッチだけで戦うしかない。
『オクトパス!』『ライト!』『ベストマッチ!』
『Are You Ready?』
「変身!」
『オクトパスライト!イエーイ!』
「フッ!」
俺は変身してすぐに右肩のタコの触腕である程度距離を取りながら攻撃する。
「ちっ!・・・・・・厄介なボトル残しやがって・・・!」
『Ready Go!』
「俺、タコ嫌いなんだよ!!」
知るか!!
すぐさま必殺技を決める。
「ぐわっ!!」
「はぁ・・・、はぁ・・・フッ!」
「食らえ!」
スタークはギガファイナライザーをこっちに見せつけると、その力のごく一部が発揮された。
「ぐっ!・・・・・・うわっ!?」
その力を受けた俺は吹き飛ばされ、変身が解除、ボトルが手元から離れ、スタークの手に渡ってしまった。
「これで、ボトルは全て回収できた。」
すると、変身を解いたマスターは、
「Chao!」
「っ!おい、待てよ!!」
ボトルとギガファイナライザーを持って、どこかに行ってしまった。
「・・・・・・ぅわあああああ!!」
この場には、俺の叫び声だけが響いて、日差しが昇ってきた。
俺が家に帰ってきた時には全員が起きていた。『どこに行ってた?』と聞かれたから、さっきまで起きていた出来事を話した。
「「っ!?」」
「マスターが・・・!?」
「・・・・・・スターク!?」
「・・・・・・俺も、夜華から聞いた時には驚いたよ。でも、スタークがマスターなら、今までここで働いているシーンがほとんど無かった理由も納得が行く。」
夜華が初めて俺の前で変身した後、1人で貰ったデータを調べている時に話された事だから。
「・・・・・・これからどうするんだよ?」
「俺は、対スターク用のアイテムを開発する。」
「?・・・・・・蒼空、それ何?」
取り出したのは、変わった模様が書かれたボトルだ。
「この中には、赤き鋼の残留物質が入っている。」
「赤き鋼の・・・?」
スタークとの戦いの時、偶然手元から離れ、地面に落ちた空のボトルの中に赤き鋼の残留物質が入ったのだ。
「これで、ジードの強化アイテムを創る。」
ここは、『難波重工本社ビル』。一部の学校に支給されている護衛ロボット:『ガーディアン』は全て、この『難波重工』が作っている。そして、この『本社ビル』は全てを統括している場所であり、会長である『難波重三郎』がここにいる。
「ギガファイナライザーを開放するためのボトルは全て揃った。」
そこには、難波重三郎以外に、
「会長は、この赤き鋼を開放させてどうするおつもりですか?」
「中に眠る強大な力を使って、核兵器を超える軍事兵器を作る。それが、我々の仕事だ。」
すると、難波はボトルを手に取り、
「蓋を正面に合わせて、赤き鋼に当てればいいんだったな?」
パンドラボックスから生成されたフルボトルを当てると、ギガファイナライザーがそれを吸収、60本吸収したら周りの岩が消える仕組みとなっている。
難波がボトルの蓋を正面に合わせた瞬間、
『ミスマ~ッチ!』
「ん?」
「っ!?」
『ミスマッチ!』『ミスマッチ!』『ミスマッチ!』
手に取ったラビットボトルから蒼空の声が聞こえると、それに反応して、他のボトル19本も反応して、衝撃で飛んだり、小さい『はずれ』と書いた旗を出したりしていた。
「・・・!」
『ミスマッチ!』
「偽物・・・。・・・・・・やってくれるじゃない。」
ギガファイナライザーは本物だったが、ジードを倒して手に入れた『オクトパス』と『ライト』までもが偽物だった事に、石動惣一は蒼空に怒りではなく賞賛を送った。
「まさか偽のボトルにすり替えてたとはな・・・。」
私たちは研究室でギガファイナライザーの残留物質を使ってスタークに対抗する、ジードをアイテムを創っている。
「マスターは必ずボトルを取りに来る。その前に強化アイテムを完成させないと・・・!」
残留物質の入ったボトルを繋げた実験装置も完成したみたい。
「・・・よし!さぁ万丈君!ギガファイナライザーの残留物質と相性の良いベストマッチを、その装置で探すんだ!」
一応私は女子だからって理由だろうけど、なんで万丈?
「う~ん・・・・・・、『パンダ』、『ロケット』。」
へぇ~、まずは『パンダ』と『ロケット』か。
万丈がボトルをセット出来る場所にそのベストマッチをセットする。すると、
「うおおぉぉ!?」
「パンダロケットは、ダメ・・・と。」
相性が合わなければ、何らかの形で爆発するんだね~。万丈1回転したし。
にしても、蒼空はどこからそんな警察が使う盾みたいのを持ってきたの?
