いくつかの没ネタ集   作:ぽんDAリング

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原作 HUNTER × HUNTER

オリ主がレオリオの恋人となり、レオリオを魔改造しようとする話

没理由 念能力考えるのめんどい。オリ主動かしてレオリオ魔改造の構想は楽しいが『念』の説明や修行を書くとなるとめんどい。オリ主のご都合主義が酷い。


HUNTER × HUNTER 『レオリオ・パラディナイトの恋人』

その日、俺はとある小さな港町の大通りを歩いていた。

 

今年のハンター試験を受ける為に船に乗ってザバン市へと向かおうとしていたんだが……

 

少し遠目でも判る往来の不規則な流れに俺は目を細めた。

 

人だけの往来に留まる大通りで一部分だけを大きく避けて人々が通行していたからだ。

 

俺の進行方向でもあるので歩を進めると行き来する人々の隙間からそれが徐々に見えてくる。と、同時に鼓動が速くなるのを感じた。

 

気付いたら俺はソコへと走っていた。考えるよりも先に身体が動いていた訳だ。我ながら冷静じゃなかったと思うが、俺はそれでこそ良いんだと自画自讃したい所存だ。

 

走りつつ羽織っていたスーツのジャケットを手早く脱ぎ、空白地帯の中心に見えた少女をそれで包んだ。

 

「おいっ、怪我は大丈夫か?!……って、すまねぇ。…男は、怖いよな?」

 

少女の出で立ちから察するに、想像は容易い。

 

乱れた頭髪に、泥で全身の所々が汚れていて、着衣は少し大きめのTシャツ一枚。そのTシャツも部分的に破けていたり、血が付いていたりしている。下着は……たぶん、着けていると信じたい。

 

この少女が元々、只の浮浪児だったのなら、若しくは強盗に遭ったのなら命があるだけまだ救いはあるだろうが、虚ろな瞳でヨタヨタと歩く姿は少女の…女性の尊厳を汚された姿にしか見えなかった。

 

「誰か!おいっ、そこのオバサン!!この子を頼めねぇか?」

 

俺たちを避けて過ぎ去ろうとする中年女性に声をかけたら、一瞬こちらを見るも走り逃げ去って行った。

 

「っ~~!!なぁ、そこのバァサン、そっちの姉ちゃんでも良い!なぁ?!」

 

いくら呼び止めようとしても、誰一人として足を止めてはくれなかった。誰も関わりたく無いと言わんばかりに空白地帯の半径は長くなるだけだ。

 

「……なんで、なんだよっ!!」

 

何でこんな状況で我関せずと出来るのか。この街の奴らに怒りが爆発しそうになってきた。

 

「そこの若いの。悪いことは言わん、ソレに関わらんことだ。たまにヨソ者はソレを憐れむが手を出せばただでは済まん。……忠告はしたからの」

 

遠巻きにこちらを見ていただろうジィサンがいつの間にか、少しだけ俺に寄って来て訳の判らない事を言って足早に去って行った。

 

何なんだこの街の連中は!もう良い、取り敢えずこの子を病院に!そう、思っていると服の後ろ側を引っ張られて振り返る。

 

「怪我、無い。気に、しないで」

 

無表情にそれだけ言って羽織らせたジャケットを脱ごうとする少女に……流石に俺は我慢の限界を超えた。

 

「ハイ、そうですか。では御機嫌よう。……って言うとでも思ったか?!ふっざけんなよゴラァ!!

