このサイトでss読みまくってたら、自分でも書きたくなったので書いてみました。
駄文・グダグダ展開が多くなると思いますが、ご容赦ください。
前置きが長くなりました。それでは、本編をどうぞ!
プロローグ「夢と終わりと…」
???side
俺は今、真っ暗な空間にいる。なにもない、空っぽで真っ暗な空間…
ふと、闇の奥に光が見えたような気がして、俺は歩き出した。しばらく歩くと、光の中に、3つの人影が見えた。1組の男女と、俺より3〜4歳若い少女。親子だろうか。楽しそうに会話している。なぜか、ひどく懐かしい。
すると、右側から光が。見ると、俺が5人の人と話している。見覚えのある顔ばかりだ。俺の部下で、友達で、大事な仲間達だ。
ノイズが走る。
目の前の景色が変わる。幸せそうな光景から、一変、血塗れの少女を抱き寄せ、静かに涙を流す俺の姿。周りには、少女の親子らしき男女、俺の仲間達、名も知らない敵兵。全員、血を流し、ピクリとも動かない。
「う…あ、あ………」
嫌だ。この先を見たくない。だが、俺の願いとは反対に、映像は進んでいく。今にも死んでしまいそうな少女は、泣いている俺の頬に手を伸ばし、何かを呟く。何と言っているかは聞こえない。俺の涙を拭い、微笑みながら、少女は動かなくなった。
またノイズが走る。
今度は、俺の隣に女性がいる。整えられた長いブロンドの髪の、きれいな女性。俺と談笑してる。よく見ると手を繋いでいる。いつか本で見た、『恋人つなぎ』とかいうやつだ。本当に楽しそうに笑っている。
三度、ノイズが走る。
先程楽しそうに俺と話していた女性が、血に塗れて倒れている。その近くには、返り血を浴びて真っ赤になった俺が。その中でも右手は、他よりも濃く赤に染まっていた。
「や、めろ………」
映像の中の俺は、倒れている女性に近づく。そして、赤く染まった右手で、彼女の心臓を…
「やめろォォォォォォ!」
「ハッ!」
気がつくと、俺はベッドの上だった。周りに広がるのは、殺風景な自室のみ。
「ハァ…ハァ…夢、か…」
自分の顔を触ると、目じりあたりが濡れていた。泣いていたのか?
「……もう、こんな時間か」
すぐに顔を洗い、服を着替える。机の上に置いてある仲間達の遺品を手にとって、部屋を出る。
(余計な感情は捨てろ。ここから先は戦場だ)
ドッグタグをポケットにしまい、整備場へと向かう。
数時間後…
「チッ、もう追いついてきたのか」
荒廃した都市の中を一機の竜を模したロボットが走りぬける。右手に
ただ今、俺は追われている。
先程、同時に出撃した5機のバトルアーマーを全て叩き斬って、スクラップに変えたせいでこうなったのだが、別に後悔はしていない。そもそもぶっ潰す予定だったし。整備場のオッサンや宇佐美教官など、いい人もたくさんいたけど、ほとんどあまり好感の持てないやつばっかだった。
『レン、何やってんだ⁈』
オッサンが通信で話しかけてくる。モニターは切っているから、顔は見えない。
「悪りぃなオッサン、こんなことしちまって。世話になった」
『レンくん!』
若い女性の声。この声は…
「宇佐美教官…」
『バカなことをしないで!早く投降しなさい!』
いつもは冷静な彼女が、珍しく焦っている。いや、怒っている?
「それは上からの命令ですか?教官」
『いいえ、私の意思よ』
いつもの教官からは想像もできない弱々しい声だった。
『もしこのまま抵抗し続ければ、確実にあなたは反逆者として殺されるわ。これは私のワガママだけれど、あなたには死んで欲しくない、居なくなって欲しくないの…だからお願い、すぐに投降して…』
「……俺は既に5人殺してる。戻ったところで処刑されるのがオチだ」
『…私がなんとかする。最悪、私の首で「ふざけんな」え…?』
間の抜けた教官の声。俺はモニターを起動する。画面には目に涙をためた教官の顔が。
「アンタさっき、俺に死んで欲しくないって言ったよな?俺だって同じだ」
だってアンタは、俺を拾って、いろんなことを教えてくれた、大切な
「なぁに心配いりません。俺はそー簡単にはくたばりませんよ。……またいつか連絡入れます」
『…3日に1回で許してあげる』
「了解♪……元気でな、教官、いや…蓮音姉さん」
俺は通信を切る。
「さて…始めますか」
俺は振り向き、いつの間にか背後にいた機械の大群に突撃する。
自分で言うのもなんだが、そっから先は戦闘ではなく蹂躙だった。迫ってくる金属の塊を、切り飛ばし、撃ち抜き、殴り砕き、蹴り貫き、壊し、壊し、壊し、壊した。
「これで最後……」
残った一体の頭を潰し、完全に動きを止める。
「あとは…(ビービービー!)警告…?」
突然の警告。怪訝に思い、辺りを見回す。
それが、間違いだった。
辺りを見回して、何を警告していたのかを理解した。
ミサイル。それも、飛行速度は音速を超える巡航ミサイル。2つ3つではなく、何百台もある。
「うっそだろオイ⁈」
慌てて向きを変え、離脱しようとするが、
ガァンッ!
(しまっ…さっきの戦闘でもう限界が…!)
ガレキにつまづき、体勢を崩してしまう。そこを無慈悲に、ミサイルの雨が襲いかかる。
(ごめん、姉さん…約束、守れそうにないや…)
ドガァン!ドゴォン!
爆発に巻き込まれ、機械の鎧が吹き飛ぶ。そんな中で俺が最後に見たのは、フードを被った誰かが爆風に飲まれる光景だった。
「君は、このまま死なせるには惜しい。もう一度、やり直してみないか?」
そんな声が、聞こえた気がした。
というわけで、プロローグ終了です!
最後に出てきた人物、一体誰なんでしょうかね?
また、次回お会いしましょう!