続いて『ゴリラ』と『ダイヤモンド』。
「~~~・・・!!」
「ゴリラダイヤモンドもダメ~。」
うわ・・・、顔に直接ダイヤモンドが当たったよ・・・。・・・・・・頭叩いたらダイヤモンドが顔から落ちてくるほどなの!?
そして、『ライオン』と『掃除機』。
「イテテテ・・・・・・!!」
「ライオン掃除機、ダメ~。」
掃除機だから、電気?
4回目、『ラビット』と『タンク』か~。基本フォームのボトルか~。・・・・・・ベタだね~。
「・・・・・・お、光った!!」
「おお!!」
マジで!?
「どうよ!?俺のd「発・明・品!ダメなお前の第・六・感!!」
・・・・・・楽しそうね。
「・・・・・・あ、万丈。香澄、話せるまでに落ち着いたって!」
「お、本当か!?」
「・・・・・・行って来い。海璃、ついて行ってやれ。」
・・・・・・そっちはそっちで、何かありそうね~。
「とりあえず万丈、着替えてきてよ。」
「え?・・・・・・あ。」
龍君たちがやって来た。でも、今の私には喋る事が出来ない。
「香澄、大丈夫か?」
「・・・・・・うん・・・。」
・・・・・・出ても、凄く小さな声しか言えない。
「・・・・・・ごめんな、香澄。」
・・・・・・え?
「お前がこんな状況になっても、俺には何も出来ないから・・・・・・。」
龍君・・・。
「・・・・・・ばって。」
「・・・?」
「龍君、皆のために仮面ライダーとして頑張って。」
「・・・・・・香澄。」
「私も、頑張ってSPACEのオーディション、受かるから・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
私は、ほんの僅かな声量で、龍君に想いを伝えた。
「・・・・・・香澄、無理しないの。」
海璃ちゃんに怒られたから、頭だけ下げておこう。
頑張って!龍君!
その日は、午後から強い雨が街に振り始めた。
「・・・・・・マスター。」
そんな誰も外に出ないであろう時に、誰も来ない路地裏に蒼空と夜華がやって来た。・・・・・・蒼空は手に何も持っていない。夜華が『従者だから』と言って傘を差している。
そして、2人の目線の先には赤き鋼を持った石動惣一がしゃがんでいた。
「・・・・・・懐かしいな~。ここでお前を見つけて、それからこの数ヶ月、濃密な時を過ごせたよ。」
「石動惣一・・・。」
「俺たちにしてくれた事は、全て嘘だったのか・・・?」
蒼空は1歩前に出て、さらに石動惣一に語りかける。
「俺たちの過ごした時間は、全て偽りだったのか!?」
「・・・・・・全部が全部嘘って訳じゃない。」
惣一は立ち上がり、蒼空に向いた。
「たまに感動してウルってしたし、『騙して悪いな~。』って思ったよ。」
言葉の割には、申し訳なさそうな顔はしてなかった。
「・・・・・・ふざけるな・・・!」
蒼空はその態度に怒りを覚えたのか、力強くドライバーを装着した。
夜華は状況をすぐに把握して、頭を下げながら蒼空から離れた。
ここまでは少し遠くの位置でも聞こえたが、そこから先は何も聞こえなかった。静かに2人は変身した。
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
ジードが顔を上げると同時に、2人が拳を合わせる。
「・・・っ!」
「フッ!」
2人は戦いながら廃工場跡に戦いの場を移動した。
「フッ!・・・・・・ハァ!!」
「グワッ!!」
スタークはスチームブレードを出して、ジードを斬りつける。そして、追撃をするが・・・・・・、
「フッ!」
「・・・!?」
ジードはドリルクラッシャーを取り出し、スチームブレードを受け止める。さらに、
『Ready Go!』
「くっ!・・・・・・ハァ!!」
「ぐっ!?」
忍者ボトルを取り出し、数回斬りつける。
そんな時に、ジードの脳裏には石動惣一との・・・・・・楽しい思い出が浮かんできた。
振り返ってすぐに顔をぶつけるも、平然とするフリをしたり、
つまらないギャグを言って、周りをシラケさせたことや、
帰ってきた時に、『おかえり』と言ってくれて嬉しかったこと、
そんな他愛のない事が嬉しかった蒼空の手は・・・・・・ジードの手が、
止まった。
動きが止まったジードに関係なく、スタークは『エレキスチームモード』で斬りつけて、最後に『トランスチームガン』で連射する。
「ぐっ!?・・・・・・くっ・・・!」
