まほ「今年も本作をよろしくお願いします!」
優斗「ところでさ、ストック分は全部出すって言わなかったっけ?」
まほ「作者、風邪引いて寝込んでたんだようだ」
優斗「それ大丈夫なのか?」
まほ「ここで投稿してる事は大丈夫じゃないか?」
優斗「メタいですよ、まほさん」
まほ「まぁ私はそれよりも早く物語を進めてほしい、できればまともなデートを書いてくれればもっといい」
優斗「・・・・・・」
まほ「どうした?何かおかしな所あったか?」
優斗「いや、ないけどもまほ、怒ってる?」
まほ「怒ってはない」
優斗「拗ねてはいるのか」
まほ「・・・・・」
優斗「痛っ!?ちょっ!まほ!痛い!」
まほ「・・・・・」
優斗「無言で叩かないでくれます!?」
まほ「・・・・・」
優斗(あっこれ収集つかない奴だ)
優斗「仕方ない、本編………」
まほ「!!」
2人『どうぞ!!』
優斗「そこは言うんだ」
まほ「大事だしな、2人で言う事が」
優斗「そこ!?まぁわからないでもないか」
観戦用の大画面モニターで大洗学園の敗北を聞きながら
横にいる蝶野さんと画面見ながら話をする
「終わりましたね」
亜美「そのようね」
「いくら経験者の集まりとはいえ、急ごしらえのチームでよくあそこまでできましたね」
亜美「彼らの努力の賜物ね!」
「それもあるけど、やっぱり大地には才能があると思うんです」
亜美「才能?」
「ええ、指揮官としての才能がね」
亜美「なるほど、確かにそうね」
さて、ここまでは大地についてだ
俺は一瞬間を置いて話を変える
「さてと………蝶野さん」
亜美「何でしょうか?峰川流家元」
「奴らの動向を掴めましたか?」
亜美「今情報部と公安が合同で追っていますが……」
「掴めてなさそうですね」
亜美「はい、そちらはどうですか?」
「
亜美「そうですか」
「ただついさっき知り合いのロシア人から連絡がありまして」
亜美「それは一体?」
「ウラジオストクから日本に不審な貨物船が向かったらしい」
亜美「それは本当ですか?」
「ロシア諜報部経由の情報なので質は確かです」
亜美「どうして諜報部がその知り合いに情報を流してるんですか?」
「ロシア政府としても奴らを野放しにできないからだそうで、実際奴らのアジトの殲滅に特殊部隊まで動員しているとか」
亜美「だから家元に伝手のあるその知り合いの方に情報が渡ったと?」
「そういうことでしょう、あわよくば始末してくれる事を望んでるのではないですか?」
亜美「なるほど、わかりました、上に報告してみます」
「お願いします」
そこで難しい話は終わった
蝶野さんも雰囲気が柔らかくなって話を戻してきた
亜美「ところで、1つ聞いてもいい?」
「何でしょう?」
亜美「勝てるの?皆、今回の大会に出るわよ?」
「勝てるかではなく勝つんですよ、彼らの母校は確かに窮地に立たされている、ですがだからと言って慈悲をかける必要はない、全力で叩き潰します」
亜美「黒森峰の戦車道の王者のような戦いはないと思っていたけど現代戦車道にもあったのね」
「全力で相手に挑んで叩き潰す、加減なんてしません、それが王者というものと思います」
亜美「それもそうね」
「それでは俺は黒森峰に戻ります」
亜美「最後までいるんじゃないの?」
「そろそろ戻らないとうちの副隊長に書類仕事を全部押し付けてきたので怒られそうなんです」
亜美「あー、彼らが気の毒ね」
「それじゃあ」
亜美「ええ、また」
そう言い合い俺達は別れる
いつもなら凪もここにいるが今回はいない
零の補佐に回ってもらっている
俺には母さんが言ってた仕事もあるしね
終わってから呼ぶ予定だ
ふと観客席の方を見ると西住親子が並んで立っていた
「しほさん、まほ」
しほ「優斗君」
まほ「優斗」
「どうでした?」
しほ「家元としては西住流にあるまじき行為でした、マスコミに何かしら言われる可能性もあるでしょう、西住流の顔に泥を塗るような事です、まぁ真奈美と一緒に処理しますけどね」
「最後のは怖いですね、それで母親としては?」
しほ「よくやったと言えますね、即席のチームで強豪校相手にあそこまでできたのです、初戦としては十分でしょう」
「まほは?」
まほ「やはり黒森峰から出してよかったなと思う、大会で会うかもしれないけどその時は全力で叩きのめすだけだ」
2人揃ってみほに甘いなぁ
まぁ家族仲がいいのは良い事だ
どっかのBCの兄弟もこれぐらい仲良くならないかな?
