行き当たりばったりで書いてるので至らない部分あるかもしれませんが温かい目でご覧ください。
花咲川中学、体育館--
いつもと変わらぬ日常が続いている。ある人は部活動に勤しみ、ある人は鍛錬を行っている。またある人は記憶を残す術を探していた。
友希那「は…っ!……は…っ!」
今日も今日とて友希那は日課の自己研鑽を行なっている。内容は単なる素振り。しかし、単純な素振りにこそ鍛錬の全てが詰まっていると友希那は考えているのである。
友希那「………。」
友希那の顔は真剣に何かを考えている顔だ。
友希那(悔しいけれど、今の実力ではあの新種のバーテックスに勝つ事は難しいわ。単純な力も赤嶺さんに劣っている……。もっと、強くならなくては……。)
すると扉を開ける音が。
リサ「友ー希那。」
友希那「……。」
リサの呼びかけに友希那は気が付かない。それ程までに友希那は集中して素振りをしていた。
リサ「………えいっ!」
リサは後ろからそっと近付き、友希那の首筋に冷えたペットボトル飲料をくっつけた。
友希那「きゃっ!?」
風雲児らしからぬ声が体育館に響き渡る。
友希那「リサ!?いつからいたの!?」
リサ「ちょっと前からかな。友希那集中しすぎて私の声に全然反応しないんだもん。」
友希那「それはごめんなさい。少し考え事をしながら素振りをしていたから。」
リサ「どんな事?」
友希那「それは……。」
その時だった。
リサ「っ!?」
リサが神託を受け取ったのである。次の瞬間2人を光が包み込んだのだった--
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何処かの世界--
何者か達が異業の存在と戦っている。
?「これで最後っ!!ふぅ〜……。これでここら辺のは全部倒したよね。」
制服姿の少女が刀片手に辺りを見回す。
?「だね。それにしても、最近この辺りに結構な頻度で出没してるけど、何かあるのかなぁ?」
?「この辺りにあるのはこの古びた祠くらいしかし無いんだけど…。」
?「それより、みんな気付いた?」
?「ん?何が?」
?「この辺りに出てくる"
?「確かに……。姿も何処となくいつもの"荒魂"とはちが……っ!?」
次の瞬間、古びた祠が強い光を放ち、少女達を飲み込んだ--
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樹海--
?「ここは……?」
少女は辺りを見回す。辺りは夜、見た事もない果実が実っており、木の根が空間を蹂躙している。その少女--
可奈美「ここは一体何処なんだろう……。みんなとはぐれちゃったし。これも"荒魂"の仕業なのかな?」
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数分歩いた可奈美は遠くで誰かが戦っている姿を発見する。
可奈美「っ!?誰かがいる!しかも戦闘中…!?助けないと!」
可奈美は無我夢中で戦闘区域へと走り出すのだった。
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?「何こいつ…!?」
そこでは短髪の少女、
沙耶香「この…!」
目にも止まらぬ速さで沙耶香は"蟷螂型"に斬りかかるものの、ダメージは全く入っていない様子だった。
沙耶香「全然効いてない……。っ!」
攻撃が全く通らない為、沙耶香は防戦一方を強いられていた。
沙耶香(あれは"荒魂"…?だとしたらあんな姿は今まで見た事無い…。)
沙耶香「これなら…!」
突如沙耶香の姿が消える--
空を切る音が鳴り響き、"蟷螂型"の表皮に傷が付き始める。が、傷が付くだけだった。
沙耶香「はぁ…表面しか傷が付かない…。一段階の迅移じゃダメって事……。」
彼女達"
沙耶香「S装備は無いし…
万策尽きたと沙耶香が感じたその時だった--
可奈美「沙耶香ちゃんっ!」
沙耶香「可奈美……!」
沙耶香のもとに可奈美が合流。状況は一変するのだろうか--
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一方--
友希那「ここは夜の樹海……?まさか白鷺さん達と同じ状況だとでもいうのかしら?」
リサ「どうやらそうみたい。神託でもあったよ。なんでもこの異世界に不純物が紛れ込んだんだって。」
友希那「不純物?それはなんなのかしら?」
リサ「そこまでは……。」
友希那「……良いわ。取り敢えず他のみんなもこの世界に飛ばされてるかもしれないわ。リサ、私の側から離れないで。」
リサ「分かった。頼りにしてるよ。」
2人は飛ばされてきたかもしれない仲間を探して歩き出す。
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その頃、勇者部部室--
香澄「高嶋ちゃん、紗夜さん。友希那さんとリサさん見てない?」
紗夜「私は見てませんね。」
高嶋「私も見てないけど、何かあったの?」
香澄「手合わせして欲しいって友希那さんに言われたんだけど、言われた時間に体育館行ったのにいなかったんだ。」
高嶋「そうだったんだね。私も探してみるよ。」
紗夜「私も探してみます。今井さんには聞いたのですか?