こちとらそんな寛大な心(?)持ち合わせてねぇっつーの!目の前にボロボロな格好した女の子が居んのに見過ごせるかっ!!ちょっと失礼するぜっ!」

 

感情のまま発した言葉に通行人共はビクリと立ち止まっているし、少女は僅かに目を見開いて呆気にとられている風に見えたが、少女をお構いなしに抱え上げると走り出す。

 

走りながら少女を、ジャケットで頭から包み周りから見えないようにした。我ながら冷静じゃないながらも器用なもんだと自画自讃する。

 

確かちょっと戻ったところにビジネスホテルがあったはずだ。

 

 

 

 

ちっとばかし一悶着あったが何とかホテルには入れた。

 

抱えたままの少女を据え付けのソファーに降ろして頭まで覆っていたジャケットを外した。

 

「急に悪かったな。どうも性分で放っとけなかった、スマン。でだ、一応聞いておくがホントに怪我は無いんだな?誰かに乱暴された、とかもだ」

 

「ん、無い」

 

「そっか……良かった」

 

虚ろな瞳ながらもハッキリと否定した少女に安心して尻から床に座り込んだ。

 

「……あなた、色、不思議」

 

「ん?なんだって?色?」

 

「あなた、変、って意味」

 

「んだとコラァ!……って、まぁお前からすると変っちゃ変なのか?

おっと、先に言っておくが俺はお前を拉致するつもりは無いからな。あくまでも保護だ!俺は紳士だからな。女の子がそんな格好で彷徨いてたら助けてやりてぇと思うのは紳士として当然だ。

だから、通報は勘弁してくれ!」

 

両手を合わせて、この通りだっ!と拝み倒す。あれか?この場合、伝説のジャポン式詫び方が良かったか?なんて考えていると

 

「あなたの色、気持ち、良い」

 

薄らと眼を細め、少しだけ口の両端を上げてそう言った少女に少しだけ、ほんの少しだけ見惚れてしまった。

 

「……ッ?!」

 

いやいやいやいやっ!こんな子供に対して俺は何やってんだ!

 

俺は紳士だ。

 

俺は紳士だ。

 

俺は紳士だ。

 

「よし!」

 

自分の両頬をバシリと引っぱたいて気を引き締める。

 

「俺はレオリオ。お嬢ちゃんは名前なんていうんだ?」

 

「……私の、名前?」

 

頭を右側へコテンと傾け考える少女を見て、この子はやはり孤児なのかと改めて思った。

 

「みんな、レイ、って呼ぶ」

 

みんなってのが誰を示すのか分からないが一応名前はあるみたいだな。

 

「じゃあ、レイ。単刀直入に聞くが、帰る家はあるか?親御さんは?」

 

「家、ある。親は、お父さんと、部下、の人達、いっぱい」

 

「……?そ、そうか」

 

父親だけの片親で部下がいっぱい?社長ってことか?

 

「じゃあ、怪我は無いみたいだが、なんでそんな格好なんだ?誰にやられた?魔獣か?」

 

「お父さんの、仕事、手伝った、から」

 

「……なんだよそれ。そんなボロボロになるまで仕事させられたのか?」

 

「場所が、悪かった。部屋、なら、すぐ、終わった」

 

「……意味がわからん。だいたい、その仕事ってのは何だよ?」

 

「……?たぶん、掃除?」

 

やばい。頭痛くなってきた。清掃作業?で、外ならすぐ終わった?室内の掃除でボロボロになるか普通?

 

ジイサンの忠告ってのが今更真実味を帯びてきた。レイに関わるとなんかエラい目に遭うって言ってたな。それで周りの奴らはソレを知ってて関わらなかったってことか?

 

「……ったく、足突っ込んじまったもんはしゃーねぇか。取り敢えず、レイ。お前はシャワー浴びて綺麗にしてこい。俺は服買ってくっから。……シャワー浴び終わったらちゃんと髪乾かせよ?あと、俺が戻るまではバスローブ着とけ。そんで、部屋のドアは鍵かけとけよ?俺が鍵持ってっから、誰が来てもあけるなよ?」

 

「わかった。この部屋、レオリオしか、入れない、から」

 

 

 

 

女物の服なんて初めて買ったぜ。しかも、あの店の従業員……俺のサイズで揃えようとしてやがった。14、5歳くらいの女の子用だっつったのに。

 

で、だ。ホテルに戻るとロビーのソファーに黒服サングラスの男達が4人座っていた。

 

