流星のロックマン 水希リスタート   作:アリア・ナイトハルト

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原作を見返したのもあってか、意外と筆が進みました。
結構重ためです。

どうでもいい話、主は「魔法少女☆俺」が好きです。



5/4追記: 最後辺りに吐瀉表現ありなので、苦手な方はブラウザバックしてください。




10話 遭遇、そして…

◆◆◆

 

 

水希side

 

〜1

 

4/11 pm.17:00

 

――あれから、3日後の夕方。

 

部屋で音楽番組のラジオを聴く最中、ニュースに切り替わり、流れ始める。

 

〘…ニュースをお伝えします。えぇ近頃…コダマタウンにて、器物損壊事件が多発しているそうです…〙

水希 (…知らない間にそんな事があったのか)

 

続きが気になり、そのまま聞き耳を立てる。

 

〘住民の話によりますと…今日未明、市内にある郵便ポストが破壊されているとの通報があり…、また、今日に限らず…自動車や道路標識など……いずれも赤い物が共通して壊されていることが判明しました〙

 

…赤い物ねぇ。赤い物……なんか胸騒ぎがする。

 

〘これを見て警察側は『ポストを破壊した人物が関係しているのではないか』と、あくまでも人為的なものであると指摘しており…明日から市内を巡回し、厳戒態勢を取るそうです。

住民の皆様も…お出かけの際は十分、お気をつけください。…続いて、交通情報です。――〙

 

大方把握したところでラジオを止めた。

 

水希「…サテラポリスの人達、相当てこずってんのかな…?」

 

リヴァイア『犯人の目撃情報がないとしたら、どうしようもないんだろう、きっと……、リュウさんから電話だぜ!』

 

リヴァイアに促されるままに応答する。

 

水希「どうしたの、こんな時間に」

 

飯島『最近多発してる事件のことでな。そっちは大丈夫か?』

 

水希「平気。特に巻き込まれたりはしてないよ」

 

飯島『それを聞けて安心だよ。……実はな、その事件のことでお前が犯人じゃないかって、一部の人が噂してたんだよ』

 

水希「嘘でしょ……」

 

飯島『無論、ただのでっち上げだとは思うけどね』

 

水希「………」

 

必死なフォローは嬉しいが、正直不安でいっぱいだった。

 

水希「疑われても仕方ないよ。力の使い道を誤ったらロクなことが無いって、嫌ほど思い知ったし……」

 

飯島『そんなに悲観するな。俺も…署長も、君ではないとわかってるから』

 

水希「うん……」

 

飯島『俺も明日、犯人の調査のためそっち(コダマタウン)に向かう予定なんだ。もし良かったら手伝ってくれないか?』

 

水希「もちろん。あっ、それなら報告はメールの方がいい?」

 

飯島『どっちでもいいよ。何か分かったら連絡してくれ』

 

水希「了解。……あのさ」

 

飯島『どうした?』

 

水希「――しばらくの間…ウイルスの討伐は、お休みしようと思ってて……」

 

 

 

 

 

 

それから少しして……署長に話を通してもらうことになり、電話を切ってキッチンへと向かう。

 

水希「…さて、夕飯の準備でもすっか」

 

部屋を出た瞬間、スバルと鉢合わせする。

 

水希「およ?」

スバル「あ…」

水希「…出掛けんの?」

スバル「うん…」

 

今日のスバルはなんか気まずそうにしている。

 

水希「気を付けなよ。最近、妙な事件が起こってるらしいから」

スバル「そうだね」

 

共に階段を降りたあと、スバルは玄関へ、僕はキッチンへと向かい

 

水希「あんま遅くなるなよ〜?」

スバル「わかってるー」

 

互いに言葉を交わすのだった。

 

 

 

 

 

◆◆◆

 

〜2

 

扉を開けると、既に姉が夕飯の支度をしていた。

フライパンで何かを焼く音がここまで聞こえ、おまけに肉の香りが鼻孔を擽らせてきた。

 

水希「あちゃー、先越されたか」

あかね「そりゃあ私だって主婦だもの。あんたに楽しみを取られたんじゃ、生き甲斐がなくなるのと同義よ」

水希「さいですか」

 

パートタイムで働きに出ているとはいえ、時間があれば家事も(こな)すのだから、もうほんと尊敬しかないです。

 

今日のメインディッシュは大好物のハンバーグだと匂いでわかった。どうでもいい話、ソースはおろし醤油派だ。

付け加えの炒めた野菜と一緒にご飯をかき込みたい!

 

お姉様、早ぉっ!早ぉっ!

