ガタノゾーア in FGO   作:深淵を泳ぐもの

18 / 26
ガリア奪還

翌日、立香たちはガリアを取り戻すための行動を開始した。といっても、無駄な戦闘を避けるためにガタノゾーアがシャドウミストを全員を囲う用に展開するだけだが。

 

「さて、このあたりでいいか?」

 

「そうだね。じゃあ、露払いは私たちに任せて。ネロ公、ちゃんとガリア取り換えしてきてね」

 

「うむ!任せよ」

 

ガタノゾーアがシャドウミストを吸い込み、ブーディカは言葉通りスパルタクスと共に敵陣に切り込んでいく。立香たちはその隙を縫って駆け抜けていく。しかし、敵兵の数は多く二人では完全に露払いを仕切れず、その上このタイミングで新敵のゴーレムが現れたため、途中でランサーとキャスター両方のクー・フーリンが露払いに参加し、立香たちはついにここの大将と対面した。

 

「よくここまでこれたな……と言いたいところだが、そんな存在が何人もいたのでは、やれやれどちらが悪かわからんな」

 

「何を言うか!悪はどう見ても貴様らのほうであろう」

 

「ふむ、知らぬが仏とはこのことか。まあ良い、私はカエサル。ガイウス・ユリウス・カエサル。聞いたことくらいはあるだろう。それで、私と戦う貴様の名は?」

 

「ネロだ。余は、ネロ・クラウディウス!貴様を討つ者だ!」

 

「そうか。では、始めようか。我が黄金剣も時にはふるってやらねばな」

 

「言うな、黄金は余のものだ!」

 

カエサルとネロが戦いはじめ、当然立香たちも参加する。やることは簡単で、マシュがその一撃を防ぎ、ガタノゾーアが剣を弾き飛ばし、ネロが止めを刺す。カエサルは、特に表情を変えることもなくその場に崩れた。

 

「はぁ、そもそもセイバーなんてクラスで呼ばれたこと自体が間違っているというのに、相手がコレでは当然というべきか。……そこの客将、名は?」

 

「藤丸立香です」

 

「オルガマリーよ」

 

「貴様らがマスターというものだろう。こちらのソレとは気配が随分と違うな。どちらが正しいかはどちらでもいいが、あまり変な奴ばかり召喚するなよ。それと、もし私を呼ぶならもっと適したクラスで呼んでくれ」

 

そう言い残し、カエサルは消滅した。どことなく暗い顔をしたネロがオルガマリーに話しかける。

 

「……本物だったのか?」

 

「カエサルがってこと?」

 

「うむ。死んだ者が生き返るなどあまり信じられることではないが、先のガタノゾーアが余にやってくれたことを考えると、余が知らないだけでそういうこともあるのかとな」

 

「厳密には生き返ってるわけじゃないけど、あのカリギュラも今のカエサルもサーヴァントというものなの」

 

「サーヴァント……?」

 

そう話して、オルガマリーがネロにサーヴァントについて話している間、立香たちはババルウをどうするか話し合っていた。誰も見破れない以上、厄介この上ない相手であり、早めに倒しておくに限る。されど、だれも見破れない以上どうしようもなく、結局、だれもオルガマリーがネロに対してサーヴァントについて教えきるまでに、具体的な案を出すことが出来なかった。

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。