戸山香澄は勇者である   作:悠@ゆー

308 / 326

外伝3部9話。
「四国へは向かわない。」と本心を露わにした詩船。狂行を止めるべく香澄が立ち向かうが、人を傷付ける事に躊躇ってしまう。

そして詩船の思いを知ったレイは遂に詩船と相対するーー

次回、外伝完結ーー





普通の幸せ

 

 

 

詩船(周りからみんなの騒ぐ声が聞こえる。私は地面に突っ伏している筈だが、体の感覚が無い。)

 

暗くなっていく視界の中で、周りに広がっていく赤黒い液体が見える。意識ははっきりしていた。

 

詩船(これは………あまり楽しくないね…。)

 

普通ではない事をやれば楽しめると思っていたが、どうやらそうではないらしい。かつて友人を、門限を破らせ怒らせた事を思い出す。

 

詩船(私は…………彼女を怒らせたかった訳では無かったんだ………。)

 

 

 

 

ーーー

 

 

 

マイクロバス、車内ーー

 

詩船「このバスは四国へは向かわない!永遠に安全地帯になど………辿り着きはしないよ!」

 

その言葉に対し、バス内が騒めく。唖然とする者、怪訝そうな顔をする者、沸騰する様に顔を赤くする者と反応は様々だ。

 

香澄「な、何を言ってるんですか、詩船さん!?」

 

香澄が詩船に詰め寄った。

 

詩船「何を言っている、だと?言葉通りだよ。このバスは四国には辿り着かない。私は初めから安全地帯に行くつもりなんて無いのさ。」

 

香澄もレイも、まだ詩船の考えを理解出来ていない。眉間に皺を寄せるだけで、言葉を発することも出来ない。詩船はアクセルを踏み締めながら言う。

 

詩船「そもそもおかしいとは思わなかったのかい?奈良から四国まで行くのに、こんなに時間がかかる訳ないじゃないか。普通に行けば半日もしないで辿り着ける距離だ。」

 

レイ「それは……道が塞がれていたら、危険そうな道を避けて遠回りしていたから…。」

 

絞り出す様にレイが答える。

 

詩船「勿論、それも理由の一つでもある。だが………"本当に必要だから遠回りしていたのか"を、誰も検証していなかった。」

 

レイ「え……?」

 

詩船「私が"不必要な"遠回りを繰り返し、わざと四国に辿り着けないよう車を運転してたとしても、誰も気が付かなかった。私が本当に四国へ行こうと思っていたら、お前さん達は半日で辿り着いていたかもしれないねえ。」

 

その言葉にレイは愕然とする。

 

レイ「な………なんで……?なんでそんな事を…?詩船さんは何がしたいんですか……!?」

 

詩船「それはこっちの台詞さ!!」

 

香澄・レイ「「っ!?」」

 

怒鳴りつけた詩船の言葉に、二人はびっくりする。

 

詩船「お前さん達こそ、安全な場所に行って何がしたいんだい?安心安全平和な世界に何がある?言ってみな!!それで何が得られる!」

 

レイ「な、何がって……。」

 

詩船「……ネットはもう既に繋がらなくなっている。今の四国の状況は分からない。数日前は安全地帯だったようだが、今はもう他の地域同様に崩壊しているかもしれない。だが、万が一四国だけが何らかの理由で安全を保たれていたとしたら、もうこの旅は終わりだ。化け物どもと戦って生き抜く楽しい時間は終わりだ。」

 

レイ「終わって良いじゃないですか!楽しい時間なんかじゃないです!」

 

詩船「レイ。確かにお前さんにとってはそうだろう。だが、香澄にとってはどうだろうね?」

 

香澄「え?」

 

詩船「こいつは私と同じだ。いや、私なんかよりも、はるかに異常者だよ。こんな年端もいかない子供が他人のために自己犠牲の精神で化け物と何故戦う?しかも人間が束になっても敵わない化け物を、あっさりと拳一つで捩じ伏せるんだ。こんな子供がまともな訳がない。きっと普通の人間達の間で生きれば、必ず不幸になる。周囲の人間が異常者を排斥しようと動くからね。香澄は平和な世界で生きるより、化け物に溢れた世界で生きる方が幸せだ。性に合っているんだよ。」

 

レイ「そんなことないです!平和な世界で生きる方が幸せになれるに決まってます!」

 

レイは訴える様に言う。香澄は言葉を失っていた。だが、香澄はすぐに我に帰り、また聖人のような人間性が顔を出す。

 

香澄「わ……私の事はどうだって良いです!このバスには、安全な場所へ行きたいって人が沢山乗ってるんですから!バスを停めてください!四国へ向かってください!」

 