「容赦ねぇ」
まほ「それは優斗にも言える事ではないか?」
しほ「そうですね、逆に優斗君は大地君の事どう思いますか?」
「そうですね、ミサイルを即席地雷モドキにしたのは予想外でしたね、チーム全体も悪くありません、まぁ戦車道の方と違ってこちらは元も含めて各流派の門下生もいたのも成果の過程ですね、最後のはトリスタンの根性勝ちですね、大地もまだまだ読みが甘い」
しほ「容赦がないのは一体どちらなんでしょう」
まほ「全くだ」
「まだこれでも序の口なんだけど?」
まほ「大地を殺す気か?」
しほ「彼のライフはもうゼロよ」
「本人に聞かれてないのでセーフです」
そんな冗談を交えながら話していると
見慣れた
後ろには黒森峰戦車道所有のヘリもある
「よぉエリカ」
エリカ「なんであんたまでいるのよ」
「そこで西住親子に会ったからな、途中まで一緒に歩いてた」
エリカ「その言い草だとあんたは乗らないの?」
「ああ、仕事が残ってるから」
まほ「優斗………」
「大丈夫だまほ、危険な事ではないさ」
まほ「本当だな?」
「ああ」
まほ「わかった、信じる」
………すまない、まほ
実は嘘をついている
俺目線なら確かに危険ではない
既に何度も経験している事だから
でも一般的観点からならかなり危険だ
だがあえてそんな事を言わなくてもいいだろう
人間には多少の秘密はつきものだしな
「ほら、さっさと乗れ、しほさんも途中まで乗って行かれるんでしょ?」
しほ「ええ、そのつもりです」
まほ「また学校で、優斗」
「ああ」
エリカ「早く帰ってきなさいよ、さっき凪から悲鳴のような愚痴が来たわよ」
「すまないと伝えてくれ、今日中には帰る事もな」
エリカ「わかったわ」
2人がヘリに乗り込んでエリカがエンジンを始動し始める
だがしほさんだけはまだ乗らない
すると悲しそうな表情で言いずらそうにしている
多分、しほさんはわかるのだろう
こんな仕事は別に峰川だけではないしな
「大丈夫ですよ、しほさん」
しほ「優斗君?」
「この仕事はあくまでも人手不足からくるものです、既に家元兼当主の俺がこんな仕事をするのも後数回ぐらいです、例の件が片付いたら完全に足を洗います」
しほ「そうですか………………優斗君」
「はい?」
しほ「武運を祈っているわ」
「ありがとうございます、そちらも道中お気をつけて」
最後は安心したような顔で別れの言葉を言ってしほさんはヘリに乗った
俺はヘリの扉を閉め離れる
周囲に人がいない事を確認してエリカに手を振る
エリカも理解したのか
ヘリのエンジンの音が強くなり飛び立っていった
ある程度距離が離れたのを確認すると後ろを向く
そこには峰川の諜報部の実行部隊がいた
俺は隊長に声をかける
「首尾は?」
隊長「ハッ!大地様を狙っていたスナイパーは全て排除しました、また聖グロリアーナ及び大洗両学園艦へ侵入しようとした者も一部を除き排除しました」
「会場にはいたか?」
隊長「はい、数人いましたが既に排除しています」
「よろしい、正直俺も出払うと思ったが君達が優秀だったおかげで
隊長「優斗様は既に当主になられた身、今回は場所が場所だったためこのようにしたのです、それと流石に当主様が裏の稼業を続けられるのは…………」
「わかっている、だが奴らが完全に消えるまで俺は足を洗わないよ?」
隊長「承知しています、我々はどこまでも優斗様について行きます」
「ありがとう、捕獲した者は?」
隊長「既に拘束し移送を始めた頃かと」
「そうか、ご苦労帰還してくれ」
隊長「優斗様はどうされるのですか?」
「英国紳士にでも送ってもらうさ」
隊長「わかりました、道中お気をつけて」
そう言い終わると彼らはその場から消えていた
これで母さんからの依頼は終わったな
俺は何もしてないけど
そんな事を思っていると遠くから聖グロの制服を着た男女が来た
トリスタン「やぁ優斗」
「また会ったなトリスタン、ルクリリ」
ルクリリ「ごきげんよう」
「そちらの方は大丈夫だったか?」
トリスタン「問題ないよ、みんな無事だ」
「それはよかったよ」
トリスタン(学園艦侵入未遂の件も含めてだろうな)
「ところで1つ頼みがあるんだけど」
トリスタン「黒森峰に送ってほしいとか?」
「いや、そこはどっちかの副隊長に迎えに来てもらおうと思うけど、黒森峰の学園艦が聖グロの学園艦と最接近するまで乗せてもらおうかと、燃料代節約さ」
トリスタン「それは構わないが乗船条件にダージリン達とのお茶会でもどうだ?」
「元から会おうと思ってるから問題ない」
トリスタン「そうか、ようこそ聖グロリアーナ学院へ」
そう言い終わるとトリスタンは後処理に戻った
俺も乗船手続きやら迎えの手配をする
まず当主権限で聖グロへの乗船手続きを済ませる
職権乱用?シラナイデス
次は迎えの手配だ
隊長権限で学校側には電子メールでヘリの手配は済んだ
後はパイロットだけど
さっきから凪に電話をかけてるが出ない
珍しいな?