 

あかね「そんなに急かさなくても、もうすぐ出来るわよ…」

水希「ヘッヘッヘッヘッ」(* ̄(エ) ̄*)

あかね「ヨダレ垂らすな! はしたない!」

 

( ゚д゚)ハッ! いかんいかん…。

机にしがみつくほど興奮したせいか、姉の叱責も右から左へと流れたが、急いで口元を拭う。

あ〜ヤバい。お腹空きすぎてヤバい。腹の虫鳴りすぎてヤバい。

 

そうこうしているうちに料理は完成した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからしばらくして…。

 

 

水希「ごちそうさまー!」

あかね「お粗末様」

水希「はぁ〜美味しかったぁ……――!?」

 

姉が食器を流しに置きに行く瞬間、不吉な気配を察知。

電波体だからこそ、余計に肌で感じやすくなるから困ったものだ。

 

水希 (もう来やがったか…!)

 

なんかもう狙ってるとしか思えないんだけど…。

無いわー。マジ無いわー。

 

スバルはまだ帰ってこないし、ニュースじゃ確か赤い物が………あれ? かなりマズくねーかこれ?

 

水希 (――御免!)

 

何も言わず電波化(ドロン)するのだった。

 

あかね「……あら? 水希…って、食器くらい片付けなさいよ…」

 

 

 

***

 

屋根へと転移し、着地。

 

クラクションが鳴り響き、現在進行形でスバルが車に追われていたが、途中で公園へと逃げたことでやり過ごした。

一方…軽トラは道路上を爆走するのみ。

 

リヴァイア『…独りでに暴れてるとは思えねぇな…』

 

リヴァイアがそう言うと同時に実体化する。

 

水希「…状況は?」

リヴァイア「――能力で確認したところ、車内に子供が二人いる。原因はウイルスの時と変わらん。…どうする?」

 

わざわざ確認を取るように話すが、どうするも何も、…んなの決まってんじゃん。

 

水希「電波変換! 星河 水希、オン・エア! ――

……行くよ!」

リヴァイア「応とも!」

 

変身を済ませ、屋根から強引に荷台へと乗り込む。

 

??「ウヒャッ!?」

??「もう! 今度は何よ!!」

 

風に煽られながらも立ち上がる。

 

リヴァイア『…平気か?』

水希「なんとかね」

 

後ろの窓をノックして、こちらに振り向かせる。

着地の衝撃で怯えさせているが、ひとまず指示を送る。

 

水希「安心して!今から車を止めるから。舌噛まないよう何かに掴まっといて!」

??「は、はい!」

??「あ、あなたは一体……」

 

少年と思わしき子から返事が聞けたので荷台を降りる。

 

とりあえず、向かい合わせにそびえ立つ大木に水を貼り付け…格子状のネットを形づくり硬質化させていると、猛スピードのまま突っ込んできたので離れる…。

そして路面の両脇に魔法陣を数個セット。

 

【挿絵表示】

(※くっそテキトーなイメージ像です)

 

水希「捕縛せよ!」

 

合図と共に鎖で捕えたまま…車両はネットへ突っ込んだ。

 

中から少女の悲鳴が聞こえるなか、上手くせき止めることはできたので、車に近づくが…

 

水希 (――!? さっきまでいたはずなのに……まさか?!)

 

肝心の子供らがおらず慌ててしまうが、一度呼吸を整えて車体に触れる。

 

水希「…〈透視(ビジブル)〉…」

 

そう唱えると一瞬視界が真っ暗になるが、その後すぐに開ける。先程リヴァイアが状況確認に使ったのもこの力だ。

見えた先は……恐らく、この車の電脳空間。

 

水希 (………いた!)

 

最奥部と思わしき所に子供二人と、いかにも元凶でありそうな牛男を見つけ、能力を解除。

 

リヴァイア『……見つかったか?』

 

頷く。

 

水希「助けに行こう。ウェーブ…」

??「あの!」

水希「…?」

 

声のする方に振り向くと、変身体に換装したスバルがこっちに向かってきた。

いつもの調子で話したい所存だが身バレ防止の為、あえて演技をする。

 

水希「驚いた…。キミも電波変換(変身)できるんだね?」

スバル「は、はい…。 そんなことより、車の中にいる人達は無事なんですか…?」

 

軽トラに指差しながら話すスバル。

リアクションを見る限り…正体が僕であることに気づいてなかった。

そのことに安堵するのと同時に首を横に振る…。

 

水希「…此処にはいないよ。厳密に言うと、あの子達は今、電脳世界に引きずり込まれてる…」

 

スバルは目を見開いて驚く。

 

水希「どうする? キミも助けに行く?」

 

しばらく口ごもるが、ようやく口を開けたと思えば…

 

スバル「…行きます。一応、クラスメイトでもあるんで…」

水希「…そう」

 

うおぉぉおん!。:゚(;≧Д≦;)゚:。

よくぞ言ったスバルぅ!