詩船「断る。」

 

詩船が嗜虐的な笑みを浮かべて言うと、香澄はバス内の同行者に向かって叫んだ。

 

香澄「皆さん!近くにあるものにしっかり捕まってください!今から揺れます!」

 

それと同時に、香澄は横から詩船が握っているハンドルを掴み、無理矢理に回した。そしてバスは進路を曲げ、道路脇のコンクリート壁に車体を擦り付ける。

 

同行者達からの悲鳴が上がる。車体の摩擦でバスの速度が落ち、詩船は仕方なくブレーキをかけて停車させた。

 

詩船「くくく………こんな力技で停止させるなんてねえ…。」

 

苦笑しながら、詩船は香澄の手首を取って捻り、床に倒す。

 

香澄「うわっ!」

 

そしてそのままバスのドアを開けて外に出るのだった。

 

 

 

ーー

 

 

 

レイ「待ってください!どこに行くんですか!?」

 

詩船「逃げる訳じゃないさ。狭い車内より、外で話そうと思っただけだ。」

 

詩船は荒廃した道路で香澄とレイと向き合った。

 

詩船「…………さて、バスを運転出来るのは私だけだ。つまりあの同行者達を四国へ連れて行くためには、私の力が必要になる。香澄、もし同行者達を助けたいと思うのなら、無理矢理にでも私に言うことを聞かせるしかないよ。お前なら、力で私を屈服させて命令することも出来るだろうねえ。………やってみな、香澄。戦って私を従わせてみな。」

 

レイ「待ってください!何で香澄ちゃんと詩船さんが喧嘩しないといけないんですか!?」

 

詩船「面白いからだ。私の行動原理は常にそれだ。私は混沌とした状況の中に身を置くことが楽しい。その楽しみの為なら、何でもやる。高嶋香澄と戦うのも、また一興だ。」

 

そう言って詩船は身構える。

 

詩船「香澄、お前さんはどうする?お前さんがどういう反応を取るかは分からない。それが楽しい。化け物を葬れる力で、一般人に過ぎない私を捻り潰すか、それともやはり、一般人には拳を振るえないか?」

 

香澄「…………………分かりました。少しだけ、痛い目にあってもらいます……。」

 

香澄も拳を構える。

 

詩船「そうかいそうかい、成程ねえ。」

 

香澄「……………。」

 

香澄は拳を構えたまま、中々手を出してこなかった。睨み合ったまま、時間だけが過ぎていく。

 

詩船「迷ってるね、香澄?」

 

香澄「え……?」

 

詩船「お前さんはこう考えているんだろ?もし自分の拳で相手を殺してしまったら?お前さんの拳はあの化け物を殺せるだけの力がある。そんな拳を一般人に振るえば殺してしまうのではないか?お前さんは束縛系の技は使えないだろ。あくまで打撃が中心だ。上手く手加減して、殺さないように相手を殴って、屈服させることが出来るかい?」

 

香澄「……………。」

 

香澄は何も答えない。詩船は構えを解き、無防備に香澄に近付いていく。

 

詩船「あの化け物を粉砕出来る拳なら、軽く当たっただけでも人間程度は殺してしまうかもしれない。人体をぐちゃぐちゃに破壊して、見るも無惨な肉塊に変えてしまうのではないか?人殺しは怖いかい、香澄?」

 

香澄「うっ…………。」

 

そう言いながら詩船はもう香澄の目の前まで来ていた。香澄の目には迷いと躊躇いがある。香澄は人を傷付けることが不慣れすぎるのだ。

 

詩船「戦うことが出来ないのなら、もう止めておきな。私と一緒に世界を巡り続けよう。お前さんのような特別な力を手に入れた人間が、普通の世界で生きて何の意味がある?その力を振るえる環境に身を置くこと、それがお前さんの最も有意義な生き方だ。」

 

香澄「…………うわぁぁぁっ!」

 

香澄は苦し紛れに拳を突き出す。だが詩船はそれを避け、香澄が拳を振るう力を流しつつ足を払い、体を地面にうつ伏せに倒した。

 

香澄「きゃあっ!」

 

そして詩船は結束バンドを取り出し、倒れた香澄の両手を後ろ手に縛る。

 

詩船「……やはりお前さんは人間相手に全力を振るえないようだね。あの化け物どもを相手にしている時とは比べ物にならない程、動きに精彩が無い。」

 

香澄「うぅ…………。」

 

詩船「さて、バスに戻ろう。私と一緒に、この世界が終わるまで、化け物どもに溢れた世界を生きよう。」

 

詩船は香澄を担ぎ上げ、バスへ向かう。

 

レイ「ま、待ってください!」

 

