BanG Dream ~Be the one~   作:ENDLICHERI

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「天っ才頭脳を持つ桐生蒼空は、仮面ライダージードとしてリトルスターを狙うスマッシュからリトルスター所持者や市民を守っていた。人体実験をさせられたとわんわん泣いてすがる万丈龍哉を庇うため、蒼空は万丈を連れて逃走した。」
「泣いてねぇよ!」
「いやいや、あのシーン明らかに泣いてたでしょ?それにしても、お前はそんな極悪非道な奴だったとは」
「俺は何もやってねぇよ!」
「はいはい、後でカツ丼食わせるから今は黙ってろ。それでは、どうなる第5話!?」
「刑務所じゃねーだろ!?」







第5話 覚醒し始める力

さてと、

 

 

「ちょっとちょっと!」

「いきなりなんだよ。今ナレーションしようと思ってたのに。」

「なんで知らない奴を家に連れてきて泊めようとしてんだよ!」

 

 

お前が言うか!?

 

 

「主様。」

「どうぞ。」

「では。」

「え?・・・・・・え!?ギャアアア!!」

 

 

さてと、改めて話を進めるか。

 

 

「ただいま~。」

「おかえり。」

「・・・・・・ま~たマスターは殺されかけてるの?」

「お!ちょうど帰ってきたか。なら・・・。」

 

 

俺は万丈に話を聞くことにした。

 

 

「おい。」

「ん?」

「・・・・・・遊んでんじゃねぇよ。」

 

 

何を考えてんのか、保護メガネかけてやがった。

 

 

「とりあえず、お前の話を聞かせてくれ。」

「話ってなんだよ?」

「全部よ。」

「・・・・・・あぁ、分かった。」

 

 

 

 

 

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俺が生まれたのは、横浜の産婦人科だった。3203gの元気な

 

「誰が生い立ちから話せって言ったよ!?」

 

 

 

 

 

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このシーンは映像ごと投げ飛ばすに決まってんでしょ!

 

 

「全部話せって言ったのはそっちだろ!?」

「なんとなく流れで分かれよ、バーカ。」

「バカってなんだよ、バカって!!」

「バカバカバカバカ・・・・・・」グラグラ

 

 

揺らすな!!

 

 

「あーもう!とにかく!あなたがなんで人体実験させられたのか、その理由を考えるために・・・・・・あなたの評判が悪くなった辺りから話して。」

「あぁ、そっちね。」

「なんで分かんないんだよ・・・・・・。」

「学校でボクシング部に入ってて、ある日同級生が虐められてたんだ。そいつを守るために、ダメだと分かっていても虐めた奴を殴ったんだ。そこまでならなんとか良かった。」

「ん?『なんとか』って?」

「そっから、学校での評判が悪くなって・・・。気付けば『学校の不良』って呼ばれるようになった。」

「たかだか1ヶ月も経たない間に、ねぇ・・・。」

「そして、教師に呼ばれて行った場所が、」

「人体実験させられた場所、と・・・・・・。」

 

 

これは意図的としか言い様が無いなぁ・・・。・・・・・・ちょっと強引だが。

 

 

「それで、お前の家はその学校に知られてるのか?」

「あ?なんでそんなこと聞くんだよ?」

「学校がお前の家の住所を知っていたら、お前はまた実験場に連れていかれるぞ。」

「・・・・・・そっか。多分知ってる。」

 

 

・・・・・・あの香澄の幼馴染ってだけのことはある。見事なまでのバカだ。

 

 

「しばらくここに住め。部屋は後で案内するから。」

「お、おう。」

 

 

言っておいてだが、また俺の家に住人を増やしてしまった・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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万丈を匿ってから2日目の朝、私は学校が休みだから街を散歩していた。・・・・・・蒼空?お店は任せてきたよ。

 

 

「ふ~ふふん、ふ~ふふん♪・・・・・・ん?」

 

 

呑気にビーザワン♪ってしてたら、視界に若干怪しい男がいた。ちょっと目を凝らして見ると、最近家でやかましい万丈だった。

 

 

「はぁ・・・。ちょっと、そこのお兄さん?」

「ん?・・・・・・うおっ!?って海璃かよ・・・。」

「そんな格好で何してんの?」

「見りゃ分かんだろ?変装だよ。」

「いや、あんたがただの変人としか思えなかったよ。」

 

 

ちょっと怪しいおじさんの変装してる万丈に、一応・・・・・・一応ね。なんの目的でここにいるのか一応聞いてみた。

 

 

「さっき、あいつから『香澄がライブするから行ってこい。』って言われたから。」

 

(なるほど、蒼空の提案なのね。)

 

「それは良いけど、場所分かるの?」

「・・・・・・あ。」

 

 

はい、おバカさん!もう・・・!

