BanG Dream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
「更なる力を得て復活したベリアルは、難波重工を乗っ取り、手下の『四魔卿』と共にこの世界を破壊しようとしている。仮面ライダージードの桐生蒼空は、ベリアルを倒そうとするが『四魔卿』たちとの戦いでは劣勢を強いられてしまう。さらに、蒼空はエボルトに体を乗っ取られてしまう。」
「お前、ほんとに蒼空か?それともエボルトか?」
「蒼空に決まってるでしょうが。」
「だったら俺にコーヒー淹れてみろよ!」
「いいぜ。・・・・・・ほらよ。」
「・・・・・・不味っ!お前エボルトだろ!?」
「バレちまったら仕方がない!第38話、どうぞ~。」
蒼空の体を乗っ取ったエボルトは、その体で『仮面ライダーエボル ラビットフォーム』に変身した。
『ラビット!ラビット!
エボルラビット! フッハッハッハッハッハ!』
「フェーズ3、完了。」
「そんな・・・・・・!?」
「スターク!なんであんたが蒼空の体を!?」
「・・・・・・教えてなかったっけか?俺はスタークじゃない。『エボルト』だ。それに、この体を乗っ取ったってなんら問題はないだろ?」
「・・・・・・厄介なことになったな。マグナマイザー、退くぞ。」
「ぐぅ・・・・・・はい。」
「帰ったか。・・・・・・ちょっと早いんじゃない?」
この状況を察したのか、ベリアルとマグナマイザー、そしてバルカンはその場を去った。
「・・・・・・じゃ、こいつは預かる。」
「ちょっ、ふざけないでよ!!」
「Ciao~。」
「待ちなさい!!・・・・・・もうっ!!」
海璃はまんまとエボルに逃げられてしまった。
さてと、これからどういうようにしていこうかな~?・・・・・・うん?誰だ、足下に弾丸を撃ったやつは?
「・・・・・・なんだ、お前か。」
「なんでもう映司の体を乗っ取ったわけ?」
・・・・・・なるほど、俺の足下に銃弾を撃ったのはウィズか。
「・・・・・・『ああするしかなかった』って言えば、どうする?」
「確かに、あのベリアルのことを考えればそうだろうけど、だからってもう映司の体を乗っ取るの?」
「残念ながら、こいつの体を乗っ取ってよく分かった。こいつの力は
「・・・・・・でも、
「だから、お前に頼みがあるんだよ。」
「アタシに?」
ウィズには想定としての段取りを教えて、
俺は香澄と話した後、蒼空のことを一晩考えて、とりあえず蒼空と話そうってことになった。ってことでまたnascitaに戻ってきた。
「すぅ・・・・・・はぁ。よし───」
「龍く~ん!」
「───っととと!?香澄~、タイミング考えろよ~。」
「えっ?」
「せっかく気持ちの準備をしたのによ~!」
・・・・・・まぁいいや。行くか!
「おはよー。」
「おっはよーございまーす!」
「「・・・・・・って、あれ?」」
何、この雰囲気?・・・・・・空気が、重い。
「うん?・・・・・・蒼空は?」
「万丈・・・・・・蒼空は、エボルトに体を乗っ取られた。」
「はぁ!?・・・・・・って、『エボルト』って誰?」
「はい?・・・・・・あ、そっか。いなかったね。」
「エボルトとは───」
・・・・・・あ、この場には今来た俺と香澄、そして元からいた海璃と夜華、紗夜さんと燐子さんがいる。今喋ってるのは紗夜さんだ。
「───スタークです。」
「エボルトが、スターク・・・。ってことは、蒼空はスタークに体を乗っ取られたのか!?」
「はい・・・・・・。その後、エボルトは蒼空さんと共に・・・・・・どこかに行きました・・・・・・。」
「蒼空くんは、大丈夫なの?」
「分かりません・・・・・・。」
「主様の身に何が起きるかは分かりません。・・・・・・何故なら、魔王因子がエボルトとどう反応するのかも、分かりません。」
マジかよ・・・・・・こうしちゃいられねぇ!!
