BanG Dream ~Be the one~   作:ENDLICHERI

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「仮面ライダージードで、天才物理学者の桐生蒼空は、万丈龍哉を人体実験した組織:『ファウスト』の謎に迫っていた。リトルスターのボトルを使って暴れる伏井出ケイを、俺は新しい力でなんとか倒したのだった。」
「錘様、まだ元気ですわよね?」
「まだ数日しか経ってないし、昨日ゲームもしに行ったしさ。」
「結局、惨敗されたのですか?」
「悪いけど、俺は負けた相手を研究するタチなんでね。そんなことより、第18話どうぞ!」







第18話 悪魔のサイエンティスト

 今日も今日とて、ファウストのガーディアンたちが暴れていた。それを対応しているのが、毎度のごとくジードとブルだった。

 

『『Ready Go!』』

「ストライクブーストー!」『ソリッドバーニング フィニッシュ!』

「ストームシューティング!」『ウィンド フィニッシュ!』

 

同時に光線を放つが、倒せたのは半分くらいだった。

 

「まだいるのか!?」

「だったら、これでどう!?」

 

2人はそれぞれボトルを取り出してフォームチェンジをしようとするが、

 

「っ!?ぐっ!」

「ちょっ!?」

 

ガーディアンたちが砲撃を放ち、ジードたちの周りで爆発した。その衝撃で、2人の手からボトルが離れてしまう。

 

「あっ!よっと!」

「危なっ!」

『スペシウム!』『ERROR!』

「うん?『エラー』?・・・・・・って、え!?」

 

ブルがドライバーにボトルを『アクアボトル』をセットしたはずだが、実際にはジードの『スペシウムボトル』だった。

 

「これ、蒼空のボトルじゃん!!」

 

そんな蒼空・・・・・・じゃない、ジードは、

 

『ジード!』『アクア!』

『Are You Ready?』

「ビルドアップ!・・・・・・って、え?」

 

ジードはいつものノリでそのままレバーを回してしまった。ベルトに挿したボトルが違うことに気付くのが遅かったため、周りから水が現れたのに気付き、それが腕と足と胸に纏わりついた。

 

『紺碧の海!ジード アクア!』

「え?・・・・・・何、これ?」

 

その姿は『プリミティブフォーム』をベースに、ロッソとブルが纏う手足や胸の装甲を付けた新たな姿だった。その名は、『仮面ライダージード アクアフォーム』。

 

「ちょっと!なんで私がダメで蒼空がOKなの!?」

「まぁいいや。物は試しだ!」『ドリルクラッシャー!』

 

ジードは武器を持ち、ガーディアンたちに近付くが・・・・・・、

 

「ハァ!・・・・・・おっ!?」

 

突然姿を消した。・・・・・・気付けば後ろから飛び込む形でガーディアンたちを攻撃、そして、再び姿を消した。

 

「え!?・・・・・・何それ~!?」

 

ジードは姿を消したのではない。()()()()()()()()()()()()()()かのようにガーディアンたちを攻撃していた。

 その姿はまるで、『指輪の魔法使いが古の魔法使いのイルカの指輪を使った時』のようだ。

 

「私そんな能力使えないよ!?」

「よっ!・・・・・・お~、これイイな!海璃、このボトル、俺にくれない?」

「もう~!」

 

ブルは別のボトルを取り出して左のスロットにセットした。

 

『グランド!』

『Are You Ready?』

「セレクト!」

『琥珀の大地!ブル グランド!』

 

変身した姿は、軽やかな動きが得意なブルでもパワーがある『仮面ライダーブル グランドフォーム』だ。

 

「後で絶っっっ対返してよ!!」

「ったく、仕方ねぇな・・・・・・。」

 

2人共武器を持ってガーディアンたちを圧倒する。

 

「そろそろ決めますか!」

「・・・・・・そうですね!!」(怒)

 

ブルだけちょっと怒り気味だが、2人同時にレバーを回す。

 

『Ready Go!』

「はぁ・・・、レッキング・アクア・バースト!』

「アース・・・・・・ブリンガー!!」

 

ジードは『レッキングバースト』のように水を纏った光線を放ち、ブルは両腕を地面に叩きつけてエネルギーで地中から衝撃波を与える。そして、ガーディアンたちを破壊する。

 

「ふぅ~。」

「・・・・・・蒼空。」

「え?うおっ!?・・・・・・どうも。」

「いやいや、あなたもボトル返しなさいよ!」

 

プリミティブフォームに戻ったジードとブルが漫才っぽいのをしているが・・・・・・。

 

「そこまでです!」

「「・・・・・・ん?」」

 

声をかけてきたのは、花咲川女子学園の生徒だった。

 

「え?誰?」

「げっ!?」

 

〈解。花咲川女子学園の風紀委員、『氷川紗夜』です。〉

(風紀委員?)

