特殊な男(モブ)達の現代戦車道   作:金剛時雨

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優斗「今回はプラウダ戦再戦です」

零「数は同数、練度はややこちら(黒森峰)が上か」

五月雨「勝てるだろ?」

優斗「いや、それはわからないぞ?」

五月雨「というと?」

優斗「スターリンはかなり手ごわいと思うぞ」

零「へぇ優斗が相手褒めるとこ初めて見た気がする」

優斗「否定したいけど否定できないのが辛い」

五月雨「まぁまぁ、では本編へ」

3人『どうぞ!!』


第13話 試合再開!!

どうもどうも~優斗です~

 

次回の挨拶のパターンに悩みだしているこの頃ですよ

 

まぁそんなことはさておいて今はスターリンのいる手前のゲートを通る前に挨拶に来た

 

 

「よう、調子はどうだ?」

 

スターリン「レーニンの精神的負傷以外は問題ないな」

 

「そいつはよかった」

 

スターリン「なんだそんなことを言いに来たのか?」

 

「いや何どうせ次会うのはどちらかが勝った後だから挨拶はするさ、まぁ勝つのは俺だかな」

 

スターリン「ふんっ戯言を、まぁもしお前が勝ったら何か1つ言うことを聞いてやる」

 

「それはフラグではないか?」

 

スターリン「それぐらい折らないと意味ないじゃないか?」

 

「まぁそれもそうか、じゃあな」

 

スターリン「ああ、次は戦場で」

 

 

へぇー

 

俺こんな挨拶できたのか

 

悪口言わずあんなすんなり会話したのはいつぶりだろうか?

 

まぁ今は気にしなくていい

 

俺は自分の戦車に乗り込む

 

今回の参加車両はレオパルト2が10両VS T-90が10両で戦場は廃遊園地のみ

 

ルールはさっきと一緒

 

だが1つだけ違うのはフラッグ戦ではなく殲滅戦って事だ

 

まぁ大歓迎だけどね

 

まぁまずは………………………………

 

 

「操縦手速度を維持したまま開始地点まで直進」

 

操縦手「了解」(あれ?生徒から操縦手になってる?)

 

「次全車第1射は自走砲弾だ」

 

装填手「相手は気づいてるのでは?」(あっ俺も装填手だ)

 

「あえてそうする、多分向こうさんカチューシャから何も聞いてないだろうし」

 

砲手「何故だ?」(あっ俺もだ) 

 

「多分スターリンの名の意地だと思うから」(さっきからみんなどうしたんだ?)

 

砲手「そんなもんか?」

 

「そんなもんだ、ほら各自行動開始!」

 

3人『了解!!』

 

 

少しの振動で唸るエンジンをバックに俺はキューポラから顔を出した

 

周りはちょっとした道路になっていて整備がされていないせいで所々ひび割れていて隙間から雑草が生えている

 

ちなみに今回の編成は第5小隊から五月雨中隊長と俺の第1小隊の10両で来ている

 

俺はふと昨日の事を思い出していた

 

弟の大地がみほと親しげに話している所を

 

もちろん俺もまほも知っている

 

ただお互いがまだ両想いと気づいてないだけ

 

だけどもしお互いがお互いの気持ちに気づいていて

 

かつ大地があの時の真実に気づいていないなら

 

俺は全力で止めなければならない

 

これは家元としてではなく兄として

 

大地が部屋を出る前に母さんを見た目はまだ憎悪が籠った目だった

 

まだ気づいていない

 

いつになったら気づくのだろうか?

 

母さんが父さんを殺したんしゃなくて

 

大地が父さんを殺したことに………………………………

 

……………………おっと、今は試合に集中しないとな

 

俺は携帯のタイムを見て次に指定地点にもうすぐ着くことを確認すると

 

深呼吸をする

 

今は大地の事は考えるな

 

今は自分の事だけを考えろ

 

今はこの試合に勝ってみんなで打ち上げをしよう

 

もちろん零達もだ

 

せっかくだから他のみんなも誘ってな

 

さて開始の指定地点に着いた

 

タイムを止めてみる

 

概ね予想通りだ

 

俺は部隊を横隊に展開して無線で本部に連絡する

 

 

「こちら黒森峰隊長車、こちらは準備ができました」

 

スタッフ『わかりました、これより5分後に試合開始の合図を出します』

 

「了解しました」

 

スタッフ『ご武運を……………………二佐』ボソッ

 

「………………………………ありがとう一尉」ボソッ

 

 

おそらく今聞こえた女性の声は彼女だろう

 

これ他の人に聞こえたら不味くね?

 

まぁいいけど

 

 

「こちら峰川だ、全車自走砲弾の装填を再度確認の後砲身仰角を40度まで上げろ!」

 

五月雨「何故だ?」

 

「やって見ればわかる、砲身のセットが完了したら待機試合開始と同時に発砲する」

 

全員『了解!!!』

 

 

さてこれをやられた後プラウダ側は何両生き残るかな?