「万丈!」
「あぁ!?」
「・・・・・・どこ行くの?」
「あいつを探しに行く。」
「龍くん、待って!!」
俺と香澄で外に出て、蒼空を探しに行った。
「それで、アテはあるの?」
「あ?・・・・・・どっかいんだろ!!」
『バカ』とか言うなよ!言うならせめて『筋肉』付けろよ!!
「・・・・・・うぅ・・・。」
「よぉ、目が覚めたか?」
「え?・・・・・・スターク・・・。いや、エボルトか?」
「正解。」
目を覚ました俺の前には、『仮面ライダーエボル』に変身しているエボルトが俺の前であぐらをかいて座っていた。
「・・・・・・ここは、どこだ?」
「『マリシャスタワー』の中だ。もっとも、ベリアルが来ることが出来ない場所だ。」
「マリシャスタワー?・・・・・・あの塔か。」
「それも正解!」
俺の中で、エボルトへの警戒心が高まっていく。確かにここは、あの塔の中だってこともなんとなく分かった。
「・・・・・・俺に何をし───なんだ、この記憶は?」
俺の中に、『葛城映司』の記憶がある・・・・・・。記憶は全て失ったはずだ!
(別に不思議なことではない。原作のビルドがエボルトに乗っ取られて葛城巧の記憶が戻ったように、君の記憶の中にも僕の・・・・・・葛城映司の記憶が戻ったんだ。)
「っ!?・・・・・・誰だ!?」
「・・・・・・葛城映司の記憶が戻り、お前の中に葛城映司の人格が出てきたみたいだな。」
「葛城映司の・・・・・・!?」
そういや、この声を聞いたのはこれが初めてじゃない。前にも1回聞いた覚えがある。
(そう。僕の人格は、君がキングボトルで変身した時に覚醒している。だから、それ以降の出来事は全て、君の中から見ていた。)
なんだと・・・・・・?
(これで分かっただろ?君は・・・・・・いや、
・・・・・・確かに、あのウィズって人が俺のことを知っているのも納得だ。
「さぁ、お前の意見を聞かせてもらおうか?」
「俺は・・・・・・。」
これが、俺の本当の過去・・・・・・なら、俺は・・・・・・。
あれから1日経ったけど・・・・・・エボルトのヤツ、ちゃんとしてるんでしょうね~?
「・・・・・・って、あれ?映司?」
なんか、映司が前にいるけど・・・・・・って、なんで四魔卿がいんの!?でも3人?・・・・・・あ、この前アタシがかなりフルボッコしたからか!
「「「
『ガオウフォーム!』
『チェンジ Now!』
『ブラッドザクロアームズ!』『ブラッドオレンジアームズ!』
アッチャ~、かなり本気モードかな?仕方ない、アタシが・・・・・・って、あれ?映司が持ってるベルトって・・・・・・?
「・・・・・・・・・・・・。」
『エボルドライバー!』
『ラビット!』『ライダーシステム!』
『エボリューション!』
なんでアイツ、ソッチのドライバーなワケよ!?・・・・・・確かに、エボルの方が勝てるかもしれないけど!
