BanG Dream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
「ってか、なんで蒼空があらすじ紹介してるの?」
「え?だって、しばらく俺の出番無いから。」
「悲しい現実・・・・・・。私はだいぶ出番があるからね~。」
「でもね、海璃さん。あなたの戦闘シーン、しばらく無いらしいよ?」
「・・・・・・え!?」
「そりゃあ、『今回の重要人物』ですからね~。じゃ、第26話どうぞ!」
ベリアルが蒼空を取り込んだ次の日。私たちは最近ポピパが通っているライブハウス『CiRCLE』に呼び出されていた。
「っつうか、なんでここに呼ばれたんだよ?」
「香澄と蘭ちゃんたちに呼ばれたのよ。」
「そんな事より、どうやってアイツからジードを引っぺがすんだよ?」
「そうね・・・・・・って、グリスも手伝ってくれるの!?」
「アイツは赤羽の命を奪った。その仇を打つだけだ。」
「・・・・・・そっか。」
「話を始めてよろしいでしょうか?」
「夜華さん、何か良い方法があるの?」
「えぇ。」
夜華さんは、蒼空を救い出す作戦を話し始めた。
「グリス様も戦うのであれば、
「ロッソはどうするんだ?」
「海璃様には、
「・・・はぁ!?」
ちょっと夜華さん、なんでさらっと言っちゃうかな・・・・・・?
「海璃にリトルスターって・・・・・・マジか!?」
「海璃様、そろそろ話されてもよろしいのでは?」
「・・・・・・隠す必要もなくなったね・・・。」
「あ!みんな~!」
「海璃様の本名は、『
「・・・え? えぇ~~~!!?」
「海璃さん、お金持ちだったの・・・!?」
あ、うるさいのに聞かれた。
「どうして黙ってたんですか!?」
「い、色々あってね・・・・・・。」
「そして、海璃様には双子の姉がいらっしゃいました。」
「そうなの!?」
「有咲、香澄止めて。」
「任せとけ。」
「蘭先輩!?」ドキドキ
(どうしよう・・・!?蘭先輩と同じ建物内にいるよ・・・・・・!蘭先輩と同じ建物内にいて、同じ空気吸ってていいのか・・・!?)ドキドキ
「・・・・・・・・・・・・。」ジー
あのヲタクはどうしようか・・・?
「おい、グリスの様子がおかしいけど・・・・・・?」
「・・・・・・無視しよう。」
私の頭の中で、『放置』という意見に決まった。
「双子の姉の名前は『美剣
「そ、そうなの・・・?」
「・・・・・・夜華さん、どこまで知ってるの?」
「そうですね、今までに海璃様に起きた大きな出来事全て、と言っておきますわ。」
・・・・・・仕方ない、話すか。
「・・・・・・ベリアルとは、一度戦ったことがあるの。」
「え・・・?」
「ベリアルは、美剣財閥で保管していたフルボトルの技術を手に入れようとしていた。私は朱菜と共に変身してベリアルに挑んだの。あの時は、朱菜が捨て身の一撃でベリアルに大ダメージを与えて、その場はしのげたけど朱菜は・・・・・・。」
「・・・・・・もう、いないのか・・・?」
「・・・・・・ううん、一命は取り留めている。だけど、意識は回復していない。そして、私は朱菜の持ってた『ロッソ』と『フレイム』、『グランド』を持ってここに来たの。」
「だから、2つのライダーに変身出来るんだ・・・・・・。」
だから、私はベリアルを倒さないといけないの・・・・・・。
「・・・・・・あ!そういや、海璃になんでリトルスターがあるんだよ?」
「え?・・・・・・あ、そういやそこは話してなかったね。」
「・・・・・・なぁ、リトルスターってなんだ?」
「え?・・・・・・あ、そういえば知らなかったね。」
「海璃、私が教えとくね。」
ってことで、グリスには沙綾がリトルスターについて説明中・・・。
「実は私、いつからリトルスターがあるのか分かんないんだよね~。」
「・・・は!?」
「気付いた頃からリトルスターがあったの。でも、ほとんどその症状が出てないんだ。」
「ですが、花咲川女子学園にスマッシュ等が現れる理由は分かりましたね。」
「え?なんで?」
「確か、怪物共ってリトルスターを狙ってるんだろ?」
「有咲君、正解よ。」
「ふざけてんのか?」
「いやいや、たまにボケを入れておかないと読者が飽きちゃうでしょ?」
ただでさえお気に入りが少ないのに、お気に入り減ったら作者凹むよ~?
