特殊な男(モブ)達の現代戦車道   作:金剛時雨

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金剛「次はサンダースだ!」

優斗「昨日の今日だけど大丈夫か?」

金剛「大丈夫!まぁ本音は早く原作の方行きたい」

優斗「あっはい」

金剛「というわけで本編……………」

2人『どうぞ!』


第53話 幹部会議

ハッハッハッハッハ!

 

俺だ!

 

シュンだ!

 

ここは当然だけどサンダース大付属の学園艦だ!

 

何?俺が何をしているかって?

 

筋トレだ!

 

砲弾を高速装填するには筋力が必要だ!

 

目標は0.5秒、弾種変更1秒だ

 

※やめてください、人間やめすぎです

 

まぁ今日は別の予定が入ってるんだけどな

 

俺は開いた扉から入ってくる

 

3人の女性に目を向ける

 

1人目はサンダース戦車道隊長のケイだ

 

フレンドリーでよく一緒に話して笑い合う仲だ

 

戦車道としての能力も高く隊員からの信頼もある

 

そしてここが重要なのだが

 

彼女は優斗の事が好きだ

 

likeではなくloveの方でだ

 

まぁ相手が優斗だけあって難解だ

 

おまけにライバルも多いときた

 

まぁそこは彼女も何かと考えているだろう

 

次に2人目はサンダース戦車道副隊長でファイアーフライの砲手のナオミだ

 

髪は短めでボーイッシュだが

 

俺は美人だと思っている

 

ちなみに俺とナオミは恋人同士だ

 

もちろん告白は俺からだ

 

それ以降俺達は付き合ってるわけだが

 

まぁそれはまた今度でいいか

 

最後は同じく副隊長でフラッグ車の車長兼通信手のアリサだ

 

周りの人間に聞いたが

 

彼女は通信の傍受などが得意らしい

 

後タカシにゾッコンだとか

 

まぁタカシ本人とは接点はある

 

てか現代戦車道の整備士だ

 

だから昔アリサの事をそれとなく聞いたが

 

”今は誰とも付き合わない”と言っていた、ジーザス

 

以上入ってきた3人の自己紹介でした

 

 

ケイ「hey!シュン、ミーティングの時間よ!」

 

「OKOK、ケイだけにOKってな!」

 

2人『アハハハハハハハハハハッ!!!!!』

 

アリサ・ナオミ(大丈夫か?この2人)

 

「いやー笑った笑った、そういえば今回のミーティングの参加者は?」

 

ケイ「私達と現代戦車道の隊長と副隊長とあなただけよ」

 

「完全に上の人間だけの話ってことね、OK行こうか」

 

ケイ「そう来なくっちゃ!」

 

ナオミ「待って、その前にこれで汗を拭いて」

 

「おっ!サンキューナオミ!」

 

 

俺はもらったタオルで汗を拭く

 

いつもは筋トレか戦車の練習をする

 

それを終わらせると校門でどっちかが待っていてくれる

 

その後一緒に途中まで帰る

 

それを学校ある日はほぼ毎日やっている

 

 

ケイ「相変わらずhotな関係ネ!」

 

アリサ「私もタカシとああなりたいなぁ」

 

2人『・・・・・・・・・・』

 

 

……………アリサの件、今度タカシにそれとなく聞いてみるか

 

なんか可哀そうに見えてきた

 

とりあえず汗も拭き終わり

 

会議室に向かう一行

 

だが内心ではアリサの件、大丈夫かなぁと思う俺と

 

何故か耳まで赤くなってるナオミ

 

終始ニヤニヤしたままのケイ

 

何かを模索?してるアリサ

 

一緒に行動しているが

 

それぞれバラバラの事を考えながら

 

俺達は会議室に入った

 

そこには既に隊長と副隊長がおり

 

最後だったようだ

 

 

隊長「お前また筋トレか」

 

「いいじゃないか、いいぞ筋トレ」

 

隊長「そこまで筋肉はほしくない」

 

「そうかい」

 

隊長「それに頭まで筋肉はなりたくないしな」

 

「それ俺の事脳金って言ってません?」

 

隊長「イッテナイヨ?」

 

「・・・・・・・」

 

ケイ「それよりミーティング始めるわよ!」

 

「……………はぁ、今回の議題は?」

 

アリサ「一応1番最初は黒森峰の弱体化したかどうかね」

 

「いやそれはないな」

 

アリサ「何でそう言い切るのよ?この間現代戦車道で1組分の乗員が転校したじゃない、しかも前大会のレギュラーメンバーよ」

 

「だからって優斗や周りが弱くなることはない、それに弱くなるならいち早く優斗が気付く」

 

ケイ「そうね、ユウトならすぐ気付くはずね、もしくは何か考えがあるはず」

 

アリサ「考え?」

 

隊長「例えばなんだ?」

 

ケイ「そんなことより転校していった子達はどこに行ったの?」

 

アリサ「大洗学園です」

 

「あのあんこうが有名なところか?」

 

アリサ「それは知らないわ、でもそこに転校したのは事実よ」

 

ナオミ「そこで何かわかったことはある?」

 

アリサ「最近戦車道の復活と新たに現代戦車道をやるらしいってことぐらいしかわからなかったわ」

 

「……………それにしては」

 

ナオミ「何かわかったの?」

 

「いや偶然にしては出来すぎだなって思っただけ」

 

ナオミ「出来すぎ?」

 

「転校していったのは優斗の弟の大地だ、黒森峰で確かにレギュラーだったが同時に副隊長もしていた」

 