 

「あなた達が、『ビルドシステム』のライダーですね?」

「?・・・・・・だったらなんだ?」

「でしたらそのライダーシステム、回収します!」

「「・・・え?」」

 

紗夜が取り出したのは、戦極ドライバーと、緑色の錠前:『メロンロックシード』だった。ドライバーを腰に巻き、錠前を開けた。

 

『メロン!』

「変身!」

『ロックオン!』『ソイヤ!』

 

紗夜の上空にメロンのような物が現れ、それが紗夜の頭に振ってきた。それが展開され、白い鎧武者の姿へと変身した。

 

『メロンアームズ!天下御免!』

「仮面ライダー・・・・・・斬月。」

 

紗夜は『仮面ライダー斬月 メロンアームズ』に変身したのだった。

 

「嘘だろ・・・!?」

「また面倒な人が・・・・・・。」

 

斬月は腰に装備されている『無双セイバー』を手に持ち、2人に襲いかかる。

 

「行きます!!」

「っ!?」

 

〈告。『ラビットタンク』で対抗してください。〉

(分かった!!)

 

『ラビット!』『タンク!』『ベストマッチ!』

「ビルドアップ!」

『ラビットタンク!イエーイ!』

『アクア!』『ベストマッチ!』

「セレクト!」

『ブル アクア!イエーイ!』

 

ジードは『ラビットタンクフォーム』に、ブルは『アクアフォーム』に変身して、武器を構えて斬月と交戦する。

 

海璃、どうするんだよ!?

とりあえず、逃げよう!

分かった!

「何をコソコソと話してるんですか!?」

「っ!?」

「危なっ!」

 

無双セイバーの一太刀をかわし、ブルは携帯型のガジェットを操作した。

 ジードはボトルチェンジをする。

 

『パンダ!』『ロケット!』『ベストマッチ!』

「ビルドアップ!」

『Are You Ready?』

『ロケットパンダ!イエーイ!』

「そのボトルは・・・!?」

「ハッ!」

「くっ・・・!?何故、そのボトルを持ってるんですか!?」

 

そんな問いには、()()()()()()()()()が答えた。

 

「くっ!?」

「危なっ!?・・・・・・何、今の!?」

 

その撃った張本人は、()()()()()()()だった。ジードはその場から逃げて、斬月はメロンアームズの武器:『メロンディフェンダー』で防いだ。

 

「私のバイクだよ。」

「はぁ!?お前の!?」

 

ブルはそのロボットに近付き、胸の部分のボタンを押した。

 

『VEHICLE MODE』

「よっと、それじゃあね~。」

 

さらっと『オートバジン:ルーブモデル』に乗ってその場を去っていく。

 

「「・・・・・・・・・・・・。」」

「何、今の・・・?」

「さ、さぁ・・・。」

 

その光景をただただ見ているジードと斬月。

 

「・・・・・・はっ!そのライダーシステムを回収します!!」

「え?・・・・・・あ!ヤベッ!?」

 

そんなジードさんは颯爽とロケットで飛んで行った。

 

「くっ・・・!?逃げられましたか・・・・・・。」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 逃げ出してきた俺たちは、()()()()()nascitaでのんびりくつろいでいた。

 

「お前・・・・・・あのバイクなんだよ・・・・・・?」

「あれは・・・・・・なんやかんやあってゲットしたの・・・・・・。」

 

・・・・・・訂正、さっきの戦いでだいぶ疲れていた・・・・・・。

 

「まぁいいや。とりあえず、()()を創るかな。」

「アレ?・・・・・・ってちょっと待って~!」

 

俺はコーヒー片手に研究室にやって来た。

 

「・・・・・・おい、万丈。」

「ん?どうした?」

「お前、このトレーニングアイテムはなんだよ?」

 

