アドミラル・クリムゾン(紅の提督)   作:嘘つき魔神

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 第3話、書いてみると分かるけど、戦闘描写ってめちゃくちゃ難しいです。

 まぁ、期待せず読んでください、では、どうぞ!


第3話:帝王の演習

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 「な、何か、1時間ぐらい時間が飛んだ気がする...」

 

 「何を言ってるんだい?そんな時間が飛ぶなんてあり得ないよ。」

 

 「...そうだな。ところで、この状況はお前が作ったのか?」

 

 「いや、知らないけど、こういうのやりそうな娘は心当たりがあるかな。」

 

 こんなに人が集まるような状況を作れるのか、もしかして模擬戦をする度にこうなのだろうか。

 

 「えぇ、皆様!お集まりいただき、ありがとうございます!ただいまより、高神弘人元帥長と、ヴィネガー・ディアボロ氏による模擬戦を開始いたします!」

 

 「吹雪?まさか、あいつか?だが、そういうことはしなさそうだが...」

 

 「違う違う。吹雪がこんなことするとでも?」

 

 「しないだろうな。そもそも、模擬戦の時はいつもこうなのか?」

 

 「そうだよ。何故か知らないけど、いつの間にかこうなってるんだよね...」

 

 ...それは、大本営のセキュリティをどうにかした方がいいんじゃないだろうか。

 

 「まぁ、いいや。あるのは、僕が君を倒す。それだけだ。」

 

 「自信たっぷりだな?だが、勝つのは俺だ。」

 

 「そうかい、せいぜい他の挑んできた連中みたいに、開始数十秒で終わらないでよ?」

 

 「もちろんだ。」

 

 そう答えると、高神は満足そうに頷き、腰に指した木の剣を抜く。

 

 「1本なのか?」

 

 「様子見だ。本気を出す気もないし。」

 

 こ、こいつ...!もういい、目にもの見せてやる!

 

 「えぇ、それでは、ルールの確認を行います!ルールは、それぞれ3本ずつ取る、膝をつかせるか、地面に倒れさせるかすれば、1本とします!それでは、開始までのカウントを行います!では、5!」

 

 (高神...奴がどんな能力を持っているか分からん、最初はエピタフだけを使って、危なくなったらキング・クリムゾンを使う。これで行こう。)

 

 「4!」

 

 (ヴィネガー・ディアボロ、か。少しは骨があるといいかな。あんな大口叩いて、まさか、14秒で1カウントなんてないだろうね。どんな能力を持とーと、使われる前に倒す。それだけだ。)

 

 「3!」

 

 「2!」

 

 「1!」

 

 「0!」

 

 そう聞こえた時には、すでに高神が突っ込んでくる。1撃で沈めようという魂胆か?そんな間抜けな攻撃に当たる俺ではない。あっさりかわす。

 

 「ふん...今のようなバカの1つ覚えで突っ込んできても、どうにもならんぞ。」

 

 「まさか、僕の攻撃がこれだけだって、笑っちゃうよ。それじゃ、行くよ!」

 

 「...!速い、だが、避けれんことはない!食らえ!」

 

 蹴りを撃ち込もうとするが、木の剣1本で止められる。やはり、攻撃しか能がないなんてことはないか。

 

 「おいおい、何だっけ?食らえ!だっけ、こんなんじゃ僕は倒せないよ!」

 

 「ふん、むしろこれで倒れられたら拍子抜けだ!」

 

 エピタフを使うまでもない。しかし、高神、こいつ、確実に強い!こっちに手加減をしている!だが、こいつに目にもの見せてやると言った!なら、せめて1カウントでも、取る!

 

 

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 「な、なぁ、俺は何を見てるんだ!?高神元帥長と戦って、3分持った奴なんていねぇのに、ヴィネガー・ディアボロ!あいつは5分も耐えてるぞ!」

 

 「わ、分からない!しかし、分かるのは、副元帥長より強いかもってことだ!」

 

 あれから5分が経った。お互いに本なし、疲労はそんなにないという状況だ。恐らく、おまけとやらで身体能力が上がっているのだろう。しかし、このままではじり貧だ!少々早いが、キング・クリムゾンの腕で叩き飛ばす!

 

 「足を止めるなんてどうなのかな!食らえディアヴォッ!?」

 

 突っ込んできたところをキング・クリムゾンで叩く。そのまま高神は地に倒れた。

 

 「...あ、ヴィネガー・ディアボロ!1本!」

 

 ようやく1本だ...しかし、あいつもこれで本気を出すだろうか?

