特殊な男(モブ)達の現代戦車道   作:金剛時雨

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金剛「どうも!」

優斗「おい!1週間空いてるぞ!」

金剛「すみません!」

優斗「まぁ前回に比べたらマシだからこれ以上は言わない」

金剛「ありがとうございます!」

優斗「さて、今回から俺も本気を出さないとな」

金剛「俺も頑張らないとなぁ」

優斗「ならまず生活リズムを戻せ」

金剛「善処します」

優斗「はぁ、じゃ本編へ行こうか」

2人『どうぞ!』


第59話 宣戦布告

出番が久々な気がする優斗です

 

さて今回俺がいるのは黒森峰学園艦ではなく………………

 

 

ダージリン「大洗学園?戦車道を復活されたんですの」

 

「このダージリンティー美味しいな」

 

ダージリン「おめでとうございます」

 

トリスタン「そんな暢気なこと言っていいのか?」

 

ダージリン「結構ですわ、受けた勝負は逃げませんの」

 

 

そう言いながらダージリンは通話を切った

 

まぁこの2人の名前が出てる時点でお察しだが

 

ここは聖グロリアーナ学院の学園艦だ

 

何故黒森峰の俺がここにいるか?

 

お茶会に誘われたんだよ

 

トリスタンから

 

 

「どうした?大洗から宣戦布告でもされたか?」

 

ダージリン「ええ、練習試合のお誘いですわ」

 

トリスタン「もちろん現代戦車道の方もだろ?」

 

ダージリン「当然ですわ、受けますわよね?」

 

トリスタン「我が騎士道に受けない文字はない!」

 

「ルクリリに告白する時は俺の提案を拒否しまくった人が何を言うか」

 

トリスタン「それは神藤 隼人としてであってトリスタンとしてではない」

 

「母さんから聞いたけど現代の神藤流家元もヘタレだったらしいぜ?」

 

トリスタン「………………父さん」

 

「まぁそんなことよりだ、俺から何か情報が欲しいのかな?アッサム」

 

 

そうここにはこの2人以外にもう3人いる

 

アッサムとオレンジペコ、それにルクリリだ

 

まぁダージリンとトリスタンがいるならこの3人がいるのはある種の当然と言えることかもしれないな

 

今回のお茶会の誘いはただお茶を飲むだけではない

 

そんな気がしていたのでこうしてきているわけだ

 

 

アッサム「特にはないですね、こちら(聖グロ)の情報部もそれなりには優秀ですから」

 

「あれ?何で俺ここに来たんだっけ?」

 

トリスタン「俺達が呼んだんだよ」

 

「要件をどうぞ」

 

トリスタン「零が島田流家元に呼ばれたのは本当か?」

 

「本当だ」

 

トリスタン「何故?」

 

「ミカを知っているな?」

 

トリスタン「ああ、確か継続高校にいたな」

 

「そう、そのミカが零に惚れたのさ」

 

トリスタン「・・・・・・・」

 

「??」

 

トリスタン「物好きもいるもんだなぁ」

 

「反論したいけどできねぇ」

 

トリスタン「でも零の奴って時々すごい正論言う時あるよな」

 

「わかる」

 

トリスタン「さて、できれば経緯を説明してくれないか?」

 

「別に構わないよ」

 

 

 

ーーーーー回想開始ーーーーー

 

 

 

島田邸に来ている俺は……………

 

愛里寿ちゃんを膝の上に乗せていた

 

 

「あのー愛里寿ちゃん?」

 

愛里寿「何?お兄ちゃん」

 

「何故俺の膝の上に座ってるの?」

 

愛里寿「ダメ?」ウルウル

 

「いいえ、そんなことはありません!」

 

愛里寿「やった♪」

 

 

まぁ暖かいからいいさ

 

うん、無心で行こう

 

少し愛里寿ちゃんと話をしながら待っていると

 

千代さんが入って来た

 

愛里寿ちゃんも空気を読んで

 

膝から降りて部屋から離れる

 

 

千代「峰川流家元殿、お時間頂きありがとうございます」

 

「礼には及びませんよ島田流家元殿、いつも通りで大丈夫です」

 

千代「それではお言葉に甘えて……………実は優斗君には相談したい事があってね」

 

「何です?」

 

千代「ミカと暁君をくっつける事できないかしら?」

 

「ではまずミカの勘当を解いてください」

 

千代「やはりそこに行きつくわよね」

 

「というか何故勘当したんですか?」

 

千代「家元を継がないって言うし、気が付いたら家出してたから」

 

「それで勘当を?」

 

千代「えぇ、その方が周りの処理もしやすかったですし」

 

「彼女、次期家元の重圧に苦しめられていたそうです」

 

千代「じゃあ愛里寿はどうなるの?あの子も今は次期家元の重圧を受けているのよ?」

 

