やっとこさ投稿できたぁぁぁぁあ!
今回はわかる人はわかるネタがあります。
では、どうぞ!
錬side〜
「っと、ここは…て、幻想郷に決まってんでしょうが。にしても、きれいな森だなぁ」
目を開くと、森が広がっていた。鬱蒼とはいかないが、無数に並んだ木々の間から木洩れ日が差し込んでいる。見ているだけで心が安らぐ、優しい景色。爽やかな森の香りが、俺の心に溜まった毒を浄化していく。このままここに寝っ転んで、ゆっくり昼寝がしたい。ついそう思ってしまう。
ピロリン♪
そこに、今の状況とは不釣り合いな音が、俺のポケットの中から鳴った。
「あ?なんだってんだよ……」
俺のポケットの中から出てきたのは、
「なんで?なんでスマホがあるの?」
スマホでした。買った覚えも、貰った覚えもない。
「なんでこんなもんが…あ、メールきてる」
スマホをいじっていると、メールが来ていることに気がついた。
「差出人は……クロノス」
何故か何も考えずに削除したくなったが、抑えて内容を見てみると、
『よーう錬!このメールが届いたってことは、無事幻想郷に着いたんだな。えらいぞー、今度よしよししてやろう』
(お断りです)
『さて、幻想郷で生き残るために能力を渡したが、そんだけじゃちと足りないと思ってな、色々送っといた。その辺の茂みに落ちてると思うから、探しておくんなまし〜』
(ウゼェ、削除しようかな)
指が削除ボタンに伸びるが、なんとか抑え込む。ダメだ、もしかしたらこの後にとても重要なことが書いてあるかもしれない。削除したら大変なことになる。とりあえず、続きを読もう。
『もし分かんないところがあったら、この番号に電話してね♡してくれないと…怒っちゃうぞ…///』
(キモッ)
クロノスのメールの書き方に全俺が引いた。え、何?その書き方で俺が萌えるとでも思ってんの?馬鹿なの?仮にお前が女性ならまだわからんが、男にこんなメール送られても嬉しくないんだけど…
「ま、まぁとりあえずまずは、他に送られたものを探すか」
3分後…
「こんなもんか…」
あれからそこら辺の茂みをガサゴソしまくって見つけたのが、
「まさかのデザートイーグル……あと、バイクのキー?なんでまたこんなもんが?」
分からん…よし、なんか癪だがクロノスに聞こう。俺はスマホの電話アプリからメールにあった番号にかけた。
『は〜いみんなのアイドル、クロちゃんだy「猫なで声出したんじゃねーよ気持ち悪りぃ」ご、ごめんなさい…』
「まぁオメーのキモい声は実際どうでもいいんだ。…聞きたいことがあるんだよ」
『何々?もしかして、恋のお悩み?「殺すぞ」じ、冗談だってば〜、もぉ本気にしちゃって〜。電話から黒いオーラ流れ出しているんですけども〜。あと君辛辣だね。結構傷ついたよ?』
「ふざけたこと抜かしてないで教えろ(スルー)。なんでバイクのキーがある?あと、なんでデザートイーグル?」
『サラッとスルーしないでくれないかなぁ…もぉいいやとりあえず
、スマホ、Dフォンに『バイク』ってアプリ入ってない?』
「ちょっと待て……あった、たしかにバイクってアプリがある」
『じゃそれ起動して?』
アプリを起動すると、画面にデカデカとバイクを模したマークが映り、電話のプッシュボタンのようなボタンに変わった。ただ、発信のボタンにはバイクのマークに、通話終了のボタンには歯車のマークに変わっていた。
『起動できたら、8・1・9って入力して』
言われた通りに押すと、何もないところにいきなりバイクが出現した。水色のラインが入っている、ドラゴンのような灰色のバイク。
『それは君専用に開発した、私の自信作だ。ちなみにもう名前も決まってる』
…なんだろう、すごく嫌な予感がする。
「…ちなみに、名前はなんなんだ?」
『フッフッフ、聞いて驚くなかれ。そう、その名は、龍・星・号「付け直せバカ」なんでや!』
ダメだった。なんだよ龍星号て、もうちっとマシな名前つけろや。
「ダサい、センスない、ありきたりの三拍子。ホントに真面目に考えた?」
『考えたわァ!これでも大真面目に悩みましたけどぉ⁈』
「悩んだ結果コレかよ。…俺がつけた方がマシかもな」
『ホォ〜ゥ、ず・い・ぶ・ん自信があるご様子で。じゃあお前がつけてみろ!』
さて、どうしたものか…
(バイクだし、マシンドラゴン?いや、これ相棒と被るな。じゃあ、マシンドラグーン?いやいやまんますぎるだろ。…ドラグーンか…、ドラグーン、ドラグン、ドラグナー…ドラグナー?これだ!)