最近錘さんのとこに行ってゲームとかしてるけど、その間、あまり研究室に入ってなかったけど・・・・・・まさかこの部屋にトレーニングアイテムが3~4個くらい置いてあるとは知らなかったよ・・・。

 

「いや、俺の部屋だと狭いからさ。ここが一番広いから置いても問題ない――「あるよ!」うっ!?」

「万丈、そりゃ怒られるよ・・・・・・。」

 

まぁいいか。とにかく、今は()()()()()()を創らないとな。

 

「・・・・・・なぁ蒼空、それなんだよ?」

「実はな、葛城映司の最強アイテムの設計図が完成したんだよ!凄いでしょ?最高でしょ!?天才でしょ!?」

「・・・・・・ねぇ蒼空、葛城映司ってどんな人物か知ってるの?」

「え?・・・・・・『ビルドシステム』を開発した物理学者ってことくらいかな?それがどうしたの?」

「えっと・・・・・・、」

「わたくしがお答えしますわ。」

 

俺の影から夜華が現れた。

 

「うおっ!?いつの間に!?」

「いい加減慣れろよ・・・・・・。」

 

俺がさらっとツッコむけど、夜華がそれを無視して会話を続ける。

 

「『葛城映司』は、幼い頃に『赤き鋼』から生成された『フルボトル』と、継続的に放出されている謎のガスを解析し、『ビルドシステム』を開発しました。」

「頭良かったんだな。」

「万丈黙ってろ。」

「そして、数年前から学業よりも謎のガス:通称『ネビュラガス』を使って人体実験を行いました。」

「人体実験・・・・・・!?」

 

それって、まさか・・・!?

 

「主様のご想像の通りです。政府等の許可も得ずに『スマッシュ』の人体実験をしました。そして、ローグやスタークたちと共に『ファウスト』を創りました。そんな彼は『悪魔の科学者』と呼ばれるようになりました。」

「コイツが・・・・・・スマッシュを・・・・・・!?」

「確かに、ネビュラガスの副作用を無視して人体実験に踏み切ったのは問題だ。でも、『科学の発展』っていう観点で言えば、これだけのシステムを構築した功績は大きい!」

「・・・・・・は?何言ってんだよ?コイツは、大勢の人を犠牲にしてきたんだぞ?俺を人体実験のモルモットにしただけじゃなく、香澄を危険な目に合わせたんだぞ!?この『ビルドドライバー』だって、今頃は戦争の兵器になってたかもしれねぇんだぞ!?」

「科学を軍事利用しようとするのは周囲の思惑だ!科学者の責任じゃない!」

「悪魔の科学者の肩入れをするのか?ふざけんな!!

「ちょっと待って、2人共!!」

 

海璃が俺たちの間に入り、言い合いを止めた。

 

「はぁ・・・、はぁ・・・、こんな時に喧嘩したってどうしようもないでしょ!?」

 

そんな時に、海璃の携帯が鳴りだした。

 

「・・・・・・はい。・・・・・・はい、分かりました。」

「誰から?」

「校長から。『指定する場所に来て。』だって。ギガファイナライザーを回収するみたい。」

 

 

 

 

 

 それから、俺たちは街外れの工場の中に来ていた。

 

「・・・・・・ここでいいのか?」

「らしいけど・・・・・・あ!」

 

そこに花咲川の校長がやって来た。

 

「ごめんね、こんな所に呼んじゃって。」

「いえ。でも、なんでこんな所に?」

「それがさ~、教頭の行動がちょっと怪しくてね~。」

 

口調がおばちゃんなんだけど?

 

なぁ、教頭って・・・・・・。

あぁ、多分『ナイトローグ』の事だろう・・・・・・。

 

「まさか、こんな所で取引してたとは・・・・・・。」

 

「っ!?」

「あら、氷室教頭先生もこんな所で何してるんですか?警備やガーディアンたちを引き連れてさ。」

「『赤き鋼』を回収しに来たのですよ。行け。」

 

その行動は、『回収』というより『奪い取る』と言った方がいいだろう。

 

「3人共、お願い出来る?」

「もちろんです。」

『海賊!』『電車!』『ベストマッチ!』

「任せとけ!」

『Wake Up!』『クローズドラゴン!』

「校長は『赤き鋼(これ)』を持っていて。」

『ブル!』『アクア!』『ベストマッチ!』

 

