ドルフロ 元咎人で戦乙女は人形として生きる   作:ユーベル

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今回は杭打折さんの『堕ちた先は人形道』と初コラボです。
コラボ取り付けてから大分時間かかった。

試作(オリジナル)→●
既存→◆
ちなみに部隊構成は以下の通り。
31実験小隊
AR
●AK-15
◆AK-12
◆AK-47
◆AS Val(消音AR)
●AK-74

MG
◆PKM

SMG
◆PP-19 ビゾン
◆PPS-43

SG
◆SPAS-12『サブリナ・フランキ』

RF
◆SVDドラグノフ
●VSSヴィントレス(消音狙撃)


前へ進め(Moving a GO)

青白い汚染された血飛沫が飛ぶ。

 

40mmが肥大化したELIDに突き刺さる。

─爆散

 

頭を掴まれたELIDが急速に膨張する。

─爆散

 

15.2mmがELIDの体を抉る。

 

振り抜かれた蹴撃がELIDの頭を捉える。

─粉砕

 

握った拳をELIDの胴体に叩き込む。

─粉砕

 

ビーム刃がELIDを切り刻む。

 

ミサイルと無誘導ロケット弾が複数のELIDを吹き飛ばす。

 

─ただ前へ。

 

人類の存続を脅かす存在の居る方へ。

 

─ただ前へ。

 

一匹でも多く駆逐するために。

 

─ただ前へ。

 

大量に居るのならばその方向へ。

 

─ただ前へ。

 

私は誰だ?

 

─ただ前へ。

 

資源を強奪し奪還する『懲役100万年の咎人』。

 

─ただ前へ。

 

崩壊から人類を守る『戦乙女』。

 

─ただ前へ。

 

それ以前は?

 

─傭兵。

 

ああ、思い出した。

私は傭兵『ダイヤモンドドックス』所属の「ラーテル」。

その前は『国境なき軍隊(MSF)』に所属していた。

だからか(・・・・)

道理で2人のBIGBOSSのCQCがインストールされているのは。

最初の転生、その時の世界が『METAL GEAR』。

元ゲームプレイヤーであり、粗方知っていたから選んだ傭兵家業。

19で『MSF』に入隊。

ピースメーカーも止めた。

パスが凶行に走るのも止めた。

だけど核査察に扮した『XOF』の、『サイファー』の襲撃は回避できなかった。

壊滅後はオセロットに接触し共犯者になり、『D.D』に合流した。

だから2人のBIGBOSSの事を知っている。

2人のBIGBOSSとオセロットの直弟子だと胸を張れる。

だがヒューイ、テメェだけはダメだ。

もしどこかで会ったら死なない程度にボコス。

ん?パス?

あの時はまだ男だったから、『D.D』に合流する前に結婚したけど?

 

─その事を知ったミラーの顔は面白かったな。

 

性別が女になったのは咎人になってからだ。

その頃から女性陣に「男だったらよかったのに」って嘆かれてたな。

 

まあいいや。

今は敵ノ殲滅ヲ最優先トスル(システムヴェルフェゴール起動)

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

─第31独立遊撃機械化実験小隊戦闘試験区域─

 

「CP!CP!こちらAK-15!想定よりもELIDの数が多く苦戦中!持ってきた補給物資も残り一割をきりました!」

 

「こちらAK-12!残弾数マグ(弾倉)3つ分!他も似たようなものです!航空支援もしくは撤退の許可を!このままでは妹の実験データが全て失われます!ご決断を!」

 

「すまん、SVDだ。私とヴィントレスは弾切れだ。後はサイドアームのHGだけだ」

 

「残弾250!もう持たない!」

 

「残弾6発!ピゾンそっちは!?」

 

「私とPPS-43もラスマグ!」

 

かなり苦戦していた。

それもそのはず。

彼女らは第31独立遊撃機械化実験小隊。

対ELID用に造られた新型戦術人形『AK-15』の運用試験を主とする部隊であり、戦力増強を兼ねて他の部所で試作された『VSS』と『AK-47』も一緒に運用されていた。

そして今回の試験内容は『対ELID実戦演習:拠点防衛戦』であり、他の部隊と連携して拠点を防衛すると言う試験内容である。

しかし、ELIDを引き寄せる囮部隊が失敗したのか、当初30匹程を連れてくるつもりが、防衛予定地点に到達した頃には150匹以上の大群にまで膨れ上がっていたのだ。

しかもまだ増える。

 

ELIDには、『同族以外を一度捕捉したら視界から完全に消えるまでか、死ぬまで追いかける』と言う特性を持つが、もう一つやっかいな特性を持つ。

それが『同族が何かを追いかけていると、その方向へ集まる』と言うもので、今回の事態の大きな原因である。

 

そのため、奇しくも波状攻撃を受ける事となってしまっていた。

実戦試験開始から約5時間、現時点で8回目の集団攻撃である。

 

いくら人形といえども、短時間に何度も攻撃されたのでは疲労が蓄積され、余計なエネルギーを消費してしまう。

ましてや、AK-15は他よりエネルギー総量が多いとはいえ、新型の高出力外骨格を自身のエネルギーを消費して稼働させている。

最初の試験運用の時のように数が少ないなら何も問題はなかったが、休憩も無しに運用し続ければどうなるか。

 

─ドシャッ

「グガッ!」

「ッ………AK-15!」

 

エネルギー不足でつまずいてこける。

ただでさえ弾幕が薄くなっているのに、一人でも脱落しかけるとELIDは前に出てくる。

カバーしようにも間に合わない。

既にAK-15の目の前には、全身が肥大化したパワータイプのELIDが腕を振り下ろそうとしていた。

このままではAK-15が大破してしまうのは避けられない。

だが、その直前に紅い眼(・・・)をした何者かがELIDを殴り飛ばしていた。

 

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