白音は仙術を使わず気を扱うようです   作:煌めく伯爵

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堕天使総監と白音たち

コカビエル戦から数週間。ボロボロだった白音の身体もほぼ完全に完治していた。ただ、心配をかけてしまった事もあり、みんなに怒られてしまった。あれから白音達はもっと強くなるために、偶々街で発見した普通よりも重い服を着ていた。なんでも、動くだけで体を鍛えるがキャッチコピーだそうだ。様々な服のタイプがあったが、白音達が着ているのは普段着の上から羽織るジャケットタイプである。これには訳があり、戦闘中でもすぐに脱げるようにとミッテルトが提案したのだ。

 

そして今、白音達はレストラン『ジョセフ』にいた。新作のパフェが出たので食べに来たのだ。

 

「さつまいものパフェとは思いもしませんでしたが、これはこれで美味しいですね」

「そうね。さつまいものソフトクリームとはまた違った味ね」

「こっちの、飲む焼き芋も美味いっすよ」

「しかし、この時期にさつまいもってどうなんでしょうか?」

 

新作のさつまいもパフェと飲む焼き芋の舌鼓を打ちながら、ふと思ったことを口に出すアーシア。アーシアの言う通り、今はまだ梅雨の序盤、さつまいもの収穫は秋であるため、季節外れ感は否めない。そんな事を話しながら和気あいあいとしていると、1人の男が近づいて来た。

 

「よう。お前さんが白音か」

「…私に何か用ですか?」

 

男の方が話しかけてくると、白音は警戒しながら答える。名乗ってもいないのに名前を知っている時点で、何かしら、特に前回のコカビエルの時の関係者ではないかという疑問が上がる。と言うより、気が完全に堕天使のものなので確実だろう。

 

「俺はアザゼル。堕天使総監といえば分かりやすいか?」

「「!!は、はじめまして。アザゼル様!」」

「うお!そういえばそっちの2人は堕天使だったな。もっとフランクに接してくれていいぞ。あのコカビエルが認める実力の持ち主なんだからな」

「「い、いえ。恐れ多いです」」

「ま、お前らがそれで良いならいいがな。…さて本題に移るか。ああ、安心しろ。別にコカビエルの敵討ちに来た訳じゃない。お前らには今度天使、悪魔、堕天使で行う和平会談に参加してもらおうと思ってな」

「何故です?確かにレイナーレさんとミッテルトさんは堕天使ですけど、私とアーシアさんは堕天使じゃないですよ」

「いや、コカビエルが会いたがっていてな。あと、コカビエルの話を聞いたヴァーリも」

「…つまり、戦闘狂の相手をしろと?」

「そう言うんじゃなくてな。まあ、それもあるかもだが、俺達が和平をするにあたって、証人が必要になるだろ?だから、お前らにはその証人になって欲しくてな」

「どうします?皆さん」

 

白音がそう聞くと、3人は揃って白音に任せるといって来た。なので、少し考えて、了承する事にした。

 

 

そして、和平会談当日。始まるのは夜からのようだ。今日の昼は久し振りにオーフィスと会った。龍拳と言う技を編み出したようで、それを見せにきたのだ。気が龍の形をかたどる凄いものだった。その後、少し話してオーフィスとは別れた。

 

そして夜。指定された場所に来た白音達はそこでアザゼルとコカビエル、そしてヴァーリという少年と合流し、駒王学園へと向かった。

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