お兄ちゃんめっちゃ感動したぞ!うおぉぉおん!

 

心の声を聞かれないよう必死に押し殺す。

一応言っとくけど…スバルに対して、どこぞのショタコンピエロみたく変態的思考はしてないからね? ね?

 

??「お話のとこ悪ぃが、さっさと行かねーと大変なことになるぜ」

スバル「…! ごめん、ウォーロック…」

 

スバルの左拳にいるウォーロックこと、ライオンか狼か…はたまたブッサイクな熊かもわかんない…なんかの頭が、歯切れ悪く喋りだす。

 

ウォーロック「…スバル。一回コイツぶん殴ってもいいぞ? 俺が許可する」(#^ω^)

スバル「どうしたの急に!?」

水希「気のせい、100パーセント気のせいだから!」

 

そう笑って誤魔化すが、心なしかすんげー形相で睨まれてる気がした。

 

水希「……」

 

逃げるように一足先に電脳世界へ乗り込む。

またアッパーを食らうのはごめんだからね。

向かう途中…リヴァイアの顔だけが画面の外に出てきた。

 

リヴァイア「お前さぁ…さっきロクでもねぇこと考えたろ?」

 

ジト目で睨まれても「なんのこと?」とシラを切ると、リヴァイアは呆れ果てるように顔を顰めた。

 

リヴァイア「……まぁ、安心しろ。後で骨は埋めといてやるから」

水希「逆に不安だし、勝手に殺さないでくれる!?」

 

そうやり取りをするうちに電脳世界へと辿り着く。

スバル達も遅れて到着したし、いつものようにさっさと終わらせよ〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう思っていた時期もありました…。

 

 

 

水希「はぁ…ハァ…、手こずらせやがってぇ…!」

3人 (((…何でかな 凄い寒気を 感じたよ )))

スバル (この後戦う敵が不憫になりそうな意味で…)

ウォーロック (子供の教育によろしくない意味で…)

リヴァイア (モラル的な意味で…)

 

今までに無いギミックの量に半ば精神的に疲弊しておりました。

人生初のロデオ騎乗体験は激しすぎだわ、あちこち回りながらカードキー回収しなきゃならんとかで疲れるわ…。

……おいリヴァイア、なに色々と哀れむような目ぇしてんだよ。むしろ意識だけでもバトンタッチしろやしてくださいお願いします。

 

どうにかなってしまっている僕と比べ、スバルは……意外にもケロリとしてらっしゃる。

変なとこでタフなのが逆に怖いんだけど…。

 

水希「時間かかったけど、やっと辿り着いたね」

スバル「そう…、ですね」

水希「…別に敬語で話さなくてもいいよ?」

 

だって…今ここにいるのは、あなたのお兄ちゃんですから。

 

ここで画面越しの皆様に朗報!

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需要と供給がクソみてぇだって?

気にしたら負けだ(・∀・)

 

 

 

そんなこんなで最奥部にやってきました!

ここまで大きい敵を見たのは初めてなので、ちょっと圧され気味です。

ってか、近くで伸びてる子達って確か巻き込まれた…いや、今できることは

 

考えるより早く、少年と見覚えのある少女…確か白金さんだったな。

二人を抱え、攻撃が当たらないよう離れた。

 

水希「悪いけど、牛さんの相手しといてくれない?」

スバル「えぇ?! 僕がですか!?」

水希「二人を抱えてるし、何しろ…キミ達がどこまでやれるか見たいしね」

 

狼狽えていると、ウォーロックがスバルを見て

 

ウォーロック「大丈夫だ。オレを信じろって!」

 

と自信あり気に言い放った。

 

スバル「でも…」

水希「――構えろ!スバルッ!!」

??「オックスタックルッ!!!」

スバル「ッ!?」

 

牛男の放つタックルをなんとか回避し、そのまま戦闘がはじまった。

 

 

 

 

 

 

 

それから数分後。

一時は押され気味だったものの…、ウォーロックとの融合で得た力を駆使し、無事引き剥がすことができた。

 

……が、元凶である牛は諦めが悪く、駄弁っているタイミングを狙い、スバルに攻撃を仕掛けた。

 

オックス「こんのヤロォ…!!」

ウォーロック「スバル!!」

水希「……はぁ…」

 

瞬間。オックスの喉を鷲掴み、床に叩きつけた。

 

スバル(…すごい! 今の一瞬でアイツを…それに今、僕を守るように動いて……)

ウォーロック (やっぱこいつ只者じゃねぇわ……)

 

スバルには驚かれ、ウォーロックに呆れられてるのを他所に、感情のない笑みをこぼした。

 

水希「お家に帰る前にさ…ひとつお願い聞いて欲しんだけど。いいかな? いいよねぇ?」

オックス (……嘘…だろ…!? このオレ様が…、こんな…貧弱そうなヤツのどこに力が!?)