『Are You Ready?』
「・・・・・・変身。」
『エボルラビット! フッハッハッハッハッハ!』
「行くゼ~!」
「・・・・・・来い。」
あのまま戦い始めちゃった・・・・・・。エボルトさんやい、あの段取り通りにしていいんだよね?だったら、
四魔卿のうちの三体と戦う
「グッ!?オレたち相手にここまでやるとはナ~!?」
「・・・・・・これで終わりだ。」
「ヤベェぞ!・・・・・・ヴァンディール!!」
「分かっている!」
エボルはドライバーのレバーを回し、四魔卿たちはその内の一体であるソーサラーに防御をさせることにした。
『バリア Now!』
「・・・・・・無駄だ。」
『Ready Go!エボルテックフィニッシュ!Ciao!』
「・・・・・・ふっ。」
エボルは高くジャンプして、ソーサラーが生み出したバリア目掛けてライダーキックを放った。
「はぁあああ!!」
「「「ぐわぁあああ!!」」」
エボルはそのバリアごと、三体を蹴り飛ばした。
「・・・・・・ぐっ!?」
「ヤッホ~、仮面ライダーエボル。」
着地したエボルを撃ったのは、
「っ、ウィズ・・・・・・。」
「その声・・・・・・映司、だね。蒼空だの映司だの、そんなのどうでもいいけど。なんでその姿で戦ってるワケ?」
「っ・・・・・・。」
ショットライザーを構えるウィズの問いに、エボルは何も答えなかった。
「・・・・・・そう。アタシは、全ての悪をぶっ潰すために戦っているの。仮面ライダーエボルもその対象。その意味が・・・・・・分かるよね?」
ウィズはベルトを巻いて、ショットライザーをベルトにセットした。そして、
『アサルトバレット!』
「ふん!うぅ・・・・・・ハァ!!」メキメキ…パカッ
『オーバーライズ!』『Kamen Rider.Kamen Rider.』
「変身!!」
『ショットライズ!』
「ふん!」
『Ready Go!』
「ハァ!!」
『アサルトウルフ! No chance of surviving.』
「・・・・・・!」
「覚悟しなよ。」
バルカンに変身したウィズは、四魔卿そっちのけでエボルに戦いを挑む。
(ウィズは俺を倒しに来る。なら、俺は・・・・・・。)
「ハァ!!」
「ぐっ! ぐはっ!?」
エボルはただバルカンの攻撃を受けるだけで、反撃や防御、かわすなんて行為は一切しなかった。
「ぐっ・・・・・・!」
「・・・・・・はぁ・・・、もう後が無いよ?」
『アサルトチャージ!』
「・・・・・・・・・・・・。」
(これで、俺は・・・・・・。)
バルカンのショットライザーの銃口には、エネルギーが溜まっていく。それに対して、エボルは・・・・・・蒼空は棒立ちだった。
「・・・・・・じゃあね、エボルになった事を悔やんでな!」
『マグナテックストームブラスト!』
「・・・・・・くっ!」
バルカンから見れば、狼の銃弾が当たり爆発した。バルカンから見れば倒したと思ったが・・・・・・
「・・・・・・は!?」
「なんで主役を
「・・・・・・海璃・・・?」
バルカンの銃弾を、ルーブに変身した海璃が『ルーブコウリン』で防いでいたのだった。
「何してんの?今のソイツはダークライダーの一人なんだよ?」
「知らんがな!・・・・・・蒼空は蒼空だよ。私の好きな人を傷つけるなんて、許す訳ないでしょ?」
「・・・・・・頭湧いてんちゃいます?」
「お嬢さんに言われたくないよ。」
ショットライザーを構えるバルカン対ルーブコウリンを構えるルーブの・・・・・・ちょっと激しい女の戦いが始まった。
女の戦いが始まった頃、龍哉と香澄、そして紗夜がその場にやって来た。
「蒼空・・・・・・!」
「・・・・・・ねぇ、あれ!」
「桐生さんが危ないですよ!!」
龍哉たちの視線の先には、ガオウがエボルに攻撃していくのが映っていた。
「ちっ!」
『ボトルバーン!』『クローズマグマ!』
「え?・・・・・・あ、ちょっとちょっと!?」
「万丈さん、待って!!」
『Are You Ready?』
「変身!」
龍哉が変身をする時に、横にいた香澄と紗夜が大急ぎでそこから離れた。・・・・・・みんなも、マグマは浴びたくないでしょ?
『極熱筋肉!クローズマグマ!
アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!』
「・・・・・・うおおおおお!!」
『Ready Go!』
変身を終えて、クローズはエボルに目掛けて走りながらレバーを1回回す。
「はぁ!!・・・・・・あ、万丈!?」
『ウィンドクリスタル!』
「はっ!・・・・・・おりゃあああ!!」
「・・・・・・っ、万丈!?」
「蒼空ぁあああ!!」
「っ・・・・・・。」
「まさかあの万丈が!?」
「あんたは邪魔!!」
「グッ!?」
クローズはエボルに目掛けてライダーキックを放つ。そんなエボルは、クローズに気付いても避けようとも防ごうともしなかった。
それを見たルーブはバルカンを一閃して距離を取らせ、風のクリスタルの力でエボルに光線を放つ。
「ウィンド ボルテックバスター!」
「っ!?ぐわぁあああ!!」
「何っ!?」
「おりゃあああ!!」
「グハァーーー!!」
「はぁ・・・、はぁ・・・、蒼空・・・・・・。」
「ぐっ・・・・・・なんで・・・?」
ルーブの光線は風の力しかなかったが、あくまでも攻撃技。エボルにもダメージはあり、変身が解除された。クローズは変身が解けた蒼空の下に行った。
「なんで避けようとしなかったんだよ?」
「っ・・・・・・。」
「海璃がお前を飛ばしてくれなかったら、今頃は挟み撃ちで死んでたかもしれねぇんだぞ?」
「・・・・・・みんな、それを望んでるんじゃないのか?」
「はぁ?」
蒼空は座りながら今まで攻撃を受け続けた理由を話した。
「俺が魔王因子の力を使わなければ、みんな傷つくことなんてなかった・・・・・・。俺のせいで───」
「確かに、俺は今お前に怒ってるよ。」
「っ!」
「でも、俺が怒ってんのは・・・・・・そんな事でウジウジ悩んでるお前に対してだよ。・・・・・・前に言ったよな?『そのドライバーを巻いて、正義のために戦ってきたのは、葛城映司でも佐藤紫閻でもない。桐生蒼空だ』って。もう一回目を覚ましてやろうか?今度は言葉だけじゃなくて拳で!」
「万丈・・・・・・。」
「過去のことなんて今はどうでもいい!今やるべき事はなんだよ?・・・・・・ベリアルを倒す事じゃねぇのかよ!?」
そして、ルーブも蒼空の下にやって来た。
「蒼空。私もね、蒼空のおかげでこの力を手に入れたの。蒼空の隣に立ち、蒼空を守る力を。だから、自分を責めないで。私は、正義を信じて戦う桐生蒼空が好きなんだから。」
「海璃・・・・・・。」
「お前、ようこんな時に告白出来るな?俺には絶対無理だぞ?」
「え?・・・・・・あ!ちょちょちょちょっと!万丈、あんたは忘れなさい!!」///
「うっせぇな~、顔赤いんだろ?」
「赤くなってない!!いいから忘れろ~!!」
「・・・・・・ふっ、最悪だ・・・。」
海璃に告白され、ルーブとクローズの茶番劇を見せられた蒼空は立ち上がり、エボルドライバーを外した。
「・・・・・・2人のおかげだな。俺は、ナルシストで自意識過剰な正義のヒーローだったな!!」
蒼空は、再び正義のヒーローとしてビルドドライバーを巻いた。
「蒼空~!」
「ようやく戻ったか!!」
「決心はついたかい?」
「あぁ?」
「・・・・・・黒崎晴斗?」
「そう。君のヒーローとしての決心はついたのかい?」
「あぁ。俺は、もう絶対迷わない。」
「・・・・・・そうか。なら、これを渡すよ。」
『コネクト プリーズ!』
歩いてやって来た晴斗が魔法を使ってビルドドライバーに使うアイテムを取り出し、蒼空に渡した。