その時、レイが詩船を引き止める。詩船は足を止め、香澄を地面に下ろして振り返った。

 

詩船「………なんだい?」

 

レイ「………………。」

 

詩船「レイ、私はもうお前さんに用は無い。これから先はお前さんを連れて行くつもりは無いからね。」

 

レイ「え?」

 

詩船「お前さんはこれから四国へ送ってやる。お前さんのような普通過ぎる人間はもう必要ない。」

 

レイ「何を………言ってるんですか?」

 

詩船「私はもうお前さんには干渉しない。だからお前さんも私達に干渉するな。」

 

レイ「干渉とか、そういう事じゃないでしょう!?香澄ちゃんを返してください!香澄ちゃんは私達と一緒に四国へ行くんです!!」

 

レイは詩船に掴みかかるが、詩船はその手を掴んで、背中に回した。

 

レイ「い、痛い……!」

 

詩船「弱いねえ……凡人が。」

 

レイ「うぅ………。」

 

詩船「私と香澄とお前さん。お前さんは香澄と同じ側だと思って、私だけが外れていると思っているようだが、全く違う。香澄はもともと私と同じ側さ。外れているのは寧ろお前さんの方だ。」

 

レイ「私が……香澄ちゃんや詩船さんと違って、平凡だってことは分かってます……!化け物に立ち向かえる力も無い……。」

 

詩船「違う、これは精神性の問題さ。お前さんと香澄は精神性が離れ過ぎている。その証拠に、今までお前さんが香澄にかけてきた言葉は、何一つ香澄に響いてなかっただろ。」

 

レイ「…………!」

 

ショックを受けたかの様にレイは目を見開いた。地面に転がされている香澄は、どこか悲しげにレイを見ている。

 

詩船「お前さんと、香澄や私との最も大きな違いは、この世界を受け入れているかどうかだ。化け物どもが人を殺し、そして私達は化け物どもと戦っていかなければならない。そんな世紀末の様な世界を受け入れているか否かだ。香澄はそれが出来ている。だからこそ、泣き言一つ言わずに化け物と平然と戦える。しかし、お前さんは化け物と共存する世界を受け入れることが出来るかい?お前さんは化け物がいない世界を望むだろ?」

 

レイ「…………。」

 

詩船「お前さんと香澄は盤面の表と裏程に隔たっている。お前さんより私の方が、香澄を有効活用してやれる。お前さんは用済ーーぐっ!?」

 

次の瞬間、足の甲に激痛が走る。詩船が視線を下ろすと、レイが足を力一杯に踏みつけていたのだった。

 

踏みつけるのと同時に、レイの平手打ちが頬を打つ。大した力では無かったが、完全な不意打ちで視界が一瞬揺らいだ。

 

レイ「そんなのは分かってる!!」

 

レイは小さな体で揺らいだ詩船に体当たりし、地面に押し倒す。そして馬乗りになって襟首を掴んだ。

 

レイ「言われなくても分かってる!私の言葉が香澄ちゃんに届いてないことも、本当は私と香澄ちゃんが全く違うって事も!!それでも、普通に生きる方が良いに決まってます!香澄ちゃんも、そして詩船さんも、普通に生きる方が良い!!普通に生きることを悪い事みたいに言わないでください!!!」

 

詩船はレイの片手の人差し指と中指を掴み、勢いよく曲げる。

 

レイ「あああっ!?」

 

指が折れる程の激痛が走り、乗っていた体が浮く。その隙を突き詩船はマウントを取り返した。

 

詩船「悪い事?そんなつもりはない。……………寧ろ、お前さんが羨ましいよ、レイ。」

 

レイ「うぅ……。」

 

マウントを取ったまま、詩船は少しずつ手に力を込め、首を絞めていく。

 

詩船「普通に生きられるというのは、素晴らしい事だ。私はお前さんを四国に送ってやると言っているんだ。お前さんは普通に生きれば良い。私達はそちら側には行かない。それで良いじゃないか。何故それが分からない?」

 

レイ「詩船さんこそ………どうして分からないんですか……!」

 

詩船「………。」

 

レイ「良いわけ無いじゃないですか……!化け物達がいる世界で生きるより…危険の中で生きるより……平和に生きる方が良いに決まってるじゃないですか……!詩船さんこそどうして分からないんですか!?」

 

首から手を離した詩船は、レイの両手を押さえつけ、結束バンドで拘束する。

 

レイ「外して!外してよ!!」

 

腕に力を入れるが、結束バンドは簡単に外せる物ではない。下手をすれば流血してしまう。レイは血を見るのが苦手だ。そこまでの無茶はしないだろう。そのまま詩船は香澄の方へ向かった。

