BanG Dream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
今回から新章突入!バンドリ2期からの世界をお届けするよ♪・・・・・・オッサンが音符マーク使って喋るのは『気持ち悪い』以外の何物でもないな。
では、次回からまた緩~いあらすじ紹介をするとして、ひとまず本編に・・・・・・Youたち行っちゃいなよ!
あ、『第2章』は後で入れるね。
第1話 魔王・再臨
桜が満開になりつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?桐生蒼空です。・・・・・・今は夏?知るか、そんなリアルな話。こっちは世界を新しくしたら急に4月1日だったんだぞ?嘘かと思ったよ。エイプリルフールだけにな。ただな、前回から2日しか経ってないんだよ。
それじゃ、そんな2日間の成果をお伝えしよう。まずは・・・・・・これかな。バイト先は決まった、場所の名前は『ライブハウス さーくる』。
「主様、それでは崩壊して温泉が出来てしまいます。呼び方は『さーくる』で構いませんが、文字としては『CiRCLE』にしなければわたくしたちの稼ぎ場がなくなってしまいます。」
・・・・・・それもそっか。とにかく!まりなさんにバイトしたいって言ったら二つ返事でOK出たんだ。・・・・・・人手不足なのか、頼みに行ったその日から働かされたよ。しばらくは機材の準備がメインなんだろうけどな。ちなみに、夜華もここで働いている。
そして、『衣食住』の案件だが・・・・・・これがまた酷い。
まずは『衣』。2日分の服しかないため、着替えたらすぐに洗濯して次の日に着れるようにしないといけない。
続いて『食』。金はあるが・・・・・・この後話す内容のせいで、基本はコンビニで済ませている。
最後に『住』。・・・・・・無い。まさかのアパートに住む分の金が無かった。ほんの少し足りなかっただけなんだが。
ってことで、今は野宿生活をしている。洗濯はコインランドリー、風呂は近くの安い銭湯、そして、近くの公園で寝泊まり中。
だが、こんな時に『魔王の力』が役に立つ。魔王因子を持たない人間には視認できない空間の入り口を作って、その中に寝れるだけの場所を作った。しかも都合が良いことに、『魔王の力を使っていても疲れない』って能力で何時間その中で寝てても疲れないんだよ。だから、夜は難なく過ごせる。
「本当ですよ。おかげさまで主様は疲れ知らずを良いことに、わたくしに────をしたり、────な体制で────をしたりと、わたくしの方が疲れ──」
してません!!何を『通常検索』枠で出してる作品で言えないことを言ってんのよ?それに、俺がいつそんな事をしたんだよ?逆にお前がなんかしてきそうで怖いんだよ、こっちは!
「例えば、────して主様の────を────したりすることですか?」
だーかーらー!!この作品にはR-18も、R-17.9も付いてないんだから、そういうの言わないでよ。
とにかく!!・・・・・・俺たちはせめてアパートに住むためのお金を貯めるために、日々『CiRCLE』でバイトをしているのだった。
「仮面ライダーとして活躍していた主様は一体
やかましいわ。
「はい、今日の予約表ね。」
「ありがとうございます。・・・・・・って、常連バンド全組入ってるじゃないですか!?」
「そうだよ。今日も頑張ろうね!」
いつもなら数組で終わってたのに、今日はポピパにアフロ、パスパレにRoselia、ハロハピの5バンドがスタジオ使うのかよ・・・。それを出勤してすぐに言いますか!?ここって、ブラック企業じゃねぇだろうな?
「脳内での会話は終わりましたか?」
「はい、今終わってしまいました・・・。」
「そうですか。それでは、『ハロー、ハッピーワールド!』のスタジオのセッティングに行きますわよ。」
「はいはい・・・。」
5バンドのメンバー全員とも顔を合わせたが、誰一人俺のことを覚えてなかった。・・・・・・そりゃそうだよな?この前の世界のことを全てリセットして、本来流れるべき時間に戻したんだから、覚えてなくて当然だよな。前の世界のことを『旧世界』って呼んで、今の世界を『新世界』って呼んでるけど・・・・・・俺は本来存在しない人間だ。葛城映司の脳に佐藤紫閻の身体で創られた人間なんだから・・・。そういや、新世界に『佐藤紫閻』っていないな。・・・・・・ちょっと設定が変わっているのか?