「でも、このリトルスターの本当の能力が分からないんだ。ボトルの成分を生み出したりしてるけど、実際にどういう力なのかは・・・・・・。」
「なんだよ、それ・・・・・・。」
「残念ですが、海璃様のリトルスターがどういう力かは既に分かっております。」
マジで!?さすが夜華さん・・・・・・。
「今までリトルスターを発症した者には、その成分と同じ能力を持っていました。」
リトルスターと同じ成分?
「あ!あっちゃんは炎が出てた!」
「純にはバリアみたいなものが・・・・・・。」
「はい。どれも、リトルスターの力の持ち主である戦士の特徴です。炎の格闘家や、鉄の体を持つ戦士など。」
確かに、そう言われれば納得する・・・・・・。
「海璃様のリトルスターは、『全てを超越した力を持つ戦士』の成分です。別次元では『ウルトラマンキング』と呼ばれております。」
「全てを超越って・・・・・・。」
「マジヤベーってことか・・・・・・。」
「龍君、バカっぽいよ。言い方が。」
バカだからね。
「なので、海璃様はボトルの成分を生み出すことが出来たのです。」
「じゃあ、なんでも出来るキングの力で、蒼空の心に呼びかけるの?」
「はい。そうすれば、中からも出られるはずです。」
「それじゃあ、決まりだな!!」
「みんなでジードを助け出す!」
私は花咲川女子学園に向かい、夜華たちはベリアルがいる荒野へと向かった。
夜華の影の中を移動する力を使ってベリアルの前に現れた夜華、龍哉、和美。
「・・・・・・ん?ほぉ、力の差を思い知らされながらも挑んでくるとは・・・・・・愚かだな。」
「こちらとしては、勝ち目があるから来ているのですが?」
「さっさと蒼空を返してもらうぞ!」
「勝の仇も取らせてもらうぞ・・・!」
そして、キメラベロスとなっているベリアルと戦うために3人はスクラッシュドライバーを腰に巻いた。
『アース!』『トランスコード!』
『ドラゴンゼリー!』『ロボットゼリー!』
夜華はまた新しい『橙色のボトル』を使っていた。
「ッシャアア!!」
夜華が変身した姿は、今までの『
クローズとグリスも、得意とするモードの『ツインブレイカー』を装備して、ベリアルに挑む。
「お前なんかには、負ける気がしねぇ!!」
「心火を燃やして、ぶっ潰す!!」
「さぁ、お覚悟はよろしくて?」
3人がそれぞれの決め台詞を放つが、どれも強い想いが込められている。
「うおおおおお!!」
「うらあああ!!」
「ふっ!」
「ふん!・・・・・・っ!?」
ベリアルは何か異変に気付いた。
(何故クローズとグリスの力が上がってる・・・!?)
その答えは、イグニスだ。イグニスが変身している『トランスコードモード』は、自身が味方と認識する者の力を上げる能力がある。その力で、3人の身体能力は上昇しているのだ。
「・・・・・・だが、グオオオオ!!」
「なっ!?ぐわぁあああ!!」
「ぐはぁ!?」
「ぐっ・・・!」
ベリアルはそれを叫び声を衝撃波に変え、吹き飛ばした。
「なんだよ、これ・・・!?」
「昨日より、パワーが上がってんぞ!?」
「まさか、主様を吸収したから・・・!?」
驚きを隠せない3人だが、負けじとベリアルに挑む。
私は、誰もいない花咲川女子学園の体育館に来ている。ここでなら、キングの力に深く接する事が出来るらしい。
「ここで・・・・・・っ!」
すると、私の目の前が光で包まれ、その中に1人の人物がいた。普通の人間ではなく、マントを羽織った『人のような者』だった。
「待っていた。」
「もしかして、あなたがキング?」
「そうだ。君の中にあるリトルスターの力の本だ。」
この戦士が、キング・・・。私のリトルスターの力の本来の持ち主。
「お願いがあります。」
「・・・・・・あのライダーを、助けたいと?」
「はい。彼は私にとって、大切な人なんです。だから、助けたいんです。」
「・・・・・・いいだろう。君の言葉で、彼を助けるといい。」
すると、私の周りの景色が変わった。そこは、赤い空で、『万丈たちと戦っているジード』がいた。
「蒼空!?」
私は、ここが蒼空の心の中だと分かった。
「蒼空!目を覚まして!!」
「・・・・・・ん?キングか、余計な事を・・・。ふん!」
「っ!?きゃっ!?」
ジードの後ろにいたベリアルが私に光線を放ったけど、キングが守ってくれた。