俺たちはそれぞれのアイテムで変身する。

 

「「「変身!!」」」

 

『海賊レッシャー!イエーイ!』

『Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』

『ブル アクア!イエーイ!』

 

そして、それぞれ武器を持ってガーディアンたちに挑む。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 ジードは『海賊ハッシャー』を、クローズは『ビートクローザー』を、ブルは『ルーブスラッガーブル』を持って挑む。

 

「とっとと片付けるぞ!」

 

ジードの言葉で、3人が技を発動させる。

 

『海賊電車!』

「ハァ!」『発射!』

「オリャアアア!」『ミリオンヒット!』

「ファイヤートルネード!」『ルービウムバースト!』

 

3人の攻撃がガーディアンたちを全て破壊した。

 

「はっはっは・・・!さすがは()()()が作ったライダーシステムだ!」

「・・・・・・?」

 

だが、そんな光景を見ていた氷室幻徳は悔しむどころか、絶賛していた。そして、

 

『バット!』

「蒸血!」

『ミストマッチ!』

『バット・・・!ファイヤー!』

 

ナイトローグへと変身した。

 

「教頭が!?」

「怪人に!?」

『ライフルモード!』

 

ローグはライフルで側にいた兵隊2を撃った。だが、その弾丸は・・・・・・。

 

『デビルスチーム!』

「ぐっ!?ぐわぁぁあああ!!」

「うっ!?うおおぉぉぉ!!」

 

実験装置無しで人間をスマッシュに変えるものだった。

 

「万丈、スマッシュは私たちが。」

「分かった。蒼空、お前はローグを頼む!」

 

ブルとクローズはスマッシュ2体を相手をしながら外に出る。

 

「まさかお前がな・・・・・・。」

「ん?」

「石動の話が本当なら、お前がいる場所は・・・・・・ここじゃない。」

「なんの話だ?・・・・・・お前に『赤き鋼』は渡さない!!」

 

ジードはボトルチェンジして、外でローグと戦う。

 

 

 

 

 

「おりゃあ!」

「フッ!・・・・・・ハァ!」

「ハァ!ぐっ!?・・・・・・このっ!」

「万丈!!」

 

スマッシュの連携によって、ブルと戦っているスマッシュはクローズにも手を出し、1体は『ギガファイナライザー』を持っている校長の下に向かう。

 

「あ!?・・・・・・あ!」

「全く、もう!!」

 

ブルは、その身軽さを利用して校長とスマッシュの間に入り、スマッシュと対峙する。

 

 

 

 

 

『アクロスマッシャー!イエーイ!』

「ハッ!・・・・・・っ!?邪魔だ!」

 

ジードも、ローグと対峙しながらその光景を見て、スマッシュ目掛けて、『ジードクロー』から技を発動させる。

 

「何やってんだ!?」『スペシャルチューン!』

「あんたのせいでしょ!?」『ウルトラマンビクトリー!』

「いいから行くぞ!クローカッティング!」

「オリャアアア!」『ミリオンスラッシュ!』

「グラビティスラッシャー!」

 

ブルが使う技は、V字に土のエネルギーを作り出し、それを複数の刃にして相手に飛ばす技。ジードとクローズの攻撃も加わり、スマッシュに技を当てて倒し、人間に戻した。

 

「よそ見をするな!」

「ぐっ!?・・・・・・ビルドアップ!」

『ライオンクリーナー!イエーイ!』

 

スマッシュを倒した直後に、背中からローグに狙撃されたジードは、さらにボトルチェンジして挑む。

 

「ハッ!くっ!このっ!」

「ぐっ!・・・・・・っ!?」

 

ローグが気付く頃には、体がジードの掃除機の腕に吸い寄せられていた。そして、

 

『ボルテックフィニッシュ!』

「ハァ!」

「ぐわぁ!!」

 

ライオンのオーラがローグを襲った。

 

「くっ・・・!俺は、『赤き鋼』の力を得て、()()()()の頂点に君臨する!」

 

ここまでのセリフなら、何も疑問に思わなかった。『ギガファイナライザー』の力で、彼は醜い欲望が剝き出しになっているからだ。だが・・・・・・。

 

()()()()()()()()()()()はずだ!!」

 