 

 

「・・・・・・ん?おい、誰に連絡してんだ?」

「香澄。」

「あぁ~、香澄ね。・・・・・・ん?香澄!?」

「もしもし、香澄?・・・・・・うん、・・・・・・うん、は~い。」

「・・・・・・おい?」

「さ、行くよ~。」

「え!?どこに!?」

「ライブ会場。」

「・・・・・・マジかよ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんとなく、昨日香澄から連絡があったライブに万丈送りつけたけど、・・・・・・そういや場所教えてなかったな~。

 

 

「あれ?・・・・・・夜華、マスターは?」

「そういえば、見ませんね・・・。」

「また金稼ぎのためにバイトか?・・・・・・っ!」

「・・・・・・また、ですか?」

「ガトリングボトルの成分を最大限生かした武器はほぼ完成してるんだけどな~。行ってくる!」

「主様!これを!」

「ん?」

 

 

夜華が渡したのは黄色のボトルだ。

 

 

「今日もまたポストに入っていたので。」

 

 

またかよ!?

 

 

「・・・・・・まぁいいや。サンキュー!」

 

 

俺は急いでマシンビルダーを用意して、いつも通りの嫌な・・・・・・スマッシュの気配がする方へ向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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私たちが、香澄とおたえ、りみに有咲の、蔵でのライブ『クライブ』が成功して、帰ろうとした時だった。

 

 

「ずいぶん、お楽しみだったようだね~?」

「あ?」

「っ!スターク!?なんでここに!?」

「お前たちにちょっとしたゲームを提供しようと思って、な。」

「何?・・・・・・その赤い銃は?」

「コイツは『ライザースチームガン』。コイツにボトルを挿せばボトルごとスマッシュに変えることが出来る。」

 

 

なるほど、今までのスマッシュはそうやって呼んだのね。

 

 

「とりあえず、今この場所で倒されてくれない?」

 

\シャカシャカ・・・・・・/

 

 

私はドライバーを巻き、ブルとアクアボトルで変身することにした。

 

 

「みんな、こっち!」

「またかよ!?」

「どうなってるの・・・!?」

「これ、ヒーローショー?」

「んな訳あるかー!!」

 

 

『ブル!』『アクア!』『ベストマッチ!』

 

「水が出てきたけど、やっぱりヒーローショー?」

「違うわ!!」

 

『Are You Ready?』

 

「変身!」

 

『紺碧の海!ブル アクア!イエーイ!』

 

「残念だが、お前の相手は俺じゃない。」

「ハァ!」

 

 

私が手の形を拳銃のようにして、屋根上にいるスタークに水のビームを放つけど、かわされた。

 

 

「お前()()には、このゲームがお似合いだ。」

 

 

 

 

 

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「・・・・・・っ!そこか!」

 

 

蒼空はスマッシュの気配がする方へバイクで走ってきた。ただ、先日2体のスマッシュに対して不利な状況にならなかったブルが押されていたのが気になっていたが。

 

 

(海璃、万丈、沙綾・・・・・・あれ?香澄がいない?ま、いっか。)

 

「ウッ!・・・・・・ぐっ!」

 

『Are You Ready?』

 

「変身!」

 

『覚悟のスペシウムジード!プリミティブ!イエーイ!』

 

「フッ!」

「グオオオオ!」

 

 

 

ジードは変身しつつ、マシンビルダーでスマッシュを吹き飛ばした。

 

 

「全く、何やってんだよ?海璃さん。」

「蒼空・・・?」

「なんでここに!いるんだよ?」

「話は後だ。・・・・・・ドラゴンっぽいな。」

 

 

ジードはバイクから降りて、スマッシュの見た目からして記憶している限りのボトルの中から成分を予想した。

 

 

「だったら、これで行くか。」

 

\シャカシャカ・・・/

 

『ライオン!』『ライト!』

 

『Are You Ready?』

 

「ビルドアップ。」

 

 

ジードはライオンとライトのトライアルフォームに変身し、予想通りの『ドラゴンスマッシュ』に挑む。

 

 

「ハァ!タァ!よっと!・・・・・・ハァ!!」

 

 

ライオンを模した右手で殴ったり、左腕のライトで敵を目眩ませたりしていた。

 

 

「グゥゥ・・・!!」

「ほらよっと!!」

「グワァァァ!!」

「っ!?」(まさか、蒼空の奴!?)