 

レイ「うわああああっ!!」

 

詩船「ぐっ!」

 

その時、後ろからレイが詩船の背中に体当たりし、危うく倒れそうになってしまう。

 

レイ「香澄ちゃんを連れて行くな!連れて行かないで!!」

 

詩船「五月蝿い!」

 

詩船はレイの足を払い倒した。だが、レイはすぐに立ち上がり再び体当たりする。両手が塞がれている状態では、体当たりぐらいしか出来ないのだ。大したダメージにはならないが、何度もやられれば鬱陶しくなる。詩船はレイの腹部を膝で蹴り、顎を掌底で打った。

 

レイ「ぐっ……げほっ…げほっ……!」

 

地面に倒れてお腹を押さえて苦しむレイ。詩船はそのまま脚も結束バンドで縛った。これで立ち上がることも出来ないだろう。

 

レイ「げほっ…はぁ……はぁ………。」

 

背後からレイの声が聞こえる。

 

 

詩船は無視して歩き出す。

 

 

 

両腕両脚を縛られた状態では、レイは立つ事さえ出来ないーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だったーー

 

 

 

 

 

 

 

 

詩船「ぐああああっ!!」

 

突然腕に凄まじい痛みを感じた。脳を貫くような激痛。この痛みには覚えがあった。刺された時の痛みである。詩船の左腕上腕部が、背後からボールペンで刺し貫かれていたのだ。

 

詩船「ぐっ…………!」

 

痛みで意識が一瞬遠ざかり、倒れそうになるがギリギリで踏ん張りを効かせて意識を繋ぎ止める。

 

詩船(誰が刺した……?)

 

背後にいたのはレイだけだ。だが、そのレイは両腕両脚を縛られていたから、立つ事も歩く事も出来ない筈である。詩船は後ろを振り返った。

 

詩船「………なっ!」

 

そこにいたのは縛られていた筈のレイだったのだ。両腕両脚を縛っていた結束バンドが何故か外れている。

 

詩船(どうゆう事だ……?)

 

レイ「はぁ、はぁ、はぁ……うぅ……。」

 

レイは息を荒げている。殴られたダメージに加え、腕から流れる血を見ているせいだろう。

 

レイ「うわあああああ!」

 

叫ぶ様な声を上げ、レイは詩船の顔面を殴る。今度は平手打ちでは無く、拳の一撃。一瞬意識が途切れ、気が付いた時には詩船は地面に仰向けに倒れ、暗い空を見上げていた。

 

詩船(くっ……駄目だね。腕の痛みのせいで、闘いに集中出来ない………素人丸出しの拳でさえ、捌けない…。)

 

レイは詩船の体に馬乗りになり、詩船の腕に刺したペンとは別のペンを喉元に突き付けた。

 

レイ「四国へ…向かってください……!詩船さんも、香澄ちゃんも、バスの人達も……みんな安全な場所へ行くんです………!」

 

詩船「レイ……どうやって、拘束から抜け出したんだい………?」

 

レイ「はぁ…はぁ……、以前に詩船さんが、学者は専門外の事については無知だって言ってましたけど……本当にそうなんですね。結束バンドは…はぁ、はぁ………手を縛られても、やり方さえ知っていれば、案外簡単に千切ることが出来るんです。手の拘束が外れれば、脚のバンドを外すのも難しくありません……。」

 

詩船「…………ははっ、そうなのかい。それは知らなかった。」

 

恐らくレイは、初めからこの不意打ちの一撃だけを狙っていたのだろう。結束バンドを解く方法を知っていながらも、最初からそうせず体当たりを繰り返していたのは、詩船を油断させて不意打ちを成功させる為だったのだ。

 

詩船(何という……在り来たりで、凡人らしい作戦なんだ……。)

 

レイ「もう………良いじゃないですから詩船さん……四国へ行きましょう。」

 

詩船「………………。」

 

レイ「安全な場所で良いじゃないですか。平和な。世界で良いじゃないですか……。」

 

もう詩船からレイを攻撃しようとする意欲は失われていた。

 

詩船「私は………お前さんのことが羨ましいと言った。これは本心だ。普通に生きることを幸せだと思えるのなら、それが一番なのさ。私は………………お前さんのようになりたかった。お前さんのように、普通に生きることを幸せだと思える人間にね…。」

 

 

 





それからツバメは王子の所に戻りました。

「あなたはもう何も見えなくなりました。」とツバメは言いました。
「だから、ずっとあなたと一緒にいることにします。」

「いや、小さなツバメさん。」と可哀想な王子は言いました。
「あなたはエジプトに行かなきゃいけない。」



オスカー・ワイルド『幸福の王子』
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。