とある飛空士への召喚録   作:創作家ZERO零

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第3話〜決断〜

 

「…………報告ご苦労であった」

「はい、ありがとうございます」

 

 

狩乃シャルルはトレバス環礁の飛空場で航空基地司令官であるアントニオ大佐に自分が見てきたことの全てを伝えた。

 

アントニオ大佐はシャルルのことを信頼している。シャルルが海猫であることを知っている数少ない人物であると同時に、彼の空戦技術をこの基地で最も信頼していたからだ。そんな彼が嘘をつくとは思っていないのだろう。まとめられた報告書にはしっかりと大瀑布が消滅したことが記載されている。

 

 

「しかしなんとも信じられん……本当に大瀑布が消えてしまうとは……」

「残念ですが大佐、私はこの目でしっかりと見ました。さらに天ツ上の駆逐艦竜巻もその現象に遭遇しています」

「…………はぁ、上が信じるかどうか……」

 

 

何度も言うが、アントニオ大佐はシャルルのことを疑ってはいない。だからこそ、どう報告すれば良いのか分からずじまいであったのだ。

 

 

「そうだな、ひとまず君は休みたまえ。あんな現象を目の当たりにしては精神的に疲れただろう?」

「…………お言葉に甘えさせていただきます」

 

 

そう言ってシャルルは敬礼を返して司令室を去っていった。一人取り残されたアントニオ大佐はおもむろに席を立ち上がり、窓の外から星空を眺める。

 

 

「一体何が起きている……?」

 

 

アントニオ大佐はそれだけ呟いた。今後の疑問をぶちまけるように。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

一方、シャルルは基地の宿舎の扉をあけて月夜に輝く外へと出て星空を見上げる。

 

かつての中央海戦争にて天ツ上に占拠され、美都原飛空場と名付けられていたこの飛空場は二つの滑走路を持つ。真東に向かう滑走路と北東に横切る滑走路が基地の南側にある。それぞれ戦空機用と爆撃機用に分かれているため機能的だ。

 

その飛空場の戦空機用の滑走路に堂々と居座ると、夜に染まった星空を見上げてたそがれる。見える夜空の星々は星の形、位置、明るさなどがまるっきり違っていた。

 

 

「星の形が違うことも報告書に書いたほうがよかったかな……」

 

 

そんな後の祭りを呟きながら、シャルルは滑走路の真ん中でランプをつけた。今あの現象のせいで飛空場は実質閉鎖状態であるためこのように居座っても何も言われない。シャルルは久しぶりにお酒でも飲もうかと、宿舎から持ってきたボトル入りのバーボンを開けようとする。

 

 

「あ、いたいた!シャルルさん〜!」

 

 

開けようと思った瞬間、シャルルの後ろから明るめのメリエルの茶髪の声が聞こえてきた。どうやらバーボンはしばらくお預けのようだ。

 

 

「心配しましたよ!夜がピカッて光ったと思ったら、大瀑布がない!だなんて報告が上がってきて基地は大パニックだったんですから」

「そうだったのかい?見た所静かだけど……」

「アントニオ司令のおかげで混乱が治ったからですよ。それよりよかったです!シャルルさんが無事に帰ってきてくれて!」

 

 

メリエルの心配声を苦笑いでごまかし、シャルルは星空を見上げる。メリエルはシャルルの隣で立ったままで同じ星空を眺める。

 

 

「星の形が全然違う。ほんと、何が起こっちゃったんですかね……」

「分からないよ。でも大瀑布がなくなっちゃっているって事は、もしかしたら世界がまるごと変わっちゃっているのかもね。国ごと異世界転生、みたいな?」

「い、異世界って……」

「もしかしたら異世界人が攻めてきたりして」

「そ、それはないと思いますよ……あはは」

 

 

メリエルは笑いながらも飛空服の上から肩を震わせて縮こまる。別に寒いわけではなく、むしろトレバス環礁は暑いくらいなのだが。

 

 

「…………もしそうなったら流石の()()()()でも太刀打ちできますか?」

「…………」

 

 

海猫。その言葉にシャルルは俯いたままだ。何も答えることをせずに、何やら回答に困っているような出で立ちだ。

 

 

「分からない。でも、この世界がどうなろうと僕はこの空を飛んでいたいな。いつまでも、平和に……」

 

 

その平和が崩れるかもしれないのに、何も呑気なことである。それはシャルル自身が一番理解している。空は真っ黒で引き込まれそうなほど暗かった。月は三日月、天ツ上の紋章と一緒。もしかしたら、これから起こる事はレヴァームと天ツ上の一番の試練になるかもしれない。そう予感できた。

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

神聖レヴァーム皇国 皇都エスメラルダ

 

