流星のロックマン 水希リスタート   作:アリア・ナイトハルト

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お ま た せ

やぁっと完成したよ疲れたよォォ~

改めて他の話を読み直したけど
ゲテモノ料理感が半端なくてボロボロになっちまったよ。うん…(特に4話のフードディスペンサーのくだりとか)
あと急にタメ口になったのは許して…ほんと…

注意! この作品は……

・原作とかけ離れた設定
・キモい文章&日本語が変
・露骨なキャラ崩壊 (特にあかねさん)
…等の成分があります。

それらが大丈夫な方だけどうぞ

それと、後書きにアンケートを設けたので、良ければ読者様の意見をお聞かせください。

3/14 追記

新たにお気に入り登録者が一人増えたこと
この小説を評価してくださったこと
いつの間にUA数が1500を越したことに驚き。
(その一割を作者が占めておったのは内緒でw)

ダメ出しされそうな点が多いですが、何だかんだ読んでくださり、ありがとうございます。
原作の1~3までのストーリーをグタグタ書いてますが、最後までお付き合いいただければと思います。



7話 二人目

 

 

 

 

大吾さん達の捜索が断念されてから三年たった。

 

現在、居候の身となった僕は今日…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起きて早々、姉にこき使わされてました。

 

 

 

 

話を聞くと一向に点かないテレビと格闘しているようで、見てきてくれと頼まれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…しかし

 

 

水希「ただいまー」

あかね「あらおかえりーって、早ぇよ!!

 

いつものように電脳へ入ったものの、悉く追い返され…故障だと判明してすぐ、天地さんに連絡を取ることになったのです…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

水希side

 

~1

 

 

AM 9:30

 

 

水希「――そんじゃ行ってくるね~」

 

あとの事は任せ、夕飯の買い出しをしようと出た途端にメールの着信音が鳴り、内容を確認する。

 

『各地で発生する電波ウイルスを、デリートしてほしい』と、サテラポリスからの依頼が送られ

更に一通、位置情報を印したメールが届いた。

 

先に依頼(そっち)を済ませようと物陰に隠れ、呼吸を整えてからカードを差し……変身体となる。

 

 

 

 

 

 

水希「…行きますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウェーブロードを伝い、指定された場所にて

ウイルスバスティングをすること2時間…。

 

あらかた片付いたところで一息つこうと河川敷へ立ち寄り、周辺を確認してから解除した後ベンチに座る。

 

水希「ん~…はぁぁ。とりあえずはこんなもんかな」

リヴァイア『だいぶお疲れのようだな』

水希「まぁね…」

 

陽気に当てられながら体を伸ばしていると、スピーカー越しに話しかけられ、反応するように画面を覗いた。

 

水希「今何時?……いちだいじ~⤵」

リヴァイア『怒られるからやめい』

 

時刻は11時半。ちょっとマズいなと焦りだす。

 

普段は長くても1時間以内に済ませていたが、今回は時間をかけ過ぎた上、討伐のことは一切話していなかったので()()()()()は今お冠だろう…。

100%自業自得だが(涙目)

 

水希「姉ちゃん怒ってるだろうなぁ…」

リヴァイア『まぁ、今回は派手に動き回ったし、多少はな?』

水希「帰りたくねぇよぉ~」

 

リヴァイアのフォローに愚痴を溢しながら、トランサーを弄る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数分後。

依頼人に討伐完了の報告をしていた。

 

 

 

 

 

水希「…大体こんな感じです。あの…飯島(いいじま)さん。

やっぱり…5年前と比べて、ウイルスの発生が多い気がしますよね…?」

 

前に聞いた話、サテラポリスの人達は掃除機に似た装置で捕獲するという…僕とは別の手法で対処しているらしいが、数の多さに骨が折れるのは変わらないようだった。

 