「さぁ、これでフィニッシュだ!」

「待ってくれ!!」

 

 

ジードがトドメを刺そうとした時、龍哉がジードの前に立ちはだかった。

 

 

「ちょっ!?どけよ!スマッシュを倒さないと」

「待ってくれ!!あいつは()()なんだ!!」

「え!?・・・・・・香澄!?本当なのか!?」

「万丈の言ってることは本当よ。私もこの目で見た。・・・・・・いえ、スタークが見せつけるように香澄をスマッシュにした。」

「っ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、ブルがスタークと戦闘を開始した時のことだった。

 

 

「残念だが、お前の相手は俺じゃない。」

「ハァ!」

 

 

スタークはブルの放つ水の光線をかわしつつ、拳銃でいうスライド部分を操作して、ドラゴンボトルを銃口近くのスロットにセットする。

 

 

『スチームモード!』

 

『ドラゴン!』

 

「お前たちには、このゲームがお似合いだ。」

 

『スチームライズ!ドラゴン!』

 

「っ!香澄!!」

「え?ぐっ!?・・・・・・うぅ・・・!?」

「香澄ちゃん!?」

「みんな!とりあえず、香澄から離れて!」

「香澄!!」

「待てって!!危ねぇぞ!!」

 

 

ボトルを煙状に変えて香澄に成分を撃ち込んだスタークは、クスクスと笑いながらその場を去ろうとした。

 

 

「スターク!!」

 

『Ready Go!』

 

 

もちろん、ブルはそれを許すはずも無く、ドライバーのレバーを回した。

 

 

「ん?」

「アクアストリウム!!」

『アクア フィニッシュ!』

 

「っ!フッ!・・・・・・クゥ・・・!グワァァァ!!」

「ハァ・・・、ハァ・・・。」

「ふぅ・・・。()()()()()()()3.8か。まぁまぁの数値だな。」

 

 

そう言うと、スタークは別の()()()を取り出し、

 

 

「期待してるぞ。じゃあな!」

「待ちなさい!!」

 

 

ブルの言葉を聞かずに、銃から煙を出して姿を消した。

 

 

「うわあああ!!」

「っ!香澄!」

 

 

ブルが香澄たちの方を見た瞬間、香澄は叫びながらスマッシュへと姿を変えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「香澄が・・・・・・!?」

「おい!何か無いのか!?香澄を助ける方法は無いのか!?」

「・・・・・・倒して体内から成分を抜き取れば、香澄は助かる」

「それは不可能だ。」

「っ!?」

 

 

ジードたちは声のする方を見た。その方向にはスマッシュがいて、その後ろから、ナイトローグが歩いてきた。

 

 

「アイツは・・・!?」

「蝙蝠男・・・・・・。」

「・・・・・・ナイトローグだ。」

「そんなことはどうでもいい!!」

「・・・・・・本来スマッシュは、ボトルごと実体になるか、人体にボトルの中の成分のみを注入するか、が普通だ。だが、その女はボトルごと体内に成分を注入されてスマッシュとなった。倒せば、その女は()()()()。」

「香澄が死ぬって言うのか!?ふざけんな!!」

「・・・・・・。」

「香澄をこんな目に遭わせておいて、ふざけたこと言ってんじゃねぇ!!」

「万丈!落ち着きなって!」

「けど!!・・・っ!」

 

 

龍哉がブルを見ると、既に『仮面ライダーロッソ フレイムフォーム』へと変身して、ルーブスラッガーまで用意していた。

 

 

「怒ってるのは、私も同じだから・・・!」

「海璃・・・・・・。」

「ナイトローグ!!」

 

 

ロッソはジードたちを飛び越え、ローグと対峙する。

 

 

「・・・・・・?おい、何ボーッと立ってるんだよ!?香澄が危険な状態だってのに!!」

「うるさいな~。・・・・・・なるほど、これなら・・・!」

「は?」

「こいつで!」

 

