勇者部部室--
勇者達はリサに呼ばれて全員が集合していた。
友希那「リサ、これで全員集合したわよ。」
リサ「よし。前回は奇襲に頭を悩ませたけど、今回はちゃんと神託があったんだ。」
モカ「しかもとっても重要な神託。」
リサ「瀬戸大橋の手前にかなり大きなバーテックスの巣があるって事。」
モカ「そしてそこを倒せば、香川のほぼ全域が解放出来るんだって。」
香川が一気に解放出来るとあって、勇者たちは騒めき立った。
高嶋「香川が一気に全部!それは凄いよ!」
中沙綾「とうとうここまで来たんだね。」
小沙綾「でも今度の敵はきっと強い力を持ってるのかな…。」
リサ「ここを解放出来れば神樹様の力が一気に高まって、新しい力を手に入れられるんだって。」
モカ「どんな力かはまだ分からないんだけどね。」
有咲「それで、戦いの時はいつなんだ?」
リサ「次の満月の前後だよ。あくまで前後だからみんな準備しといてね。」
小沙綾「瀬戸大橋の戦い…。この御役目も必ず成し遂げないと。」
みんなはそれぞれの思いを胸に、解散したのだった。
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寄宿舎、沙綾の部屋--
小沙綾「決戦を前に何をするべきか…。私は普通に日常を過ごすのもありだと思うんだ。正確には"思うようになった"かな。2人のお陰でね。」
小たえ「いつも通り過ごせば心身リラックスするもんね。そんな訳で、今日はお料理教室だよ。」
夏希「たえが料理を教わる側だからね。そこんとこを心得ておくように。」
小たえ「はい先生方、不束者ですが、宜しくお願いします。」
夏希「と言っても焼きそばとか作るの簡単だから、サクッと行きますか。」
こうして沙綾の部屋での料理教室が開催される。
小沙綾「じゃあまず…。」
小たえ「そばをこんがり焼くんだね。」
夏希「違ーう。キャベツを切るんだよ。」
料理教室は慌ただしく続いていく--
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何とか焼きそばの完成に漕ぎ着け、試食係として紗夜が招かれていた。
小たえ「完成ー。焼きそばたえスペシャルだよ。」
夏希「じゃあ紗夜さん、試食をお願いします。」
紗夜「私はこういう系統の食べ物には少々うるさいですよ。…もぐもぐ。…うん、美味しいですね。」
小たえ「やったぁー!2人が教えてくれたお陰だよ!」
夏希「3人揃えば無敵って事だな。何でも出来る!」
その時、端末のアラームが鳴った。
小沙綾「さぁ出撃だね。夏希の言う通り、3人の力を存分に発揮しよう。」
勇者達は瀬戸大橋の戦いへと臨む--
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樹海--
蘭「ここが噂のバーテックスの巣か…。」
小たえ「うーん。バーテックスの巣とは聞いてたけど、見渡す限りの敵、敵、敵。」
夏希「こんな数の星屑見たこと無いな。」
ゆり「字面は綺麗なんだけど、実際は地獄絵図だよね。」
りみ「私はこんな光景でも、何だか平気になってきた自分がいるよ…。」
美咲「巣…なるほど巣窟か。星屑以外にも小型バーテックスもいるね。」
紗夜「悍ましい……。何匹いようとも絶やします。」
燐子「紗夜さん…大型が控えている可能性があります…。」
紗夜「了解です。それを踏まえて戦うわ。」
夏希「よーし!地元補正が私にはある!やってやる!」
小沙綾「夏希!実際はそういうのは無いから気をつけて!」
友希那「よし、みんな行くわよ!」
全員「「「おーー!!!」」」
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勇者達は星屑へと立ち向かっていく。
有咲「こんのぉ!!殲滅!殲滅!!はぁ、ったく、こいつら何匹いるんだよ、キリないぞ!切っても切っても湧いてくる!」
薫「…ふっ!……はっ!!」
有咲と対照的に薫は黙々と星屑を倒していく。
有咲「ホントに無心で戦うよなー。なんていうか機械的に捌いてる。」
薫「肉体と海を同化させるイメージだよ。そうすれば勝手に体が動いてくれる。こういう戦いで有効さ。」
高嶋「沖縄の武術?」
薫「我流だよ。海が語りかけてくるからその声に従うんだ。」
有咲「……でも、これちょっとおかしくないか?」
香澄「そうだね。倒しても倒しても目に見える光景が全く変わってないよ。」
香澄の言う通り、目の前の星屑は減るどころか数が全く減っていないのである。
りみ「まだまだ体は動くけど、本当に減っているかは怪しくなってるよ。」
小沙綾「倒してるんだからいつかは果てが来ると思うけど…。」