飯島『あぁ。世の中便利になる分、タチの悪い輩が現れるのは必然的だからな。

俺も隊員と共に捕獲しているが、範囲が広すぎて参ってたから、助かってるよ…』

水希「僕に出来ることはこれくらいなので、お役に立ててよかったです…」

 

しばらく沈黙が続くと、飯島さんの表情が重くなる。

 

飯島『…こんな時に言うのもなんだが、疲れたら遠慮なく休んでいいからな? もし倒れたりしたら、お姉さん…物凄く心配するだろうから』

水希「…わかってます。…飯島さんも気をつけてくださいね。危険な個体に出くわして…もしものことがあったら、奥さん達が悲しむはずですから…」

飯島『ハハ、用心するよ。それじゃ、上には報告しとくから。報酬の件はまた後でな

 

若干ひきつるように笑う彼に笑みを返す。

 

水希「はい。宜しくお願いします」

 

一通り話し終え通話を切る。

 

リヴァイア『あとは買い物だけだな』

水希「だね。まだのんびりしてたいけど…」

 

駄弁っている間にメールを見ようとした途端、また着信音が鳴り響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

電話の相手? それはもちろん!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……例のあの人でございます。はい…。

 

 

イヤダァ!!出たくない(◯にたくない)!!出たくなぁ~い(◯にたくなぁ~い)!!!(切実)

あ…でも出なかったら出なかったで、お先真っ暗な未来へ直行になりそうだしトランサーから真っ黒いオーラ出てるぅ!!(※幻視です)

しかも髪の長いお姉さんが井戸から出てくる映画の曲流れてるぅ!!(※幻聴です)

あーもう! どうとでもなれ!!

 

 

 

 

 

…ってな感じで人差し指と訳のわからん格闘して通話ボタンを押したとさ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あかね『み~ず~きぃ~? 「ひっ…」 アンタ今どぉこほっつき歩いてんのかしら…?』(⌒⌒)

 

案の定、お姉様はお冠でした。

普段見せる愛想の良い笑顔からドス黒いオーラが漏れ出ている辺り…

電話越しでも分かる。ヤバいやつやん!!!

多分これ、買い物サボって遊び歩いてると誤解してるパターンだわ。

とりあえず弁明しよう!そうしよう!!

 

水希「…ちょ、ごめんって! 野暮用で時間かかったんだよぉ」

あかね『何が野暮用よ!! ったく…罰としてお昼ご飯買ってきなさい!』

水希「…うっわ、そう来たかー…」

あかね『え、何か声に出てるけど文句あんの?』

水希「めめ、滅相もないっすよ~ hahaha!」

あかね『声震えてんぞ?』(¬_¬)

水希「キノセイダヨキノセイ」

 

まぁ…()()に比べたらだいぶマシな方か、と

過去に経験したトラウマ同然の記憶がフラッシュバックするが、なんとか会話を繋げようと口を開ける。

 

水希「…ご、ご要望は?」

あかね『久々にハンバーガーが食べたいからよろしく。あと買い物…ちゃんと済ませて頂戴ね?』

水希「りょ~か~い。…はぁぁぁぁ…」

 

通話を切り、重く溜息をつく。

心無しか…メンタルがだいぶすり減った気がしてまた溜息をついた。

 

リヴァイア『お~い、大丈夫か?』(;¬_¬)

水希「うん? あぁ……まぁ、うん…」

リヴァイア『ダメだこりゃ…』

 

心を落ち着かせようと川を眺めていたら…

向かって真後ろの土手から、子供達のはしゃぐ声が聞こえ…振り向く。

確か今日は始業式が行われたはず…だとしたら今は帰る途中で、帰ったあとに何して遊ぶのか話し合っているのだろう。

 

水希「…ここも変わんないなぁ」

 

いつかの記憶を思い返しながら、そう呟く。

 

