特殊な男(モブ)達の現代戦車道   作:金剛時雨

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優斗「今回はちょっと場所が変わってます」

しほ「いえ、ちょっとではないでしょ」

優斗「まぁ題名通りヤバいですが」

しほ「知ってます、もうすぐそっちに着きます」

優斗「えっ?しほさん今どこ?」

しほ「今ですか?新幹線の中です」

優斗(ここで既に移動していたのか)

しほ「?どうかしましたか?」

優斗「い、いえ!では本編どうぞ!」


第3話 修羅場です! 上編

こんにちは、どうも、優斗です

 

私は今島田家の家にいます

 

え?何でかって?

 

俺もわからない

 

あの後千代さん、島田家次期家元から電話が来て直訳すると「今すぐ来い」だった

 

で、島田家のヘリに乗ってた隊員に

 

 

隊員A「お願いします!乗ってください!」

 

隊員B「あなたが来てくれないと私達が死んでしまいます!」

 

隊長「馬鹿!懇願するなら土下座しろ!!」

 

と、3人から土下座された

 

俺は了承するとものすごく喜ばれた

 

他の仲間たちには零副隊長に頼んで(押し付けて)ヘリで島田家に向かった

 

まぁおそらくしほさんが余計なことを言ったのだろう

 

うん、それ以外ないな

 

しばらく待っていると奥からヤバイオーラを纏った美人が現れた

 

いや千代さんか

 

それでもそのオーラの原因に見当がつかないのだが……………………

 

 

「お久しぶりです島田さ「千代のままで結構ですわ」ん……………………はい」

 

千代「久しぶりね優斗君、たまには愛里寿(ありす)にも会ってあげてね」

 

「分かりました、いずれまた」

 

千代「ええ、楽しみにしてますね」ニコッ

 

「はい、ところで本日はどのようなご用件で?」

 

千代「ええ、その前に優斗さん、1つ質問いいかしら?」

 

「なんですか?」

 

千代「恋人はおられますか?」

 

「っ!?えっ?い、いえいませんが……………………」

 

千代「そう、いないノネ」ニコニコォ

 

 

なんかわからないけどかなりヤバイ!

 

でもどうすればいいんだ?

 

詳しい要件の内容がわからないのに答えれるわけない!!!

 

零に助けをっていないんだった!?

 

(へぇー!ざまぁ見ろ!俺に押し付けたのが悪いんだ!)

 

帰ったら殺すか

 

なんか馬鹿にされたような気がしたし

 

 

「そ、それが何か?」

 

千代「ええ、ちょっと困っていることがあって」

 

「何でしょうか?」

 

千代「私の他に次期家元がいるのはご存じですね?」

 

「ええ、まぁ」

 

千代「そこでお願いがあります、少しの間あなたの家にお邪魔してよろしいですか?」

 

「いやいやいやいや!!!何でそうなるんですか!?」

 

千代「実は私今命を狙われていましてあなたの所なら色々と安全でしょ?」

 

「……………………まぁ間違ってはいませんが、しかし俺アパートに1人暮らしですよ?」

 

千代「大丈夫ですよ、家事はできますし迷惑はかけません」

 

「いえいえ、そこではなくてですね、愛里寿はどうするんです?」

 

千代「もちろん連れていきます」

 

「ちょ!?何で!?何でそこまでするんですか?」

 

千代「それはあなたが家元(・・)だからですよ、そうでしょ?峰川家家元」

 

「・・・・・・・・・・」

 

 

確かに俺が峰川家現家元だから黒森峰のセキュリティ以外に俺の身辺警護でさらに警備が厳重なのも確かだ

 

だが、もしこの事を母やしほさんが知ったら……………………

 

死ぬ、絶対死ぬ!

 

でも命を狙われているのならここは了承するべきだし……………………

 

あれ?逃げ道なくね?

 

悩んでいると扉からスーツを着た母が来た

 

え!?何でいるの!?

 

俺の母、峰川(みねかわ) 真奈美(まなみ)

 

何でもしほさん・千代さん・母は学生時代からの友人らしい

 

母曰く「むしろ腐れ縁」らしい

 

母の役職は文部省の重鎮だ(としか言えない、教えてくれない)

 

昔詳しく聞いたら視界がブラックアウトした過去があるからむやみに聞けないのだ 

 

 

「それよか母さん、何でここにいるの?」

 

母「久々の親子の再開にしては冷たいわね」

 

「久々って6時間前に会ってるよね?校内戦時に審判で」

 

母「……………………気持ちは6年ぶりなの」

 

「寂しがりか!大地(たいち)は?あいつ今中学終わって寮にいるはずだろ?」

 

母「あの子冷たいから嫌よ」

 

「あんたの息子だろうが!?」

 

 

さっき出てきた大地とは俺の弟で黒森峰学園中等部にいる

 

何故かあいつは両親には冷たい

 

俺との会話の時は普通なのに親が来ると目が細くなりどこかに消えてしまうのだ

 

まぁ何があったかはおいおい話すとして今のこの問題をどうするかだ

 

 

「ところで母さんさっきの千代さんとの会「いいわよ」話ってまた即答!?てか、え?いいの?」

 

母「確かに千代は未亡人だけど人様の息子には手は出さないでしょ、私だってこんな年増が嫁に来たらぶっ殺すわ」

 

千代「ひどいわまなちゃん、私だって娘の前でそんなことはしないわ、それに私もあなたに『お義母さん』なんて意地でも言いたくないわよ」

 

母「そいつはよかったわ」

 

千代「ええ、そうね」

 

母・千代「「フフフフフフフフフフフフフフフフフフ」」

 

 

こえぇ!

