Fate/Infinite Stratos リメイク版 作:ぬっく~
「はぁ……っ、はぁ……っ」
私はあの時、全てを失った。
平和な日常などもうなく、私たちはただただ戦場に身を置き、その手を赤く染める。
また一機、また一機と、敵を排除し、屍の山を築く。
その身が悲鳴をあげようと、私は戦場に立つ。
「
自分に言い聞かせるかるかのように唱える。
私はひたすら機械のように心を殺し、敵を排除した。
もし叶うなら、もう一度、彼に会いたい。
『汝、我と契約するか?』
そんなある日のことだった。
私は耳を疑った。
幻聴?
いや、そんなことよりもこれが何なのかわからなかった。
目の前に現れたそれが。
『汝、我と契約するか? その報酬にそなたの願い、叶えよう』
「……ッ!」
それは、確かにそう言った。
悪魔と契約するかのような、怪しさMaxのそれが。
もし、いつもの私ならば断っていただろう。しかし、今の私には願ってもいない状況だった。
「……彼に、彼にもう一度、会うことができるの?」
『然り。そなたの生涯を、我に委ねるならば、そなたの願い、叶えよう』
私は思わず声に出してしまいそうになる。
ようやく見つけた。私の願いを叶えることができる存在に。
「いいわ。その契約、結びましょう」
『承諾』
私は契約した。
例え、悪魔との契約だろうと、彼に会えるならば、どんなことをしてでもやってやるつもりでいた。
そして、それは私を光の粒子でできた触手を伸ばし、私と同化し、私をとり込む。
「待っていてね。今度は……絶対に間違えないから」
私は首にかけていた写真が埋め込まれたペンダントに手に取り、それを開く。
そこには、一人の男性と私がじゃれ合っている写真があった。
「今から、そっちに行くから……一夏くん」
その日、世界から一人の少女が姿を消した。