この町(コダマタウン)で育って20年。

変化が著しい時代、人より刺激的な人生を送ってきたが、この町の景色はほとんど変わらなかった。

今居る河川敷もその一つで、リヴァイアに出会ってからも、事あるごとに立ち寄るほど思い入れのある場所になった。

対岸を繋ぐ車道橋や、いつかの電波塔は…年季を感じる見た目になっていたが、定期的に行われる点検で今でも現役を張っている。

 

変わらず平和な日々が続けばいいのに…と、

心の中で独りごちる。

 

水希「…よいしょっ、と」

 

もうひと頑張りしますか!と立ち上がり、橋の下に隠れ、トランサーを構えた。

 

 

水希「電波変換!―――

 

 

…が、この時は全く気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

??「?……(もしかして、水希なのか!?)」

 

かつての友人である男に、変身する瞬間を目撃されたことに…

 

水希「…っしゃ、行きますか!」

リヴァイア『おう!』

 

 

??「っ、待ってくれ水希!!」

 

 

 

焦りながら土手を下ろうとしたが時既に遅く

ウェーブロードに飛び移る際、電波化させたので男からしてみれば見失ったも同然。

男は橋に近づくと、顔を見上げる。

 

 

 

 

??「……お前、生きてたのか…?」

 

その一言が、僕の耳に届くことはなかった…。

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

~2

 

 

PM 17:50 星河家のリビング

 

 

肘をつき録画したアニメを見ていると、廊下に繋がるドアが開いた。

姉がこちらを凝視している。

 

あかね「…ねぇ。夕飯まだ作ってなかったの?」

水希「……え?」

 

恐る恐る時計を見て、青ざめる。

 

水希「ごめん、今すぐ作るわ…」

 

アニメの視聴を止め、準備に取りかかろうと冷蔵庫を漁りはじめる。

 

あかね「ま、今日は休みだから私が作ってもよかったけどね」

 

クスクスと笑いながらリモコンを取る姉に

 

水希「いいよ、今日は簡単なものだから」

 

と返した。

 

鯖三切れをグリルに入れ、適当にあった具材で味噌汁を作っていると、セットしておいた炊飯器から音が鳴る。

この工程で10分ほどかかり、鯖がいい感じに焼き上がったところで火を消した。

 

水希「……?」

 

冷蔵庫から作り置きの金平を取ろうとした時、急に悪寒が走る。

表情が曇るなか、窓に寄り外の様子を確認するが

…特に何の変化もなく

 

水希「…気のせいか」

 

カーテンを閉めようとした瞬間…

一筋の光がある場所へと落ち、目を細める。

 

水希「…リヴァイア、今の光見た?」

リヴァイア『あぁ。師匠…ペガサスの言った通りなら、ヤツらのお出ましだろうな。…恐らく展望台付近にいる』

水希「…マズいな。あそこには「どうかしたの? さっきからブツブツと」…お姉ちゃん」

 

いつの間に隣にいた姉の方へ振り向く。

 

水希「いや…なんかさ、妙な周波数……人でいう気配を感じて胸騒ぎがしたんだ」

 

胸騒ぎ?と姉が聞き返すとリヴァイアは頷く。

 

リヴァイア『はい。そのわりには妙に懐かしいなと思いましたが…』

あかね「リヴァイアくんまで…」

水希(…懐かしい周波数…か。だとしたらあれは…今は考えても仕方ない…)

 

二人がやりとりしている間、右手でエプロンを脱ぎ捨てる。

まだ彷徨(うろつ)いているなら、波長の合う器を探しているはずだ…。

 

あかね「どこ行くの?」

水希「展望台。…スバルが心配になってきた」

あかね「待ちなさい水希、私も行くわ」

水希「でも」

あかね「いいから行くわよ」

水希「あ、ちょっと!……はぁ、しゃーない」

 

姉の同行はかなり危険だが、今は揉めてる場合ではないため、展望台へと向かう。

 

 

 

 

 

 

 

その道中…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あかね「天地くんから聞いたわよ、アンタが影で戦っていること」