この発言が、蒼空の思考を狂わせ始めるのだった。

 

「っ!?何を言っている?・・・・・・そんな訳あるか!?」

『ラビット!』『タンク!』『ベストマッチ!』

『Are You Ready?』

「ビルドアップ!!」

『ラビットタンク!イエーイ!』

 

ジードはさらにボトルチェンジをした。そして、ドリルクラッシャーを取り出してスロットに『ロケットボトル』をセットする。

 

『Ready Go!』

「はぁ・・・・・・フッ!」『ボルテックブレイク!』

 

エネルギーを飛ばすとかではなく、ロケットの力でドリルクラッシャーが勝手に飛んで行った。

 

「ぐっ!?・・・・・・思い出せ!」

「なっ!?くっ!」

 

意外にも威力のある攻撃に、ローグは少し怯んだが、銃と剣を使ってジードを圧倒する。

 

「お前の本当の姿を!狂気を!野心を!!」

「ぐわぁ!!」

「全て・・・・・・思い出すんだ!!」

 

その言葉と共に、ローグは背中から蝙蝠のような羽根を生やし、飛びながらジードを攻撃する。

 

「がぁ!?・・・・・・くっ!ごちゃごちゃうるさいんだよ!!」

 

ジードもだいぶイライラしてきたのか、スパークリングを取り出して、フォームチェンジする。

 

『ラビットタンクスパークリング!』

『Are You Ready?』

「ビルドアップ!」

『シュワっと弾ける!ラビットタンクスパークリング!イエイ!イエーイ!』

「勝利の法則は・・・・・・決まった!」

 

ドリルクラッシャーを左手に持ち変え、右手に4コマ忍法刀を持って、勝利宣言をした。

 

「なんだと・・・!?」

「フッ!」

 

飛びながら迫ってきたローグを、倒れつつ斬りつけるジード。

 

「ぐっ!?」

「はぁ・・・・・・ハァ!フッ!ハッ!」

「ぐわぁ!!・・・・・・っ!?」

「フッ、ハァ!!」

「ぐっ!?・・・・・・くっ!」

 

さらに斬りつけ、そして2丁拳銃で連射するジード。

 

 

 

 

 

 そんな時、ブル──ではなく、『ロッソ グランドフォーム』とクローズは、

 

「万丈行くよ!」

「おう!」

 

クローズのみドライバーレバーを回し、

 

『Ready Go!』

「それじゃ、グランドジェット!」

 

ロッソは掌を地面に触れて、地面から土が吹き出した。それに巻き込まれたスマッシュは怯むが、その隙にクローズがライダーキックを決める。

 

『ドラゴニックフィニッシュ!』

「オリャアアア!!」

 

攻撃を受けたスマッシュは倒され、人の姿に戻ったのだった。

 

 

 

 

 

 そして、ジードとローグの戦いも終わろうとしていた。

 

『Ready Go!』

「フッ!」

「くぅぅ・・・!ハァ!」

 

ジードはラビットの力で高く飛び上がる。ローグは再び羽根を広げ、飛び上がる。

 

「ハァア!!」

『スパークリングフィニッシュ!』

「ぐぅ・・・!ぐわあぁぁ!!?」

 

ローグはライダーキックを受け、建物の壁に飛ばされた。

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

 俺のちょっとしたミスがあったけど、なんとかこの場を切り抜けた俺たち。

 

「くっ・・・!?」

「さて、氷室幻徳さん。後で詳しく聞きましょうか?」

「っ・・・・・・。」

 

教頭は、校長に手を縛られて連れていかれる。

 

「待ってください教頭!」

 

蒼空が何故か教頭に話しかけてた。

 

「あなたは何か知ってるんですか、俺のこと・・・・・・?」

「石動は俺にこう言った。『葛城映司は生きている』・・・・・・『姿()()()()()』、とな。」

「・・・っ!?」

 

マジかよ・・・!?1年前に死んだんじゃなかったのかよ・・・・・・。

 

「・・・・・・()()()()()()()()。」

 

・・・・・・え?

 

「お前が悪魔の科学者、『葛城映司』だ!」

「・・・・・・え?」

 

俺たちには信じ難い真実を、突き付けられた・・・・・・。

 

 

 

 

 




今回は、ビルド15話をメインに書きました!

・・・・・・暗くなったね。じゃ、また!

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