「僕はよく分からないけど、『ジーニアスボトル』って言うらしいよ?」
「ジーニアス・・・・・・?」
《解。ジーニアスボトルを解析・完了。ビルドの最強フォームに変身出来るアイテムです。》
「・・・・・・行くぞ。」
蒼空はジーニアスボトルを構え、起動させた。
『グレイト!』『オールイエイ!』
『『ジーニアス!』』
『イエイ!』『イエイ!』『イエイ!』『イエイ!』
ドライバーのレバーを回すと、蒼空の足下から土台が現れる。さらにボトルを乗せたベルトコンベアまで現れて・・・・・・
『Are You Ready?』
「変身!」
『完全無欠のボトルヤロー!』『ビルドジーニアス!』
『スゲーイ!』『モノスゲーイ!!』
黄金のビルドマークが蒼空の胸元に付くと白いスーツが蒼空を包み、体のあちこちにベルトコンベアの上のボトルが白いスーツに刺さって変身が完了する。
「スゲェ・・・!」
「これが・・・・・・最強のビルドのフォーム・・・!」
クローズとルーブは、蒼空の新たな姿に驚きを隠せなかった。
「映司・・・・・・もう、
バルカンも、少し離れた所でその変身を見ていて、驚いていた。そして、さらっと変身を解除した。
「貴様がどんな姿になろうとも・・・・・・、」
「俺たちに勝てると思ってんのか?」
「甘く見られたもんだナ~?」
四魔卿たちはそれぞれ武器を構えて、攻撃態勢へとなる。
「どうだろうな。・・・・・・さぁ、実験を始めようか?」
「へっ、俺たちも行こうぜ!」
「オッケ~!・・・・・・蒼空、行くよ!」
「あぁ。 はぁ!!」
3対3のライダー同士の戦いが始まった。・・・・・・もっとも、片方は『ダークライダー』だけど。
変身を解いたウィズの下には晴斗が歩み寄っていた。
「どう?君の弟さんの成長は?」
「・・・・・・ホント、羨ましく思うよ~。姉より成長スピードが速いんだから~。でも、さすがは魔王!って言うべきだよね~。」
「・・・・・・どうするの?」
「もちろん! やることは決まってるよ。・・・・・・ちょっと手を貸してくんないかしら、魔法使いさん?」
「・・・・・・喜んで、お嬢様。」
ウィズは新たな決意を胸に、晴斗と共に戦闘に参戦しようとする。
その頃、ジードたちはというと・・・・・・少しジードたちが劣勢だった。
『ザクロチャージ!』
「ハァ!!」
「ぐはっ!?」
『エクスプロージョン Now!』
「ふっ!」
「きゃあああ!!」
『フルチャージ!』
「ふん!!」
「ぐぅ・・・!!くっ!?」
「ぐっ・・・、やっぱ半端ねぇな・・・・・・!?」
「蒼空は同等くらいだけど、私と万丈のハザードレベルはちょっと低いかもね・・・・・・!?」
強力な一撃を食らって膝をつくクローズとルーブ。ジードはまだ立っているが、すぐさま1対3の状況になってしまい、劣勢となる。
「「「ハァ!!」」」
「ぐわっ!・・・・・・さすがに、この姿でもあいつら相手は厳しいぞ・・・・・・!?」
「フッフッフ・・・・・・ぐっ!誰だ!?」
「・・・・・・ア・タ・シ♡」
「僕もだけどね。」
四魔卿たちに銃弾を放ったのは、まだ変身していないウィズと晴斗だった。
「アタシは、弟を守る。弟が闇に染まろうとも、弟だけは絶対に守る。・・・・・・誰かさんに教えられたからね。」
「っ・・・・・・!」
「だから、アタシはアンタを守るよ・・・・・・
「ウィズ・・・・・・!」
「晴斗先輩、よろしくね?」
「はいね。」
『ドライバーオン プリーズ!』
『シャバドゥビタッチヘンシーン!』
「変身!」
『インフィニティー プリーズ!