「主様、そろそろ休憩のお時間です。」
「え?・・・・・・あ、ほんとだ。」
「まりな様には事前にお伝えしてありますので、今から行けますよ?」
「分かった。・・・・・・これだけ運ばせて。」
「かしこまりました。」
また1人で考え事をしていたら、既に3組も終わっていた。残すはパスパレとRoseliaだけだ。その前に、カフェで昼休憩をすることになった。
「はぁ~!疲れた~!」
「親父臭いですよ。」
「仕方ねぇだろ?この2日間ずっと働きっぱなしだったんだから・・・。」
「それで老けたと?」
罵られながらのんびりとくつろいでいると、時間はあっという間に過ぎていった・・・。
「・・・・・・主様。」
「う~ん?」
「また、考えていたのですか?」
「・・・・・・なんの事だ?」
「誤魔化さないでください。旧世界で仲の良かった方々との記憶についてまた考えていたのか、と聞いているのですが?」
「・・・・・・悪いかよ?」
「悪い訳ではありませんが、そろそろ切り替えていただけませんか?接しづらいです。」
「ストレートに言うね~・・・。切り替えれてたらとっくに切り替えてるよ・・・。」
顔とか性格が少し違えば良かったんだが、全く同じだからついつい旧世界でのことを思い出しちまうんだよな・・・。
「・・・・・・そろそろお時間です。」
「あぁ。・・・・・・なんだ、この気配・・・?」
「はい?・・・・・・確かに、変な気配がしますね。」
俺はすかさずカフェエリアから道路へ出て行こうとした瞬間、ちょっとした殺意の塊が近くに来たから咄嗟に顔を下げた。
「・・・・・・あっぶな。」
「ですが、危ないのは
「あれは・・・・・・フィクション、じゃねぇよな?」
視線の先には、
「はぁ・・・、どうなってんだよ・・・?」
俺は溜息を1つ吐いて、走って千聖に近い奴らを蹴り飛ばした。
「きゃっ!?」
「・・・・・・大丈夫か、千聖?」
「え?あなた・・・・・・CiRCLEのスタッフさん・・・?ってか、なんで呼び捨てなのよ!?」
「そこツッコみますか?」
俺は千聖との会話をそこそこにして、灰色の者共に視線を向ける。
「ほぉ~、我らの姿を見て恐怖に怯えるのかと思えば、まさか歯向かう者がいるとは・・・・・・愚かだな。」
「お前ら・・・・・・何者だ?」
俺の問いかけに、灰色の者共の中央から牛のような角を付けた怪物が現れた。・・・・・・『ユカイツーカイ怪物くん』じゃないな。
「我はファントムの『ミノタウロス』。ある人間を絶望させるためにやって来た。」
「絶望?」
・・・・・・考えても分かんないな。
大賢者さん、あいつらの事教えて。
《・・・・・・。》
あれ?大賢者さん?なんか言ってよ!!
《告。2日前にも申しましたが、現在、スキル『大賢者』は進化して『
そうでしたね・・・。めんどいから名前付けてあげるよ!
《名前、ですか・・・?》
『スキルに名前付けるの?』とか言うなよ。そうだな・・・・・・『シエル』はどうだ?
《シエル・・・・・・良い名前ですね。》
あれ?言葉使いが・・・?
《スキル『
え?そうなの?・・・・・・やっぱり、最近アニメになった『
あ、それよりもさ~!あいつら何なん?
《はぁ・・・。今目の前にいるのは『ファントム』と呼ばれる、魔力の高い人間『ゲート』が絶望した時に生まれる魔力の塊です。ちなみに、周りの灰色は『グール』と呼ばれる戦闘員のようなものです。》
そうなんだ・・・。ってか、いきなり溜息ついたよな!?
《してません。》
いやいや、してたって!
《してません!それより、早くファントムたちを追い払わなくていいのですか?》
え?・・・・・・あ、はい。シエルさん、ちょっと冷たい・・・。
「貴様を絶望させても、新たなファントムは生まれない。なら・・・・・・今ここで死んでもらう。」
「悪いけど、簡単に死ぬ気はねぇよ。」
「主様?」
「夜華、千聖連れて下がっててくれ。」
「かしこまりました。」
「ちょっとちょっと~!なんの騒ぎなの!?」
「まりなさん、店の中に入っててくれ。」
「え?・・・・・・分かった。」
さてと、これで思う存分戦えるな~。
「人間が我らファントムに勝てるとでも?」
「勝てないって思ってたら前には出ないさ。」
俺はビルドドライバーを取り出し、装着した。
「・・・・・・なんのつもりだ?」
「見て分かんない?お前らみたいなのと遭遇した時の対処法だよ。」
そして、手を開いてボトルをイメージする。そうすれば、今から使いたいボトルが《元》ジーニアスボトルから具現化する。これ、本物と同じように使えるんだよ。おかげで、ボトルを持ち歩く必要がなくなったんだよ。
「ジード!」「スペシウム!」「ベストマッチ!」
「Are You Ready?」
「変身!」
「覚悟のスペシウムジード!
プリミティブ! イエーイ!」
久しぶりの変身・・・・・・な気がするな。
「祝え!!光と闇を超越し、全てを支配する最強の王者!その名も、『仮面ライダージード プリミティブフォーム』!今まさに、新世界に降り立った瞬間である!!」
「・・・・・・久しぶりに聞いたな、それ。」
「なんだ貴様は!?」
いや、今さっき言ってたじゃん。・・・・・・仕方ない、自己紹介しちゃおっかな。
「仮面ライダージード、
さてと、戦闘開始だ。・・・・・・ってことで作者さん、ナレーションよろしく!
