BanG Dream ~Be the one~ 作:ENDLICHERI
「魔王でありながら、仮面ライダーに変身する桐生蒼空は、新世界を創った。だが、そんな新世界でも怪人たちは現れ、蒼空は再び、安息の地になるはずだった場所で戦いに身を投じるのだった・・・。」
「何故に今日はそんなにローテンションであらすじ紹介してるわけ?」
「海璃、今日の台本見たか?」
「えっ?見たけど・・・・・・それが?」
「ド頭から疲れるんだよ・・・。」
「えっ?・・・・・・あぁ、分かる~。」
「はい、第10話どうぞー。」
「最期くらい元気に言ったら?」
「漢字が違う!!」
別世界での騒動も終わり、俺はしばらくの間、平和に一般市民としての生活を送れていた。
だが、そんな平和を脅かす者は、必ずこの世界のどこかにいる。一般的には『犯罪者』がすぐに思い浮かぶ。だが、この世界では『ドーパント』や『ファントム』といった怪物も、この平和を脅かす存在である。
そんな『平和を脅かす存在』が今、俺の目の前に現れたのだった。
「蒼空、大変なんだよ!もう、どうすればいい!?」
そう、この極悪非道な
「誰が極悪非道だ!?」
「人のナレーションに茶々入れないの。んで、どうしたんだよ?」
「実は、香澄たちがよ~・・・・・・」
どうやら、Roseliaが主催ライブをするって聞いて、香澄がそれに釣られてポピパもライブをするって言ったものの・・・・・・色々上手くいってないようだ。Roseliaの主催ライブに出て、主催ライブの難しさをかなり痛感したようだし。
「で、どうすりゃいいんだよ・・・?」
「んなもん、知るか。」
「はぁ!?お前、もうちょい考えろよ!!」
「バンドのことなんだろ?だったら、バンド内で解決しないと意味ないだろ。それに・・・・・・。」
「あぁ?」
「・・・・・・いや、なんでもない。」
俺は魔王の力を使って、香澄たちの過去を見た。どうやら、この前和美の友達として会った『朝日六花』のおかげで、ポピパは前に進めるようになったしな。
「そんな話してないで・・・・・・はい、蒼空。」
「ありがと。」
「・・・・・・って、なんで海璃もいるんだよ!?」
「そりゃあ私、蒼空の奥様だもの♡」
「お、奥様!?」
「気持ち悪いからその言い方は止めろ。」
「もぉ~照れちゃって~♡」
こいつ、こんなキャラだったか?
「お前ら、そろそろ学校はいいのか?」
「「えっ?・・・・・・あー!!」」
「ヤッベ!もう行ってくる!」
「蒼空、行ってきます♡」
「お前、外では絶対にハート付けて話すなよ!」
・・・・・・そっか。夜華の家は別だから、今この家には俺しかいないのか。
「もしかして、新世界になってから1人が心細くなってしまいましたか?」
「夜華か・・・。」
「おはようございます、主様。」
「こういう時ぐらい、普通に玄関から入って来いよ・・・。」
「心細くなってる主様を支えるのが従者の務めですので。」
若干失敬だな。でも、俺の心も若干弱くなったんだろうな。こんな事で寂しさを覚えるなんてな・・・。
「主様、そろそろ出勤のお時間でございます。」
「あぁ、飯食い終わるの待ってくれ。」
「では、先に準備をしておりますので。」
夜華は俺の家の地下に向かった。俺は呑気に飯を食べて、食器を洗って片付けた後、地下に向かい、その中の1つの扉を開けた。
「時間ギリギリですよ?」
「間に合えば問題ないだろ?それに、俺は『ジオウ』の力を持ってるからな。」
「ギリギリスラッシュのことを言ってるのですか?」
「さぁね~。」
家の地下の扉から、別場所の・・・・・・俺の『新しい職場』の裏口の扉へ移動した。
さて、何故にこんな事をしているのかと言うと、事の始まりは昨日に遡る。俺の家に一通の手紙が届いていた。内容には、『指定の場所へ来い』と、その住所しか書いてなかった。