ヒー・スイ・フー・ドー! ボー・ザバ・ビュー・ドゴーン!』
晴斗は先に、ウィザード最強のフォーム『インフィニティースタイル』に変身した。勿論、手には『アックスカリバー』がある。
そして、ウィズはガトリングが付いたプログライズキーを取り出した。
『ランペイジバレット!』
「ふっ!ぐぅ・・・・・・ハァ!!」メキメキ…パカッ
『オールライズ!』『Kamen Rider.Kamen Rider.』
「変身!」
『フルショットライズ!』
『Gathering Round!』
ガトリング部分を回転させ、無理矢理キーをこじ開けてショットライザーにセットした。銃を手に持ち、相手に向けて銃弾を放つウィズ。だが、その銃口からは10体の動物のオーラが出現し、動物たちが装甲となってウィズの体を包む。
そんな変身者のウィズは・・・・・・
「ヨッ!ハッ!・・・・・・ハァアア!!」
『ランペイジガトリング!
Mammoth!Cheetah!Hornet!Tiger!Polarbear!Scorpion!Shark!Kong!Falcon!Wolf!』
動物の中にいる狼が弾丸を放ってきたから、普通に殴ったり裏拳したり回し蹴りしたりと、暴れ回るように体を動かして、変身を完了させた。
「あのアーマードライダーは僕たちが相手をする。」
「アンタたちは、他の2体を頼むよ!・・・・・・それぐらいは出来っよね?」
「・・・・・・当たり前だ!」
「なら、よろしくね~!」
バルカンとウィザードは、
「万丈、私たちは魔法使いを!」
「おう!蒼空、牙の奴は任せた!」
「あぁ!」
クローズとルーブは
「はぁ!!」
「チッ! ふっ!・・・・・・お前1人で俺に勝てると思ってんのか!?」
「前の俺ならそんな事思ってなかったさ!でも、今の俺なら話は別だ!!」
「ぐぅ・・・!?」
「俺は・・・・・・この仲間たちと共に、愛と平和に満ちた世界を創る。そのために、ベリアルを倒す!!」
ジードの・・・・・・蒼空の心は、もう壊れるほど脆くなくなっていた。
『Hornet's Ability.』
「ハァ!!」
「グッ!?なんだ、このハチはヨ!?」
「はぁ・・・・・・はぁ!!」
「グハッ!?」
バルカン・ウィザード対セイヴァーの戦い。『ランペイジバルカン』の能力の1つ、『ライトニングホーネット』の力で、セイヴァーを翻弄し、ウィザードの『アックスカリバー』の一撃を浴びせる。そんな戦法に、セイヴァーは劣勢に陥る。
「コノ・・・・・・!!」
「させないよ!!はっ!」
「グッ!?・・・・・・なら、オマエからダ!!」
バルカンに刃を向けようとしたが、その剣がウィザードによって弾かれ、怒りの矛先がウィザードに向いた。
「ハァ!!」
「・・・・・・。」
「アァ!?・・・・・・ウリャア!!」
「・・・・・・どうした?」
「グッ!?・・・・・・んだよ、ソレ・・・!?」
「なら、こっちから行くよ。」
ダイヤモンドのような防御力を持つ『インフィニティースタイル』の力で、セイヴァーの大橙丸を防いでいた。セイヴァーの手が止まった途端、ウィザードの刃がセイヴァーを襲う。
「ふっ、はっ!」
「グハッ!?」
「ウィズさん、これ。」
「サンキュ~!」
『Cheetah's Ability.』
「・・・・・・ふっ。」
『インフィニティー!』
「ナッ!?」
ウィザードがバルカンにウィザーソードガンのソードモードを渡し、2人が高速移動をしながらセイヴァーを斬りつける。
「はっ!」「ヨッ!」「ふっ!」「セイ!」「はぁ!」「ハァ!」
「グッ・・・・・・!?」
『ターンオン!』
