特殊な男(モブ)達の現代戦車道   作:金剛時雨

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優斗「打ち上げだーー!!」

零「お疲れ会だーー!!」

トリスタン「負けたーー!!」

レーニン「同じくーー!!」

疾風「パスターー!!」

シュン「hahahahahahaha!!」

シン「眠い」

埼斗「米うまい!!」

金剛「割と複数人書くの疲れた!!

優斗「この話で2章終わるのにこれでいいのか?」

零「いいんじゃね?」

優斗「そうかい、それじゃあ本編」

全員『どうぞ!!』


第30話 優勝打ち上げ会

こんばんは!

 

優斗です!

 

新人戦が終了し

 

表彰式が終わり

 

こうして知り合い総出で打ち上げ兼お疲れ会をしようとしています

 

 

「えーとういわけで乾杯の合図は俺、峰川優斗が取らせて頂きます!

 さてさてようこそ皆さん打ち上げ会場へ

 我ら黒森峰に挑んで散っていった各対戦校の皆様

 その試合を見ていた観戦者方

 戦車道で奮戦した淑女の皆さん

 それを乗り越え優勝した黒森峰戦車道淑女の皆さん

 そしてなんだかんだで無茶苦茶になりながらも優勝を制した我ら黒森峰の英雄諸君

 今日までご苦労だった

 ここから先は思う存分盛り上がってくれ!

 

 乾杯!!!

 

全員『カンパーイ!!!

 

零(前振り長いわ!)

 

「そういえば零」

 

零「なんだ?」

 

「なんであの時トリスタンの後ろにいたんだ?」

 

トリスタン「それは俺も聞きたいな」

 

零「えっ?あーあれか、あれはな…………………………」

 

 


 

 

「敵撃破ー」

 

 

なんとか撃破できたわー

 

マジで優斗鬼畜だわー

 

 

砲手「なぁこの後どうするんだっけ?」

 

「ん?ああ、確か優斗と合流する予定だったはず」

 

砲手「ふーん」

 

「なんだよ?」

 

砲手「インパクトが足りねぇな」

 

「君は一体何を求めてるんだい!?」

 

砲手「セカ〇ドインパクト」

 

「ワケガワカラナイヨ」

 

操縦手「おい零!外を見てみろ!」

 

「外?」

 

 

言われて外を見てみると辺り一面煙で覆われていた

 

もしかして五月雨の第2中隊が煙幕弾撃ったぽい!?

 

なんとかして優斗達と合流したいけど

 

これは流石に見えねぇわ

 

どうしよ?

 

あっ無線で伝えないと

 

 

砲手「無線機なら壊れてるぞ」

 

「ゑ?」

 

砲手「さっきの戦闘の時、被弾した時に壊れた」

 

「\(^o^)/オワタ」

 

 

マジでどうしよ!?

 

まぁとりあえず真っ直ぐ進めばどこかに出るだろ

 

煙幕も全域に広がってるわけではないし

 

そうして戦車を走らせていると煙が晴れてきた

 

やっと場所がわかると思って正面を見ると…………………………

 

トリスタンが引き連れている聖グロ戦車隊の()()()にいた

 

あれ?

 

なんで俺トリスタン達の後ろにいるんだ?

 

 

「なんでこうなった?」

 

砲手「まぁ奇襲できそうだし撃っていいよな?」

 

「…………………………いいんじゃね?」

 

砲手「よし撃つか!」

 

 

って撃ちだしたはいいけど

 

これ当たってるよな?

 

なんか所々外れて優斗達の方にいってないか?