「ここ、だな・・・。」
「私、何か嫌な予感がする・・・。」
「俺としては、若干嫌で、感じ慣れた気配だ・・・。」
海璃と一緒に来て、俺はその場所の扉を開けた。その場所の名前は『不可思議探偵事務所』、ずいぶんとトチ狂ったアホが付けそうな名前だ。
「お、お邪魔しま~す・・・。」
「・・・・・・来てやったぞ。」
「おいおい~、いくらなんでも、俺をトチ狂ったなんて言われる筋合いはねぇぞ。」
「やっぱりお前かよ、ジャグラー・・・・・・。」
「えっ、何?蒼空、知り合いなの?」
一応、海璃に
「へぇー、そんな・・・・・・危ない人なんだ・・・。」
「そんな風に見んなよ。お前さんは何を教え込んだんだ?」
「お前のあんな悪行からこんな悪行まで?それより、俺をここに呼んだ目的はなんだ?」
「なぁに、お前さんにここで働いてもらおうと思ってな。」
「悪いな、俺は『CiRCLEでバイト』っていう庶民的な職場があるんだ。」
「もちろん、タダじゃないさ。給料は高いぞ?」
でないと困る。名前からして見るからに普通じゃないんだから・・・。
「・・・・・・一応、仕事の内容だけ聞いてやる。」
「この世界で起きてる不可思議な現象、お前さんにはそいつを調べてもらいたい。依頼は、相手から直接来たり、俺が持ってくる。お前さんはそれをこなせばいい。」
「・・・・・・ようは、怪物退治だろ?」
「せいか~い。」
ニヤニヤすんな、気持ち悪いし気味が悪い。
「お前さん、今ボロクソに言ってないか?」
「気のせいだ。・・・・・・しゃーない、転職してやるよ。」
「助かる。ちなみに、CiRCLEとは既に話はつけてある。」
「用意周到だことで。・・・・・・そういや、どうやってこっちの世界に来た?」
「それは、企業秘密だ~。」
なんてことがあり、今はこんな場所で呑気に・・・・・・ソファに座りながら依頼を待つ日々を過ごしている。
「ですが、ずいぶんと楽な仕事ですね?」
「ライダーの力を使うんだ。休める時に休んでおかないとな。」
「そうですね。・・・・・・ですが、休憩時間はもうおしまいのようです。」
「えっ?」
「いつの間にか、依頼書が届いておりました。」
あのトゲトゲ星人・・・!
「内容は、『○○事務所付近に最近ボロボロのような黒い服を着た男を調べてほしい。』だそうです。」
「・・・・・・場所は分かった、ちょっと行ってくる。留守番よろしく!」
「お気を付けて。」
俺は『マシンビルダー』を起動させて、そのアイドル事務所へ向かう。ただ、そのアイドル事務所って、パスパレがいる場所なんだよな・・・。
「さて、到着っと。」
パスパレは・・・・・・今日は学校か?事務所に出入りしているのは大人ばっかだし。
「・・・・・・これ、事務所の人とかに話した方がいいのかな?」
「本来なら、した方がいいわよ。」
「そっか。・・・・・・うん?千聖!?なんでここに!?」
「ここの事務所のアイドルよ、今日は学校も休みでここに来ているのだから。あなたこそ、こんなとこに何しに来た・・・・・・と言っても、あなたは『不可思議探偵事務所』の人として来ているのよね?」
「まぁな。」
まさか千聖がいるとは思わなかったが、話が早くて助かる。
「最近、この事務所付近に現れるのよ。」
「ほぉ~。・・・・・・そういや、晴斗とはまだ会ってるのか?」
「会ってるけど・・・・・・この仕事とは関係ないでしょ?」
「関係ないけど、気になってな。」
こいつから
「晴斗は、また魔法使いになったのか?」
「・・・・・・最近、手品は上手くなったわよ。」
「そうじゃなくて!仮面ライダーになったのかを聞いてるんだよ。」
「それは・・・・・・あ、あの人!」
「えっ?」
「あの人よ!依頼した調べてほしい人!」
あいつか・・・。フード被って、全身黒で、ちょっとボロボロな感じの服だな・・・。でも、あいつは・・・・・・?
