捻デレられなかった少年は陽だまりとなった彼女と共に行く   作:七竹真

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どうも、natakuです。
え?ほかの小説をさぼって書いてるって?やっだなー。そんなさぼるわけーないじゃないですかー……。ま、初めてのラブコメでが、よろしくお願いしま~す!!

追記 2019年7月10日1時に陽乃side書き加え


プロローグ~導かれた恋の足音~

《八幡side》

 

 俺こと比企谷八幡は、今絶望の危機に立っています。いやね、そんな女の子を救おうとしてトラックの前に出ましたよ、はい。べ、別にかっこつけたかったわけじゃないんだからね!人生が小学校4年、しかもまだ10歳にすらなってないのに俺の人生ってなんて短かったんだろうなぁ。

 

 

 

ドォン!!

 

 

 トラックにはねられた瞬間に短かった人生について思い出される。妹の小町のこと、忙しくて家にいないことの多い母のこと、気持ち悪いくらい小町を溺愛する親父のこと、虐めてきたクズどものこと―――あいつらヒキガエル君とかヒキガヤ菌って言ったこと憶えてろよ!とまぁこんな感じのことしか思い出せねぇつまんねぇ生き様でしたとさ。あれ?そういやあの女の子は助かったのかな?

 

 

 

 

 

《陽乃side》

 

 私、雪ノ下陽乃は久しぶりに一人で公園に遊びに来ていた。そして鬼ごっこをして遊んでいた。

 

 

ブォオオオオ!

 

 

 一瞬のことだった。私が後ろの鬼の子から逃げようと公園から出て歩道に入った瞬間、トラックが走ってきたのだ。私、死んじゃうんだろうか。その時のことを思い返すとどうして私はそこまで平静でいられたのかと悩んでしまう。

 

「危なぁい!!!」

 

 男の子が私の後ろから走ってきて私を突き飛ばした。

 

 

 

ドォン!!

 

 

 男の子が宙に舞った。その時私は茫然としていた。しかし思い出したように私はポケットからケータイを取り出した。そして110番を押して―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《八幡side》

 

 目を覚ますとそこには知らない天井が広がっていた。とりあえずここがどこか確認するために起き上がろうとした。

 

「ぅうっ、いたっ!」

 

 体中に電撃が走ったような痛みが襲ってきた。それと同時に生きていると実感する。周りを見渡すと、そこには病室の風景が広がっていた。えー、異世界転生しなかったかー。と悲しみに暮れそうになった。もう一度言おう。悲しみに暮れそうになった(・・・・・・・・・・・・)、と。

 

 なぜ悲しみにくれなかったのか、それは俺のことを看病してくれていて疲れたのだろうか。すやすやと眠る少女が俺の寝ているベットに倒れ込んでいた。それは別の意味で体中に電撃が走った。

 

「・・・・・・かわいい。」

 

 平塚らいてうは言った、「元始女性は太陽であった。」と。俺はその意味が分かっていなかった。しかし、彼女を見た瞬間にその意味が分かった気がした。彼女は陽だまりのような女性(ヒト)だった。

 

「・・・うぅ~ん」

 

 目を覚ました彼女と目が合った。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

 俺たちは互いに見つめあった。

 

「・・・よ、よかったぁ!!」

 

 彼女は泣きながら俺に抱き着いてきた。その時俺は、彼女に恋をした。

 

 

 

 

 

 

《陽乃side》

 

 いつの間にか朝日が昇り、私の顔に日が当たった。

 

「・・・うぅ~ん」

 

 眠たい目をこすって起き上がった私は、ふと視線を感じてその方向を向く。するとそこには、目を覚ました彼の姿があった。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

 いったい何秒のことだったのであろうか。長い間私たちは見つめ合った。彼を見ているうちに安心したのか眼から次々に滴が垂れてきた。

 

「・・・よ、よかったぁ!!」

 

 私は泣きながら彼に抱きついた。私が初めてかっこいいと思った私を助けてくれた王子様(ヒーロー)に。

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