 

なんか周辺の壁とか食器にひびが見えるんですけど?

 

あっそこのメイドなんか腰抜かしてるじゃないですか!?

 

あっ救助されたし

 

てか、こんなことなら零でも使って黙らせたかった!?

 

もしここにしほさんが来たら……………………ガチャッ

 

チラッ(/ω・\)

 

キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

しほさん!?

 

え?

 

何で?

 

あなた熊本でしょ?

 

何でいるの?

 

 

しほ「ちょうどこちらに用事があったのでお邪魔させていただきましたが、お取込み中ですか」

 

母「いえ、問題ないわしほ」

 

千代「ええ、そうね」

 

 

誰だよ核弾頭落としたやつ!?

 

チラッと扉を覗くとさっき腰抜かしたメイドの上司らしい人に親指を立てられた

 

・・・・・・・・・・・・・

 

お前かーーーーーー!?

 

やってくれたなこんちくしょう!?

 

どうやって収集すればいいんだよこれ!?

 

 

しほ「ところでこれは何の騒ぎですか?」

 

母「千代が優斗の家に泊めてって、親子で」

 

千代「ええ!ついでに練習試合でも見ようかと思って♡」

 

しほ「ほぉ?それはそれはいい御身分ですね?あなた仕事は?」

 

千代「今は休みだから問題ないし、愛里寿も少しぐらい学校お休みしても問題ないわ♪」

 

しほ「問題大有りだ!何でそんな羨まし……………………ゴホン楽しい展開になってるんですか!?」

 

 

いえ全然楽しくないですよ!?

 

むしろ俺さっきから汗がヤバイっす!

 

水分抜け落ちそう!

 

その前に精神が削り落ちそう!?

 

誰でもいいから助けて!

 

この際馬鹿()を生贄にしてもいいから!?

 

するとまた扉が開いた

 

おい、メイド上司また爆弾落としたら殺す!?

 

(/ω・\)チラッ

 

あ、あ、あ、あ、

 

愛里寿ちゃんキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

 

これで千代さんも黙るはず!

 

小学生の目の前で喧嘩する馬鹿はさすがにいないだろ!?

 

 

千代「あら、愛里寿お帰りなさい」

 

愛里寿「ただいま戻りました、お母さま」

 

しほ「愛里寿ちゃん、こんにちは」ニコッ

 

愛里寿「こんにちは」

 

母「大きくなったね?今小学6年生だっけ?」

 

愛里寿「そうですね、来年で飛び級で大学に行きます」

 

しほ「それは驚きですね、でも納得もいきます」

 

千代「でしょでしょ?私の娘は最高なんだから♪」

 

 

急に平和的な会話になってるし、いやむしろこれでいいけどさ

 

愛里寿ちゃんマジ天使!

 

愛里寿ちゃん来なかったら俺が死んでたわ(精神的に)

 

 

愛里寿「あっ!お兄ちゃん!」

 

「愛里寿ちゃん、おかえり」

 

愛里寿「ただいま、今日はどうしたの?」

 

「ん?ああ、千代さんに呼ばれてね」

 

愛里寿「お母さまが?」

 

千代「そうよ、明日からね…………………………………………優斗君のお家にお泊りよ」

 

 

もうヤダ帰りたい

 

愛里寿ちゃん、めちゃくちゃ目がキラキラしてる

 

ここは愛里寿ちゃんに止めてもらわないと!(謎の使命感)

 

 

「愛里寿ちゃん」

 

愛里寿「何?」

 

「愛里寿ちゃん学校お休みになっちゃうけどいいの?」

 

愛里寿「?学校にいるよりお兄ちゃんといる方がいい!」

 

 

……………………ジーザス!!!!!!??????

 

その下からの上目遣いは俺の心が超大ダメージ!

 

おい、千代さん!

 

あんたまさか!これを教えたのお前か!?

 

 

母「と・に・か・く!尺足りないから続きは次回!」

 

「母さん、それはメタいよ」

 

 

 

 

 




優斗「つ、疲れたー」

母「まぁまだまだ続くわよ!」

優斗「うん、知ってる」

母「それよりとばっちり喰らってる暁君可愛そうね」

優斗「それは俺も思う」

優斗・母「・・・・・・・」

優斗「ま、まぁとりえず次回予告しよう」

母「そ、そうね!」

優斗「では次回!」

愛里寿「『第3話 修羅場です! 下編』」

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