「ライドドラグナー、これはどうだ?」
さて、クロノス氏の反応は?
『チッ。んだよ、俺よりいい名前つけやがって……ぐすん』
随分な落ち込みっぷり。つかクロノスさん、一人称変わってますよ。
「まあまあ、元気出せっt『まあいつまでも落ち込んでいるつもりもないけどね!』クロノスぅ……」
ハエーイ、立ち直りマジハエーイ…
『あ、あと銃だけど、デザートイーグルを基にした改造銃だから、いざという時使ってみろよ〜。』
はいはい、わかりましたよ。拳銃くらいなら、昔から使っているし大丈夫…
ガサガサ…
「ッ⁈」
いきなり背後の茂みから音が鳴った。とっさに腰につったデザートイーグルに手を伸ばした。茂みの中にいるのが何かはわからないが、警戒しないに越したことはない。
(なんであれ、危険なものであれば撃つ!)
銃のグリップを握るのと同時に茂みからそれは飛び出してきた。
「キュゥ〜」
それは小さな恐竜のようなものだった。体色は灰色、体には水色のラインが走っている。頭には一対の角、両腕には大きな爪、小さな尻尾はパタパタと揺れている。金属光沢が見られるところから、生物ではなく機械だと予想できる。
(あれ?コイツもしかして…)
俺は目の前のミニ恐竜の正体にちょっと…いや、だいぶ見当があった。
「もしかして…相棒か?」
そう問うと、
「キューーイ!」
正解と言わんばかりに俺に飛びついてきた。
「うわぉっととと、よーしよしよし!相棒、お前ちっこくなったなー。可愛らしくなりおって嫌いじゃないぞー!」
『あら、可愛い子ね。嫌いじゃないわ!えちょ待ってアンタ誰つかなんで拳握ってんの、あ、待ってやめてお願いだかr(グシャッ、ドゴッ、バキッ、チュドーンッ、ギュイーンッ、ピチューン!)タコスッ!』
なんか
〜〜♪
すると突然、スマホからアラームが鳴り響いた。(イメージは仮面ライダーローグの変身待機音です。by作者)
「なんだ?」
すると、スマホから先ほどフルボッコになクロノスの声が。
『そ、それはエネミーサーチってアプリの警報音だ。近くに奴らが現れたってことを知らせているんだよ…イタタタ、なんなんだよアイツ、殴るだけかと思ったら電鋸だのビームガンだの取り出しやがって、死ぬかと思ったわ…!』
よく死ななかったな…
「さて、アプリのレーダーによると、ここから南西か…コイツがなかったらちと手間だったかもな」
俺はバイク、ライドドラグナーに手を添える。森の中をバイクで突っ切るのは無理がありそうだが、どーせ神(笑)が作った物だ。そんな芸当、いともたやすくやってのけるだろう。
『オイコラお前今神(笑)とか思っただろ訂正しやがれ偉大なるクロノス様と「死んでもやだ」ヒドイッ!』
バイクに跨り、キーを指してエンジンをかける。ヘルメットを被り(安全第一)、ハンドルを握る。何故か頭に相棒が抱きついてくるが、そんな気にならない。
「ギュイギュイーー!」
出発進行とでも言いたいのか、楽しげに叫ぶ相棒。…あとで相棒の名前考えよ。
そして俺も、フルフェイスのヘルメットの下で、獰猛な笑みを浮かべる。
「待ってろよゲスども。絶滅タイムの始まりだ!」
What’s the next episode…?
前回、錬の無双回になると言ったな、あれは嘘だ。
すいませんごめんなさいやってみたかっただけです。
次回は今度こそ戦闘回です。
では、また次回!