レヴァームが建国されて以来、長らく首都を務めていたエスメラルダ。巨大な湖のほとりにあるこの街は、いくつかの行政区によって構成されているが、大きく分けて二種類に分けられる。

 

まず、北側にある新市街地。比較的新しいこの地区は開発がかなり進んでおり、真新しい高層ビルが立ち並び、公園には観光名所のタワーがそびえ立つレヴァームの発展の象徴である。

 

そして、湖の大きな入江を挟んで南側にある旧市街地。ここは王宮や宮殿などの歴史的建造物が集まり、観光スポットとしても栄えている。レヴァームの政治の中心地でもあり、レヴァームの建国700年の歴史を感じられる。

 

その旧市街地の中心部に位置する巨大な城。その一角の巨大な装飾に彩られた会議室。ここに、レヴァーム皇国のトップたちが集まって会議を行っていた。

 

理由は言わずともがな、あの光る現象についてだ。レヴァーム皇国のエスメラルダでも夜が一瞬昼間のように輝く現象は確認されており、急遽国のトップ達が集まった。

 

 

「状況はどうなっていますか?」

 

 

凛とした声が会議室に響く。口をまず最初に開いたのはこのレヴァーム皇国の現トップ。神聖レヴァーム皇国執政長官、ファナ・レヴァームだ。

 

光芒5里に及ぶと称された美しさを誇る小さな口が、確かな重みを持って言葉を放つ。王室での多忙な仕事に追われる彼女も、あの現象を目の当たりにしていたのだ。

 

 

「エスメラルダだけでも相当な混乱が広がっており、様々な憶測が広がっております。現在警察だけでなく近衛兵を動員して治安維持に勤めています」

「他の都市でも同様の混乱が広がっており、早急な対応が必要となります。しかし、あの現象を目の当たりにした者も多く、多くの混乱が広がる恐れがもあり注意が必要です」

 

 

城の外、皇都エスメラルダは大混乱にあった。ある者は家に閉じこもり、またある者はさらなる混乱に備えて略奪が横行。これに対し、警察やエスメラルダの政府機関の警備として編成された近衛軍を動員して治安維持に勤めていた。騒ぐ皇国民に対し、治安維持隊は一触即発の事態にまで発展していた。

 

 

「皇国民には事態の説明と今後の方針をラジオなどで早急に伝えてください。また民間人の暴動が起こった場合は、なるべく穏便に対応することを心がけるように」

「分かりました、銃器等の使用は原則禁止と命令いたします」

 

 

今この状況を打開するには、まず皇国民を安心させる他ない。憶測やデマを排除し、真実だけを浸透させて国民の恐怖をなだめなければいけない。

 

 

「天ツ上の様子は?」

「天ツ上軍は混乱が収まるまで付近の海域に展開していた海軍、空軍の飛空機械を本土まで撤収させるそうです。おそらく天ツ上の国民も、エスメラルダと同じく混乱が広がっているのでしょう。しかし一応、レヴァーム全土の陸海空軍を厳戒態勢に置いて臨時となればすぐさま出動する構えをとっております」

 

 

レヴァーム軍最高司令官セスタ・ナミッツが口を開く。中央海戦争から総司令官を務めているこの勇将は、戦後においてもレヴァーム軍を引っ張っている。政治家としては少し抜けているが、軍人としては至極真っ当な性格で戦争に強い司令官だ。

 

 

「天ツ上とはこの四年間、友好的な関係を取ってきました。ここで彼らを警戒させて不信感を募らせることのないように」

「了解です。全軍には専守防衛を厳守とさせ、不必要な行動は控えさせます」

 

 

ファナとしても、天ツ上とは戦争になるとは思えない。天ツ上と講和条約が結ばれて戦争が終わってからと言うもの、天ツ上とは仲良くなるばかりだ。ファナとしても、その平和をこの不測の事態で傷つけることだけはしたくなかった。

 

 

「この現象の原因は掴めたのですか?」

「現在、天文学者や物理学者を中心に現象の原因を探っております」

 

 

担当のマクセルが答弁する。彼はもともとナミッツの前にレヴァーム軍の総司令官を務めていた人物だ。しかし、中央海戦争での度重なる敗北の責任を取って更迭。その後、政治手腕を買われて今や政治家として活躍している。

 

 

「しかし、星の位置がまるっきり違うなど不可解な現象が相次いでおり、原因究明は時間がかかるかと……」

 

 

この不可解すぎる超常現象に対し、レヴァームは国民を納得させるために早急な原因解明が行われ始めた。しかし、全く成果は現れない。

 

 

「原因は分からないと?」

「はい、あまりに不可解な出来事ですのでもはや科学で証明できる現象なのかも怪しいところです」

 

 