そんな事をナレーションで言うなよ・・・。それでは、キャラ視点で戦闘シーンを書くのが苦手な作者が書く戦闘シーンをどうぞ~。
「え!?何それ!?カッコイイ~~~!!」
「ちょっとあこ、あんまり近付かない方がいいんじゃない?」
「っとっと・・・!あのさ、ちょっと離れててくんない?」
・・・・・・出だしからカッコよく決まらないのが、ビルドを受け継ぐジードです。
「さてと・・・・・・気を取り直していきますか!」
「ジードクロー!」
「あなたたち、こんなとこで何をしているんですか!?」
「紗夜さんもちょっと下がってて!!」
「な!?なんで私の名前を・・・!?」
「いいから!さーくるの中に入ってて!!」
紗夜に邪魔されつつも、ちゃんと気を取り直して戦いに挑むジード。ジードクローを持って、槍で攻撃をしてくるグールたちの攻撃をかわしつつ自身の斬撃をグールに与えるジード。それを見てイライラし始めるミノタウロス。
「ったく、面倒くせぇほどいるなぁ!!夜華、手伝ってくれ!!」
「残念ながら、ドライバーがございませんので変身出来ません・・・。」
「そういやそうだった・・・。」
旧世界でライダーの能力を奪われた夜華は、ライダーに変身出来ない。
(どうしよう、シエル?)
《すぐに終わらせたかったら、『ウルティメイトファイナルフォーム』で行くのはどうでしょう?》
(う~ん・・・・・・それでいっか。)
ジードはグールたちから離れて、《元》ジーニアスボトル:現『ウルティメイトファイナルボトル』を取り出して、起動させてドライバーにセットした。
「ウルティメイト! オールイエイ!」
「ジードファイナル!」
「イエイ!」「イエイ!」「イエイ!」「イエイ!」
ドライバーのレバーを回せば、ジードの周りにはボトルが飛び交い、攻撃してくるグールたちをジードに近付けさせなかった。
「Are You Ready?」
「ビルドアップ。」
「完全無欠の
ウルティメイトファイナルジード! スゲーイ! モノスゲーイ!」
「勝利の法則は、決まった。」
「なんだ・・・・・・その姿は・・・?」
「魔王になった証、って言えば分かるか?」
白をメインとしたスーツにカラフルなボトルが挿さった姿に『魔王』は似合わないと思うが・・・。
「それじゃ、始めますか!」
「
「なっ!?なんだ、これは・・・!?」
ミノタウロスは驚愕した。ジードが手を上に上げた瞬間、自身やグールたちの上空を無数の短剣が覆ったことに。短剣の数は・・・・・・千は超えているだろう。
「ではでは皆さん、グッドラック。」
手を勢いよく振り下ろした瞬間、上空にあったクナイが全てファントムたちに一斉に降り注いだ。この雨の中生き残ったのは、ミノタウロスだけだった。
「ぐっ・・・、なんだ、これは・・・!?」
ミノタウロスは苦し紛れにグールの種を巻いて、グールたちをさらに生み出した。
「え~、まだいんの~?・・・・・・しゃーない、これで終わらせますか。」
「
「それじゃ、
「ザ・勝負!」「 N!I!N!I!」
刀に手裏剣状のアイテムをセットして、その手裏剣を回す。
「N!I!N!I!ニンニニン!」
「なっ!?ま、まずい・・・!」
「逃がすか!!」
ジードの持つ刀が炎を纏って刀身を伸ばす。そして、ジードはその刀身を振り回してグールたちを全て斬った後、その刀身は戻ることなくミノタウロスを襲った。
「一番勝負!」
「おりゃあああ!!」
「「「グァアアア!!」」」
炎を纏った斬撃は、派手にグールたちは消滅させたが、ミノタウロスは倒せていなかった。だが、ミノタウロスの角だけは落ちていた。
「・・・・・・逃げられちゃった。」
そして、敵がいなくなったことを確認したジードは、変身を解いた。そこに夜華はやって来た。
とりあえず、ファントム共がいなくなったけど・・・・・・なんであいつらがこの世界にいるんだ?
「主様、お怪我はありませんか?」
「あぁ、大丈夫だ。だけど・・・・・・。」
「何故、怪物がこの世界にいるのでしょうか?」
「・・・・・・。」
「ちょっと~!2人とも休憩終わりだよ~!早く戻ってきて~!」
「・・・・・・とりあえず、仕事するか?」
「仕方ありませんね、こんな事で給料が減ったら困りますから。」
俺たちはひとまず仕事に戻った。
だが、この戦いが、この先の大きな戦いのほんの一部だとは想像出来なかった。・・・・・・きっと大きな戦いが起きるでしょう。
いかがでしたでしょうか?なかなか酷かったでしょ?自分で書いてても酷いって思ったもん。
ちなみに、ウルティメイトファイナルはオリジナルフォームです。『ウルトラマンジード ウルティメイトファイナル』と『仮面ライダービルド ジーニアスフォーム』を脳内で良い感じに合わせればオッケーっす。
そして、何かジードに使ってほしい武器があれば、活動報告にこの作品のリクエストボックスあるから書いて~。