香澄「あっ、そっか。聞いてみます!」
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一方で可奈美と沙耶香は未だ"蟷螂型"に苦戦していた。何とか片腕は切り飛ばしたものの、更に2体の"蟷螂型"が現れ劣勢を強いられている。
可奈美「この虫みたいな敵何なんだろう!?"荒魂"には見えないし、私達の攻撃もあまり効いてない様に見える…。」
沙耶香「多分これは"荒魂"じゃない…別の何か……。だから刀使の力が効かない…。」
可奈美「どうすれば……。」
その時だった--
友希那「はあっ!!」
友希那の一閃が"蟷螂型"の硬い表皮を切り裂き、3体の"蟷螂型"は距離を取った。
可奈美「敵が引いた…。」
友希那「戦闘音を聞いて駆けつけたのだけれど……あなた達、大丈夫かしら?」
可奈美「は、はい……。」
沙耶香「大丈夫…。」
友希那「悪いけど、説明している暇は無いの。下がっていてちょうだい。」
友希那は2人を後方へ下がらすが、
可奈美「わ、私達も!」
可奈美が前へ出ようとするも、沙耶香がそれを止める。
可奈美「沙耶香ちゃん!?」
沙耶香「私達じゃ、あの人の足手まといになる……。ここは下がるべき…。」
可奈美「……分かった。」
友希那「リサ。2人と安全な所まで。」
リサ「りょーかい。さ、2人ともこっちだよ。」
リサは可奈美と沙耶香を連れて後ろへと下がった。
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友希那「さっきの一太刀で分かる…。これなら通用する。」
鍛錬に鍛錬を重ねた友希那が放った一撃は"蟷螂型"の硬い表皮を砕いた。その事実が友希那の自信に繋がる。
友希那「行くわよっ!」
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沙耶香「凄い…あの人、あの敵と互角以上に戦ってる……。」
リサ「勿論だよ。最初は通用しなかったけど、一生懸命鍛錬を重ねて強くなったんだから。今の湊友希那の敵じゃないよ。」
可奈美「湊……友希那…。」
可奈美は目線を一切晒す事なく友希那の戦いを観察していた。
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友希那「来なさい、"義経"!!」
友希那は"義経"を憑依させる。"蟷螂型"は既に満身創痍、友希那は詰めの一撃をぶつける。
友希那「先ずは1匹!」
八艘飛びで樹海を縦横無尽に駆け巡る。
友希那「2匹目!!」
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続け様に生太刀の連撃を"蟷螂型"に浴びせ2匹目も撃破する。その姿に2人も唖然としていた。
沙耶香「速い……。これは迅移……?」
可奈美「似てるけど、少し違う。あれはただ高速で動いてるだけ…。迅移の様に別の時間軸を移動してる訳じゃない……。それに金剛身も使ってないのにあの表硬い表皮を砕くのんて……。」
リサ「じ、迅移…?金剛身……?」
沙耶香「っ!?可奈美…あれ…!」
可奈美「はっ!?まずいよ!」
2人は何かに気が付き友希那の元へと駆け出した。
リサ「あっ!ちょっと2人とも!!……行っちゃった…。」
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友希那が3匹目に攻撃を仕掛けようとした瞬間、"蟷螂型"の足元に赤銅色のアメーバの様なものが纏わりついたのだった。
友希那「っ!このまま押し切る!」
意に介さず友希那は生太刀を振り下ろすが、その刃は"蟷螂型"の表皮を砕く事はなかった。
友希那「防御力が上がった!?」
友希那は一旦距離を置き態勢を整える。そこへ可奈美と沙耶香が駆けつけた。
可奈美「あれは"ノロ"だよ友希那ちゃん!」
友希那「あなたどうして私の名を……。」
沙耶香「リサって人が言ってた…。」
友希那「そう……。それより"ノロ"とは何かしら?」
2人は"ノロ"について説明をする。
可奈美「"ノロ"って言うのは、負の神性を帯びた不純物。互いに引き合う性質を持っていてそれが集まると--」
沙耶香「"荒魂"って怪物に変化する……。」
本来であれば"ノロ"だけが結合し"荒魂"へと姿を変えるのだが、
可奈美「だけど、これは普通と違う…。」
沙耶香「"ノロ"があの化け物と融合しようとしてる……。」
神の眷属である"バーテックス"と負の神性を帯びた不純物である"ノロ"。神の力を持ったもの同士が融合し、新たな存在になろうとしていた。"ノロ"が"蟷螂型"に吸収され、"蟷螂型"の顔に鬼の顔を象った赤銅色の仮面、体も赤銅色へと変化し咆哮する。その咆哮に呼び寄せられるかの様に鬼の顔を持ち体は蜘蛛の姿をした"荒魂"が集まってきた。
沙耶香「叫び声で"荒魂"が集まってきた……。こいつらの相手は私がする…。」
可奈美「ありがとう、沙耶香ちゃん。友希那ちゃん、"荒魂"と融合したのなら私達の力も通じる筈。ここからは私達も手伝うよ。」
友希那「その様ね。」
沙耶香はリサに襲い来る"荒魂"を御刀である妙法村正で殲滅する。
友希那「いきなりだけど息を合わせて行きましょう。」
可奈美「大丈夫!友希那ちゃんの戦い方はじっくり観察出来たから!」
友希那「それは凄いわね。では行くわよ!……えっと。」
可奈美「あっ!まだ名乗ってなかったね。私の名前は可奈美、衛藤可奈美。一緒にいたのは糸見沙耶香ちゃん。宜しくね!」
友希那「ええ。行きましょう、衛藤さん。」
可奈美「うん!」
勇者と刀使--
今ここに神の力を祓う者同士が手を取り合い、新たな波乱が巻き起こる--