正直零にかけるのは少し申し訳ないと思う
書類仕事丸投げしてるし
その上迎えとなると後が怖い
それに手引きしたとはいえ俺より先に婚約者ができたからな
個人的にあまり強く言えない
隊長と家元としての肩書でゴリ押してるだけだ
だけどこのままだと話が進まないしなぁ
電話かけるか
渋々電話をかける
零『もしもし?』
「あっわたしわたし」
零『古いしお前男だろ』
「男でも私って言う時ありますけど?」
零『切るわ』
「悪い悪い!」
零『で?要件は迎えか?』
「話が早くて助かるが凪はどうした?連絡取れないんだけど?」
零『逸見なら赤星さんと買い出しだが?』
「赤星さんと?よくいけたな」
零『くっついてほしいと思ってるのは俺達だけじゃないって事さ』
「なるほど理解した、じゃあ迎えに来れるか?」
零『問題ない、書類もお前の確認が必要な物以外は終わってる』
「流石我らが副隊長殿」
零『茶化すなら行かね』
「お願いします、迎えに来てください」
零『許してやろう、時間と場所は後でメールで送れ』
「了解、それじゃあまた後で」
そう言い終わり電話を切る
これで現状でやる事はやった
ふと遠目で大地が見えた
チームメイト達含め全員の服の所々が汚れている
でも見える範囲でけがはなさそうだ
無事も確認したし俺も行きますか
長居は無用ってね
「という訳で案内のほどよろしくお願いしますね?」
執事「お任せください、最大限の配慮をするようにとトリスタン様より伺っております」
背後にいたトリスタンお抱えの執事の案内で聖グロの学園艦へ向かう
この後は優雅なお茶会をした後に無事黒森峰に帰還した
エリカ「凪の奴、サラッと小梅とデートして私はまだなのに」
まほ「・・・・・」ジーー
エリカ「隊長!?ど、どうかしました?」
まほ「エリカ」
エリカ「は、はい!」
まほ「私もデートしたい!」
エリカ「はい?」
まほ「優斗の奴、サラッと聖グロの学園艦に乗ってさらにはダージリン達とお茶会もしているそうだ」
エリカ「そ、そうですね」
まほ「仕事とやらも既に終わっていたようだしもう少し待っていたら相席できたかもしれないと思うと残念だ」
エリカ「すみません!」
まほ「別に攻めているわけではない、むしろライバル同士だから気持ちはわかってくれるだろう?」
エリカ「ええ、まぁ、確かに、そうですね」
まほ「では今度2人で攻めてみるのはどうだ?」
エリカ「え?2人でって隊長と!?」
まほ「他に誰がいる?それとも諦めるか?私だけでも攻め落としてデートの約束を取り付けるぞ?」
エリカ「それは嫌よ!………あっ」
まほ「フッやっと本音が聞けたな」
エリカ「すみませn……「エリカ」……はい?」
まほ「黒森峰で関わる以外では楽に話せ、お願いだ」
エリカ「ですが……」
まほ「私達はライバルだ、だから少しでも対等でありたい」
エリカ「………わかりました、今すぐは無理ですが努力します」
まほ「それでいい、じゃあさっきの件はいけるな?」
エリカ「いいでしょう、2人で攻めます」
まほ「それでこそだ」
エリカ「それでは次回予告ですね」
まほ「ああ、次回!」
エリカ「第66話 『☆隊長頑張ります!Ⅲ』です!」
まほ「まだ続いたのか」
エリカ「それは思いました」