水希「…まぁ、遅かれ早かれ知られるわな…」

 

急に問い質されて口ごもるが、素直に返答することにした。

 

あかね「今のままじゃダメだと思って、鍛え直そうとしてるんでしょ?」

水希「…わかっちゃった…?」(; ̄▽ ̄)

あかね「そりゃね。…私とアンタの立場が逆なら尚更、同じことを考えてたわよ。きっと…」

 

呆れ顔の姉にそれもそうか、と苦笑している間に階段へ差し掛かる。

 

あかね「…一つだけ聞かせて。アンタ…ケジメをつけるために捜しに行こうと考えてるの?」

水希「…うん。でも僕らだけじゃ、不安要素ありまくりだし、頼れる人達の協力が必要だろうけどね…」

 

一段ずつ…ゆっくりと上り進めながら淡々と話す僕を他所に、姉は顔を(しか)めた。

 

あかね「だからって…また失敗したら、余計辛くなるだけじゃない。

それを嫌ほど痛感したなら誰しも、心は折れるはずよ。アンタだってそうでしょう…?」

水希「…まぁね…」

 

小さく呟き、途中の踊り場に立ち止まる。

 

水希「確かに。何だかんだ言っても本当は、もう関わりたくないって嘆いてるのかもね…」

あかね「だったら…!!「でもさ」…?」

水希「自ら首を突っ込んだ以上…このまま何もしないクズに成り下がるより、抗えるだけ抗った方が何倍もマシだと思ってる。…それに――」

 

何年も一緒にいたから分かるんだ…。

 

水希「――僕なんかじゃ、大吾さんの代わりにはなれない」

あかね「……は?」

 

姉は目を見開いた。

 

居候してから二人の表情や精神は多少マシになったが心に穴は空いたまま……否、誰しもがそうだ。

 

大吾さんのような人間は、掲げた理想(生きる意味)の為に相応の努力と実績を積んできたからこそ、付いてきた人だっていた。

…そして(およ)そ関わりのある人は皆、悲しんだ。

 

逆に自分はどうだ。

変に力を見せつけ、出来る人間と勘違いして

その癖…肝心な場面で足を引っ張ってるだけのお荷物だ。

…結果、誰も彼もに恨まれる存在となり、大吾さんに危なっかしいと言われたのも頷ける。

 

 

 

 

自分の愚かさに気づいたからこそ、なおさら大吾さん達のことを諦めきれなかった。

 

 

 

 

水希「…ごめんね。ワガママばっか言って…」

 

姉は片手で頭を押さえ、やれやれと言わんばかりに首を振る。

 

あかね「ほんっと、大吾さんに似てきたわね。 一度決めたら曲げない所とか…」

 

おう、分かってんじゃねぇか。( ̄▽ ̄)

そう心の中で呟くと、つめた~い視線を感じたが気にせず歩を進める。

 

水希「…険しい道とわかった上で、自分の願いのために努力は惜しまなかったからね…あの人は」

あかね「…何を言っても退く気は無いのね?」

水希「当然。…何年かかるか分からないけど、それでも僕なりに償おうと決めたから…」

あかね「そう…。…ならせめて、私達の元へ帰れるように努めなさい。

もし途中で泣き言吐いたら、一発ブン殴ってやるから覚悟しときなさいよ…?」

水希「善処するよ。…出来る限りだけど」

あかね「出来る限りじゃなくて必ずよ! …リヴァイアくん。このバカのお()りはお願いね?」

リヴァイア『はーい、任せてくださーい!』

水希「…ねぇバカとか酷くね? ウチ泣くぞ…」

あかね「勝手に泣いてれば?」

水希「ひっでぇ…」(-_-;)

 

ようやく階段を上りきり、展望台の手前にある広場へと出た。

 

あいつ(スバル)のことだから、星を見る時は見晴らしのいい所にいる筈…と思いつつ歩いた矢先…

 