「ならその重圧を俺も背負います」

 

千代「!?」

 

 

千代さんすごく驚いてる

 

まぁ当然だよな

 

その意味はつまりそういうことだ

 

 

千代「優斗君、あなたはその意味を……………わかって言ってるんでしょうね」

 

「はい、理解しています」

 

千代「わかりました、あの子の勘当を解きます、元々はうるさい老害連中を抑える口実でしたし」

 

「あの時に綺麗にしましたしね」

 

千代「えぇ、なので優斗君からミカに連絡してくれないかしら?私が急に呼んでも信用してくれないでしょう」

 

「わかりました」

 

千代「ちなみに愛里寿にはこの事は?」

 

「まだ伝えていませんが他の子達含めて少しずつ伝えていきます」

 

千代「そう、わかったわ」

 

千代(あなたも覚悟を決めたのね、進む覚悟を)

 

 

この後俺の呼び出しに答えたミカが島田邸に来て千代さんと対峙した

 

少しして俺はわざと席を離れて様子を見た

 

最初の方は怒号などの大声が聞こえたが

 

途中から声が小さくなり

 

しっかり話ができているようだ

 

すると島田家お抱えの執事が俺を呼びに来てくれた

 

 

「失礼します」

 

千代「ずいぶん長く離れていらしたのね?」

 

「何分急なようだったもので、すみません」

 

千代「大丈夫ですわ、ね?ミカ」

 

ミカ「あぁ、問題ないよ……………優斗」

 

「なんだ?」

 

ミカ「新人戦の時の事、すまない」

 

「そんな昔の事は忘れたよ」

 

ミカ「そうかい」

 

「さてミカ」

 

ミカ「何だい?」

 

「零は良いやつだ」

 

ミカ「知っているよ」

 

「それに真面目で努力家だ、あいつ自身副隊長になったのを嫌がってる素振りがあるが俺としてはあいつ以外を副隊長にするのは逸見君を除いて絶対に嫌だね、それだけ信頼できる親友だ」

 

ミカ「・・・・・」

 

「こんなことを俺が言うのを間違っているがあえて言わせてくれ」

 

ミカ「聞こう」

 

「もし彼が君との婚約を認めたら彼の事を頼む」

 

ミカ「当然、私も一応島田の名を持つ者だ、約束は守るし惚れた相手を裏切る気はないよ」

 

「知ってる、でも何となく言いたくなった」

 

ミカ「今日の優斗は変だね」

 

千代「確かにそうね」

 

「ひどいなぁ」

 

 

 

ーーーーー回想終了ーーーーー

 

 

 

「ということがあったのさ」

 

トリスタン「色々とヤバい気がする」

 

「とにかく前回あった継続への戦車の寄付の対価の件がミカだったんだ」

 

トリスタン「それでそこから零が島田流家元の元に向かうと?」

 

「そういうこと」

 

トリスタン「零……………強く生きろよ」

 

「そんなひどい事はないと思うけど?」

 

トリスタン「お前が関わってなければ俺もそう思ったよ」

 

「こっちも酷かった」

 

トリスタン「さて、とりあえず了解した、俺の要件はとりあえず終わった、()()()()()()()()()()()()()()()

 

「ありがとよ」

 

トリスタン「気にするな、ルクリリ少し一緒に席を散歩でも行かないか?」

 

ルクリリ「え?あっはい!」

 

トリスタン(優斗、頑張れよ)

 

 

トリスタンはルクリリの手を繋ぎながら部屋を出ていった

 

後残るのは俺を含めて3人

 

ダージリン・アッサム・オレンジペコだ

 

多分俺の初恋は彼女だったのだろう

 

だけど今は違う

 

 

「ダージリン」

 

ダージリン「何でしょう?」

 

「1年の新人戦の時から好きだ、初恋だったんだ」

 

アッサム・オレンジペコ『ッ!?』

 

ダージリン「優斗さん!?」

 

「初めて君を見て俺は見惚れてしまったんだ」

 

ダージリン「なっ!なっ!?」

 

「だがすまない」

 

ダージリン「……………え?」

 

「俺はまだ過去を引きづっている」

 

ダージリン「・・・・・」

 

「それを終えたら俺は君に今の気持ちを伝える、過去からのではなく今の気持ちを」

 

ダージリン「・・・・・」

 

「だからそれまで待ってはくれないか?」

 

 

俺は頭を下げる

 

本来なら一度席を立ってから下げるべきだろう

 

だが今回は許してほしい

 

これはあくまで過去への決着だ

 

あの新人戦の抽選会場で出会った君へ

 

お茶会で一緒にお茶した君へ

 

そして過去を清算するための俺に

 

 

ダージリン「わかりましたわ」

 

「!」

 