 

 「今、君が不正をしたとは言わない、でも、一瞬何かに殴られた。それが君の能力かい?」

 

 「戦う相手に教えるとでも?」

 

 「まさか、少し君のことを侮ってた。少々本気でいこうかな!」

 

 「なっ!?」

 

 そう言った瞬間、俺の腹に剣が叩き込まれていた。油断した...!そのままうずくまって、膝をついてしまう。

 

 「高神弘人元帥長、1本!」

 

 「ごめんね、本当の剣じゃないから、こうやるしかないんだよ。」

 

 「いや、今のはマジに油断した。しかし、次はこうはいかん!」

 

 そのまま足の筋肉で高神の方に飛ぶ。キング・クリムゾンの姿ははっきり見せておく。

 

 「へぇ、それが君の能力って訳ね!来いよ、このまま2本をさっさと取ってやる!」

 

 「その言葉、そっくり返してやる!キング・クリムゾン!」

 

 そのままキング・クリムゾンで殴ろうとするが、避けられる。お返しと言わんばかりに剣の連撃が飛んでくる、それをキング・クリムゾンで防ぎながら考える。

 

 (正直、ビジョンはまだしも、能力を見せるには速すぎる。しかしっ!?)

 

 「隙あり、ってね。」

 

 「高神弘人元帥長、2本!」

 

 また油断した!考えすぎでエピタフに気が回らなかった!もう出し惜しみなんてするか!

 

 「はぁ、結局期待はずれか。1本取ったのは、副元帥長も同じだよ?ま、こんなに長い間避けてなかったけど。」

 

 「...ペラペラとよく効く口だ。俺は、今から、キング・クリムゾンの真髄を見せてやる。」

 

 「へぇ、正直、期待はしてないけどね。来なよ、動かないでいてあげる、防がないとは言わないけど。」

 

 ふふ、その油断が命取り、いや、この場合は本取りか、どっちでもいい、2本目を取らせてもらう!

 

 「キング・クリムゾン!」

 

 そう叫び、宇宙のような空間に来る。そのまま後ろにまわり、ラッシュを叩き込む準備をしておく。

 

 「ディアボロ、君が何を?なっ!?ディアボロは、ぐばっ!」

 

 そのままラッシュを叩き込む。吹っ飛ばされた高神は地面に倒れる。

 

 「ヴィネガー・ディアボロ!2本!」

 

 いや、正直、防がれていたらどうしようかと思ったが、まぁいい。このまま3本目を取って終わる。それだけだ。

 

 「...いや、マジに舐めてた。ごめんね、ディアボロ。君をそんじょそこらの口だけの奴かと思ってた。僕は君に敬意を表するよ。」

 

 「?」

 

 何だ、いきなり。

 

 「だから、初めてなんだよ?模擬戦で二刀流を使うことになるのは。」

 

 そういって、立ち上がり、2本目の剣を抜いた瞬間。

 

 「...!?」

 

 恐ろしい寒気だ。殺気だ。元帥長室で見せたのはほんの片鱗に過ぎなかったのだろう。まずい、エピタフで予知を?いない、17秒後ほどの映像に、奴がいない!

 

 「さて、君に敬意を表し、本気で君を倒す。覚悟はいいかな、もし内蔵を破裂させるなりして殺しちゃったらごめんね、何分人に使ったことがないから、さぁ!」

 

 「ぐ、キング・クリムゾン!」

 

 ギリギリ発動が間に合ったが、すでに奴は俺の懐にいた!一瞬でも、発動が遅れたら、そのままやられる!

 

 「とにかく、距離を取らねば!」

 

 時を飛ばし、そのまま距離を、とれなかった。電車と見間違えるほどのスピードで近づいてきていた!

 

 「くそ、キング!?ゴッ!」

 

 「倒れないんだ、結構力入れたのに。」

 

 ぐ、腹が、凄まじい痛みで!くそ!

 

 「キング・クリムゾン!ヌアァァァァァ!」

 

 キング・クリムゾンでラッシュを放つ、しかし、全て防がれた。

 

 「なっ!?俺のぉ!?キング・クリムゾンが、あぁ...」

 

 再び腹に叩き込まれ、そのまま地面に倒れる。

 

 「吹雪、カウント。」

 

 「は、はい!高神弘人元帥長、3本!勝者、高神弘人元帥長!」

 

 しかし、歓声は起こらない。ふと、近くの観客席に目をやると、ほとんどのものが、いや、全員気絶していた。

 

 どんな殺気を出したらこうなる。そんなことを思いながら、敗北の味を噛み締めるのであった。

 

 




 ディアボロ、再び敗北を知る。全員気絶させる殺気ってなんだろう。(哲学)

 副元帥長も、高神に本気を出させることはできなかったようです。

 何で腹殴ってんのに声が出るんだとか、細かいところは、まぁ、はい。

 次回もお楽しみに!
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