「・・・・・・っ!蒼空!思い出して!あなたは、自意識過剰でナルシストで、自分よりも他人の幸せを優先する正義のヒーローなんだよ!!・・・・・・蒼空!!」
海璃の声は、蒼空に届いていた。
「・・・・・・か、いり・・・?」
そこは、ベリアルですら入ることが出来ない深層心理の場所。そこで蒼空は横たわっていた。
「くっ・・・!海璃、どこだ・・・?」
「ここにいるよ。」
「っ!・・・・・・ここって?」
「あなたの心の奥底、ベリアルでも入れない場所。」
「・・・・・・でも、なんでお前が・・・?」
「私の中のリトルスター:『キング』の力のおかげ。」
「そっか・・・。」
「・・・・・・あのね、蒼空。私、蒼空に謝らないといけない事があるの。」
「え・・・?」
海璃は自分の中のリトルスターについて、双子の姉のこと、本当の名字を隠して蒼空に接したことを話した。
「だから・・・・・・ごめんなさい。」
「・・・・・・とりあえず、どうやって脱出出来るか教えてくれる?」
「え?」
「別にお前は悪くないよ。俺のことを思ってやった事なんでしょ?だったら、そんな事に怒る必要がないじゃん。」
「蒼空・・・・・・。」
「だから、既に許してる。逆に許さない理由がないよ。」
涙を流す海璃の涙をぬぐう蒼空。
「・・・・・・だったら、早くベリアルを倒して、蒼空のご飯を食べさせてよ!」
「ふっ・・・・・・あぁ!!」
すると、上空に謎のゲートが現れる。
「あそこからベリアルの外に出れる。」
「分かった。・・・・・・海璃。」
「うん?」
「・・・・・・ありがとう。」
「うん!」
そして、蒼空はゲートを見つめ、
「ジーっとしてても、ドーにもならねぇ!!」
そのゲートに飛び込んだ。
「ぐわぁあ!!」
クローズたちは、ベリアルの圧倒的な力に押されていた。時間が経つに連れて力が上がる、つまり、ジードが浸透されつつあるという事だった。
だが、
「ぐっ!?」
「あぁ!?」
「なんだ・・・!?」
「ベリアルの様子が・・・?」
「グオオオオ!!?」
苦しみだしたベリアルの体の中心から黒いもやが飛び出してきて、クローズたちの前で形を成した。
「・・・・・・ふぅ~。」
「っ、蒼空!!」
「ジード、復活か。」
「復活・・・・・・これは、やらないといけませんね。」
『デコード・イン・イグニス!』
イグニスはすぐに『デコードモード』へと変身し、
「祝え!!ベリアルの遺伝子を宿し、ビルドの力を受け継ぐ新たなる王者!その名も『仮面ライダージード プリミティブフォーム』!まさに再誕の瞬間である!!」
いつものように祝った。
「ったく、遅ぇんだよ!!」
「よく言うだろ?『主役は遅れてやって来る』って。」
ベリアルから解放されたジードは、すぐさまベリアルに挑んだ。
「ハァ!」
「ぐっ!?フッ!」
「ぐっ・・・!?」
だが、力が弱くなったベリアルでも、プリミティブフォームではまだ勝てなかった。
ベリアルはジードを体に寄せ、腕でジードの首を絞める。
「俺の呪縛からどうやって抜け出せた!?」
「俺には・・・・・・仲間がいたからだ!!」
すると、ジードはドライバーのレバーを回した。
『Ready Go!』
「はぁ・・・!!」
すると、両腕に力を溜めて、
『プリミティブ フィニッシュ!』
「レッキングバーストーーー!!」
光線を放つ勢いで、ジードはベリアルと共に街の方へ飛んで行った。
「どこに行くんだよ!?」
「2人とも、行きますわよ。」
「うん。」
3人のライダーは、イグニスの影を使ってジードを追った。
私は、蒼空がベリアルから解放された後、体育館に戻っていた。
(君のやるべき事は、まだあるはずだ。)
「はい、リトルスターを蒼空に届けます。」
『ロッソ!』『フレイム!』『ベストマッチ!』
「変身!」
『紅蓮の炎!ロッソ フレイム!イエーイ!』
蒼空の研究室にあった空のボトルを取り出し、台の上に置いた。
「朱菜、あなたの力も借りるよ。・・・・・・私の力を、想いを、蒼空に届けるために!!」
変身した状態で、キングの力と共にボトルに力を流し込む。
え~、この流れがだいたい分かる方は分かると思いますが、ジードの原作としてはあのフォームが出ます。ですが!・・・・・・文字数的に厳しいので、16時からもう1話出します。