ファナが現状何も言えなかった。いくら皇妃として教養があるとはいえ、流石に物理現象や天気の現象についてはファナは知識がない。全く知らないことに対して口出しをするものではない。ましてや皇国民に混乱が広がっている中、国のトップたる自分が憶測を広めてはならない。

 

 

「……分かりました。引き続き調査をよろしくお願いいたします。原因がわかり次第、報告を」

 

 

その時、会議室のドアをノックして一人のスーツ姿の人物が入ってきた。「失礼します」の一言も言う暇もなく、ナミッツに直接報告を耳打ちする。

 

 

「何事です?」

「……哨戒中の戦空機と飛空艦から直接報告がありました」

「それは……?」

 

 

マクセル大臣は少し深呼吸をして息を整える。たかが報告一つにこれだけ緊張するとは、一体どう言う内容なのだろうか。ファナ達レヴァームのトップ陣は固唾を飲んで報告を待つ。

 

 

「みなさん、これはかなり重大な報告です。まず、レヴァーム領海内を訓練中だった艦隊から『遠くの海が空に沈み込んでいるように見える』と報告がありました」

「……う、海が沈み込んでいる?と言うことは、地平線と言うことですか!?」

 

 

その憶測にその場の全員が目を見合わせた。

 

 

「はい、哨戒中の飛空艦からの観測ではっきりと地平線が現れたと確認されました」

「!?」

 

 

途端、その憶測が的中する。会議室の面々が氷像のように真っ青になって固まった。

 

 

「地平線なんて今まで観測されてませんでしたよね……?」

「ど、どう言うことだ……?いきなり星が丸くなったわけでもあるまい……」

 

 

この星は地平線などない。それが今までの常識だった。世界はどんな形をしているのだろうか?それは古今東西様々な冒険家達が突き止めようとしていた難題だった。レヴァームと天ツ上のいる星は平面惑星であるとすでに証明されている。地平線も見当たらず、星の自転による影響も起こらない。

 

地上はどこまでいっても真っ直ぐで、丸い星の証である地平線はどこにも存在しない。この惑星は平面惑星である。それがこの世界の常識だったはずだ。

 

それが今、あっさりと崩された。

 

もちろんいくら平面惑星説が大きくとも、世界の真の姿は謎のままだった。そして世界の真相を確かめるべく、聖泉方面への探査が計画されていたのだが、出発は明後日だった。世界の真相を確かめる前に起こったこの現象。その現象の規模の大きさは、どうやら計り知れない規模のようだった。

 

 

「それから……大瀑布付近を飛行していた哨戒戦空機が帰還、報告がありました」

 

 

まだ報告があるのかと会議室の面々がざわつき始める。一応ファナは一応平然を装っていたが、動揺は広がっている。

 

 

「その飛空士はトレバス環礁から大瀑布へ向けて飛び立ち、大瀑布の真上で暗転現象に遭遇しました。そして、その現象の後『大瀑布の音が聞こえない』ことに気づいたそうです」

「大瀑布の音が聞こえない……?」

 

 

再び会議室の全員が顔を見合わせる。

 

 

「真相を確かめるべく、付近を航行していた駆逐艦に頼んで探知灯による付近海域の捜索を行いました。その結果……大瀑布が完全に消失したことを確認したそうです」

「!!!!????」

 

 

戦慄の報告にその場にいた全員がぴしゃりと固まった。その場にいた全員が息を飲み、キョロキョロと顔を見合わせて目配せをする。

 

大瀑布が消えた。

 

レヴァームと天ツ上を隔てるように高く高くそびえ立っていたあの神秘の滝が、なんの前触れもなしにいきなり世界から消失するなんてこと、あり得るはずがない。

 

 

「……それは本当なのですか?」

 

 

ファナは思わず質問する。

 

 

「はい……その飛空士からの報告は本当です。腕もよく、信頼できる証言とのことでさらには付近を航行していた天ツ上の駆逐艦も目撃しています」

「その飛空士の名は?聞かせてもらえますか?」

「はい、狩乃シャルル大尉と言うそうです」

「…………」

 

 

ファナが一番よく知っている名前が出てきた。思わず戦慄するが、その彼が嘘をつくとは到底思えない。さらに言えば、天ツ上の駆逐艦には百人単位の目撃者がいるだろう。つまりこの報告はまぎれもない真実だった。

 

 

「……分かりました。その飛空士には直々にお礼を申し上げて下さい」

「分かりました。伝えておきます」

 

 

他の一部の大臣達が一瞬顔を見合わせる。ファナのようなレヴァームのトップが、一介の飛空士に対して直接礼の一つを与えるとは少し不自然に思えるが、それどころではないとなんとか押しとどめる。

 

 

