Fate/Infinite Stratos リメイク版   作:ぬっく~

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第3話

防御と反撃。

更識楯無は《ミステリアス・レイディ》をその身に纏い、アーチャーを追う。

アーチャーは国道に入り、キャリアカーに飛び乗る。

 

「いいわよ。何処までも追いかけてやるわ!!」

 

楯無はISを纏ったまま国道を走り、アーチャーを追いかけた。

追いかけて来る楯無にアーチャーは、キャリアカーに積まれていた車を引き留めていたレバーを壊して、車を落とす。

落とされた車は楯無の目の前に迫って来るが、ランスに水を纏わせて、そのまま貫通させ爆破させた。

楯無はキャリアカーに乗り移り、アーチャーの前に立つ。

アーチャーは干将・莫邪を投影し、構える。

 

「はぁぁぁあああ!!」

 

剣とランスがぶつかり合う。

だが、アーチャーの干将・莫邪はあっけなく砕ける。

アーチャーも、すぐさま新たに投影し、追撃を防ぐ。

 

「厄介な水ね……」

 

楯無が振り回したランスが通った所の鉄が切断されていたのだ。

まるで鋭利な何かで。

 

「水とはね。高圧縮すれば金属すら切断させることができるのよ」

 

楯無はランスの矛先に高圧縮させた水を……一種のウォーターカッター状にしていたのだ。

 

「っ!」

 

アーチャーは飛び上がり、上へと回避する。

先程までいた場所が切断され、乗せられていた車が爆破し、キャリアカーがバランスを失う。

キャリアカーはコントロールを失うと、壁に激突し、爆破した。

アーチャーは回避と同時に近くの建物に乗り移り、楯無は再びアーチャーを追い掛ける。

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ」

 

「いい加減にして欲しいわぁ……」

 

アーチャーと楯無は人気のない森にある湖の上で向き合う。

少し離れた所では、サイレンの音が響き、そこだけが異様に明るくなっている。

アーチャーを追い掛ける過程でいくつもの建物を壊してしまったのだ。

 

「流石にこれ以上は相手している余裕は無理そうねぇ」

 

アーチャーは楯無の実力を始めから知っていた。

適当に相手して、追い払うつもりでいたのだが、結構しつこく追ってきたのだ。

 

I am the bone of my sword.(体は剣で出来ている)

 

アーチャーの体内で内包している魔力が張り詰めた。空気が恐れ慄き静まり返る。

 

Steel is my body,and fire is my bood.(血潮は鉄で 心は硝子)

 

詠唱とも唄ともとれる言霊を聞いた途端、楯無の心臓が跳ね上がった。

全身がささくれ立つ。決してこれを完了させてはいけない、そう頭では分かっているのに楯無の足は縫い止められたように動いてくれない。

 

I have created over a thousand blades.(幾たびの戦場を越えて不敗)

 

あの日、全てが変わった。

あらゆる戦場へ赴いては、敵兵を鏖にし、争いを終わらせる。

 

Unknown to Death.(ただの一度も敗走はなく)Nor known to Life.(ただの一度も理解されない)

 

アーチャーは身を守るでもなく、静かに詠唱を続けた。

まるで更識楯無が手を出さないことを見越しているかの如く。

 

Have withstood pain to create many weapons.(彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う)

 

私が契約と引き換えに手に入れた力を。

偽物の力と言われようと構わない。彼を救うためなら、神様すら殺してやる!

 

Yet,those hands will never hold anything.(故に、生涯に意味はなく)So as I pray unlited blade works.(その体は、きっと剣で出来ていた)

 

炎が奔り、世界が塗り替えられていく。

生命の息吹を宿さぬ紅い荒野。荒野には伝承で語られる聖剣・魔剣が墓標のように無造作に突き立てられていた。

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