 

・・・・・・・・

 

…………………………まぁいいか

 

 


 

 

零「ってことがあったわけだ」

 

「なるほど、よくないな!?」

 

零「え?どこが?」

 

「無線機故障や奇襲はまぁいいよ、でも!できれば各砲手にはよく当てるようにしてくれ!」

 

零「アッハイ」

 

トリスタン「はっはっはっはっ!!ほんと零はいつも俺達の斜め上の行動を取るよな!」

 

「まったくだ」

 

 

俺の戦略眼やトリスタンの戦術眼は

 

零が取った行動のような突発的行動には対応できない

 

だからお互いそこのフォローができる副官を置くようにしている

 

今回は(トリスタン)の副官は先の戦闘で撃破され

 

俺の方は言わずもだが零なので先の事が起きた

 

 

「まぁこれはこれで新たな課題ができたな」

 

トリスタン「そうだな、もう1人副官がいるな」

 

「うーん、2年上がるまでは無理かな?」

 

トリスタン「五月雨君はどうなんだ?」

 

「あいつは1年の間はいいが2年になった現代戦車道を辞めるんだ」

 

トリスタン「それは残念だな」

 

「優秀なやつなんだけどな、本来のしたいことに注力したいんだとさ」

 

トリスタン「それなら仕方ないな」

 

「それに副官には2年と1年で組みたいんだ」

 

トリスタン「次期隊長育成か?」

 

「まぁな」

 

姫菜「峰川さん」

 

「架城さん、どうしました?」

 

姫菜「お兄さんをお借りしてよろしいですか?」

 

「ああ、いいよ」

 

姫菜「ありがとうございます、行こ?お兄さん」

 

零「いいよ」

 

「・・・・・・・・」

 

 

あれ、ほんと付き合ってないんだよな?

 

どう見ても付き合ってるように見えるんだが

 

てかほんと人多いな

 

今回は各校選手に関係者だ

 

おまけに西住流家元に島田流次期家元、神藤流次期家元までいる

 

俺?

 

俺は関係ないな

 

 

トリスタン「いや、あるだろ?峰川流家元殿」

 

「お前にそれを言われるのは中々痛いな」

 

トリスタン「まぁいいじゃん、それよりほら」

 

「ん?ああ、どうも」

 

 

俺は彼からジュースの入ったグラスをもらう

 

彼も片手で構える

 

 

トリスタン「優勝おめでとう、だけど次は負けないよ?」

 

「望むところだ」

 

 

お互いのグラスをぶつけて飲み一息つくと

 

奥から聖グロの制服を着た女子生徒が来た

 

 

ダージリン「ごきげんよう、トリスタン様、優斗さん」

 

トリスタン「ごきげんよう、相変わらず綺麗だよダージリン」

 

ダージリン「あなたも相変わらずお世辞がお上手ですわね」

 

「・・・・・・・」イラッ

 

 

イラッ?

 

何で俺今怒りを感じたんだ?

 

トリスタンはただ褒めただけなのに

 

何でこんなにイライラしたのだろうか?

 

血糖値ヤバいかな?

 

また病院かぁ

 

治療費めんどくさいな

 

 

トリスタン「どうした?」

 

「いや、何でもない」

 

トリスタン「・・・・・・」

 

「トリスタン?」

 

トリスタン「すまない、少し用事ができたからここで失礼するよ」

 

「えっちょっおい!?」

 

ダージリン「でしたら私とお話しませんか?」

 

「…………………………自分でよろしければ」

 

 

謀ったな!

 

トリスタン(存在X)!!

 

 

某中尉(それは違います!中佐殿!!)

 

 

いや待て君はこの世界に干渉するな

 

それに俺は中佐ではなく二…………………………コホン

 

と、とにかく今はダージリンと話をしなければ

 

 

ダージリン「こんな格言をご存じかしら?」

 

「はい?」

 

ダージリン「人は誰でも負い目を持っている。それを克服しようとして進歩するものなのだ。

 

「ッ!?」

 

ダージリン「どなたかご存じですか?」

 

「…………………………山本五十六のお言葉ですか?」

 

ダージリン「ええ、ご存じでしたのね」

 

「たまたまですよ、そう……………………たまたま、ね」

 

ダージリン「どうかされましたか?」

 

「いえ、何も」

 

ダージリン「?」

 

「そういえば何故その格言をここで?」

 

ダージリン「わかりませんわ」

 

「え?」

 

ダージリン「何故か、そうなんとなく…………なんとなく出た言葉ですわ」

 

「そうなんですか?」

 

ダージリン「そうなの、おかしなこともあるものね」

 

「そうですね」

 

 

無意識に、か

 

無意識でその言葉が出たということは何かを感じ取られたかな?