「い、一体どう言うことです?地平線が見え、大瀑布まで消えるとは……」

「もはやそれは、原因が解明できる事象なのですか!?」

「……現在国家を挙げての原因究明の最中です。我々軍人には理解できない事象ですので口を挟めません」

「本当にその報告は正しいのかね?」

 

 

場違いなほど嫌味ったらしい声が聞こえてきた。会議室の全員が声の方向に振り向く。ずんぐりとしたマクセルがナミッツをにらんでいた。

 

セスタ・ナミッツとマクセルは非常に仲が悪い。

 

マクセルは大臣に向いているものの、もともとは軍人を目指してそれを本職としていた。中央海戦争でその座を奪ったのが意見が合わずにいざこざがあったナミッツであった。恨むのも納得がいく。

 

 

「…………報告は事実です」

「信じられんな。君の言う通り、こう言う事象は軍人には理解できん事象だ。と言うことは、天文学者でもない一介の軍人が君の練度不足のせいで見間違えたのではないかね?」

 

 

マクセルはナミッツに対して相当ないちゃもんをつけてきた。まず「君の言う通り〜」と人の揚げ足を取り、そのあとでなんだかんだ言って「お前の責任では?」と一気に責任を転嫁してくるこの言い分は、嫌味にしか感じられない。

 

 

「こんな時にも嫌味かねマクセル?そんないちゃもんをつけてまで、私を侮辱したいのか!?」

 

 

売り言葉に買い言葉、売られた喧嘩はなんとやら。ナミッツは普段は音圧な性格だが、正義感が強いがために自分を侮辱するものには容赦なく噛み付いてしまう事がある。

 

 

「これは多数の報告が上がっている事実なのだぞ!現実を受け止めろマクセル!!」

「フッ、問題はそこではない。そもそも『大瀑布が消えて、地平線が現れました』なんと言う、そんな大それた事をどうやって国民に示すのかね?地平線の存在など今までなかったくせに」

「!?」

 

 

しかし、口喧嘩はマクセルの方が一枚上手。揚げ足を取った後に、こうやって反論できない質問を投げかける事で相手を黙らせる事が得意だった。やはり、マクセルは大臣に向いている。

 

 

「そ、そうだ……これが事実だとしたらどうやって皇国民に説明すれば良いのだ!?」

「さらなる混乱が広まるぞ!!」

「そもそも信じるのか!?デマを吐いたと王宮の信頼が傾くぞ!!」

 

 

ああでもない、こうでもない。会議室は一瞬にして言葉の大乱闘場へと変貌した。政治家達の怒号が飛び交い、貴族達の下品な罵りが返ってきて、軍人の責任転嫁が飛び交う。

 

まさに言い争い、会議は踊るされど進まず。

 

そんな中で一人、ファナ・レヴァームは席に座ったままその大乱闘を見据える。政治家、貴族、軍人達がそれぞれの責任をなすりつけるかのように言葉を投げ合う。その途端、ファナの手が勢いよく机を叩いた。

 

 

「!?」

 

 

木製の高級なテーブルがぐらりと揺れるほどの大きな鈍い音が響いた。見れば、執政長官の席に座ったファナが両手の手のひらを机に勢いよく叩きつけていた。

 

 

「静粛に!!!!今は会議中です!皇国民達に混乱が走る中、国のトップたる我々が平然を保たなくてどうするのですか!?」

 

 

ファナは声を荒げて会議の場にいるもの全員に問いを投げかける。皇妃たるファナ・レヴァーム直々のお叱り、流石にこれには会議の場の全員がしゅんと静まり返る。彼女の言っていることはごもっともだからだ。

 

 

「この国の……いえ、これは全人類の緊急事態です!世界の緊急事態の中で言い争いなど時間の無駄です!恥を知りなさい!」

 

 

会議室の中をファナの荒げた声がこだまする。

 

 

「長官の言う通りだ。皆落ち着こう……」

 

 

ナミッツは彼女の言うことをごもっともだとか解釈し、言い争いの場を鎮める。興奮して席を乱雑に立ち上がっていた会議室の面々が静かに着席する。マクセルもこれにはかなわず、叱られた子供のような表情で席に戻る。

 

 

「……今回の案件、急を要するかもしれません。人類の歴史上、最大の危機が訪れています。そこで、この窮地を乗り越えるためには味方が一人でも多く必要です」

「み、味方ですか?」

 

 

ファナは質問を投げかけた大臣に頷き、言葉を続ける。

 

 

「はい。中央海戦争で戦い、我々に自分たちがいかなる民族かを教えた心強い味方が東の海にいます」

「ちょ、長官……それはつまり……」

 

 

言葉の先を察したナミッツが驚きの声を上げる。

 

 

「レヴァームは帝政天ツ上との早急な同盟を提唱します!」

 

 

レヴァーム史上、最大の決断が下されようとしていた。


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