「・・・・・・千聖、中に入ってろ。ちょっと行ってくる。」
「分かったわ。ついでに、あなたの事を事務所に話してくるわ。」
「頼む。」
路地裏に入っていった怪しい奴を追って、俺も路地裏に入っていった。
路地裏に入っていった怪しい男は、事務所の裏から建物を見上げていた。
「今日はいるのかな~?」
「誰を探してるんだ?」
「っ!誰だ・・・!?」
「不可思議探偵事務所の者で~す。・・・・・・人、じゃねぇな。」
「なっ、なんで分かるんだよ・・・!?」
「ロボット・・・・・・というより、アンドロイドか?」
蒼空はすぐさま怪しい人物の正体を見破った。
「・・・・・・そっか、お前が人類滅亡の障害だな?」
「へぇ~、また随分と大それたことを。」
「僕のことを知ったとこで、僕を止められるわけがないよ。」
怪しい人物は、少し小さなドライバーを取り出し、腰に巻いた。
「フォースライザー!」
「あのドライバーは・・・?」
「ウィング!」
「変身!」
「フォースライズ!」「フライングファルコン!」
「ぐっ、ダァ~!」
「Break Down!」
「変身、した・・・・・・。」
「僕は仮面ライダー
「ヒューマギア?」
「知らなくてもいいことだよ!」
その言葉と共に、迅が蒼空を襲い始めた。
「危なっ!ったく、しゃーない!」
「おりゃ!もう、逃げんな!」
迅は何度も蒼空を襲うが、蒼空は上手いことかわしつつ、ドライバーを付けて、ボトルもセットした。
「ジード!」「スペシウム!」「ベストマッチ!」
「何してる!?」
「いい加減邪魔すんなよ!」
「Are You Ready?」
「この・・・!」
「変身!」
「ぐわっ!何・・・!?」
変身時の衝撃を利用して、迅を吹き飛ばしつつ『仮面ライダージード プリミティブフォーム』へと変身した。
「決めるぜ覚悟!プリミティブ!イエーイ!」
「よし。・・・・・・うん?あれ?変身音声違った気が・・・?」
《恐らく、魔王の力が完全に活性化したことで、ドライバーにまで影響したのだと思います。》
「なるほど。それじゃ、行くか!」
姿勢を一度低くして、迅に目掛けて飛び膝蹴りをした。
「はぁああ!!」
「ぐっ!?」
「っと~!やっぱり、こっちの方がしっくり来るな。」
「お前、何なんだよ!?」
「何って、仮面ライダージードだよ。
「仮面ライダー?・・・・・・そうか、お前も僕の邪魔をするんだな!?」
「お前《も》・・・?」
「ハァ!」
迅の放った一言を気にしつつ、攻撃をかわして自分の攻撃でダメージを着々と与えるジード。
「こいつ、強い・・・!」
「まぁな。」
「だったら!」
接近戦では勝てないと察した迅は、背中に羽を生やし、空高く飛んだ。
「あいつ、飛べるのかよ・・・。」
「食らえ!!」
「ぐっ!?」
羽を器用に動かし、ジードに羽根のエネルギー弾を放つ迅。かなりのダメージを与えるであろう枚数放った後、空中でジードの様子をうかがっている。
「シフトイントゥマキシマム!」
「うん!?」
「ディフュージョンシャワー!」
「あっ!?・・・・・・って、えぇえええ!?」
ジードがいた場所から大きな光の弾が放たれ、迅はそれをかわしたが、それが空中から光の矢を無数に降らせる技だとは知らずに、矢をほとんど受けてしまった。
「ぐわぁあああ!!ぐっ・・・!?」
「大丈夫か?」
「くっ・・・・・・!?」
「残念だったな。」
「見せるぜ衝撃!アクロスマッシャー!イエーイ!」
迅が放ったエネルギー弾で巻き起こった煙の中から、青色の姿『アクロスマッシャーフォーム』へと変身していたジードが現れた。
「次はこれだ。」
「スラッガー!」「ブースト!」「ベストマッチ!」
「Are You Ready?」
「ビルドアップ。」
「燃やすぜ勇気!ソリッドバーニング!イエーイ!」
「また変わった・・・!?」
全身にブースト噴射口を付けた真紅の姿『ソリッドバーニングフォーム』になったジードは、ゆっくりと迅の下へ歩いていった。
「この・・・!ハァ!」
「ふっ、はぁ!!」
「ぐっ!?」
「だぁああ!!」
「ぐわぁあ!!」
ブーストによって攻撃力がかなり上がったソリッドバーニングの攻撃に防いでも防ぎきれず、ダメージを受けてしまう。後退りをしつつも膝をついてしまう迅。それを見たジードは、
「それじゃ、これも使うか。」
「X ユナイト オン!」
ボトルを2本ドライバーから抜いた後、つい最近ゲットしたアイテムを取り出した。
「ギンガ!」「オーブ!」「スーパーベストマッチ!」
「今度は、なんだよ・・・!?」
「Are You Ready?」
「ビルドアップ。」
「集うぜキラ星!ギャラクシーライジング!イエーイ!」
「ホークガトリンガー!」
「よっと!」
「危ねっ!」
『ギャラクシーライジングフォーム』になったジードは『ホークガトリンガー』を手に取り迅を狙い撃つが、迅は背中に羽根を生やしかわした。
「もう!今日は止めた!」
「はぁ?」
「帰る!」
「あっ!?おい、待て!!・・・・・・ったく、一体なんだったんだ・・・?」
迅は飛んで何処かへ逃げていった。
取り残されたジードは、懐から手元に残された数あるプログライズキーのうち1つを取り出して、ボタンを押した。
「ウィング!」
「・・・・・・なんでこれが2つあるんだ?・・・・・・考えても分かんねぇならどうしようもないか。」
ジードは変身を解いて、アイテムを全てしまって千聖たちの事務所へ向かった。
ってことで、ちょっとゼロワン感を入れてみました~。ただ、ゼロワンはもうしばらく出ませ~ん。