 

まぁバレはしないだろう

 

それにバレてもらっても困るしね

 

それからしばらく話していた

 

その間、この感情がわからないもどかしさは一体何だったのだろうか?

 

今度零に聞いてみるか

 

俺はダージリンと別れと大地を探す

 

ある事を話すため

 

彼は会場の壁にもたれてみほと話していた

 

・・・・・・

 

何であれで両思いと気づかないのだろうか?

 

 

まほ「全くだ」

 

「あのー、急に割り込まないでくれません?」

 

まほ「いいじゃないか、私達の仲だろ?」

 

「はいはい、まほもみほに用事があるんだろ?」

 

まほ「内容は優斗と同じだぞ?」

 

「…………………………姉妹仲だけは守れよ?」

 

まほ「西住流に求められるのは王者の戦いだ」

 

「だとしてもだ」

 

まほ「・・・・・・・」

 

「まほが頑固なの所があるのは知ってる、だから忠告だよ」

 

まほ「………………わかった、辛かったら言うよ」

 

「そうしてくれ」

 

まほ「ああ、じゃあ行こうか?」

 

「そうだな」

 

 

俺は大地とみほに近づく

 

2人とも双方の兄、姉を見て察したようだった

 

まほはみほを連れて

 

俺はその場で大地に話を切り出す

 

 

大地「何兄さん?」

 

「大地、来年は黒森峰の高等部に上がるな?」

 

大地「当然だろ?」

 

「ならいい、大地」

 

大地「兄さん、さっきからどうしたんだよ?」

 

「高等部に上がったら、副隊長になってもらう」

 

大地「えっ」

 

「お前と零が副隊長で俺を支えてもらう」

 

大地「で、でも1年生になったらまずは新人戦だろ?」

 

「…………………………それは今年までなんだ」

 

大地「何でだよ!?」

 

「高校現代戦車道連盟は本日をもって今後の新人戦の開催を中止にしたらしい」

 

大地「・・・・・・」

 

「これは決定事項なんだ、すまないが拒否権はない」

 

大地「…………………………少し、落ち着く時間をくれ」

 

「構わない」

 

 

呆然とした顔で去っていく大地に俺は目を背けるしかできない

 

いくら家元でも家の意向には逆らえない

 

それだけ峰川流現代戦車道は大きくなり過ぎた

 

遠くではみほも同じ顔をしていた

 

まほは顔こそ出ていないが拳を握りしめていた

 

ほんと子供に辛いことを押し付ける大人はクズだよ

 

こうして打ち上げ会兼お疲れ会は終わった

 

 

 

 

 




優斗「はい!今回で新人戦終了です!!」

零「ウェーーイ!!」

優斗「次章は1年生での夏休み編を入れてから第3章に入ります」

金剛「内容は俺が話す」

優斗「…………………………わかった」

金剛「一応、夏休みが終われば2年生を飛ばして3年生…………………つまりガルパン本編に入りたいと思います!!」

優斗「やっとか」

金剛「まぁね、それに実は本編に直接介入する話を書くのは今回でまだ2回目なんだ」

零「あんだけ話書いといて?」

金剛「お恥ずかしながらね」

優斗「まぁそんな作者をこれからもよろしくお願いします」

金剛「お願いします」

零「じゃあ次回予告!」

金剛「次回!!」

零「第31話」

優斗「『零の1日』です!!」

零「えっ!俺かよ!?」

金剛「零の元に意外な人物が!!」

優斗「まさかの修羅場か!?」

零「おい、やめろ!」

金剛「ではでは!」

優斗「また次回!!」

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