「フィナーレだ!」
『ハイタッチ!』
「じゃ、アタシも乗って!」
『パワー『スピード『エレメントランペイジ!』
「ヨッ!」
ウィザードが武器をアックスモードにして、高くジャンプしつつ武器を魔法で大きくする。バルカンはガトリングを3回転させて、炎と氷と毒のエネルギーを同時発動させる。
「・・・・・・何ッ!?」
「ヨッ、ハッ、ハァアアア!!」
「グハッ!?」
『ランペイジエレメントブラスト!』
炎の玉を数発当て、足を氷で動けなくして、左手から毒針をセイヴァーに刺して、ダメージを与える。そして、毒針を抜いた瞬間、
『シャイニングストライク! キラキラ!キラキラ!』
「はぁ・・・!」
「ッ!?」
「だぁあああ!!」
「グワッ!?・・・・・・ベリアル様ーーー!!」
必殺技を受け、セイヴァーは爆発し、消滅した。
「・・・・・・まずは、1体。」
「ふぃ~。」
「おりゃあああ!!」
「ぐっ・・・!」
「ルーブコウリン・ブル!はっ!!」
クローズがソーサラーを殴りつつ、その隙を狙ってルーブが高速移動しつつ斬っていく。
「力が漲る!」
「ぐっ!」
「魂が、燃える!!」
「ぐはっ!?」
「俺のマグマが・・・・・・ほとばしる!!!」
「ぐわっ!・・・・・・こいつ、どこまで強くなるんだ!?」
一言言う度に殴るクローズのハザードレベルは上がっていた。その証拠に、今は一人で戦っている状況でもソーサラーを押していた。そして、クローズはドライバーのレバーを4回以上回す。
『Ready Go!』
「もう誰にも、止められねぇ!!!」
『ボルケニックフィニッシュ!』
「うおお・・・・・・おりゃあああ!!」
「ぐわぁあああ!!」
クローズマグマの状態の時、レバーを回す回数によって繰り出す技が変わる。4回以上回した時にはパンチを連続で繰り出す。
「万丈、これでキメよ!」
「おう!」
『ボトルバーン!』
ルーブはドライバーのレバーを回し、クローズはナックルをドライバーから取り出してボトルを再セットする。ルーブは高くジャンプしてライダーキックを、クローズはそのまま走り出してナックルを使ったライダーパンチをソーサラーに放つ。
『Ready Go!』
「はぁあああ!!」
『ルービウムフィニッシュ!』
「おりゃあああ!!」
『ボルケニックナックル!アチャー!』
「ぐっ! ぐわぁあああ!!」
2人の必殺技が当たり、ソーサラーは爆発、消滅した。
「ぃよっしゃー!!」
「意外と私たちでも勝てるもんだね?」
「・・・・・・って、アッチ!?熱っ!熱いんすけど!?」
「ま~たやってんよ~・・・・・・。」
「っ!?まさか、あの2人が・・・!?」
「よそ見してんじゃねぇ!!」
「ぐっ!・・・・・・こうなれば、貴様を消す!」
「やれるもんならやってみろ!」
『ワンサイド!』
『ガオウガッシャー』を構えるガオウに対し、ドライバーのレバーを1回回して赤いボトル部分を光らせるジード。
『Ready Go!』
「・・・・・・ふっ!」
「・・・・・・ハァ!!」
『ジーニアスアタック!』
「ハァ!!」
「ハァ───何っ!? ぐはっ!!」
ジードのパンチが、ガオウガッシャーを破壊しつつガオウに大ダメージを与えた。
「ふっ!」
『ワンサイド!』『逆サイド!』
今度は2回回して、装甲に付いているボトルのうち、青色系のボトルのみを光らせて、右足にエネルギーを溜める。
『Ready Go!』
「ハァ!!」
『ジーニアスブレイク!』
「ぐっ・・・・・・ぐわぁあああ!!」
武器を失ったガオウを蹴り飛ばし、変身解除までは行ってないが動けない状態になった。
「蒼空兄!!」