水希「うわっ?!」

あかね「キャッ?!」

 

急に地面が揺れ、よろめいていると

 

リヴァイア「危ねぇ!!!」

 

実体化したリヴァイアに抱えられ、来た道を引き返すように飛ぶ。

すると、先程いた場所に黒い物体…広場に展示されていた機関車が現れ、一歩遅ければ今頃…突き飛ばされていただろう。

心臓に悪いったら、ありゃしないなぁホント…。

ある程度距離をとると、心配そうな顔をしながら僕らを踊り場に下ろした。

 

リヴァイア「大丈夫か? 二人とも…」

水希「…なんとかね」

あかね「ありがとう。でも、どうして急に…」

リヴァイア「多分、ウイルスの仕業かと…ッ!」

 

リヴァイアが話している最中、汽笛の音に遮られる。

 

水希・あかね「「うるさっ!!」」(**)

 

あまりの五月蝿さに一同は耳を塞ぐが、すぐに止んだ。

原因が何であれ事態が悪化する前に対処すべきと判断し、姉にここから離れるよう伝えると

気をつけてと言われ、姉はその場を去った。

 

水希「……さてと」

 

本日三度目の変身を済ませ階段の頂上付近を見つめると、車両が顔を覗かせるように向き直している。

嫌な予感をしつつ、上空に飛び上がった。

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

~3

 

ふと見下ろすと、煙突からは橙色の光が渦巻いていた。

あれが電脳世界の入り口なら、ウイルスがおイタをしているのも納得がいく。

空中でクルリと方向転換し広場に着地する。

 

水希 (…まずはここら一帯を囲んで、こっちに誘き寄せるか…)

 

右手を階段に向けて掲げると、胸当ての紋章と同じ模様をした水色の魔法陣が現れ、広場を囲うように複数…遅れて展開される。

何かを察知したかのように車両が後退した瞬間…

 

水希「阻害せよ!」

 

発した言葉に応えるように魔法陣が光ると…氷の壁が生え、囲い尽くす。

特に階段側を分厚くしたので、強行突破されない限り町に進入されることはないはずだ…。

そして挨拶代わりに、左手にかき集めた水塊を車体に投げつけた。

 

水希「鬼さん、こちらァッ!!!」

 

勢いよく当たるも、音を立てて弾けただけだが

挑発のつもりなので何ら問題はない。

 

すると機関車は此方へ向き直し、怒り狂うように汽笛を鳴らす。……やっぱうっさい。

 

そう思うのも束の間。

お構い無しに突っこんでくるが、所詮はただの鉄の塊だ。

 

水希「よっ、と…」

 

体の周波数帯を変えて電波化させ、すり抜けることで難なく回避。

少し距離を取ったのちに実体化し、急停車するタイミングを狙って地面に展開させた。

 

水希「捕縛せよ!」

 

そう叫ぶと今度は、氷の鎖と水の縄が射出され、いとも容易く雁字搦(がんじがら)めにする。

一瞬…青い光が煙突に入った気がするが、構わず捕縛に集中を注ぎ、一分も経たぬ間に静止する。

先程の暴れぶりが嘘みたいだか、しばらくは発動した方が良いだろう。

 

リヴァイア『やっと鎮まったか。ったく、一時はどうなるかと思ったぜ。…とりあえず、壁だけ解除しとくぞ?』

水希「うん、お願い」

 

壁が消えていく合間、車両に近づく。

傷はついてないと分かり、ホッと息を吐いた。

 

あとは電脳にいるウイルスを倒せば解決だが、件の青い光のことが気になった。

 

水希(……まさかね?)