ダージリン「私はいつまでも待ちますわ、あなたが残した何かと決着がつくのを」

 

「……………ダージリン」

 

ダージリン「ですが質問には答えてもらいますわ」

 

「伺おう」

 

ダージリン「あなたは"過去"と答えました、先ほどの告白は過去の私に言ったものですね?」

 

「そうだ」

 

ダージリン「ではあなたは気づいているのですね?あなたに好意を持っている人の事を」

 

「そうだ」

 

ダージリン「そうですか」

 

 

最後のそう口にするとダージリンは黙った

 

アッサムやオレンジペコも心配そうに見ている

 

俺は黙って彼女を見る事しかできない

 

 

ダージリン「なら私からは何も言いません、待つと言ったからには待ち続けます、いつまでも、ね」

 

「ダージリン……………」

 

ダージリン「それよりも他にも言う方がいるのではありませんか?」

 

「ダージリンはもういいのか?」

 

ダージリン「大丈夫ですわ」

 

「わかった」

 

 

俺は今度はアッサムとオレンジペコを見る

 

2人共顔が少し赤いがこちらを見ている

 

 

「さっきの話を聞いていたと思う」

 

アッサム「えぇ」

 

オレンジペコ「聞きました」

 

「終わったら2人にもしっかり返答する、だから待っててくれないか?」

 

アッサム「当然待ちます」

 

オレンジペコ「私も待ちます!」

 

「ありがとう」

 

ダージリン「さてこの話はここまでとして大丈夫かしら?」

 

「ああ、問題ない」

 

ダージリン「では今日のお茶会はここまでにしましょう、この後練習試合の編成や作戦を考えないといけませんもの」

 

「そうだな、では先に失礼させてもらうよ」

 

ダージリン「それではご機嫌よう、優斗さん」

 

アッサム「またお茶会しましょう」

 

オレンジペコ「またお会いしましょう」

 

「それでは、また」

 

 

そうして俺は部屋を後にした

 

後残っているのはサンダースとプラウダ、そして黒森峰

 

大地達も自分自身の戦車道を見つけ始めている

 

大地は少しずつ前に踏み出したんだ

 

兄貴の俺が立ち止まるわけにはいかないよな

 

なぁ父さん?

 

 

優斗sideout

 

 

 

 

ダージリンside

 

 

私は優斗さんを見送るとお茶を飲もうとした

 

でも無理だった

 

今にも頭がパンクしそうだからだ

 

突然の告白は卑怯だわ!

 

それよりも私が初恋!?

 

しかも1年の新人戦の時から!?

 

彼の前では冷静でいましたけど

 

色々頭が限界を迎えましたわ

 

 

「流石に今回はきついわね」

 

アッサム「そういう意味だとまだ私達は軽傷かもね」

 

オレンジペコ「その言い方だと私達もまだまだって事では?」

 

アッサム「うっ、こ、これからよ!これから!」

 

オレンジペコ「そうですね、私も頑張らないと」

 

 

何だかあの2人は燃えていますわ

 

そうです!

 

過去は決着はつけましたけど

 

アドバンテージは消えてないはず!

 

リードはまだあるはず!

 

それよりも……………

 

 

「アッサム、オレンジペコ」

 

アッサム「何?」

 

オレンジペコ「どうしました?」

 

「これにさっきの会話が入っているわ」

 

アッサム「そ、それは!」

 

オレンジペコ「集音機ですか?」

 

「そう、これに優斗さんとの会話が録音されていますわ」

 

アッサム「あなたもかなり危ない所まで来ているわね」

 

「イギリス人はね、恋と戦争は手段を選ばないのよ?」

 

アッサム「そうだったわね」

 

 

さて改めて紅茶で一息ついてから作戦を練りましょうか

 

大地さんの方はトリスタンに任せるとして

 

みほさんはどういう戦い方をしてくださるのかしら?

 

楽しみですわね

 

あなたも見に来られるのでしょう?優斗さん

 

 

ダージリンsideout

 

 

 

 

 




真奈美「久々に登場よ!」

しほ「本当に久しぶりね」

千代「そもそも本編も出てないし」

真奈美「いやね、最近書類仕事が増えて大変だったのよ」

しほ「それよりも優斗君、覚悟を決めたわね」

千代「えぇこれで安心してお嫁に行けるわ~♪」

しほ「……………愛里寿ちゃんが、よね?」

千代「・・・・・」

しほ「??」

千代「フッ」ニヤッ

しほ「ッ!?ちょっと!」

真奈美「そこまで!喧嘩は裏でやる!ほら次回予告!」

しほ「……………次回」

千代「第60話『☆試合、やります! 後編』です!」

真奈美「お楽しみに~♪」

しほ「逝くわよ、ちよきち」

千代「えぇ逝きましょう、しぽりん」

真奈美「私も逝こうかしら?」

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