\シャカシャカ・・・・・・/

 

 

ジードが取り出したのは、『ナイトボトル』と『ムーンボトル』だった。

 

 

『ナイト!』『ムーン!』『ベストマッチ!』

 

「うわっ!ちょま!?」

 

『Are You Ready?』

 

「ビルドアップ。」

 

『衝撃のムーンナイト!アクロスマッシャー!イエーイ!』

 

 

ジードは『アクロスマッシャーフォーム』に姿を変える。

 

 

「海璃!()()()()()()()()()()()()()!」

「はっ!?」

「え!?」

「お前、何言ってんだよ!?そんなことしたら香澄が!!」

「俺を信じろ!」

 

 

ジードの発言に一同驚愕するも、

 

 

「・・・・・・分かった!ハッ!!」

「ぐっ!?」

 

 

ロッソは了承した。ローグを遠くまで蹴り飛ばし、スマッシュの方を向き、ドライバーのレバーを回す。

 

 

『Ready Go!』

 

「よし・・・!」

 

 

ジードはそれを確認すると、自らのドライバーのレバーを回す。

 

 

「フレイムスフィアシュート!」

 

『フレイム フィニッシュ!』

 

「今だ!!」

 

『Ready Go!』

 

 

 

ロッソの必殺技(フレイムスフィアシュート)がスマッシュに決まり、スマッシュはジードの方に飛ばされる。

 

 

 

「アトモス・・・・・・インパクト!!」

 

『アクロスマッシャー フィニッシュ!』

 

「グワアアア!!」

 

 

 

ジードも、衝撃波(アトモスインパクト)をスマッシュに放つ。そして、衝撃波によって()()()()()()()がまた吹き飛ばされ、ジードはスマッシュと分離した香澄を受け止める。

 

 

「よっと!」

「っ!・・・・・・香澄!!」

「香澄?・・・・・・香澄!?」

「うっ・・・・・・ん?あれ?龍君、有咲も。」

「ふぅ・・・、実験成功だな。」

「何故だ・・・!?あの条件でスマッシュにされた者は、倒されれば消滅するはず・・・!」

 

 

ローグは驚いていた。本来消滅するはずの香澄が後遺症も何もなく、平気にしていることを。

 

 

「残念だったな。俺の中の力と『ムーンボトル』の力を使って、香澄とスマッシュを分離させたんだ。」

「・・・っ!」

「なんだと!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローグがスマッシュの説明をしている最中、蒼空は大賢者と方法を模索していたのだ。

 

 

(大賢者さん、香澄を助け出す方法はあるか!?)

〈・・・・・・解。『アクロスマッシャーフォーム』の技『アトモスインパクト』に体内のエネルギーを乗せ、ムーンボトルの威力を上げてスマッシュに放ってください。〉

(体内の・・・?どんなの?)

〈・・・・・・よろしければ、『体内のエネルギー』はこちらで対応出来ますが。〉

(うん、よろしく!あと、ボトルの方も!)

 

 

そして、それを実行して香澄とスマッシュを分離したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バカな・・・!?」

「後は、お前を倒すだけだ。」

「さっすが蒼空♪それじゃ、こっちも()()()で行きますかね!」

 

 

ジードは2本、ロッソは1本ボトルを取り出しフォームチェンジする。

 

 

『スラッガー!』『ブースト!』『ベストマッチ!』

 

『Are You Ready?』

 

「ビルドアップ!」

 

『ソリッドバーニング!イエーイ!』

 

 

『アクア!』

 

『Are You Ready?』

 

「セレクト!」

 

『紺碧の海!ロッソ アクア!』

 

 

ジードは『ソリッドバーニングフォーム』へ、ロッソは『アクアフォーム』へと変身した。

 

 

「・・・・・・ん?あれ?ロッソでもアクアになれるの!?」

「まぁね♪それじゃ、行こっか!」

 

 

ジードはまだ立ち上がるドラゴンスマッシュに、ロッソは再びローグと対峙する。

 

 

「素早いあんたには、これでどう!?」

「くっ!?」

 

 

ロッソは水のエネルギー球を下投げでローグに投げ飛ばす。

 

 

「・・・・・・ふん、そんな攻撃は通用しない。」

「さぁ?それは、どうでしょう!」

「フフフ・・・、ん?これは・・・!?」

 