 

あれから5分が経った少し長く感じたのは零がいないせいだろう

 

いつものように声をかけてこないからなぁ

 

 

スタッフ『では、これより試合を開始します!!』

 

「全車撃てぇ!!!」

 

 

少しの振動と眩しいマズルフラッシュを見ながら放物線を描く10発の砲弾を一瞬だけ見た後車に戻り次の指示を出す

 

 

「次弾弾種徹甲弾!全車パンツァーフォー!!」

 

全員『ヤボール!!』

 

スタッフ『ぷ、プラウダT-90 6両撃破!!』

 

五月雨「嘘だろ?」

 

砲手「こんなのもはや未来予知の域じゃないか?」

 

「それは違うな、俺が賭けに勝っただけだ」

 

五月雨「賭け?」

 

「そう、さっき移動距離を計算したんだ」

 

五月雨「それで開始地点に砲撃を?」

 

「いや、開始地点の手前(・ ・)に着弾するようにした」

 

五月雨「そんなことしたら外れんじゃ?」

 

「そう、何も考えずに突っ込むバカを期待したら6両釣れた」

 

五月雨「ハハ………………相変わらずすげぇ奴だよ」

 

「何言ってる?本番はここからだぞ?」

 

五月雨「分かってるよ」

 

 

そう言い返して来たら彼は正面を見始めた

 

もうすぐ遊園地の広場に出る

 

出る目の前に見えたのは寂れた売店……………………ではなく敵戦車だった

 

俺は慌てて操縦手を蹴って機動をずらすと同時に閃光が見え砲弾が後ろに消えた

 

次が来る前に俺の戦車の砲手が敵を無力化する

 

ここで五月雨の小隊に左に当たるよう頼む

 

スターリンが来たら攻撃するよう言う

 

俺達は右のルートから道沿いに出るとT-90が2両待っていた

 

こちらも撃つ

 

敵砲弾が少し装甲を掠った

 

相手は1両やられたがまだ別の戦車がこちらに砲身を向けてくる

 

俺は気にせず戦車を前に向けて突っ込む

 

敵戦車に体当たりと同時に撃つ

 

ものすごい振動と黒煙で前が見えなくなったが煙が晴れると白旗が敵戦車から揚がっていた

 

俺は少し安堵をもらし無線を開ける

 

 

「全車状況報告」

 

5号車『すみません、こちらはやられました』

 

4号車『こちらは大丈夫です』

 

3号車『まだいけます!』

 

2号車『こちらも問題ありません』

 

「第2小隊はどうか?」

 

五月雨『こちらは………………です』

 

「すまないもう一回言ってくれ」

 

五月雨『こちら五月雨、第2小隊は全滅!繰り返します全滅です!!スターリンが1両で独走、我々は敗れました』

 

「てことは……………………ッ!?全車散開!!」

 

 

少し遅かった

 

4号車が煙を出しながら横転した

 

2,3号車が慌てて撃つが当たるわけがなく次々やられていく

 

最後に残ったのは俺とスターリンのみ

 

・・・・・・・・・

 

ククッ

 

いやぁ久々に焦った!!

 

なるほどこれは失態だな

 

完勝でななく敗北か辛勝か、か

 

おもしろい!!

 

いいだろう!

 

殺ってやる!!

 

 

スターリン・優斗「「前進!!!」」

 

 

車体が正面でぶつかり合う

 

砲身は双方弾かれ左右にそれる

 

スターリンと目が合う

 

あいつ笑ってやがる!

 

この状況を楽しむか!

 

とんだ戦闘狂だな!

 

だが良い!

 

殺し甲斐がある!

 

俺は右に車体を切らせる

 

左にそれた砲身をやつの車体に向けるが発砲した直前に避けられた

 

今度は向こうの砲身が来た

 

俺は車体を斜めにさせる

 

強い衝撃が来る

 

頭も結構揺れた

 

だが気にしない!

 

俺達は再度相対する

 

 

「次で決着だ、スターリン!」

 

スターリン「望むところ!」

 

スターリン・優斗「「前進!!!」」

 

 

体が一瞬後ろに行くが気にしない

 

俺はまた右に車体を動かす

 

スターリンも予想していたのだろう

 

しっかり砲身を俺の車体の側面を捉えていた

 

このままじゃあ負けるな

 

このままならな?(・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・)

 

俺は今度は左にすぐ変更させる

 

俺の砲身がやつの車体の側面を捉え

 

砲手が引き金を引く

 

スターリンからは驚愕が

 

俺からは歓喜が

 

それぞれの感情と共にやつの戦車から白旗が揚がった

 

スターリンはそれを呆然と見てから俺に敬礼してきた

 

俺はそれに対して返礼する

 

それが礼儀だから

 

 

スターリン「いい戦いだった」

 

「俺もだ、あんたとんだ戦闘狂だな」

 

スターリン「む?アハハハ!!お前には言われたくないな!」

 

「それはどういうことだよ?」

 

スターリン「なんだ、気づかなかったのか?あんなに殺気を出しながら笑っておいて?」

 

「俺そんな顔してたの?」

 

スターリン「まぁな」

 

「気づかなかったわ、あんがと、次の参考にしとく」

 

スターリン「そうか、次は我々が勝つがな」

 

「へっ勝てるものなら勝ってみろ」

 

スターリン「では、新人戦だな」

 

「おう!今日は練習試合ありがとう」

 

スターリン「いや、こちらも楽しませてもらった」

 

 

そうして俺達はお互いの手を取り合った

 

良い絵だと思うが1つ言っておく

 

こうなった原因はレーニンと零だからな!?

 

 

 

 

 




優斗「楽しかった!」

五月雨「確かに良い試合だったと思う」

零「出番なくやられといてよく言うぜ」

五月雨「………………慢心していた自分の落ち度だな」

優斗「いいじゃないか、次で活かせれれば良い」

零「だな」

五月雨「優斗はともかく零には言われたくない」

零「何でだよ!」

優斗「レーニン案件かな?」

零「・・・・・」

五月雨「まぁそれは終わった事だからもういいけどさ」

優斗「判決も決まったしな」

零「悪かったよ」

優斗「さて、じゃあ次回予告だ」

零「次回!」

五月雨「第14話『試合後は打ち上げに限る!!』です」
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