ダメージが蓄積し、変身が解除されその場に倒れた。
「主様!!」
「・・・・・・出来る訳ねぇだろ・・・!?」
「・・・?」
倒れた蒼空は、顔を上げて言葉を並べる。
「今の俺を創ってくれたのは、アンタだ!アンタのおかげだ!!アンタが俺を救ってくれたから・・・!」
蒼空の声は、震えていた・・・・・・。
「・・・・・・勝負あったな。」
スタークはトランスチームガンの銃口を蒼空に向ける。
「主様!!・・・っ!」
夜華がドライバーを取り出した瞬間、スタークの銃に誰かが物をぶつけ、弾き飛ばした。
「・・・ん?」
「だったら・・・・・・俺がぶっ倒してやるよ!!」
「万丈・・・?」
びしょ濡れの龍哉が、ビートクローザーを投げたのだった。
『Are You Ready?』
「変身!」
龍哉はドライバーにクローズドラゴンをセットして、走り出した。そのままクローズに変身した。
『Wake Up Burning!Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』
「俺はアンタが許せねぇ!!でも、許せねぇのは、俺を人体実験した事じゃねぇ!!」
変身完了してすぐにスタークに殴りかかった。そのままスタークを倒して馬乗りになる形で殴ろうとする。
「今の俺が許せねぇのは、蒼空の思いを踏みにじったことだ!!」
『コブラ!』
「あっ!?」
「・・・・・・。」
『スチームブレイク!コブラ!』
「ぐわあぁぁぁ!!」
ゼロ距離でトランスチームガンの一撃を受け、吹き飛ばされるクローズ。その影響で変身が解けてしまう。
「ぐっ・・・、あぁ・・・・・・!?」
「万丈!!」
「なぁ・・・、不思議だと思わないか?」
龍哉を吹き飛ばしたスタークは、静かに語り始めた。
「何故、お前を仮面ライダーにしたのか?」
「・・・・・・っ!?」
「リトルスターを回収するためだ。」
スタークは立ち上がり、
「リトルスターは思ったより厄介でな。『ビルドシステム』を使う者に強い信頼を持って、祈ることでリトルスターは体内から飛び出していく。最初は上手く行ってたんだが、意外と情報が広がるのが早くて、回収出来なくなった。」
スタークは蒼空に歩み寄り、話を続ける。
「だから、お前を使ってリトルスターを回収することにした。都合良く、ベリアルの遺伝子を持っていたお前を。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「お前は俺に創られた偽りのヒーローなんだよ。お前は、正義のヒーローを演じていたにすぎない。」
スタークは口を蒼空の耳に近づけ、石動惣一の声でトドメの一言を発した。
「『仮面ライダーごっこ』をしていただけなんだよ。」
「っ!?」
その一言は、蒼空の動きを完全に止めた。
「ふぅ~。・・・・・・フッ!」
「ぐっ!?」
立ち上がったスタークは蒼空の顔を膝で蹴り飛ばした。
「これで分かっただろ?いかに自分たちが踊らされていたのかを。・・・・・・お前たちでは、俺には勝てない。」
「・・・・・・最悪だ。ここまでこけにされてたとは・・・。けど、」
蒼空は上半身を起こしつつ、言葉を並べる。
「俺たちが信じた正義は、幻なんかじゃない。俺も、
蒼空は、自分の思いを言葉にしつつ立ち上がった。
「誰かを守るために、立ち上がってきたんだ・・・!」
そんな蒼空の言葉に、龍哉は顔を背けてしまう。・・・・・・自分は違うと思いつつ。
「・・・・・・アンタがいなくても、俺には守るものがある。自分の信じる正義のために・・・・・・」
蒼空は覚悟を決め、
「
新たなアイテムを取り出した。
そのアイテムは、赤と青、そして白でデザインされた、まるでジュースの缶のような形。そして、まるで『ラビットタンク』の複眼のようなデザインが描かれていた。
「うん?・・・・・・っ!?」
たまたま後ろを向いていたスタークが振り返ると、見たことのないアイテムを持っていることに気付き、驚いてしまう。
蒼空はその缶:『ラビットタンクスパークリング』を数回振り、上部のプルタブを開ける。すると、炭酸ジュースの開く音と共に、下部からビルドドライバーにセットするための、ボトルの蓋のようなパーツが出現。そのままビルドドライバーにセットする。
『ラビットタンクスパークリング!』
ドライバーにセットすると、音声が鳴った。それを確認すると、ドライバーのレバーを回し始める。