明らかに堅気の奴らじゃねぇ。序でにフロントマンが俺を恨めしげに見てやがる。

 

ただでは済まん、ねぇ。

 

レイ関係なのは確実か?まだそうとは決まってねぇか。

 

取り敢えずエレベーターに載って部屋とは別の階に行き、非常階段で1つ下の階へ降りて、またエレベーターに載り部屋へ向かう。

 

……追っては来ない。部屋前での待ち伏せも無い。って事は無関係か、すぐにどうこうって訳じゃねぇのか。

 

そう考えて部屋の鍵を静かに開けてから部屋へ入り、すぐに内側から鍵をかけた。

 

僅かに耳に入るシャワーの音。レイはまだシャワーから出ていないと分かり、買った服の袋をテーブルに乗せて俺はベットへと倒れ込むように横になった。

 

俺はゴチャゴチャと考えるのが得意じゃない。苦手意識はないが頭の回転がキレる奴の足元にも及ばない程度だと自覚はしている。

 

それでも今は考えなくちゃならねぇ。十中八九、下に居た黒服はレイと関係ある。

 

レイが言っていた親父さんの部下ってのがアレだとすれば説明はつく。おそらくマフィアの親分=レイの父親なんだろう。

 

で、レイを探してるか攫った俺を探してる。だが、ロビーで俺に詰めて来なかったって事はレイを探してるって事だろう。

 

……つってもなぁ、情報が少ねぇ。レイからもう少し話を聞いておくべきだった。

 

まぁ、俺はレイを保護しただけなんだから迎えに来た黒服へ逆にキレて良いはずだ。

 

ボロボロの格好をしたままのレイを放置して今更迎えに来るなんておかしくねぇか?ってな。

 

そうだぜ、寧ろ俺は胸張って良いんじゃねぇか?そうさ、俺は紳士として当然の事をしたんだから下手に出ることなんてねぇんだ。

 

っと、そう思ったら急に眠気が……

 

 

 

 

「……ぉい!…らぁ!………キロォ!!」

 

「…じょう!……さい!」

 

 

……んぁ?うるせぇなぁ……ぁあ?!

 

「っうをぉう!!」

 

やべぇ、いつの間に寝ちまった?……って、何だよこれ?!

 

なぜか黒服の男達がベットを囲んでパントマイムしながら叫んでやがる。

 

「やっと起きやがったかガキィ!お嬢起こせ!」

 

「お嬢ォ!起きてください!!お嬢ォオ!!」

 

な、何だ?見えない壁叩くパントマイムしながらお嬢を起こせって。

 

ベットの左右に1人ずつ、足元側に2人の黒服。丁度ベットの縁に合わせて壁が有るように手を着けていたり、叩いていたり……ホントに何やってんだコイツラ?

 

ふと自分の右側を見ると、俺の腰に右腕の乗せて寝ているレイらしき少女。バスローブを着てはいるがヨレて胸元が少しだけ見えている。それで僅かだけの欲情を抱いてしまうが視線を上にずらすとそれは霧散した。

 

日焼けしていないきめの細かい少女の白い肌、薄らと潤んだ淡い桃色の唇、クルンと上向きにカールした長いまつげ、絹のようにさらりと流れる白に近い薄い桃色の髪の毛。

 

1つの芸術作品のような、人形だと言われれば信じてしまいそうな美に俺は見惚れてしまっていた。

 

最初の泥や埃に塗れて汚れていた姿からは想像もつかなかい少女の美しさに今の異様な状況も黒服達の事もすっぽ抜けて……呼吸さえ忘れてレイを見詰めた。

 

「……ぅん。……レオリオ、起きた?」

 

虚ろな瞳はそのまま変わっていないが、薄い桃色の髪の毛から覗くくすんだ水色の双眸は肌色と髪色に良く映えて、眠っている以上に完成された美術品に思えて目が眩んだ。

 

「レオリオ?」

 

「……っ?!あ、あっと…おぅ、なんだ?」

 

「良く、寝れた?」

 