 

動揺している姿に思わずクスッと笑ってしまい、耳打ちする様に小声で話しかけた。

 

水希「――高みの見物してる王様と、アンタの同僚達によろしく伝えといてくれる?

 

 

 

 

 

 

今後一切…スバル達に危害を与える者は全員、この〈海原の悪魔〉が直々に葬ってやる。言っとくがこれは宣戦布告だ。お遊びじゃねえぞ』ってな…」

オックス「……あ…あ…」

 

オックスは何も言い返さず、真っ赤な見た目が嘘な程に青ざめる。

呆気なさに興が冷めたので、鼻で笑いながら放り捨てる。

 

水希「わかったらさっさと消えてくんない? じゃないと……夕飯用にアンタを捌いて冷凍保存するけど…?」

オックス「テ、テメェ…!! オレ達FM星人に逆らったら……」

水希「暴れたきゃ好きにしていいよ。あっ、そうだ! 見せしめに角もいで体にぶっ刺すのもアリかもね〜。キャハ♪」

オックス「ヒィッ…!!?」

 

臆病風に吹かれたまま、その場を去った。

 

 

水希「さぁて、そろそろお暇させてもら――」

ウォーロック「待てよ…」

 

ウォーロックの言葉に引き止められる。

 

ウォーロック「…立ち去る前に教えろ。だいたいテメェは何者なんだ? 俺達の――」

水希「《――味方をして、何を企んでんだ…?》ってか? 別に大したことじゃ無いよ。大抵は気まぐれでやったことだから…」

スバル「……」

ウォーロック「……」

水希 (…ま、簡単な自己紹介くらいならいっか…)

 

スバルの方へ向き直り、片手を胸に当てる。

 

水希「この姿での名前は〈リヴァイア・コキュートス〉。本名は明かせないけど、()()()()()()()()()とだけ言っておくよ」

 

吐き捨てるように言ったのが癪に障ったのか、ウォーロックは ハッ…と鼻で笑った。

 

ウォーロック「こりゃまた、随分と白々しい態度取りやがるな?」

水希「お互い様でしょ。そっちから仕掛けてこない限り、襲ったってなんのメリットもないしね」

ウォーロック「そうか…。引き止めて悪かったな」

水希「納得してくれて何より。んじゃ、これから頑張ってね…新米君♪」

 

スバルにそう言い、ウェーブアウトした。

 

 

 

ウォーロック「…ったく、いけ好かねえ野郎だぜ」

スバル「でもさ、これでもう襲われる心配はなくなったってことでしょ? 結果オーライだと思うけど…」

ウォーロック「どうだかな…。まぁ、でも……(…大吾の言った通りか。…オックスを追っ払ったときはヴァルゴが潜んでいのるかとヒヤヒヤしちまったが…、下手に警戒すんのは野暮だったな…)」

スバル「――でも…何?」

ウォーロック「何でもねぇ。俺達もさっさとずらかろうぜ?」

スバル「うん…」

 

三人を一箇所に集めてから退散するのだった。

 

 

 

 

 

一方、その頃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水希「……はぁ、はぁ…、!…おぇっ……」

リヴァイア『…大丈夫か?』

水希「大丈夫……でもないや…」

 

いつもの河川敷にて、胃の中のものを戻してしまった。

変身はとっくに解除している。

弟がいる前であんな醜態を晒すとか……、最悪。

 

リヴァイア『ほら、これ…』

水希「…ありがと…」

 

リヴァイアが造ってくれた水塊で口を濯ぎ、ヨロヨロとベンチに向かい横になる…。

 

水希「…ちょっと休むわ…」

リヴァイア『………あぁ』

 

 

 

 

 

『ごめん。ちょっと訳あって帰れない。夜中に戻るから家空けといて…』

 

 

と、姉宛てに送信するのだった。

 

 

 

 

 




日に日に増していくカオス臭…。

Q.作者は普段、ネタづくりにどんなものを読んでおりますか?

A.率直に申すとBL小説でございます。最悪…タグに「腐女子&腐男子ホイホイ」を追加すると思いますねww

流ロクファンの方々に質問。 ぶっちゃけた話…委員長も、ゴン太と同じように戦える展開はありですか?

  • ありだと思う
  • ナシ。むしろ邪道
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