アリサ「そんな人物を転校させるかしら?」

 

「まぁ普通はしないけど、これが黒森峰なら話は別だ」

 

ケイ「あの時の大会ネ」

 

アリサ「あの時の大会って前大会の事ですか?」

 

ケイ「そう、その時黒森峰はプラウダと決勝で戦って負けたのよ」

 

「で、その原因が大地にあったわけだ、一応それが理由で転校になっているが……………」

 

ナオミ「その先で戦車道と現代戦車道の復活と導入ね、確かに話にしては出来すぎてるわね」

 

隊長「ちょっと待て、その話が本当だとして誰がその手引きをした?」

 

ケイ・シュン『ユウトしかいない』

 

隊長「ユウト?」

 

「黒森峰戦車道隊長の峰川優斗だ」

 

副隊長「峰川ってあの峰川か!?」

 

「ああ、峰川流家元兼峰川家当主をやってるよ」

 

隊長「高校生で家元で当主だと?」

 

「まぁあいつも事情があるんだよ、これでもあいつの友人やってるから」

 

隊長「そ、そうか」

 

 

ちょっと圧をかけすぎたか?

 

流石に優斗に許可なく家の事情を話したら

 

この世にいれるかわからんからな

 

そもそも親友を売る気はサラサラないしな

 

 

「それでその大洗の他の情報はないのか?」

 

アリサ「現在確認中よ、数両ほど戦車が見つかったとの報告は上がってるわ」

 

「どっちの戦車?」

 

アリサ「現代戦車の方よ、見た目も中身もスクラップ寸前、だけど場所は大洗の下部甲板民間用駐車場の端の方」

 

「種類は?」

 

アリサ「今のところは不明、ただ2両だけわかっている事がある」

 

「それは?」

 

アリサ「戦車道の方には元から4号戦車が、そして新品同然のドイツ現代戦車”レオパルド”があったそうよ」

 

(確定じゃねぇか!)

 

 

それはおそらく大地が前大会まで使っていた戦車

 

それが他の戦車に交じってある

 

さらにいうならその戦車だけ()()()()なのだ

 

これは確定だ

 

おそらく黒森峰の戦車が1両

 

何らかの理由で処分されているはずだ

 

こちらと同じように

 

いや他も同じだろうな

 

いらなくなった戦車を

 

修理のキャパシティを超えた戦車を

 

売ってしまった戦車を

 

買い取って最低限の整備と修理をして

 

あそこに置いたんだ

 

あそこ(大洗学園)に何かを求めて……………

 

何を求めている?

 

優斗はおそらく黒森峰の空気を吸い続けるか

 

もしくは例の事件に何らかの終止符を

 

大地に終えてほしかったのではないだろうか?

 

もしかしたらまた別の何かが……………

 

……………ん?

 

別の何か?

 

そもそも何で急に大洗は現代戦車道だけじゃなくて

 

戦車道も始めたんだ?

 

大地以外に何か原因があるのでは?

 

 

「アリサ、他に誰か同じ時期に大洗に転入した人いる?」

 

アリサ「2人いるわ、1人は陸の一般からの転入で、もう1人は彼と同じで黒森峰からの転入よ」

 

「その子の名前は?」

 

アリサ「それがわからないのよ」

 

「わからない?」

 

アリサ「そう、どんなに探しても手掛かりはなし、一回あと少しって所で誰かに妨害されたのよね」

 

「誰かって?」

 

アリサ「それすらもわからないのよ、その後サンダース情報部や諜報部隊まで使ったのにわからなかった」

 

「そこまでして情報が漏れないって……………」

 

 

それこそ選択肢は狭まる

 

政府による妨害

 

後はサンダースの情報部や諜報部隊以上の防諜及び情報収集能力の高い組織

 

可能性を上げるなら学校間なら黒森峰、聖グロリアーナ、プラウダぐらいか?

 

後は現代戦車道の代表的な家なら峰川家、神藤家、林家

 

戦車道なら西住家、島田家

 

まぁ黒森峰から来たのなら

 

黒森峰の妨害か西住家か

 

確か前大会で黒森峰は負けたな

 

主な原因はフラッグ車の車長が途中で戦車を置き去りにし統率が乱れたことによる撃破だっけ?

 

確かその時の車長は西住家の……………

 

・・・・・・・・

 

いや変な予測はやめよう

 

それが確かとは言えないからな

 

結局『黒森峰が弱体化』についてはそれほど変わっていないという結論になった

 

その後次の大会でどの戦車を出すのか

 

誰を出場させるのか

 

どこが優勝候補にあがるのかなどなど

 

いろいろな話し合いが行われた

 

ただ1つわかったことがある

 

今回の大会は面白いことが起こる、と

 

そう思わないか?

 

なぁユウト

 

 

 

 

 




シュン「やっぱり筋肉は最高だな!」

ケイ「それよりパーティしましょ!」

ナオミ「早く次回予告しようよ」

アリサ「隊長、次回予告ですよ!」

ケイ「もう仕方ないわね、シュン!」

シュン「わかったよ、いくぞ!」

ケイ「Second time back!(次回!)」

シュン「54th word!(第54話!)」

ナオミ「『パスタが1番!』です」

シュン「英語でいこうよ」

ナオミ「難しくない?」

ケイ「はいはい、そこまでよ!Good bye!」

シュン「Good bye!」

ナオミ「グッバイ?」

アリサ「次回もみなさいよ!」

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