今までのドライバーの待機音声に追加して炭酸のような音も鳴り、いつも変身の時に現れる『スナップライドビルダー』にも、ビルドのマークが追加されていた。
『Are You Ready?』
両手を大きく広げ、いつもの変身ポーズを取った蒼空は、その覚悟と共にあの掛け声を放った。
「変身!!」
『シュワっと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イエーイ!』
ラビットタンクスパークリングのハーフボディが蒼空で合わさると同時に泡が飛び散り、蒼空は『仮面ライダージード ラビットタンクスパークリングフォーム』へと変身完了した。
「・・・っ!?」
「すげー・・・!」
スタークはいまだに驚いており、龍哉は感嘆していた。
・・・・・・戦いを見守っている夜華が何故か祝っていたが、そんな事は気にせず、
「はぁ・・・、フッ!」
左足のラビットでスタークに近付き、すぐさま右足のタンクの能力であるキャタピラをスタークにぶつける。
「ハァ!」
「ぐっ!?・・・・・・デヤァ!!」
「フッ!ハッ!ハァ!」
スタークがいくら攻撃をしても、ジードはそれを受け止め、逆に自分の攻撃を当てる。その攻撃には全て泡が含まれている。これは、ラビットとタンク、そして赤き鋼の残留物質を意味している。
「くっ!・・・・・・なら!」
スタークはスチームブレードを取り出し、攻撃するが、
「フッ!ハァ!」
「ぐっ!?」
ジードは武器をはたき落とし、攻撃を続けた。
「・・・・・・やるなぁ。
スタークも本気を出したのか、声を変えて、胸のコブラの装甲から2体のコブラ型エネルギー体を繰り出し、ジードに仕掛ける。
「っ!?フッ!・・・・・・ぐっ!?」
「っ!?蒼空!?」
「ご安心を。」
2体のコブラに身体を巻き付けられ、身動きが取れなくなったジード。それを見て『大丈夫か?』と言わんばかりの声をかける龍哉だが、夜華の言葉通り、コブラたちの隙間か泡が溢れ出し、ジードはコブラたちを『弾ける』ように吹き飛ばす。
「ハァ!・・・・・・フッ、ハァァァ!!」
吹き飛ばしてすぐにコブラたちの尾を掴み振り回しながらあちこちにぶつけ、ダメージを与える。そのまま2体合わせて上空に投げ、逆さになりながら天井を貫通させるまで力を込めて蹴り飛ばす。
「マジかよ・・・・・・。」
外に出たスタークは、上空で行われている事に驚愕している。
そんな、コブラたちを蹴り飛ばしたジードはドライバーのレバーを回し、コブラたちの後ろにワームホールのような図形を形成する。そこに、コブラたちを吸い込ませ、
『Ready Go!』
「ハァァ!!」
『スパークリングフィニッシュ!』
そのワームホールでコブラたちを破壊、そこからスパークリングから創られる泡をスタークにぶつける。
「っ!?ぐっ!?ぐぅぅ!?・・・・・・ぐわぁ!!」
スタークは防御をするが量が多すぎるため、吹き飛ばされる。そして、ジードたちからすれば初めて変身解除させられた。
俺は石動惣一が吹き飛ばされた場所、先程の待ち合わせ場所に降りてきた。
「ぐっ!?バカな・・・・・・!?」
俺は変身を解除して、奴に一言放った。
「たった今、俺の中で石動惣一は死んだ。」
「まさか、そんな物を創っていたとは・・・・・・!?お前なら、アレを完成させれるだろうな・・・・・・。」
「・・・・・・っ!?」
奴がこそっと何を言ったのか、『アレ』しか分からなかった。そんな時に夜華と龍哉がやって来て、夜華が俺を持っている傘に入れてくれた。
「最後にお前たちに忠告しておく。まずは、氷室幻徳に気を付けろ。」
氷室幻徳?・・・・・・花咲川の教頭、だよな?
「奴が本当のナイトローグだ。」
「っ!?」
「んだと・・・!?」
「それともう1つ。もうすぐベリアルが伏井出ケイを使って何か始めるだろう。お前が伏井出ケイに勝つには、新しくリトルスターを手に入れるしかない。」
伏井出ケイが・・・・・・。しかも、遠回しに『今の俺には勝てない』って・・・・・・。
「ギガファイナライザーはくれてやる。それより、今大事なのは、
それだけ言って、石動惣一はどこかへ行ってしまった。
今回は知っている方もいるかもしれませんが、『スパークリング』登場回をオマージュしております。バンドリ側は、『香澄大変』な時です。