僅かに口の両端を上げて問うレイにドキマギしながらも、オゥとだけ返して目が離せないでいた俺に、レイは少し首を傾けつつ見詰め合っていると…

 

「……あぁ、あの、お嬢?ソイツぶち殺すんで“発”解いてもらえませんかねぇ!」

 

忘れ去っていた黒服の殺意を孕んだドスの効いた声で現実に引き戻された。

 

 

 

 

レイは俺が買って来た服を着てソファーに座っている。俺はレイの隣に座っているがレイから腕を組まれ寄り掛かられている状態だ。肘寄りな二の腕辺りにレイの慎ましい双丘が押し付けられていて何とも言えない気持ちになっている。

 

そして黒服4人はというと、床で正座させられている。黒服達のリーダーであるガドゴという奴に物凄い殺気の籠もった眼で見られていて、正直逃げ出したい。

 

「レオリオ、未来の、夫。私、着いていく、から」

 

「……ですが、今すぐにと言うのは無理です。1度カスに報告しないことには。何も言わずに姿を消すとメタボが何をやらかすのか想像もつきませんし、俺たちお嬢一派との内部抗争にも発展し兼ねません」

 

「だったら、下剋上。今すぐ、あのブタ、消す。だったら、良い?」

 

「良い訳ありません!あのデブ殺してお嬢がボスになるなら構いませんが、その気はないのでしょう?」

 

「ボス、ガドゴ、やれば良い。私は、レオリオと、一緒、に行く」

 

レイとガドゴの話が殺伐としていて口出しなんて出来やしねぇ。何なんだこれ、どうしてこうなった?!

 

ガドゴ以外の黒服達も口を出さずに、されど2人の会話を真剣に見守っている。

 

「でしたら、1度あの脳無しに報告だけはして下さい。それからはお嬢次第です。それに、今はお嬢が居ることで均衡を保っていますが、そのお嬢が抜けると内部抗争が確実に起きるでしょう。なので、そうならない為にも俺たち一派はお嬢に着いて行きます。肥溜めの下に何人残るかは不明ですが、俺たち一派が抜ければ弱体化してそのうち消えるでしょう」

 

「あの脂肪も、家も、興味無い。生きる、意味無かった、から、居ただけ。それと、私たち、新婚、着いてこないで」

 

「……俺たちは先代とお嬢のお母様にお嬢を託された責任があります。このガキ…レロリオと言いましたか?この男がお嬢を託すに相応しい相手かを見極める責任もです」

 

「レオリオ、綺麗な、色。不思議な、色。…たぶん、おかあさんと、似た色。だから、きっと、老後、まで安泰」

 

……会話の端々でレイの父親が罵られてるのだけはわかる。なんつーか、マフィアのボスってわりにはカリスマが無いってが伝わる。

 

ってか、レイは俺に着いてくる気でいるみたいだが俺にそんな気は無い。

勿論、夫だ夫婦だ新婚だと言っているがそれは流石に否定する。

レイみたいな綺麗な娘が嫁さんってのは男冥利に尽きるがハンター試験受けて、大学の試験勉強もやらにゃならん。

 

ハンター試験に落ちるつもりは無いが、何年かかろうが医者になるまでは…いや、なってからも女に現を抜かす暇なんて無いと思う。

 

こんな一見か弱い娘を死ぬ危険もあるハンター試験なんかに連れてく訳にはいかんしな。

 

「割り込んですまねぇが。

レイのお家事情は詳しく分からねぇけどよ、レイにとってあまり良い環境じゃねぇのはなんとなく分かった。

だがな、俺には俺の事情で行かなきゃなんねぇ所とやらなきゃならねぇ事があってな。

ガドゴさん、だったよな?俺ぁボロボロの格好だったレイを事情も分からないまま老婆心で保護しただけだからよ。どうこうしようって下心は無ぇし、見返りなんかも求めてねぇ。これは本心だ。勿論、俺から手ぇ出したりはしてねぇし、レイはキレイなままだ。責任はとらねぇしとれねぇ。だから、連れては行かねぇ。