 

ローグは気付いた時には遅かった。ロッソが何度も投げた水のエネルギー弾は霧散せずにローグの体に付いて、動きを鈍らせていた。

 

 

「あら?思ったより頭は回らないみたいね~?」

「くっ!・・・・・・貴様ァ!」

「え?図星?・・・・・・まぁいいけど。セレクト!クリスタル!」

 

 

ロッソは減らず口を叩きながら、ルーブスラッガーに『ゼロクリスタル』をセットする。

 

 

『ウルトラマンゼロ!』

 

「はぁ・・・!ゼロツインスライサー!!」

「グワァァァ!!・・・・・・くっ!?」

「ふふっ♪まだまだ行くよ!」

 

 

そして、ジードは・・・、

 

 

『ジードクロー!』

 

「ハッ!よっと!はぁ・・・、ハァ!!」

 

 

スマッシュを圧倒していた。香澄が離れたせいか、一切喋らないが。

 

 

「これでフィニッシュだ!」

 

 

ジードはクローのグリップを2回握り、技を発動する。

 

 

「はぁ・・・、コークスクリュージャミング!!」

 

 

体を高速回転させてスマッシュに突撃、スマッシュは爆発し消滅、ジードはドラゴンボトルをゲットする。

 

 

「よっと!ドラゴンボトルゲット!・・・・・・後は・・・!」

 

 

ジードはターゲットをナイトローグに定め、ロッソと共に攻撃する。

 

 

「くっ!?このままでは・・・!」

 

 

ローグはライフルのような武器を取り出しオレンジ色のボトル『タカフルボトル』をセットする。

 

 

『フルボトル!』

 

「フッ!」

 

『スチームショット!フルボトル!』

 

 

ジードとロッソは、ローグが放った弾丸の威力が高いことをすぐに察し、それに対応出来る技で対抗する。

 

 

「サイキックスラッガー!」

「スプラッシュボム!」

 

 

ジードは頭部のスラッガーを投げつけ、ロッソは下投げで水のエネルギー弾を投げつける。ローグの攻撃はロッソの弾と衝突し相殺され、ジードのスラッガーはローグに直撃した。

 

 

「ぐっ!・・・・・・まさか!?」

「蒼空!一緒に行くよ!」

「ああ!!」

 

 

ロッソはルーブスラッガーを構え、ジードは帰ってきたスラッガーを右腕の取り付け部分に取り付けて、ローグに斬りかかる。

 

 

「「クロススラッガー!!」」

「グワァァァ!!」

 

 

攻撃が決まり、ローグはその場に倒れた。

 

 

「くっ!・・・・・・覚えてろ!!」

 

 

ローグは黒い銃から煙を出して、姿を消した。

 

 

「・・・・・・ん?これって、タカボトルか!」

 

 

先程ローグが使ったタカボトルをゲットしたジードは変身を解き、龍哉たちの下に向かう。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

俺は、香澄のことを心配してた万丈に近付いた。

 

 

「っ!蒼空・・・。」

「・・・・・・。」

「その・・・、さっきは・・・。」

「ほれ。」

「うおっ!?・・・・・・これって?」

「ドラゴンボトルだ。お前が持ってろ。」

「・・・・・・そっか!『ドラゴン』ボトルと、万丈『龍』哉にかけて渡したの?」

「そんな訳あるか。・・・・・・まぁ、半分正解だけど。そのボトルとは何かの縁だと思ってな。」

「・・・・・・。」

「俺は仕事があるから先に帰る。お前は、香澄を送ってから海璃と帰ってこい。」

 

 

そんだけ言って、マシンビルダーに乗って俺は帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

さっきの戦い、蒼空は『俺の中の力』って言ってたけど、まさか・・・・・・あの力を・・・・・・!?

 

 

「・・・・・・ちゃんと導かないと・・・!」

 

 

私は万丈と香澄の護衛って形で一緒に帰っている時、()()()そう誓った・・・・・・。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

香澄はスマッシュになってしまうのは、仕方ないよ!原作もそうだったし。・・・・・・『香澄』違いだけど。
それと、ほんの少し見せた蒼空の中にある『力』とは・・・?

どうでもいいけどさ、今大阪の万博公園にいるんだよね~。


では、また次回!

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