「?・・・・・・和美。」
そんなジードの下に、和美が走ってきた。
「そんな物があったとはな・・・。」
「っ、ベリアル!?」
突然和美とジードの間に、ベリアルが入ってきた。
「何しに来た!?」
「何、
「ボトル・・・?」
「そう、『ロストボトル』を・・・・・・な!」
「うっ!?」
「和美!!」
ベリアルは和美の腹部を殴り、3本のロストボトルが落ちたのを確認すると、和美をジードの方へとどかした。
「和美!大丈夫か!?」
「う、うん・・・。テメェ・・・!?」
「お前たちの相手は、俺じゃない。」
「・・・・・・?」
「蒼空!!」
「・・・・・・っ!?」
ベリアルの言葉の意味は、すぐに分かった。海璃がジードを呼ぶから一瞬そっちを見ると、今まで見たことのないタイプのスマッシュがクローズとルーブを襲っていた。
「あれは難波重工の研究データにあった、ロストスマッシュだ。」
「ロスト、スマッシュ・・・!?」
「人体に高濃度のネビュラガスを投与して、ロストボトルとクローンスマッシュ2体を合わせることで生まれるスマッシュの最終形態だ。」
「何だと!?」
「早く助けないと、奴の命は無いぞ?もっとも、倒しても消滅するがな。」
「そんな・・・・・・!?」
「くっ・・・・・・って、待ちなさい!!」
ベリアルは話しながらガオウに近付き、話し終えると同時にガオウを連れてその場を離れた。バルカンが追おうとしたけど、既に追いつけるような状態ではなかった。
「蒼空君、今はあのスマッシュを。」
「色々気になるけど・・・・・・分かった!」
ジードはウィザードたちと共にクローズとルーブに合流する。
「うわぁあああ!!」
「蒼空!あのスマッシュ、苦しんでるんだけど・・・?」
「え・・・?」
(大賢者、あのスマッシュの正体は分かるか?)
《解。スマッシュの成分が多いため、変身者は分かりません。》
(・・・・・・そうか。なら、ネビュラガスを中和するしかない!)
「おい、なんか手はあるのかよ!?」
「原作通りなら、ジーニアスフォームでなんとかなる!」
悲鳴のような叫び声を上げるゼブラスマッシュに対し、ライダーチームからはジードが前に出た。方法があるのか、ドライバーのレバーを何回も回す。
『ワンサイド!』『逆サイド!』『『オールサイド!』』
「・・・・・・やっぱり、これならイケる!!」
ジーニアスフォームが原作通りと分かったのか、勝利を確信した時のセリフを放つ。
「勝利の法則は、決まった!!」
『Ready Go!』
「ふっ!」
ジードが高くジャンプすると、ゼブラスマッシュを虹色のグラフ線で動きを封じ、ライダーキックを放った。
『『ジーニアスフィニッシュ!』』
「はぁあああ!!」
「ぎゃあ・・・・・・アアアアア!!!」
ジードが足からジーニアスの成分をスマッシュに流し込み終えると、足をスマッシュから離した。スマッシュはその場に倒れるとその姿が人間の姿に戻る。近くには黒くなったロストボトルが1本転がっていた。
「ふぅ・・・・・・って、燐子さん!?」
「白金さん!!」
「・・・・・・あれ?ここ、は・・・・・・。」ガクッ
気絶をしてしまう燐子。
蒼空の中には、決して揺らぐことのない決意と、いくつもの疑問が残った・・・・・・。
長かったわ~。今回ね、11665字なんだって。・・・・・・本編が。過去最多よ。見る気失くしてるでしょ?
最近書いてて思ったの。書きながら色々変えてるし、この後の展開も大体固まったけど・・・・・・これより下にあるネタバレ回をだいぶ変えないといけなくなってる。まずは和美の呼び方だよね、『僕』→『ボク』にしたりとか。