夏希「しかぁし沙綾!勇者は頭脳も使わないといけないって訳で。ほら、前に倒した敵を吐き出す大型がいたよね?そんな感じの生産ユニットを倒さないと終わらないんじゃない?」
小沙綾「夏希……凄いよ!成長してる!」
紗夜「確かに…生産ユニットという考え方は分かりやすいですね。」
燐子「敵はここで…私達を消耗させる作戦かもしれません…。」
ゆり「なら少しキツくても突破して進んでみる事にしましょうか。」
小たえ「賛成です。なんか嫌な感じがしますし。」
蘭「確かに。奥からなんか熱量を感じるよ。」
一抹の不安は感じるものの、勇者達は星屑を倒しながら奥へと進んでいく--
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星屑を倒しながら進んでいく勇者達、奥に進んで行く程に星屑に混じって"飛行型"や"防御特化型"のバーテックスも混ざってきていた。
友希那「奥に行けば行く程にバーテックスが巨大化している…。」
中沙綾「このまま進んで行けば、敵の生産ユニットがあるのかな…。」
あこ「でもなんだか敵が襲ってこなくなったよ。」
美咲「確かに。なんか誘い込まれてるような……ね。」
燐子「っ!?み、皆さん…後ろを見てください…!」
燐子の声で勇者達が後ろを振り返ると、退路がバーテックスで埋め尽くされ、引き返せなくなっていたのだ。
紗夜「いつのまにこんな…。」
美咲「どうする?今ならあの壁も薄いから、強引に突破出来ると思うけど…。」
蘭「ここは前に進もう。この熱量…親玉がいるよ。」
美咲「ホントに行くの!?」
香澄「ドキドキするけど…私達がやらなきゃ。だって…。」
高嶋「勇者だから!だもんね。」
紗夜「これが香川奪還のラストミッション……。」
美咲「コンティニューは出来ないよ?」
紗夜「正直、怖いです…。でも、高嶋さんやみんながいるから……。」
あこ「そうだよ!みんながいるから怖いものも怖くない!やってやるよー!!」
美咲「……私も腹括った!やりますか!」
香澄「美咲ちゃんも勇者だよ!怖いのは当然なんだから。」
ゆり「それでも征くって言ったんだから、あなたも勇者。」
美咲「あはは。1人で逃げても結末読めてるしね。」
小たえ「進んでこその突破口だね。行こう!」
燐子「この精神力…間違いなく友希那さんの子孫です。」
それぞれの決意を胸に、勇者たちは最奥へと辿り着く。
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有咲「さて、敵地の奥の奥まで来てみたら…遂に出てきたな。」
香澄「うわぁああ…大きなバーテックスが数体いて…。」
高嶋「更に大きなバーテックスが奥にいるよ…。」
ゆり「誰がどう見ても1番奥の"超大型"のバーテックスが親玉だね。」
美咲「あれを倒してさっさと帰りましょうか。さて、どう攻めるか…。」
その時、美咲が何かを見つける。
美咲「あれ?なんか蠢いてない?」
なんと"超大型"から"大型"のバーテックスが生まれているのだった。
燐子「以前倒した"大型"は"小型"を生み出していましたが…この"超大型"は"大型"を生み出す…という事でしょうか…。」
夏希「あれを真っ先に倒さないとヤバイんじゃないか?」
中沙綾「そうだね。時間をかけるだけこっちが不利になる一方だよ。」
友希那「だけど"超大型"に辿り着く前に"大型"が邪魔ね…。」
薫「ふっ、簡単な話さ。この前出来た事を、またやれば良いんだよ。部隊を分けて敵に当たろう。」
そう言って薫は前に出た。
薫「私が"大型"を引き受けよう。みんなは奥へ行ってくれ。」
ゆり「薫…。」
薫「私が体を張る時が来たようだ。是非頼ってくれないか?」
香澄「いくら薫さんでも1人じゃ無理だよ!」
美咲「しょうがない、同じ助っ人枠として私も頑張りますか。」
そう言って美咲も前へ歩みを進める。
高嶋「それなら私だって残るよ!私は戸山ちゃんとタイプが同じだから二手に分かれるなら別れた方が良いでしょ。」
紗夜「なら私も残ります。」
部長であるゆりは少し考え、決断をした。
ゆり「……分かった、部隊を割りましょう。誰か後方支援も残って。」
燐子「なら私と…。」
あこ「あこが残るよ!」
ゆり「夏希ちゃんと有咲ちゃんも残ってもらえる?」
有咲「敵の親玉相手に暴れたいけど、部長の命令なら仕方ない。」
夏希「任せてください!」
友希那「みんな、気をつけて。」
美咲「親玉相手の方が大変でしょう?早く行って!」
友希那「分かった…。みんな、仲間を信じて先に進みましょう!」
小沙綾「夏希、また後でね。」
夏希「あぁ、また後で。」