 

散々僕達を敵視していたFM星人達(アイツら)が、ここに来て協力するだなんて……普通はあり得ない。

そう考え込んでいると…ポフッ、と左肩に手ヒレが乗せられ、険しくなっていた顔は少し緩んだ。

 

リヴァイア「……どうする?」

 

そんなの…決まってる。

 

あるフォルダから隠密用アイテムことステルスボディを使い、気配を消した。

 

水希「行こ」

リヴァイア「りょーかい!」

 

様子見の為、後に続いた。

 

 

 

 

 

 

 

―機関車の電脳世界―

 

 

 

水希「…お、戦ってる戦ってる」

 

青を基調としたバトルスーツを身に纏う子供を発見した。

子供は今ウイルスを討伐する最中で、オドオドしながらも順当に退治してるようだ。

…よく見ると髪は鶏冠(とさか)のように逆立っており、聞き覚えのある声でバトルカードを使用している。

 

 

水希「…リヴァイアぁ、アイツ…もしかしたらスバルじゃないかと思うんだけど…」

リヴァイア『だろうな。大吾さんと似た周波数を持つとしたら…現状、一人しかいないしな』

 

念のため相棒にも聞いてみたが、同じように勘づいてたようだ。

こうしている間にも倒している。

 

水希「…にしても随分と飲み込みが早いな。まぁ何にせよ、これから上手くやれるかどうか……心配になってきた」

リヴァイア『確かに。…俺も流石に予想外だったわ。いきなり二人目が現れたと思えば、乗っ取られてる様子もねぇし…』

水希「――しばらくは様子見しときますか」

リヴァイア『だな』

 

一足先に現実世界へ戻ったあと、機関車をレールの上に戻してから変身を解いた。

何時になく疲れが溜まりすぎて満身創痍だ。

…早く風呂入って寝たい。

 

水希「…あ、そうだ。メールしとこ」

 

思い出したかのようにメールで

『こっちはもう終わった。それと、スバルは無事だったよ』と打ち、送信する。

 

??「兄さん…?」

 

後ろから呼び掛ける声に反応し振り返ると、戦い終えてウェーブアウトしたであろうスバルが驚いた表情で走って来る。

僕達の存在に気付いてるか否か…考えるのは後。いつも通りに接しよう。

 

水希「おぉスバル! 展望台から変な音が聞こえて、心配で来たけど…大丈夫だった?」

 

対するスバルは肩で息をしたまま、ゆっくりと返答した。

 

スバル「う、うん。実はその時、機関車が暴走してたけど…踊り子みたいな格好をした人が止めてくれたから大丈夫…」

水希「…そっか。無事で良かったよ」

 

丁度いいタイミングで着信音が鳴る。

 

水希「?…メールか」

スバル「誰から?」

水希「お姉ちゃんから」

 

『お疲れ様。ご飯は各自で温めなおしといて』と書かれた文に

『おっけー (*^ー^)b』と返信した。

 

水希「ご飯、各自で温めなおしといて…ってさ」

スバル「ふ~ん…」

 

キュルルと腹の虫が鳴り響く。ワタシチャウデー

 

スバル「もう少し星を見ていたいけど、お腹すいちゃった…」

水希「そんじゃ帰りますか」

スバル「うん!」

 

この後、極度の疲労に耐えながらも夕食と風呂を済ませ、真っ先に布団へダイブしたのであった。

 

 

 

 




機関車の暴走を止めるシーンについて

4話にてリヴァイアが「力を制御するためにペガサス自身が稽古をつけてくれた」と言ったのをヒントに

魔法陣から生成された氷と水を、自在に操る力の併用で出力 威力 形状化の調整を行う技を半ば強引に作りました。


飯島さんのプロフィールを簡潔に書きます。

飯島(いいじま) 隆介(りゅうすけ) 182cm/35歳

大吾さんと同い年で元同僚。若干強面
職場内での服装は流星3のサテラポリスの隊服を使用。
名前の由来→流星3の依頼イベントに出てくる
「よこげり リュウスケ」さんの名字をモジった。
以上

飯島「もう少し詳しく…」
作者「ごめん、無理(燃え尽きた的な意味で)」
飯島 (´・ω・`)
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