だからこそ言わせてもらうが、あんたら一派ってのでもっとレイを見ていてやってくれよ。あんなボロボロの格好で街中歩かなく良いようにさ」

 

話に割り込んだ途端から俺に凄ェ視線を向けてくる4人に内心ビビッちまったが、それでもリーダー格なガドゴからは目を離さず言い終えた自分に拍手を贈りたい。

 

「……嘘はついちゃいないみてぇだな」

 

と、俺を鋭い視線で見詰めたままガドゴは呟き、視線をレイへと移した。

 

「お嬢、コイツはこう言ってますが?」

 

問われたレイへと顔を向けるとレイが俺を視ていることに気付いた。

 

「……レオリオ、私の、心配、してる、分かる。安心、して?私、これでも、結構強い。どこ、行くの?何、するの?」

 

と、俺を見つめる水色の瞳に一瞬ドキリと鼓動が跳ねる。

 

この機会を逃せば俺の事を好いてくれるこんなに可愛い娘と今後出会える可能性は無いんだろうなぁ……なんて事も脳裏を過るがやっぱり、それでも俺の心は揺るがねぇ!

 

「……この世は金だ。金があれば何でも買える。あんたらもマフィアなら分かるだろ?

地位も名誉も何だって金・かね・カネ。……人の命ですら金だ」

 

ガドゴら黒服は怪訝そうに少し眉間に皺を寄せて俺を見つめる。レイに至っては俯いてしまった。

 

「俺のダチはよ、病気で逝っちまった。法外な治療費が払えないばっかりにな。世の中金だ。金がありゃあ治療が出来た。手術が出来た。……生きる事が出来たはずなんだ。

俺は医者になって、ダチと同じ病気の奴らを治療してやるのが夢なんだ。んでよ、言ってやるのさ。『治療費?んなもん要らん!』ってな!!

……けどよ、医者になるのにだって金が要んだよ。大学に行くだけでもすげぇバカ高い学費がかかっちまう。

だから、俺はまず『ハンター』を目指す。ハンターに成れば大学の学費は免除で逆に援助までしてもらえるって話だからな。

俺が医者になる為にはハンターになるのが一番の近道なんだ。一見、医者になるためにハンターになるってのは遠回りに見えるかもしれないがな。

ってな訳で、俺はこれからハンター試験を受けに行くところだ。んで、ハンター試験に受かってからも大学の入学試験の為に勉強、大学に入学してからも医者になる為の勉強!

……だからよ、レイは連れて行けねぇし、一緒に居てやる事も出来ねぇ」

 

申し訳ないけどな、と空いてる方の手でレイの頭を撫でる。

 

俺の話が終わってから黒服の4人は何故かそれぞれに目配せし、ガドゴはウンウンと何度か頷いて俺を見ている。その目にはさっきまでの険しい雰囲気は無くてこちらが戸惑ってしまうくらいだった。

 

「レオリオ、さっきまではクソガキだなんだとすまなかった。お前は立派な男だ。認める。お前にならお嬢を任せられる。レオリオ、お前を男と見込んで頼む。お嬢を連れて行ってくれないか?」

 

「はぁ?!いやいや、俺の話聞いてたか?」

 

訳が分からねぇ!こちとら恥ずかしいの抑えて懇切丁寧に連れて行けねぇ理由を説明したってのに手の平返して連れてけって何なんだよ。

 

「レオリオ。私の力、レオリオ、の力に、なれる。あと、ガドゴ、ハンター、だよ。」

 

おいおい、マジかよ。マフィアがハンター?まあ、ハンターだからって職種の制限がある訳じゃ無いんだろうが…てぇっと先輩ハンターから試験の対策やら助言受けるチャンスがある訳か。

 

けど、レイの力が助けになる?見た目からして華奢な女の子だぞ?何の力になるってんだ?