有咲「さて、こいつらさっさと片付けるぞ!香川の解放戦最終局面、気合い入れててけぇ!!」
薫、美咲、高嶋、紗夜、有咲、夏希、燐子、あこの8人が残り、友希那、香澄、ゆり、りみ、中沙綾、小沙綾、小たえ、蘭の8人が奥へと進んで行った。
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友希那サイド--
友希那「…後ろは激戦になってるでしょうね。だけど、みんななら大丈夫。」
蘭「そうですね。だからこっちも全力を尽くしましょう。」
香澄「ゆり先輩、チーム分けって何か理由があるんですか?有咲達が残りましたけど。」
ゆり「あっちは見た事がある敵が多いから。だけど敵の数が半端じゃないから。ひたすら攻めてくるだろうね。だから残った方はガッツ重視の編成。一方のこっちは初めて見る親玉に備えての閃き重視編成って事。」
香澄「なるほど…。」
小たえ「もしかして当てにされてる?」
ゆり「超当てにしてるよ。」
小たえ「プ、プレッシャーだ…。」
小沙綾「おたえはいつも通りで良いんだよ。」
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薫サイド--
残った勇者達はこれまで戦ってきた"新型"や"飛行型"、"防御特化型"、そして"大型"と激闘を繰り広げていた。
燐子「あこちゃん…今度は右に敵が動いてくよ。」
あこ「了解!薙ぎ払ーーう!」
あこは旋刃盤を飛ばして"大型"の触手を切り飛ばしていく。
有咲「ったく…。あらかた倒したと思ったけど、やっぱりどんどん湧いてくるな。」
薫「親玉の救援に向かわせず、こちらで引き受ければ良いよ。」
美咲「ふぅ…。大変な任務の連続だけど…はっ!…背中を預けられる仲間がいる事は良いね。」
薫「まったくだ…はっ!!」
有咲「おりゃあ!!…は…ははっ。なんか段々笑えてきた。血の滲む努力で身につけた戦闘技術がこんな所で役立ってるんだからな。」
高嶋「おりゃあ!!勇者、パーーンチ!!」
高嶋は"防御特化型"に鉄拳を繰り出すが、あまりダメージは通っていない。
高嶋「んー。実際のバーテックスと比べて神樹様の中のバーテックスはどうも堅い様な…。」
あこ「そんな事は無いんじゃない?」
高嶋「私の拳が関係してるのかな?まぁ良いや!ガンガン行くよ!せいやー!!!」
夏希「来い!!ここから先は絶対に通さないからな!行くぞ!"鈴鹿御前"!!」
夏希は"鈴鹿御前"を憑依させ、宙に浮かぶ1振りの斧で"飛行型"を、手元の双斧で"大型"へと果敢に攻め立てていた。
夏希(沙綾、おたえ、こっちは頑張ってるからな…。そっちも頑張れ!)
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友希那サイド--
ゆり「しかし防戦ばっかりだったから、こうして攻めるのは斬新だね。」
香澄「ある意味勇者らしい行動ですけど、初めてですよね。」
そして、遂に最深部の"超大型"の元まで辿り着く。
友希那「こいつさえ倒せば香川が解放される…。」
りみ「本当に大きな敵…。ゾクゾクしてくる。造反神の一部なのかな、お姉ちゃん。」
ゆり「どうだろう…。いつもの如く謎だらけだから。そもそも造反神はどうして反乱したんだろう?」
小たえ「迷惑な話だよねー。…と思いながらも。」
中沙綾「こんな不思議な体験が出来ているのはある意味、造反神のお陰なのかもね。」
蘭「そうだね…。私と湊さんが会えたのも…そう。」
友希那「そうね。」
ゆり「元々は味方の神樹様な訳だし。憎みきれない所もあったりね。」
香澄「でも、相手は倒さないといけない。御役目はしっかりやるよ!」
そして、"超大型"バーテックスが動き出す。
友希那「全員配置について、戦闘準備よ。用心して……何をしてくるか分からないわ。」
勇者達はそれぞれ武器を構えた。
友希那「みんなと一緒にリサ達の所に戻る!やるべき事をやってね。」
香澄「造反神…勇者パンチをお見舞いするよ!」
中沙綾「夏希とまた会えた…。それは感謝してるけど、御役目御役目…。」
小沙綾「みんなとなら、御役目を果たせる…。山吹沙綾、頑張るよ!」
小たえ「夏希も頑張ってる。私も頑張るよー!」
りみ「どんな敵でも戦える!ちょっと怖いけど…大丈夫!」
ゆり「みんなで力を合わせて頑張りますか!」
蘭「いつも通りにやるよ!」
友希那「行きましょう!香川奪還最終ミッションよ!!」
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小たえ「行くよ!"鉄鼠"!!」
友希那「来い!"義経"!!」
2人は精霊を憑依させ"超大型"目掛けて突貫する。
中沙綾「後方は私達に任せて!」
小沙綾「敵の攻撃は私達が弾きます!」
2人の沙綾は伸びてくる触手を的確に弾いていく。
香澄「全力勇者キーーーーック!!」
ゆり「そおらぁーー!!」
その隙に香澄が飛び蹴り、ゆりが大剣を真上から叩き下ろし攻撃する。
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勇者達の怒涛の攻撃で"超大型"が沈黙する。
ゆり「やった!?」
りみ「お姉ちゃん、それはフラグだよ…。」
だが、"超大型"は再び動き始める。
小沙綾「でも、もう瀕死だと思います。」
中沙綾「後一押し!沙綾ちゃん続いて!」
中学生沙綾が狙撃し、続けざまに小学生沙綾が矢を打ち込んだ。
蘭「敵が怯んだ所に、ありったけの鞭を打ち込む!みんなはトドメの火力の準備を!」
友希那「行くわよ、戸山さん!!」
香澄「はい、友希那さん!!」
蘭がタイミングを見計らって叫んだ。
蘭「今だよ!!」
友希那「香川を…みんなの土地を返してもらうわ!!」
香澄「みんなのお陰でここまで来れた。ありったけの力で行くよ!!」
友希那「一閃八艘飛び!!!」
香澄「勇者………パーーーーンチ!!!」
2人の渾身の一撃が"超大型"に炸裂し、"超大型"の体が崩れていく。
りみ「バーテックスが…崩れていく。」
ゆり「さすがは香澄ちゃんだね!」
そこに足止めしていた薫達が合流してきた。
高嶋「みんなー!助けに来たよ…って、もう倒しちゃってる。」
夏希「さすが沙綾達だ。駆けつける必要も無かったね。」
小沙綾「あれ、また会ったね夏希。」
夏希「あははは!お互いしぶといね。」
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小たえ「良かったよ。これで香川も一気に解放だね。」
夏希「そういえば、この世界で私の家ってどうなってるんだ?」
友希那「その辺りはややこしくなるから、当人達は家に行かない方が良いわ。」
みんなが勝利を喜ぶ中、樹海化が解け始める。
ゆり「樹海化が解けていく…。みんな、お疲れ様!ありがとね。」
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瀬戸大橋--
美咲「ふぅー。帰ってきたぁ。今回もまぁ無茶したよねぇ。」
蘭「勇者ってものは無茶して最後には勝つんだよ。」
友希那「瀬田さん、敵大部隊の足止め助かったわ。」
薫「みんなのお陰で役目はこなせたよ。…どうやらリサ達も来たようだね。」
リサ「みんなお疲れ!これで香川全部と愛媛の一部が取り戻せたよ。」
中たえ「"超大型"を倒したんだよね?凄いよ。」
小学生組が大橋を感慨深く眺めているのにモカが気付いた。
モカ「どうしたの?」
小沙綾「大橋が…見えてるんですけど、は、破壊されてるんです。何で!?」
小たえ「この世界の大橋だけ特別なの?それとも現実の大橋も…。」
中たえ「現実の大橋も破壊されてるんだ。でも、世界は無事だったんだ。」
神世紀298年--
後に大橋の戦いと呼ばれる激戦によって瀬戸大橋は大破してしまう。だが、沙綾とたえは自らを犠牲にして世界を救ったのである。
中たえ「みんなは御役目をやり遂げた。だから大丈夫。揺らぐ事は無いんだよ。ね、沙綾。」
中沙綾「そうだね。あの日々は私の誇り。心配するのも当然の光景だけど、大丈夫だよ。」
夏希「そっか…それなら良いか。」
小たえ「自分がそう言ってるんだからセーフ。」
紗夜「これで神樹様が新しい力を得る…筈でしたね。どんな力なのでしょうか?」
有咲「確かそんな事言ってたな。」
リサ「端末に通知が来る筈なんだけど…。」
ちょうどそのタイミングで端末に連絡が入る。
中沙綾「今来たよ。」
香澄「本当だ。アプリに新しい機能が追加されたみたい。」
中学生たえも端末を確認するが、何故かたえだけはメンテナンス中だった。
あこ「確かにボタンが増えてる。ボタンが増えると押したくなるよね。」
あこがボタンを押すと、突然あこの姿が消えてしまった。
燐子「…あれ?あこちゃんが…消えた!?」
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あこ「あれ?ここ何処!?」
ボタンを押した瞬間、あこは別の場所へと転送されてしまったのである。
あこ「あれ?でも、この景色見た事あるよ…。」
周りに広がるのは一面のミカン農園。
あこ「ここは………愛媛だ!!!」
みんなの活躍で香川と愛媛の一部を取り戻した勇者部一同。残りの土地を取り戻す為、勇者達の戦いは次なるステージ、愛媛へと移る--