 

「レオリオ、詳しくは俺から説明する」

 

そう言ってガドゴは懐から手帳を取り出し何かを書き込み初め、その合間にハンターライセンスを見せてくれた。

 

ガドゴからの説明は、手帳に書き込んでいたメモや図を使って丁寧なもので分かり易かった。

 

要約するとこうだ。

 

・毎年行われるハンター試験は試験官のプロハンターによって内容が異なる。

 

・ハンター試験合格者はハンターライセンスを与えられるが、一先ず()のハンター試験を合格しただけのアマチュアと変わらない。

 

・ハンター試験には裏ハンター試験というものがある。

 

・裏ハンター試験は『念』と呼ばれる生命エネルギーを用いた技術を修める事で合格となり、そこでプロハンターとして認められる。

 

・この『念』を修めてから表ハンター試験を受けても問題ない。

 

・レイ、ガドゴ共に念を修得しているので師事してもらえる。

 

・特にレイの『念』はその修行に適任らしい。

 

・最後に、レイと一緒にハンター試験を受けてきて欲しい、とのこと。

 

因みに、念修得の有無でハンター試験の難易度は格段に変わるらしい。念は身体強化が基礎中の基礎であるらしく、単純に走るだけでも雲泥の差が出るとか。

 

試験内容によっては受験生同士の戦闘にもなり、念能力者(念の修得者)である方が有利に進めるそうだ。

 

そこまで話を聞いてしまうと断る事に終始する気は無くなってしまう。

 

「……分かった。取り敢えずその『念』ってやつを覚えて、レイとハンター試験を受けて来れば良いんだな?」

 

「あぁ。その間に俺たちは俺たちで動く事にする。お嬢の新たな門出を邪魔されないようにな。レオリオの医大受験にも最大限援助すると約束しよう。色々な準備や手続き、環境も整えておくから安心してハンター試験に合格してくると良い」

 

俺はガドゴと握手した。契約成立の証ってやつだ。元々レイをハンター試験に合格させてマフィアの実家と縁を切れるようにするっつうガドゴからの依頼に、俺への報酬を契約内容に組み込んだ形へと交渉した。こう見えて交渉は得意なんだ。

 

一先ずはハンター試験にレイを同行させ、二人共ハンター試験に合格する。それから、ハンター試験中にガドゴが秘密裏に準備した新居へレイを送り届ければ一旦の契約は終了だ。

 

レイと清いお付き合いをするも、脇目も振らず医者を目指し邁進するもその後考える事にする、とレイにも理解させた。

 

「まぁ、ハンター試験まであまり時間は無いがよろしくな、レイ」

 

「まか、せて。私の、全て、を賭けて、レオリオ、鍛える」

 

レイとも握手を交わし、ガドゴと頷き合う。

 

さて、ハンター試験を受けるつもりがついでに厄介な事に巻き込まれちまった。俺にもメリットのある話なんで悪い事ばかりじゃねぇが、なんだか憂鬱だぜ……

 

 

 

 

 

 




衝動的に書いた理由 何かとネタにされる不憫なレオリオを魔改造してハンター試験、ヨークシン、G.IでレオリオTUEEしたかった&可愛い女の子とイチャイチャさせたかっただけ。

オリ主の念能力
【内弁慶(アイアムヒッキー)】
特質系の能力
屋内の自室と定めた(思い込みでも可)範囲内ならば、敵と認識した者を無力化&隷属する事が出来る。味方と定めた者には能力の分割・譲渡も可能。
『制約・誓約』
屋外での使用不可・言語力&コミュ力低下・一日の屋内生活の時間に反比例して範囲と効果が増減する等など

【私は貝になりたい(ヒッキールーム)】
特質系の能力
外部からの一切の接触を遮断するバリアを張る事が出来る。一度張ると解除するまで自他共に出入り不能。尚、飲食物のみは外側から取り込む事が可能。
『制約・誓約』
屋内かつ室内でのみ使用可能・外側から丸見え・使用中にオーラが枯渇した場合はヒキコモリ卒業等など

↑などと構想はしたけど念能力考えるのめんどい。
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